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校長日記
校長:着衣泳と熱中症予防
以前、水の事故から自分の命を守ることは、水泳指導の大きなねらいの一つであることを書きました。
海や川、湖、沼などの自然環境において事故にあうときは、水着でないことが多いです。
着衣による水泳指導では、プール等での水着で泳ぐときと違う難しさを身をもって体験させ、そこから事故にあったときの対応の仕方を学ばせることにあります。
あわてて泳ごうとせず、助けが来てくれるまで長く浮いていることと、見ている人は泳いで助けにいかず、浮くもの(ペットボトルやクーラーボックスなど)を投げて助けることなどを体験しました。
一方、今日の水泳指導で指導者側が注意したのは、熱中症予防です。
暑さ指数(WBGT)が、31以上の場合は、運動は原則中止となりますので、状況を確認しながらの指導となりました。
子供たちはプールが大好きですが、熱中症のことを考えると、『暑いからプールで涼む』というわけにいかず、判断が難しい日々が続いています。
これから夏休みにかけて、ご家庭でも、熱中症には十分注意させてください。(校長 佐和)
暑さ指数(WBGT)については、下記から
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
校長:データ分析による教育
今年度より、1~3年生を対象にMIMを導入します。
MIM(ミム)とは、初期の「読み」の指導における難関である「特殊音節」に焦点を当て、文字や語句を正しく読むことをめざした指導モデルです。
ゆっくりなら読める、ではなく、なめらか(流暢)に読めることが目標です。
それは、なめらかに読むことができないと、教科書の内容の理解に時間がかかったり、読書をしても楽しめないことがあるからです。
今月、初めてのアセスメントテストを実施しました。
今後は、月一回のアセスメントテストと、トレーニングにより、子どもがつまずく前に、またはつまずきが深刻化する前に支援したいと考えます。
1人1台端末により、教育にデータを活用しやすくなりました。
今後も、タイピング検定や、健康観察などでデータ分析を行っていく計画です。
なお、MIMの導入は、株式会社Gakken 様にご支援いただいています。(校長 佐和)
校長:日本の学校には、なぜプールがあるのか?
10年位前の話ですが、シンガポールの学校に視察に行きました。
当時、日本の学校では実現されていなかった、1人1台端末(保護者負担)や教室の冷房もはいっており、充実した設備を持つ学校でした。
シンガポールの学校の先生方と話している際、日本の学校のことを聞かれ、何気なく「ほとんどの学校にプールがある」ということを話したら、たいへん驚いていました。
シンガポールは一年中暑いですし、校庭が狭い学校が多いので、うらやましいといわれました。
日本は、まわりを海で囲まれている島国で、川も多いので、昔から「水練」という泳ぎ方を学習をしていたそうです。
しかし、海で「水練」をしているときに子供が溺れたり、船の衝突により大勢の子供が亡くなる事故(※)が起こったことから、全国の学校にプールが作られるようになったのだそうです。
水泳指導は、万が一の時、水難事故から身を守るために必要です。
また、それだけでなく、「水に慣れて、水と親しむ」ことをめあてに、楽しい水泳の学習を行いたいと思います。(校長 佐和)
※紫雲丸事故(1955年)
旅客船が沈没する事件。修学旅行中の中学生168人が泳ぐことができなくて死亡する最悪の事故になった。この事故をきっかけに、日本政府が学校に補助金を与えてプールを建設し、水泳授業を義務化させた。
校長:ツバメが巣を作ると縁起が良い
昔から、ツバメが巣を作ると縁起が良いといわれます。
大津一小では,今年もツバメが巣を作りました。
なかよしトンネルの巣は、ヒナが生まれました。
ツバメは、人の出入りが多い、栄えている家を選ぶそうです。
毎年ツバメが来てくれるような、みんなが仲よく、発展していく大津一小を創りたいと思います。(校長 佐和)
校長:不思議な植物をもらいました
以前、登校してきた子供から、お花をもらったことを紹介しました。
今日は、不思議な植物を手渡されました。
プロペラのような形に、丸い実のようなものがついています。
おもしろいと思って持ってきたようです。
調べてみると、楓(かえで)の種のようです。
このプロペラ状の種のことを翼果(よくか)と言い、少しずつ乾燥して茶色くなった頃、風に乗ってくるくると回転して着地するのだそうです。
楓が種を飛ばすのは知っていましたが、こんな時期から種があるとは思いませんでした。
植物が子孫を残すための工夫はすごいものです。
また、子供の好奇心や発見力もすごいです。
調べたことを印刷して持っていったら、「知ってたよ」と言われてしまいました。
参りました。(校長 佐和)