令和3年度(R4.4.11まで)

令和3年度 校長室より

交流で(校長室より)

スポーツの秋、学校では体力テストの期間になっています。


通常は各クラスで行いますが、低学年の子どもたちは自分たちだけではできないこともあるので、高学年とペアになって進めます。

高学年は高学年だけでテストを行っているので、ペアと言っても、完全なお世話係となります。
今はまだ、学級や学年をまたいだ交流活動はしていませんが、接触が短時間であれば、今回のような活動は行っています。

感染対策中は、他学年との交流がなかったため、1人1人が自分に向き合う期間となったと思います。自分がなすべきことを丁寧に行い続けることで自分自身を成長させるということです。少し活動制限が緩和されて、できることが増えていくと、今回のように、他者・他学年との関わりの中で成長していく部分も生まれます。

6年生が1年生と併走している姿はとても微笑ましく、お兄さんお姉さんぶりを十分に発揮する、とても良い風景でした。

自分のクラスの友達に対しては厳しく接していても、低学年の子どもに対しては優しく接することができるのは、子どもの常です。言ってみれば役割をきちんと演じているわけです。そういうわけで、このような活動は、ないと困るというより、あるとありがたいものです。学校では、少しずつこのような関わり方が復活し、子どもたちの成長につながっていきます。

今週は気温の差が激しかったですね。何をするにも健康が第一です。体を壊さないようにお過ごしください。栄養と睡眠でしっかり免疫力を高めていきましょう。

今日感じたこと(校長室より)

「学びを止めない」というキーワードがあります。


言ってしまえばたった一言のキーワードですが、学校には様々な活動があり、子どもたちの動きもいろいろな中でのことです。感染症を意識しながら、改めてそれは大変なことであると感じてます。

これだけ多くの職員や子どもたちがともに多くの活動をしながら、ここまでかつてのインフルエンザのような校内での感染が起こっていません。感染対策についての先生方・子どもたちの意識・行動、そのがんばりは、それはもう大したものです。子どもたちに関して言えば、顔が隠れた先生や友達とのコミュニケーション、黙って前を向いての給食、もうその2つだけでも楽しさもおいしさも半減のはずです。えらいぞ、みんな。

現在、柏市はレベル2の拡大局面となっている状況ですから、もちろん今まで通りの対策を行いながらの学校生活は続いています。しかしながら、柏市や県内、もう全国的に、新規感染者が激減していることから、私自身、感染リスクについては1ヶ月前とは捉え方が少しずつ変わってきています。

とは言え、目に見えないウイルス感染対策ですからリスクがゼロになることはありません。校内、市内などの状況をきちんと見ながら、判断して進めていきます。

保護者のみなさんには、朝のご多用な時間帯に、検温や健康観察票の記入につきまして、ご協力ありがとうございます。通常の忘れ物は、本人が困るだけですむことが多いものですが、今の状況での「検温・健康観察忘れ」は本人のことだけではすまなくなることもあります。学校は、集団生活をする場所であることを今一度再確認いただき、引き続きご協力お願い申し上げます。

検食(校長室より)

学校での給食の時間は12時10分から12時55分となっています。
この45分の時間の中で、手洗いや配膳準備、配膳、食事、片付けを行います。

校長室には11時35分前後に給食が届きます。

まだ4時間目です。子どもが見たら、「校長先生、先に食べていいなあ」と言うかも知れません。

これは検食と言って、子どもたちのところに給食が届く前に行う検査です。学校給食法という法に基づき定められた学校給食衛生管理基準に「児童生徒の摂食開始時間の30分前までに行うこと」となっているものです。量は高学年と同じぐらいで、大人としては気持ち少なめです。検食簿とともに校長室の机に運ばれます。

いくつかのチェック項目に従って、記録をしていきます。

ひっくり返したり、表面を観察したり、物によっては切って中を見てみたり、あれこれ食べる前のチェックが終わったら、次は口に入れて、味はもちろん、温度、食感などで気になるところはないかなどを確かめます。

安心・安全な食の提供のためのものです。こうして私の昼食は、みんなより一足先に終わります。

 

給食室では、栄養士の西田先生の献立をもとにして、調理員さんたちが毎日おいしい給食を作っています。

1年生には入学式の時にお話ししましたが、1年生に限らず、好き嫌いを言わずに食べてほしいなあと日々願ってはいるのですが・・・。苦手と思って食べてない物の中にこそ、実はとっても必要な栄養が隠れているのではないかと思っています。

 

保護者のみなさんには、9月6日の校長室よりで「給食費」のことについて書かせていただきました。子どもたちにとって大切な食に関わることですので、引き続きご理解の上、ご協力をお願いいたします。

 

持久走練習開始(校長室より)

秋です。(まだ暑い日がやってくるという予報もあります。どうなっているのでしょうね。)スポーツの秋ということで、今年も持久走の季節がやってきました。


感染者が激減している状況ではありますが、レベル2の拡大局面であることを踏まえた上で練習日程を組みました。火曜と木曜が246年生、水曜と金曜が135年生、というように2グループに分けての練習です。
今日は練習スタートの日、246年生でした。

業間休みの時間に取り組みます。まずは、ラジオ体操で体をほぐします。

小トラックが低学年、中トラックが中学年、大回りが高学年というように練習で走る場所が違います。BGMによって、走る長さも変えています。

走っているときはマスクを外してもよしとしています。(元気な子どもたちが集まっていることが前提の学校ですから。)

マスクをした生活が続いているので大人も子どもも肺機能が落ちたりしているのかなと思いながら、無理のない取り組みを考えています。

日々の健康観察は持久走練習の参加の可否も兼ねています。必ずお家で検温と記入をお願いいたします。元気な子が集まっているからこそできる活動です。ご理解の上、ご協力をお願いします。

連携(校長室より)

今日は、千葉県教育庁東葛飾教育事務所から特別支援アドバイザーの松本先生に来ていただきました。

限られた時間なので、クラスは限定でしたが、子どもたちの様子や先生方の関わり方を見ていただき、アドバイスをいただきました。各クラスにはいろいろな子どもがいます。担任の先生がどのようなことに気をつけて、どのような関わり方をすることがその子にとって良い学びにつながるのか、それを、ともに考えてくださいました。

「姿勢の大切さ」など、改めて、子どもの成長には、ご家庭との連携も欠かせないと感じる内容もありました。 

また別に、柏市教育委員会児童生徒課 特別支援教育巡回相談員の小出先生も来校されました。

特別支援学級の子どもたちの様子や先生方の関わり方を見ていただき、その上でアドバイスをいただきました。

いろいろな立場の方に、学校や子どもたちの様子などを見ていただけるのはとてもありがたいことです。アドバイスを明日からの指導に生かしていきます。松本先生、小出先生ありがとうございました。

このように、学校は、県や市の教育委員会とも連携をとりながら進んでいます。

保護者のみなさんとの連携については、今年度は学校に来ていただく機会もほとんどなく、子どもたちの様子もなかなか直接見ていただけない状態が続いていることが残念です。今後、高学年のミシンボランティアなどで学校に来ていただくこともありますので、そういったときにも子どもたちの様子をご覧になっていただければと思います。

引き続き、お子さんの様子で気になることがあったらいつでもご相談ください。

 コミュニティスクール導入に当たり、地域のみなさん(保護者のみなさんも含みます)との連携についても大切なところです。学校運営協議会を2回行いましたが、「地域の力を学校に」というスローガンだけはよく口にするのですが、子どもたちの様子を見ていただけるようになったら、「地域の力」を具体的な活動に結びつけていきたいと思います。 

4年校外学習(校長室より)

4年生が校外学習で千葉に行きました。

朝から快晴でした。

4年生の保護者のみなさんにはすくすくメールでお知らせしたとおり、1号車にトラブルがあり、子どもたちを2号車に移動させて現地に向かうという措置をとることになりましたが、子どもたちもみんな元気で、臨機応変な対応にも混乱なく向き合ってくれました。ご心配をおかけしました。

その後、無事に予定通りに千葉港に到着し、クラス写真を撮ってから、遊覧船で千葉港巡りをしました。

船の上では、音声ガイダンスが聞こえないほどの大興奮の子どもたちには少々ヒヤヒヤしましたが、無事に40分の千葉港巡りを終えました。「何か流れていたけど聞こえなかった」とか「鉄鉱石って聞こえたなあ」なんて言っている子もいました。たくさんの工場があることは見てわかったと思います。

船酔いをしてしまった子たちはちょっとつらかったかな。

その後はポートタワーそばのポートパークへ移動して、お昼ご飯を食べました。

なかなかの日差しだったので、影のある斜面を選びました。斜面だったので、みんな自然に同じ方を向くことになりちょうど良かったです。

保護者のみなさん、朝早くからのお弁当作りありがとうございました。みんなもりもり食べていましたよ。

ご飯とお菓子タイムのあとは、1号車のバスも合流し、千葉市科学館・きぼーるへ4台で向かいました。

建物の中に、木でできた大きな大きなボールがあるので有名です。

1時間という限られた時間でしたが、グループごとに、体験コーナーを回りました。

全員が元気に1日を過ごし、余裕を持って、無事に時間通りに学校へ戻りました。

学校としては、市外に出る校外学習は本当に久しぶりでした。昨夜の地震のあとだったこともあり、小さな緊張の連続の校外学習でした。4年の学年主任の中村先生が最後に「お家に帰るまでが校外学習」と言っていました。その通りで、みんなが無事にお家に着いて完了です。先生方も1日お疲れ様でした。

5年体験学習(校長室より)

5年生が社会科の「米づくり」の学習がらみでの稲刈り体験を行いました。
午前2クラス、午後2クラスと分かれて実施しました。

 

現地では、米づくりの今と昔、品種などを学ぶ座学、

稲刈りなどの体験、をクラスごとに交互に行いました。

地域農家さんや手賀沼アグリビジネスパーク推進協議会のみなさんのご協力で実施できた企画で、その他たくさんのスタッフのみなさんとも関わりながら活動しました。

橋本さん         油原さん

お米は日々口にするものですし、教科書でも田んぼから食卓へのお米の流れは勉強できます。子どもたちにとっては身近なものであり、知らないわけではない世界のことです。

しかし、実際にその作業や思いをその現場で聞くことは、多くの学びを生むものであることを実感しました。子どもたちは話を真剣に聞き、また、その作業の説明に熱心に耳を傾け、鎌を手に安全に気をつけながら作業しました。

「できた!」「すごい!」「やった!」などの声があちこちで上がったり、「上手!」「うまいね!」など友達への声かけも聞くことができたり、その瞬間その瞬間に子どもたちの心が動いていると感じました。本当に久しぶりの学校外での体験活動で、子どもたちの期待もあったのだとは思います。

 

最後は、大きな大きなコンバインで一気に作業する様子を目の前で見せていただきました。

机上だけでは学べないものが体験学習にはある、本物に触れるすばらしさを改めて感じました。

あらかじめ用意していただいた新米をお土産にいただきました。

良い体験ができました。スタッフのみなさん、素敵な時間になりました。

ありがとうございました。

(活動の写真は1・2組のものです。)

スマホ安全教室(校長室より)

PTAの文化厚生部の企画で、「おしえて!こどものスマホ、SNS、通信のいろいろ」スマートフォン・SNSの危険性と安全な利用について をテーマとした講演会を開催しました。


柏市教育委員会 児童生徒課指導主事 少年補導センターの村松恵治先生を講師としてお迎えしました。

対象は6年生児童と希望保護者のみなさんです。校長室から発信し、子どもたちは各教室でオンラインで参加、保護者のみなさんはそれぞれの場所で参加という形で行いました。

言葉足らずの文字でのやりとりが誤解を生むというトラブルについて、事件になってしまった例について、流す情報について、ネット上で知らない人とつながることのリスクについて、オンラインゲームについて、脳への影響についてまで、本当にたくさんの内容のお話をうかがうことができました。

参加してくださったみなさんはどんなことを感じましたか。

私は、これだけ多くの事例の全てについて子どもたちに教えることはもはやできなくなったと感じました。それだけトラブルも多種多様です。そして、とにもかくにも「自分で考える」ということの大切さを強く感じました。

道具は正しく使用すればとても便利なものですが、正しくない使い方をすれば危険なこともあります。これは、電子機器に限ったことではなく、はさみや鉛筆などの、子どもにとって身近な道具であっても同じです。道具によってけがやトラブルがあった場合、悪いのは道具なのでしょうか。使い手がどう使うのかをきちんと考えて使うことで危険を回避することはできるということを忘れてはいけません。(9月17日の校長室より「便利な道具」にも同じ内容のことを書きました。)

今日のお話で、便利なものの後ろに隠れているこんなにもたくさんの危険について、まず知ることができたと思います。しかしながら、それがどれだけ危険なことなのかをわかるにはもう少し成長が必要かも知れません。危ないことに巻き込まれないためには、危ないことに近づかないことが一番です。楽しそう、おもしろそう、なことにすぐに飛びつかないことは自分を守ることにつながります。

 

「おやすみなさい」と家族に声をかけた後、布団の中でオンラインゲームに夢中になって、次の日の朝、起きられずに学校に来られないというような事例を聞いたことがあります。子どもに一度渡したものを管理することは大変難しいことです。本人に任せっきりでは、何が起こっているか気づくこともできません。充電は必ずリビングでとか、夜は機器を預かるなど、それぞれのご家庭でルールを作っていることもあるでしょう。大切なことだと思います。

今日は6年生向けのお話の後に、参加してくださった保護者のみなさんへのお話の時間もありました。

子どもたちの健やかな成長のためにも、今日のこの講演がお家での話し合いのきっかけになると良いなあと思います。村松先生、本日は貴重なお話をありがとうございました。

暑くても秋(校長室より)

秋を感じる香りの1つにキンモクセイがあります。少し前に、今年は例年より早めに香り始めたと報道されていました。

本校にも2年生5年生昇降口の周りにあります。オレンジ色の花です。

1年生の担任だったときに、校庭にあるキンモクセイの香りをたよりに木を探した時、「トイレのにおいだね、先生。」と言っていた児童がいたことを、必ず思い出します。きっとこの子にとっては、キンモクセイの木(花)からの香りよりも、芳香剤のキンモクセイの香りの経験の方が先だったんだろうな、おもしろいな、と思ったことを覚えています。

マスクをしていると、香りに鈍感になっている自分に気づきます。まだ、楽しめるので、花の前でぐらいはマスクを外して、香りを感じたいですね。感じてみてください。

 

音楽のリコーダーの練習を始めています。普段より気持ち隣との距離をあけて、換気をした音楽室での練習です。リコーダーを吹く子だけがマスクを外し、終わったらマスクをします。

1年生の鍵盤ハーモニカも始めています。

1人1人が感染対策を意識しながら、できる活動を始めています。

 

落ちついた週のスタート(校長室より)

朝から良い天気で、日中は8月から9月ごろの気温になるという予報の中、今日がスタートしました。

落ち着いた雰囲気で学習をする子どもたちの様子が見られました。立派です。

登校してきてから下校するまで、学校というのは指示の連続です。ノートを出す、話を聞く、6ページを開く、音読をする、ノートに書く・・・。この細かな指示による小さな活動一つ一つが学びにつながっていきます。


これが2、3歳のイヤイヤ期の子どもたちが相手だったら、一つ一つのことがなかなか先に進まずに、全体での授業は絶対に成立しません。
子どもたちが、年齢相応に成長していることはとても大切なことです。

そしてもう一つ大切なのが「教員と子どもとの人間関係」です。

「何を言うかではなく、誰が言うか」が大切であるということです。

そう考えると、各クラスでの大人と子どもとの関係が良好であることが、今の落ち着いた雰囲気につながっているのだろうと考えられます。

2学期も折り返しましたが、良い人間関係の中で教育活動を行えるよう進めてまいります。気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

週末の報道の中で、各地の賑わいとともに、行き交う人たちの心構えをインタビューしているシーンを目にしました。「対策が日常になっているから、それをした上で楽しもうと考えている」という言葉を発している人がいました。その通りだと思います。

学校も、今までのように対策を取りながら、活動を広げていきます。

10月からは、延期していた各学年の校外学習も行います。本物に触れる体験は大きな学びにつながります。参加に向けて毎日の健康観察は引き続きご協力をお願いいたします。

「熱を測り忘れました」と言って職員室に来る児童が数名います。ご家庭において子どもだけでできることがあっても、任せっきりにせずに、その「できたことの確認をする」というようなまだまだ大人の目が必要な場面がたくさんあります。なんと言っても小学生ですから。