柏市学校図書館紹介blog

地域・社会・人とつながる場 ~富勢東小学校図書館~


「心が落ち着くステキな場所」
「すごくいらいらしていても、おちつくところ」
「ゆめの世界みたいなところ」。
さて,ここはどこでしょう?
ヒントは「落ち着いて本を読める場所」。

答えは…富勢東小学校の図書室です。これらの言葉は,
学校図書館だよりの中で,プレゼント応募券に
書かれていました。


 1年生から6年生まで合わせて90人の小さな学校ですが,
図書室は2階と3階にそれぞれあります。
新刊展示会は3階です。
味見読書で出会った本を覚えていて,
少し落ち着いた頃に探しに来る児童もいます。



 東小の子どもたちは,地域を愛し,また地域に愛されています。
読み聞かせボランティア「うさぎのみみ」さんは,
選書の幅が広く,学びの一端を担ってくださいます。
また富勢地域のふるさと協議会は,まとめた地域資料を
寄贈してくださり,5年生が富勢地区の調べ学習をした際に
有効に活用できました。



 年に一度,先生方によるオープン読み聞かせがあります。
図書委員の考えた図書ビンゴを持って,自分の選んだ本が
指定された教室へ向かいます。どの先生が読んでくださるかは,
いらしてからのお楽しみです。


 2年生が『さけが大きくなるまで』の学習と並行して,
生き物の成長や一生を描いた写真絵本を読みました。
読んだことを参考にしながら,オリジナルの紙芝居を作って
発表しました。同じ写真を使っていても,文章にはそれぞれの
個性が表れていました。



  学校図書館は社会や世界とつながる入口です。そのため
入口のコーナーは,その時のニュースに関係する本も展示しています。
ここは長くても1週間ほどで内容が変わります。
足と心がそこにとどまり,興味を持って学校図書館指導員に話しかけたり
質問してくれたりする児童が増えてきています。