令和3年度(R4.4.11まで)

令和3年度 校長室より

心の成長(校長室より)

5年生の保健の学習で「心の成長」というものがあります。
心ってどこにある?なんて質問を子どもたちにすると、胸を押さえたり、胸を指さしたりする児童もいます。これ、気持ちはわかります。でもそこには心臓がある。ということは心とはどこにあるのでしょう。心=脳ということになり、「心の成長」とは「脳の成長」ということになるわけです。教科書には心の働きとして「感情」「社会性」「思考力」とあります。これらがバランス良く成長していくことが大切なわけです。
人は独りぼっちで生まれて、まず最初の段階では家族の中で守られるようにして生きていきます。

家庭によってその後は様々ですが、数年後、いずれは子どもたち誰もが、保育園・幼稚園・学校などで家族以外の中で生活する時間が増えていくことになります。「社会に出れば7人のなんとかが」なんて言われることがあるように、家庭は安心できる場所、外は修行の場所とでも言えるでしょうか。子どもたちにとっての修行が始まるわけです。
外では、必ず人との関わりが生じますから、自分の好き勝手にやっているだけでは立ちゆかないことが増えていきます。

1年生より、2年生、3年生と学年が上がるに連れて、子どもたちを取り巻く人間関係は単純なものばかりではなくなっていくものです。家庭では保護者のみなさんの、学校では教職員の、できる限り暖かい見守りの中で「目の前の問題を自分で乗り越えていく」ことを目指すことが求められます。それは、いつか訪れる「自分で生きていく」ための修行と言って良いでしょう。
学校という場所で、いろいろな子どもたちの中で生活しながら「感情」「社会性」「思考力」をバランス良く育てていきたい、育っていってほしいと願いつつ、子どもたちへの関わりを続けている土南部小です。

今日も多くの児童が自分のすべきことにがんばって取り組んだ1日でした。

週明け(校長室より)

明日が県民の日でお休みのため、今日は休みに挟まれた月曜日でした。
天気はすっきりしない予報でした。

元気に登校してきた子どもたちが多くいて安心しています。
週の初めなので、今週の当番の確認をしているクラスがありました。

自分のすべきことをきちんと行うために、自分の目で確かめることは大切なことですね。がんばってくださいね。

今日は1年生が学校探検をしました。前回のように担任の先生と歩くのではなく、自分たちだけで興味のある場所へタブレットを持って、出発です。
校長室へ来たあるグループです。

自分たちが、どこに興味を持ったのか、何に興味を持ったのかを写真で残すようです。

なかなか難しい作業だと思います。
「何を撮ればいいんだろう」と悩みながらタブレットで写真を撮っていました。

自分の興味に向き合うわけですから、一人一台ならではの使い方と言えます。落とさないように支えながらシャッターを上手に押していました。
今までなら、この後教室に戻り、友達に伝えるために、その風景の絵を描いたりするところですが、きちんと写真に撮ってあれば、これがそのまま発表資料にもなります。
便利ですね。

探検が終わった後は教室に戻り、撮ってきた写真を見ながら、ワークシートで発表原稿を作っていました。

学校にはたくさんの人がいて、たくさんの教室があります。今回の探検で、自分の足で歩いて見たことがこれからの生活に生かされることでしょう。

明日は千葉県民の日で、子どもたちはお休みです。「郷土愛を育み、魅力を再発見する」日です。昨年度は、授業が遅れないように課業日として登校しましたね。健康や安全に気をつけて良い1日になりますように。

県民の日ちばワクワクフェスタ2021/千葉県

↑このようなオンライン配信もあります。よろしかったら覗いてみてください。

上記の動画の配信は5月にすでに終っており、後日配信はあるものの本日の配信はありません。きちんと読まずに失礼いたしました。

玉どめ玉結び(校長室より)

5年生から家庭科の学習が始まっています。
裁縫セットの中に練習用の布が入っていて、針と糸でいろいろな練習をします。

針に糸を通すところから裁縫のスタートで、玉結び、玉どめが基本です。
これができないと縫っても糸が抜けてしまいますから。

できる側からするとなんてことのない作業でも、初めての子どもたちにするととんでもなく難しい作業です。指先の細かい動きが必要なので、イライラする気持ち、わかります。もうやだー、という気持ちもわかります。

自分で何度も挑戦し、それでも失敗が続いて、ある時にやっとこさできる。さらに繰り返してきれいにできるようになる、という積み上げが必要な技術です。特に縫い終わりの玉どめは難しい。(手先が器用ではなかった私は小学校時代には体得できませんでした。針を糸から抜いてしまい、適当に2回ぐらい結んで終わり、と形を整えて(ごまかして)やり過ごしていました。止まっていれば良いわけで・・・。今はできますよ。)


今日は5年1組の子どもたちが集中してがんばっていました。立派です。その姿を見ていたら思わず手助けしたくなり、私も担任の先生とともに何人かに隣で手本を示しながら取り組ませました。子どもたちは苦労していましたが、限られた時間ですので、すぐにできるものでもありません。あきらめずにがんばってほしいです。がんばれ、5年生。

1年生学校探検(校長室より)

1年生が学校探検をしました。
今日は各クラス担任の先生と回りました。

例年だと2年生と1年生でペアをつくって、2年生にとっても学びになる学校探検。
今はまだ、まん延防止等の措置期間で、他学年との交流を中止しているため、このような形で実施としました。

1年生の担任が、各部屋に表示をするなど子どもたちにわかりやすくするための下準備も万全です。


校長室にやってきた子どもたちは、始めて入る部屋に緊張した面持ち。


短い時間でしたが、貼ってある写真、掲示物をキョロキョロ眺めながら、部屋を後にしました。
「失礼します」「失礼しました」をきちんと言えた子どもたちもたくさんいました。

今日はまずみんなであちこち回ってみる日です。次回はグループごとに子どもたちだけで探検することになっています。慌てず、走らず、上手にまわれますように。


10時から校長室ではコミュニティスクールの会議に向けた打合せを、会長の入道さん、学校教育課の五味田先生、田邊さんと行っていましたが、遠慮なく探検してもらいました。


学校にどんな教室があるのか、どんな先生が働いているのか、今回と次回の2回まわることでわかると良いです。

水分補給(校長室より)

柏で生まれ、柏で育ち、ずっと柏の水を飲んで生きてきました。今でも1日1.5リットルを目安に校長室の水道でペットボトルに汲んだ水を飲んでいます。

夏も冬も、季節に関係なく水分補給は大切であると言われています。「喉がかわいたな」と思ったときはすでに脱水症状の初期である、と聞いたこともあります。


熱中症には一度なったことがありますが、その時の状況は「柏ー千葉間、2tトラックでの楽器運び」の時でした。夏でしたが、そんな広くはない車内で冷房をかけていて快適だったため、水分補給を怠ったのが原因です。大人なのにお恥ずかしいことですが、以後その失敗経験は生かしています。


数年前に、運動会の閉会式後に熱中症の症状で救急搬送した児童の水筒を確認したら、ほとんど減っていなかった、という経験もありました。自己管理が難しい6歳から12歳の子どもたちですから、任せっきりにせず、声をかけるだけでなく、確認することも大切であることを学びました。


水筒の中身についてはいろいろな考え方や、糖分のことやら血糖値のことやら健康との関係の情報もたくさんあり、判断には迷うところです。学校は
スポーツ少年団のように運動を中心に行うところではないので、汗をかき続けるようなことはありません。何を飲むかよりも、こまめな水分補給を心がけることの方が大切だと思っています。
本日お配りした「熱中症対策臨時学校だより」にも水筒の中身についての見解を書かせていただきましたのでご覧になって各家庭でご判断ください。

ちなみに保健室には経口補水液を常備し、熱中症が疑われるときは飲ませるようにしています。


帽子をかぶらす外にいる子に声をかけると「帽子がない」と答えることがまれにあります。担任からも確認させますが、ご家庭においても帽子の有無をご確認いただきご対応ください。

↓環境省のサイトです。
環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法

休み時間に仕事に励む高学年の様子です。

いつもありがとう。

何をするにしても健康であることが一番です。2日連続、同じような内容ですが大切なことなので。