柏市学校図書館紹介blog

2020年2月の記事一覧

第9回学校図書館指導員研修

○第9回学校図書館指導員研修(午後:司書教諭との合同研修)
2月27日(木)に予定されていた研修は,新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。
例年行っていた実践発表は,『学校図書館活用活動記録ー司書教諭ー』の発行・配布をもって替えることとなりました。
この冊子は,各学校の図書館を活用した授業実践をまとめたものです。


冊子『令和元年度 学校図書館活用活動記録ー司書教諭ー』

みんなで本をよモ~  大津ケ丘第二小学校学校図書館


よモ~くん

 こんにちは!
 大津ケ丘第二小学校 学校図書館キャラクターの“よモ~くん”です。
 今回は,様々な図書館活用を展開しているこの学校の活動を,
ボクがご紹介しましょう。

 大津ケ丘第二小学校では,1年生~4年生の読書会,
5年生,6年生のミニビブリオバトル,詩歌の暗唱や,
読書リレーなど,学校全体を通して色々な取り組みを
実施しています。
 秋の読書フェアでは,ビンゴ大会やPOPコンテストに
たくさんの児童が参加してくれました。
学校図書館の様子

 読書イベント「よモ~くんまつり」では,
子ども司書による読み聞かせや,広報委員が作った図書クイズで
大盛況でした。


 本校では,“広報委員会”が図書関連の仕事を行っており,
図書の貸出返却や書棚の整理などのほかに,
お昼の校内放送も担当しています。
企画内容は,読み聞かせや,ブックトーク,
クイズを出題したり,貸出数のランキングを発表したりと,
図書に関係するテーマを選んで,
担当の先生や学校図書館指導員と相談しながら,
委員が自分たちで考えています。
放送室のようす

“Hello Everyone…”と時には英語での放送にもチャレンジ!


 授業での活用も盛んです。
 今年4年生では,故事成語やことわざなどから,
自分の性格や人柄などを表現した言葉を選んで
自己PRポスターを作りました。地元の方が寄贈して
くださった新聞の切り抜きなども利用しています。
 資料を選ぶ児童 作成したポスター

 大津ケ丘第二小学校のみなさん。これからもたくさんの本をよモ~
 本を読むだけでなく,授業や委員会活動,
読書活動でたくさん学校図書館を利用してモ~らえるように,
ボクも学校図書館の顔としてこれからも頑張ります。

地域・社会・人とつながる場 ~富勢東小学校図書館~


「心が落ち着くステキな場所」
「すごくいらいらしていても、おちつくところ」
「ゆめの世界みたいなところ」。
さて,ここはどこでしょう?
ヒントは「落ち着いて本を読める場所」。

答えは…富勢東小学校の図書室です。これらの言葉は,
学校図書館だよりの中で,プレゼント応募券に
書かれていました。


 1年生から6年生まで合わせて90人の小さな学校ですが,
図書室は2階と3階にそれぞれあります。
新刊展示会は3階です。
味見読書で出会った本を覚えていて,
少し落ち着いた頃に探しに来る児童もいます。



 東小の子どもたちは,地域を愛し,また地域に愛されています。
読み聞かせボランティア「うさぎのみみ」さんは,
選書の幅が広く,学びの一端を担ってくださいます。
また富勢地域のふるさと協議会は,まとめた地域資料を
寄贈してくださり,5年生が富勢地区の調べ学習をした際に
有効に活用できました。



 年に一度,先生方によるオープン読み聞かせがあります。
図書委員の考えた図書ビンゴを持って,自分の選んだ本が
指定された教室へ向かいます。どの先生が読んでくださるかは,
いらしてからのお楽しみです。


 2年生が『さけが大きくなるまで』の学習と並行して,
生き物の成長や一生を描いた写真絵本を読みました。
読んだことを参考にしながら,オリジナルの紙芝居を作って
発表しました。同じ写真を使っていても,文章にはそれぞれの
個性が表れていました。



  学校図書館は社会や世界とつながる入口です。そのため
入口のコーナーは,その時のニュースに関係する本も展示しています。
ここは長くても1週間ほどで内容が変わります。
足と心がそこにとどまり,興味を持って学校図書館指導員に話しかけたり
質問してくれたりする児童が増えてきています。