校長室より

2023年12月の記事一覧

終業式(校長室より)

体育館で終業式を行いました。

生徒指導の田中先生からはチコちゃん風にお年玉の話から、お金の貸し借り、おごりおごられによるトラブルを避けようと呼びかけをしました。安全主任の長野先生からは交通安全についての話をしました。

校長の話。

2学期の最初に「やる気というのは何かをやり始めてから生まれてくるんだよ、やる気がでるのをただ待ってるだけではやる気は出ないんだよ」という話をしました。ずっと校長室の前にはってあります。


その後、何日かして、6年生のある女の子が「やってみたけどやる気が出ませんでしたよ」って言いに来ました。うれしかったな。「まずやってみた」ということがうれしかった。
どうか引き続きその「やってみる」「チャレンジしてみる」という気持ちを忘れずにやってみてほしいです。

やってみて、やる気が出て、よっしゃーとがんばったとする。でも、できることもあればできないこともある。勉強、友達関係、ゲーム、食べること、何でもかんでもうまくいくことばかりではない。できないことも多いよね。そんな時、「あーもうやめちゃおうかな」「めんどうくさいなあ」という気持ちは必ず生まれる。

 

校長先生の心の中にだって、最後までがんばるぞという強い心と、めんどくさいからやめちゃおうかなという弱い心がある。みんなはどうかな。そしてその強い心と弱い心がいつでもけんかしてる。強い心が勝てば頑張れるし、弱い心が勝ったら諦めることになる。
そうやって考えると、がんばるかあきらめるか、やるかやらないかって自分との勝負なんだよね。誰かとの勝負じゃない。あいつだってやってないじゃないかって人のせいにすることもあるかもしれないけど、人のせいにして逃げてるのも自分で決めてることだからね。

2学期、持久走記録会で歯を食いしばって走ったみんなの顔を見た。ゴールまでたどりついたってことは「つらい」「くるしい」「もうやめたい」という弱い気持ちに「最後までがんばるぞ」という強い気持ちが勝ったということ。自分に勝ったということ。みんな、やればできるんだよ。校長先生はそう感じた。

そんな中、2学期もいろいろな悲しい話が校長室に聞こえてきた。
道具を正しく使わないトラブルや、友達にいやなことをしたり、いやなことをいったり、学校の物をこわしたり、学校の物を窓から投げたり、そのたびに先生やお家の人におこられるのわかってるのになにやってんだろ。

でも、君たちはそういうこともしながら大きくなっていくので、止められないこともわかってるよ、たださ、おなじ経験は何度もしなくてもよいからさ、しっかり反省して同じ失敗は繰り返さないぞ、ぐらいのことは思って生活してもいいんじゃないかなと思っている。

自分の弱い気持ちに負けないところを持っている君たちだから、やればできることはたくさんあるはずだよ。3学期も「みんなでつくる楽しい学校」に向けてがんばろう。

1月9日元気に会いましょう。

(今学期最後の給食の様子です。おいしそうに楽しそうに食べていました。)

保護者のみなさん、地域のみなさん、2学期も色々な場面で、ご理解ご協力をいただきありがとうございました。冬休みに入ります。ご家族皆様、健康に気をつけて良いお年をお迎えください。

学期末(校長室より)

通知表のない2回目の学期末です。

授業やテスト、ネットモラル、レクなどそれぞれの学年、学級で4時間を過ごしました。

5年生が体育館で学年レクを行っていました。

とても楽しそうな雰囲気でした。

一緒にやりましょう、なんて声をかけてくれた子もいました。

全体としては楽しそうでしたが、仕切っていた田地野先生が、手を止めて子どもたちに語りかけました。

「今日の最初のルールって何だっけ」

「楽しむこと」

「そうだよね。でも楽しむって言ってもみんなが楽しめなくちゃいけないよね。誰かが楽しめずに悲しい思いをしてしまったとしたら、それは違うよね」

というような内容でした。

このホームページの頭にも、「みんなでつくる楽しい学校」と書いてあります。同じことです。

悪ふざけ一つとっても、やってる方は楽しんでいて、やられてる子がどういう気持ちかを考えずに起こるトラブルはよくあります。

今回のように、行うだけで楽しいレク。そこにも必ずルールはある。

生活の中でだってみんなが楽しむために守らなければならないルールはある。これは土南部小に着任して、最初の始業式で各学年ごとに集まってもらって話したことでもあります。(コロナで一斉に集まれなかったので。)

そしてそのルールを「自分がされていやなことは人にしない」としたわけです。

明日の終業式でもこの話をしようと思っています。

レインボーウォーターをつくろう(校長室より)

5年生の理科です。


綺麗です。見た目だけで、子どもたちの興味関心がわいてきそうな気がしませんか。

なんと塩水でつくるのだそうです。

塩分濃度が違う3種の色水は、その重さにより、層に分かれてこのようになるのです。

もちろんかき混ぜたら、混ざってしまうので作業は慎重にです。

 

「物のとけ方」の学習した5年生ですが、理科教育支援員の松浦先生の案で、このような実験をすることになりました。


まずは指定された濃さの食塩水をペットボトルで作りました。その後、その食塩水をもとに3つの濃さの食塩水をつくり、先生からプリンタインクで色をつけてもらいました。


後は、薄い食塩水から順番に試験管に入れていきます。ここに成功するための大事なポイントがあるので、全員を前に集めて説明をしました。ちゃんと聞けたかな。

班に戻り、一人一人挑戦です。濃さが一番薄いものから入れていきます。次の濃さのものは試験管の底までピペットをゆっくり入れ静かに空気が入らないようにゆっくり入れていきます。すると、最初に色が上の層として上がっていきます。

力加減が難しそうで最初混ざってしまった子もいましたが、仕上がりが綺麗で達成感があります。

子どもたちが最後まで興味を持って取り組んだ実験でした。

やってみたい、調べてみたい、解いてみたいと思うような知的好奇心を喚起するネタがあると、子どもたちはこんなに熱心に取り組むのだなあ、と感じる時間でした。

 3クラス、昨日と今日でこの実験を行いました。(写真は2組の様子です。)

土南タイム(校長室より)

2学期最後の土南タイムでした。

心の安定に関わる「安心ホルモン」と言われているセロトニン。心の安定につながるなら少ないより多い方が良さそうです。

増やすためには「適度な運動」「よくかんで食べる」などがあるそうですが、「日を浴びる」ことでも増やすことができるということで、「外に出る、日を浴びるって大切なんだな」と感じます。さらに適度な運動もできれば、さらにホルモン分泌に影響が出そうです。

 

 今日は、薄曇りで、太陽さんさんという感じではありませんが、効果はあるでしょうか。

 

外で遊ぶことの意味なんて深く考えることなく遊んできました。でも、体や心に良いこともあるのですね。

 今日も、しっかり遊んで、安心ホルモンたっぷりな子どもたち。 

もちろん、休み時間は自由な時間です。中で遊んでいても良いのです。楽しく過ごしてくださいね。

持久走記録会と安全対策協力者情報交換会(校長室より)

急に12月らしくなった今日の朝一番で、持久走記録会の救済および再走を行いました。


スタートしてから低学年は外回り2週、中学年は大外周り3週、高学年は大外周り4周をしてから内側に入ることになっていますが、第2回の記録会において、職員の不用意な発言がきっかけとなって多く走ることになってしまった子どもたちがいました。一生懸命走っていたにも関わらず、混乱させるようなことになってしまい申し訳なく思っています。


抜いたり抜かしたり走っているうちに、今何周走ったか、今何周目なのかがわからなくなってしまい不安な気持ちを抱えた経験は私にもあります。大人側が、数え間違わないような工夫をすることはできたと思っています。

こういったミスが起こらないような工夫をした上で安心して実施できるように改善していきます。

冷たい空気の中、子どもたちは一生懸命最後まで自分のペースで走りました。立派でした。足を運んでくださった保護者のみなさん、ありがとうございました。


その後、9時から、地域のエンジョイパトロールの代表の方やPTA総務、PTA地区担当の方々に集まっていただき、安全対策協力者情報交換会を行いました。

顔見知りになってあいさつを交わすことができるようになったことをうれしいこととして報告をしてくださる方がいたり、あいさつによるつながりの大切さを感じる時間でした。

今の時代、「知らない人からの」「知らない人への」声かけはとても難しい部分があることも確かです。地域の方が、たくさんの子どもたちと顔見知りになって、声を安心してかけ合うことができる地域になることは素晴らしいことだと思います。

参加してくださったみなさん、引き続き子どもたちの見守りについてよろしくお願いいたします。

第3回学校運営協議会(校長室より)

2階コミュニティルームで学校運営協議会を開催いたしました。

ご多用の中、役員のみなさんにお集まりいただいました。

会長の西條さんからは、各役員のみなさんへの感謝の挨拶がありました。

今年度も、なかよしジャングルの下草刈り、丸つけ隊、見守りたい、岩石園整備など、活動の中心となっていただきました。

「地域の力を学校に」を合い言葉にここまで進めてきました。学校がしなくても良いかもしれないことを地域のみなさんにお願いすることで、教職員が子どもたちに向き合える時間を増やす、という働き方改革にもつながる部分が目的の一つでもあります。

今日も、貴重な時間となりました。ありがとうございました。

 

今週も金曜日が終わりました。

欠席状況は高止まりの状況が続いています。学校に来ているのは元気な子である、という前提で生活は続いていますが、突然の発熱や体の不調を訴えて下校する子もいます。

 

 特にお休みが増えているクラスには今日注意喚起のお手紙を配付しました。

明日予定していたPTA主催の土南部まつりは残念ながら中止となりました。まつり用に景品として用意していた物をPTAの担当の方々が、今日手作業で小袋に入れてくださいました。それをクリスマスプレゼントとして一人一人に配付しました。ありがとうございました。

3年生校外学習(校長室より)

3年生が房総のむらへ校外学習に行ってきました。

10月予定だった行事ですが、校内全体的に体調不良が増えてきた頃で、さらには、校内音楽発表会も予定していた時期だったので止むなく延期して今日になったものです。

天気は良く、日差しも暖かい1日でした。

到着後、3つの体験グループに分かれました。どろめんこ、千代紙ろうそく、畳コースターの3つです。

どのグループの活動も、取りかかりやすく、できあがりの形もしっかりしているので、体験としてもお土産としても良い物だなと感じました。

子どもたちは、熱心に作品を仕上げていました。持ち帰った作品をご覧になってください。

 

その後は、広場でクラス写真を撮り、グループごとに前半の敷地内見学をしました。

 

広場に戻ったら、待ちに待った昼食です。保護者のみなさん、朝早くからお弁当の準備をありがとうございました。

おやつの時間もしっかりとって、満足の時間となりました。

 

午後は、後半の敷地内見学をしました。

 

グループごとに回り、はぐれたり、忘れ物をしたり、それぞれいろいろなドラマがあったようですが、無事に回ることができたようです。

 

全ての行程が時間通りで、安全に気をつけて終えることができました。

先生方、朝早くからお疲れ様でした。

最後に、この時期に延期したことで、参加できなかったみなさんには申し訳ありません。ゆっくり体調を戻してくださいね。

図書室(校長室より)

図書室前にこんな掲示物があります。

クリスマスツリーのような形です。

アドベンドカレンダーというもので、クリスマスまでのカウントダウン用のカレンダーなのだそうです。めくるとそこに本の紹介があって楽しい掲示物です。学校図書館指導員の須山先生がつくりました。

柏市では、学校図書館指導員が各学校に1名ずついます。

図書室の整備や、図書指導などをしてくださいます。

今日は、学校図書館指導員の仕事の様子を、柏市教育委員会のアドバイザーの笹間先生が見に来てくださいました。

 図書室では、5年生がお気に入りの本を選び、帯かポップを作るという授業をしていました。担任の先生と指導員が協力しながら授業をしました。

子どもたちは、友達に紹介したい本を選び、作業に取りかかりました。

(紹介したい本は、ある程度決めてあったそうです。)

困ったことは先生に聞きながらアドバイスをもらったりして進めていきます。

国語の教科書に載っている活動です。この活動が本との良い出会いのきっかけになることを願いつつ・・・。

とは言うものの、6月にも書きましたが、本との良い出会いのタイミングは1人1人によって時期が同じではありません。みなさんは本と良い出会いをしたのはいつでしょう。私は大学生の時でした。小学生の時は、字が多い本を読むのはとても苦手で、読書の時間はいつも同じような本ばかり読んでいました。

本に関わる楽しい活動や、季節にあった素敵な環境の中で、いつか、本との良い出会いをするために、「嫌いにさせない」「無理をさせない」ということは意識していきたいと思っています。

職場体験と京葉ガス出前授業(校長室より)

今日から2日間、逆井中学校の生徒2名が職場体験をします。

2年前に本校を卒業していった2人です。

それぞれの教室で、懐かしい小学校生活を別の視点で見ることで、きっと多くの学びがあることでしょう。

「つかれました」と言って帰って行きました。お疲れ様。明日も待ってます。

良い体験になりますように。

 

4年生対象に京葉ガスの出張授業を行いました。3名のスタッフの方をお招きして各クラス1時間ずつの授業を理科室で行いました。

テーマは「ものの燃え方と炎のチカラ」です。

 

ガスメーターの2つの役割についてとポリエチレン管でできているガス管についての話から始まりました。

その後は、火と人類の歴史について、画面を見ながら説明がありました。

子どもたちは、お話を聞きながら、その反面、机の上あるものが気になっていたようでした。何かを焼くみたいですよ。

いよいよそのための説明の時間が来ました。みんなで前に集まりました。

真剣によく聴き、よく見ています。失敗したくありませんから。

何をするかというと・・・。

おせんべい焼き体験です。

ガスの火を使って、班のみんなで協力して焼いていきました。

焼くときには、ゴーグルとトングを使用しました。

全体に焼き目がつくように気をつけながら焼いていきました。理科室全体がおせんべいの焼ける良い香りで満たされていきます。

おせんべおせんべ焼けたかな、という手遊び歌がありましたが、見た感じや香りが手がかりになります。

 よし、焼けた、と判断したら、火を止めて、醤油をぬります。これも交代しながらの作業でした。

みんなで焼いて、みんなで醤油をつけて、いよいよ・・・

おせんべいなので、上手に割れなくても仕方ありません。誰も文句を言いません。その後はじゃんけんしてお気に入りのかけらをとって「いただきまーす」です。

「おいしかった」「醤油をつけすぎた」など、色々な感想が聞こえてきました。

ガスメーターやガス管について知り、火の歴史に触れ、ガスの火を使ってせんべいを焼き、食べる体験をするという子どもたちにとって大変興味深い時間になりました。

京葉ガスのスタッフのみなさん、ありがとうございました。

(写真は4年1組の様子です。)

青少協4校合同音楽会と今日の様子(校長室より)

土曜日に南部中を会場として、青少協主催の4校合同音楽会が開催されました。

 

土南部小、逆井小、逆井中、南部中の音楽での交流会です。ここ数年、観客数のコントロールなどを行いながら、交流を第一の目的として工夫して行ってくださっています。

 

本校の音楽部は、市内音楽発表会でも行った、カスタネット、合唱を含めた4曲を披露しました。

 

音楽と言っても色々なジャンルや、表現の仕方があり、そこが音楽の面白さだと思います。

 

どの学校の児童、生徒も、日頃の練習を生かし、一生懸命に発表していました。

最後には4校児童生徒での「COSMOS」の合唱もありました。中学生男子の声がしっかりと曲全体を支えていて素晴らしかったです。

 

スタッフのみなさん、今年もありがとうございました。各校のみなさん、ご苦労様でした。引率の先生方、お疲れ様でした。

 

 さて、2学期の登校も残すところ10日となった今日ですが、欠席児童が増えています。

1クラスは明日から2日間の閉鎖を決めました。(該当クラスには午前中にメールを配信しました。)

「学校には元気な子どもたちが来ている」というのが前提ですので、クラスの人数の2割が休んだら閉鎖、というように機械的に判断することはありません。

朝の健康観察の結果が各クラスから保健室に上がってきます。学校でうつしあってはいないか、今後広がる可能性はどうか、というようなことを欠席の傾向から養護教諭が最初に読み取ります。

 

その後、養護教諭が校長のもとにその考察を報告に来ます。管理職と養護教諭で判断をし、学校医の先生のご意見を伺います。

 

今日は、業間休みには学年主任の先生方に集まってもらい、閉鎖学級のお知らせと、欠席児童が多めのクラスへの学校での過ごし方についてお願いをしました。内容としては、手洗いうがいの励行、マスク着用、交流活動を控える等です。

 

寒さもこれからが本番です。体調管理については引き続きご協力をお願いします。体調に不安がある場合は決して無理をせずに診断を受ける等、ご対応をお願いいたします。今日、全校にこの件で注意喚起のメールを午後2時過ぎに配信いたしました。

ご確認ください。

つくし特別支援学校との交流(校長室より)

6年の子どもたちと、交流会のためにつくし特別支援学校へ行きました。

この日のために総合的な学習の時間を使って準備を進めてきました。今回は、土南部小が主体で行う交流会です。

出発前に校庭に集まった子どもたち何人かの手には、交流会で使う様々な小道具がありました。

今日を楽しみにしている反面、緊張している子どもたちの様子が感じられました。

交流会の窓になった相澤先生から、今日の交流会の目的の確認がありました。

子どもたちの緊張をほぐしてくれるような暖かな日差しの元、車に気をつけながら歩いて行きました。

学校に到着し、準備を整えます。

体育館で、10分弱の短い時間を使って、動きの確認など最終の打ち合わせをグループごとに行いました。

本番ギリギリまで、子どもたちの緊張は続いているようでした。

交流は、各教室で行いました。前回と同じ場所の学年がほとんどです。1年生から6年生の各学級に4人ぐらいの6年生がグループで入ります。

活動の様子は、つくし特別支援学校の個人情報の関係で写真に残しませんでした。

その代わり、この目で、各教室での活動の様子をしっかり見てきました。

各クラスには担任の先生が3人ぐらいいて、盛り上げ役になってくださったり、活動を支えてくれていたので安心して活動できたという部分は大きかったとは思います。

 それにしても、一生懸命活動する6年の子どもたちは、穏やかで優しい眼差しで、笑顔いっぱいの姿を見せていました。見ている方までうれしくなってしまうような活動ぶりでした。もう、ただただ立派、そう感じました。

活動が終わって、控え室である体育館に戻ってきた子どもたちには、終わってほっとしたという開放感がありました。「やるだけやった」「楽しかった」という声も聞けました。

いよいよつくし特別支援学校をあとにしようと玄関外に整列していたとき、校舎の窓から、何人かの子どもたちの「ありがとう」とか「また来てね」という声が聞こえました。目をやると、教室の窓のところで、こちらに向かって手を振っていました。

この4枚の写真は、その声に応えていた6年生の姿です。

交流会としては大成功だったのではないか、この様子を見ただけでもそう感じました。

帰校後、相澤先生からは、「今日得た一人一人の心に残ったことは今後につなげてくれたらうれしい」というメッセージと、「相澤本人があちらの学校でたくさんの感謝の言葉をいただいたけれど、それは本来みなさんに伝えたいことなのでかわりに私からお伝えします。」という言葉と、「よくがんばりました」というねぎらいの言葉が伝えられました。

子どもたちにとって大変貴重な体験になりました。

つくし特別支援学校の校長先生をはじめとする教職員のみなさん、子どもたち、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。6年生のみなさん、ご苦労様でした。そして、相澤先生、6年の担任の先生方お疲れ様でした。

書き初め練習会(校長室より)

今日と明日で書き初めの練習会を行います。場所は体育館です。

 

講師は戸沼先生と言って柏市で校長先生をされていた先生です。

「昨年度も来てくれましたよね」と6年生が声をかけていました。よく覚えていますね。ちなみに、卒業証書の子どもたちの名前も書いていただいています。今日は4年生と6年生でした。

姿勢についての説明から始まりました。

 

その後は、戸沼先生が指導用に作ってくださった動画を見ながら、説明を付け加えて子どもたちに練習をさせていきました。ただ、今年の練習の仕方は去年までと少し違います。

まず、何も教わっていない状態でお手本を見ながら1枚書いてみます。それは最初の自分の作品として残しておきます。

 

次に、1文字ずつ、丁寧に動画を見ながら子どもたちにポイントを伝え、確認しながら普通の半紙に練習をしていきます。

そこまで行って、やっと1文字を完成させます。指導の細分化という言い方があります。ゴールまでを一気にさせるのでなく、細かい手順に分けて少しずつ完成に向かうということです。

図のような、階段でゴールに向かうことをイメージしたとき、BのほうがAよりも優しい階段、誰でもたどり着きやすいことがわかると思います。

どちらの学年の子どもたちにも優しく声をかけながら指導してくださいました。子どもたちも先生の話をよく聞きながら、練習に励みました。

限られた時間ではありましたが、今日学んだやり方で本番までの練習や年明けの本番に生かしてほしいと思います。

 

戸沼先生、本日はありがとうございました。明日もよろしくお願いいたします。

ただいま成長中(校長室より)

保健室の前の掲示板に色々な掲示物があります。

ふと、目にとまった掲示物。


たった1つの「自分がされていやなことは人にもしない、言わない」というルール。校長としてこの1つについて子どもたちにも伝え始めて2年目になります。

子どもたちは、必ずあちこちで何かしらで人との関わりを持ちながら生活しています。

そして、学校という場所で起こるトラブルの多くが、ちょっかいを出したり、余計なことを言ったり、という「自分もされたらいやでしょう」「自分も言われたらいやでしょう」ということがきっかけです。

もちろん残念ながら悪気がある場合もあるし、そんなつもりはなかったという場合もあります。

実体験が少ないことで自分事としてなかなかとらえられない子どもたちにとっては「相手がどう感じるか」は理屈ではなく想像力に関わることでもあるのでイメージできないことも少なくないと思います。わかっていても考えなしで反射的に動いてしまうこともあります。


人間関係でたくさんの失敗を重ねてやっとわかっていくことなのだろうと思います。だから、ルールとして掲げて、「そうなってほしい」と願うことはできても、全員ができるように管理することは難しいことだと思いながらそれでも子どもたちには伝えています。

もちろん子どもたちの中には、コミュニケーションの取り方が未熟で、相手が嫌がりそうなことをしたり、言ったりすることで距離を縮めよう、気を引こうとする子もいます。そういった場合は「仲良くなりたかったんだよな」と声をかけて本人の気持ちをそこに落ち着かせる指導をすることもあります。

わかっていても、知っていても、なかなか上手に行動できないのが子どもです。今日は行事のない静かで落ち着いた1日でしたが、20あるあちこちのクラスではきっと何かがあったでしょう。成長まっただ中の子どもたちです。

(写真は、今日の子どもたちの様子で、本文の内容とは直接関係ありません。)

持久走第二次記録会(校長室より)

持久走第二次記録会を行いました。

太陽は雲の向こう。気温の低い午前中でした。

限られた期間ではありましたが、ここまで練習を積み上げてきた子どもたち。

走るのが好きな子もいれば、そうでない子もいます。走るのが得意でも、不得意でも、ゴールにたどり着いたことが素晴らしいと思います。「自分のスピードで最後まで行けば良い」ということは、どの学年のスタートでも子どもたちに伝えました。途中でやめてしまうことなくみんな完走しました。

 スポーツの良さは、仲間と一緒に取り組むことで、ともにに高め合ったり競い合ったりという部分もありますが、「自分との勝負」という部分もあります。

順位は、誰かが上がれば、誰かは下がります。みんなで上がることはできません。「戦うべきは昨日の自分。」試走の時の記録を縮めることができたら、それが成長です。学校としてはそこを大切にして取り組んできました。

そして、最後に体育主任の田地野先生が子どもたちに「結果はどうあれ、今日走った人は間違いなくがんばった人だ」という言い方で声をかけていました。成長も大切だけど、記録云々はとりあえず置いておいて、今日がんばったみんなが素敵だったぞ、ということを伝えたかったんだろうなと、その言葉を聞いていて思いました。

もちろん、昨年度から、記録会を2回行って自分の成長を見ることを目的としているので、一人一人記録にも目を向けてくださいね。どうだったかな。

寒い中、たくさんの保護者のみなさんにご来校いただきました。子どもたちへの声援ありがとうございました。保護者のみなさんに見ていただいたことは子どもたちにとって大きな励みとなったはずです。


そして、最後の最後まで、子どもたちを励ましながら準備を進め、今日もそれぞれの役割を果たしていただいた先生方、ありがとうございました。寒かったですね。お疲れ様でした。

2年生バスの乗り方教室(校長室より)

今日も元気な土南部小の子どもたち。

持久走カードへのサインは忘れずにお願いします。

 

2年生対象に「バスの乗り方教室」を行いました。

 

柏市役所交通政策課の事業です。担当のお二人がお見えになりました。

武田さんと田口さんです。

 

色々な人が乗る「バス」という乗り物について、その良さなどを教えていただきました。説明だけでなく、○×クイズをしたりしながら楽しくわかりやすい時間になりました。

バス停の秘密や、お金の払い方なども教えていただきました。担当の方の呼びかけ、問いかけに対する子どもたちの反応は元気で大変良かったです。移動もてきぱき上手にできました。

 

そして、体育館での説明の後は、実際に来てくださった松戸新京成バスでの体験です。

整理券をとってバスに乗り込むという体験をしました。

やはり、本物に触れるという体験は大切です。

バスの中でも、実際に椅子に腰掛けたり、吊革につかまって立ったりしながら説明を聴きました。

体育館で聞いた優先席の説明も実際に見ながらだとわかりやすいですね。

 

今日のバスの乗り方の中で、お金の払い方、両替の仕方などもそうですが、体験しないとわからないことは子どもたちの周りにまだまだたくさんあります。

 

話はちょっと変わりますが、校舎内を見回っているときに子どもたちが使っている男子トイレも確認するのですが、流していない状態を見ることがあります。「流し忘れ?」と思う反面で、最近のトイレには「立ち上がると自然に水が流れるタイプ」があることを思い出します。物心ついてから、お家でそういったトイレに慣れていたら、自分で流すという経験がないまま大きくなります。そういった場合、流し忘れは起こって当然です。

色々な場面での体験、その一つ一つを積みあげながら、できることが増えていくというのは良いことですね。

市役所交通政策課のみなさん、松戸新京成バスのみなさん、今日はありがとうございました。

いよいよ師走(校長室より)

令和5年も12月、最後の月を迎えました。

実りの秋から、冬に突入です。寒さに負けず、元気に走る子どもたち。

5月にコロナが5類になり、マスク生活も昔のことのように感じます。マスクを外した子どもたちの顔が当たり前のように見られるようになって半年になります。

コロナの頃のように必要以上にピリピリすることはありませんが、風邪や感染症が流行する季節ですから予防などに気をつけるのは変わりません。

 

また、暗くなるのが早くなったり、年末ということで世の中が気ぜわしくなったりして、交通事故にも注意が必要です。放課後の過ごし方や、道路の歩き方、自転車の乗り方などについては、冬休み直前の指導だけでなく、日常的に子どもたちに呼びかけるよう職員には伝えています。

12月も、持久走記録会、書き初め練習会、待ちに待った3年生の校外学習など、行事も控えています。引き続き、病気やけがに気をつけて安全に過ごしたいですね。良い週末になりますように。

 

今日は掃除の時間の最初に子どもたちに呼びかけました。

掃除は「みんなで20分、自分たちが生活している学校を綺麗にしよう」ということで行っているものです。

残念な話ですが、掃除の時間に、掃除をせずに友達と話をしたり、遊んだり、こそこそさぼったりしている人がいるということを聞いています。

掃除をしない、はだめです。

では掃除の時間に掃除をしない人は、しなかった分、いつ掃除をしますか?
次の日の業間休みや昼休み、みんなが遊んでいる時間にかわりに掃除をしますか?
校長先生は、みんなで掃除をしている時間にみんな一緒に掃除をしてしまうのが一番良いと思いますが、みなさんはどうですか?

1回20分、週に3回、一生懸命学校を綺麗にしちゃいましょう。というわけで今週最後の掃除です。がんばりましょう。