校長ブログ

2021年2月の記事一覧

送る会とネット環境(校長ブログ)

明るい曇り空でのスタートになりました。

今日は6年生を送る会(オンライン)本番の日です。

各クラス自分の教室で会に参加します。
6年生の保護者のみなさんは参観可としているので、パソコン室で見ていただくことにしました。

会のプログラムです。


朝から、ホストの笠井先生と各教室との接続確認等を行い、準備は万全・・・。

2時間目に会を実際に始めてみると、いくつかの教室から「音が聞こえない」「こっちの声は聞こえてるのかな」などの不安の声が聞こえ、多少の混乱を感じつつ・・・。

なんとかなるかな?
このあたりまではそう思っていました。しかし、だめでした。動画は「遅れる」「止まる」「声は途切れ途切れ」・・・。

あれこれやってみた後に、1年生から5年生は別の時間にプログラムに沿って動画を見ることとし、6年生(と、来校してくださった6年生の保護者のみなさん)を優先に、できることを考えました。

結果、3時間目に6年生の教室で、ネットを介さずに準備してあった動画を見ることにし、6年生の保護者のみなさんにも教室に入っていただきました。

各学年の発表はそれぞれの学年らしさが出ていてとても温かく良いものでした。


6年生は、一つ一つの発表を見逃すまいと、じっとスクリーンを見ていました。発表が終わる度に、拍手ももちろんしていました。
1年生から5年生のみなさん。校長先生はずっと6年生の様子を見ていましたが、みなさんの6年生への気持ちはしっかり伝わったと感じましたよ。
よくがんばりましたね。

その後、6年生の発表、先生方の発表、校長の話と続きました。6年生は最高学年らしい工夫のある発表を見せてくれました。先生方の発表は思い出のアルバム風に1年間を写真で振り返りながら、6年生への言葉を重ねました。
校長の話では、6年生の前で直接「自分を大切になんて当たり前、隣にいる友達も大切にしてね」という思いを歌にして伝えました。

卒業式とは違う場での6年生への最後のメッセージです。静かに聞いてくれてありがとう。

さあ、6年生。下級生や、先生方のたくさんの思いを受けて、卒業式までどのような気持ちで過ごしていくか、最後の勉強です。期待していますよ。

学校では、来たるGIGAスクール4月開始に向け、オンラインの会議等を行いながら、機材やソフトに慣れようと努力はしているのですが、どうにもこうにも現在の市内学校関係のネット環境は大変脆弱で時間帯によっては動画も満足に見ることができません。2時間目なら午前の早い時間だからいけるかな、が甘い考えでした。

全校の子どもたちはもちろん、来校してくださった保護者のみなさんも長い時間お待たせして、本当に申し訳ありませんでした。

最後になりますが、企画に携わった江口先生、笠井先生、プレゼントや発表の準備をしてくださった各担任の先生方、動画がうまく流れずに試行錯誤・走り回った笠井先生・・・おつかれさまでした。そして、関わったすべてのみなさん、温かく見守ってくださってありがとうございました。

良い週末をお過ごしください。

今日の子どもたち(校長ブログ)

1月は「く(行く)」2月は「げる(逃げる)」3月は「る(去る)」と言われます。

2月が終わりそうです。
1日1日を大切に、大切に・・・。

今日もからっとした良い天気でした。ただ、空気は冷たかったです。

学校での感染症対策も当たり前に行えるようになってきているなあと感じます。

特に、学校で一番小さな1年生が、きちんとマスクをして鬼ごっこや縄跳びをしている姿を見るとそう感じます。

冷たい空気の中、太陽の下で子どもたちが遊んだり、走り回ったりしていました。みんな自分にできる対策をきちんとした上で、元気に、楽しそうに過ごしています。えらいね。





授業中だってがんばっていますよ。
1、2、3年生です。




4、5、6年生です。



なるべく真面目に学習している様子を写真に収めようとするのですが、カメラを意識してさりげなくこちらを見たり、Vサインをしたりする子がいて日々そのかけひきを楽しみながら回っています。勉強の妨げにならないように気をつけてはいます。
今日は、課題が終わった5年生が思い切りVサインで写っていますがご愛敬ということで・・・。

昨日の作業で美しくなったのり面の様子です。


のり面の中腹に引っかかっていたビニール袋を取りに、試しに上がってみたのですが、乾燥している上に、なかなかの角度で、滑り落ちそうになりました。やはり、作業はプロに任せて正解の領域です。

何をしてるのでしょう2(校長ブログ)

3年生が6年生の教室にいます。
何をしているのでしょう。

3年生は、何やら、緊張している様子です。

何かを渡しに来たようです。

6年生を送る会の招待状を渡しに来たのです。
マスクをして、短時間で渡しました。
受け取った6年生もうれしそう、そしてちょっぴりはずかしそう。マスクでお互いの口元は見えませんが、どちらも笑顔です。


その後、6年生から3年生にお礼の言葉が伝えられました。

今年度の「6年生を送る会」は、緊急事態宣言下のレベル3であり、ガイドラインでの「一同に集める活動は行わない」に従い、準備開始の時点で、オンラインでできる方法を担当者が考えました。
集まらなくても、6年生への思いを伝えることはできます。関わりが少なかった1年ではありましたが最高学年である6年生が気持ちよく卒業できるように、
それぞれの学年が一生懸命に心を込めて準備をしてきました。いよいよ、明後日です。どんな会になるか楽しみです。

冬の寒さが戻ってきました。風が冷たい朝でした。







今日は、敷地内ののり面の整備(草刈り)をしていただきました。高いところなので職員では危険です。プロの力が必要です。


1年間で伸びに伸びた草を刈っていただき、

こんなにスッキリ。
やはり整った環境は大変気持ちが良いものです。業者のみなさん、
ありがとうございます。

春のような(校長ブログ)

先週末から、春のような気候が続いています。
暖かく、思わず外で体を動かしたくなる、そんな感じです。
今日も、なかよしタイムに子どもたちが外へ出てきました。






実は、元気な子どもたちは気温に関係なく外に出てくるんですけどね。それでも、気温が上がってくると、楽しそうに見えます。体の動きが軽やかに感じるからでしょうか。

2月も最終週となり2月の終わりが見えてきました。それでも子どもたちはそわそわするような所はなく、落ち着いて学習に取り組んでいます。






明日の祝日を過ぎると、また水曜日から冬の寒さに戻るとの予報です。子どもたちも大人のみなさんも体調を崩さないように気をつけて過ごせると良いですね。

成長はそれぞれ(校長ブログ)

寒い朝が続いています。

1年生の水やり、習慣になっています。
鉢植えではパンジーが咲いています。その土の中にはチューリップの球根がじっと春を待っています。
ここのところ、チューリップの芽が出てきている鉢もあります。もちろん、全ての球根が「イッセーのドン!」と同時に発芽するわけではありません。
子どもたちも、自分の球根の芽が出ていないと焦る気持ちが生まれるかもしれませんが、芽が出る時期、のび方には個体ごとに差があるので、今はじっと我慢です。

学校は、ご存じの通り、4月生まれから3月生まれの子が同じ学年になります。私は3月25日生まれです。私のクラスにいた4月生まれのA君は、私が生まれておぎゃーおぎゃーと泣くことしかできなかった3月末に、すでに1才目前です。言葉を発していたかもしれません。歩き始めていたかもしれません。スタートの時点でそれだけの差があります。それから期間として縮まることはない約1年での生活体験で当然生まれる「差」が小学校入学までに縮まるとは思えません。
また、同じ4月生まれの子が2人いたとして、全く同じように成長するとも限りません。
同じ学年、同じクラスと言っても成長は本当に人それぞれです。大人が思うようなスピードで成長していない、そういうことに不安や不満を持つことはその時々であるかもしれません。それでも、人は必ず日々成長していきます。また、お家での顔と、外での顔は違います。役割も違います。お家で見ていると「もっとしっかりしてほしい」と思ったとしても、学校では「とてもがんばっている」ということはよくあることです。がんばっている場所があるということは素晴らしいことなのです。(お子さんが、お家でがんばるか、外でがんばるかだったらどっちでがんばってほしいですか。)

そして、何かの芽が出るタイミングも花が咲くタイミングも人それぞれです。(人生100年、という長い期間でみると大船に乗った気持ちでいられますが、正直言うと、人生の前半の受験や就職が他の人たちと同じタイミングで訪れるので、周りの大人が心配になる気持ちもわかりますし、本人もそこで苦労することはあるでしょう。)

将来なりたいもの、したいことなどは今決められるものではありません。夢を持って生きることは大切なことですが、その時々で自分の力を思い知って、夢が変わることもあります。何にしても、ちょっと先、ちょっと先の目指すところを見つけながら進んでいってほしい、今を大切にいろいろな基本を知って、身に付けていってほしいなと思います。子どもたちは今日も成長を続けています。


土日も健康管理に努めて、ご家族にとって有意義な時間になりますように。

ご飯で言うと(校長ブログ)

ここ数日、職員との面談をしています。「ここまでの1年間を振り返って」ということが内容になるのですが、どうしたって「感染症対策の1年」「行事のない1年」「交流のない1年」というような言葉が共通ワードとして出てきます。

ご飯で言ったら「いつも同じおかずの毎日だった」ということになるでしょうか。(ならないかな。)「えー、またこれ?」と言ってしまって、「しょうがないでしょ。」と言われて終わる、そんな感じでしょうか。



どんな状況でも、その時に口にできるもので、お腹を満たすしかないし、その中から取れるだけの栄養を摂取しなければ倒れてしまう。不平不満を言っていても食べないわけにはいかないし、食べないことには何も始まらない。「日々、出されたものをよくかんで食べるしかない」ということが一番大切なことなのでしょう。ご飯に例えるなら。




学校生活の話に戻せば、特別なことはないけれど「日々、目の前のことに一生懸命取り組むしかない」ということになるでしょう。今、目の前にあることに一生懸命取り組む、それは実は一番シンプルで一番大切なことであり、それができる力はこれから先も必ず必要だと思います。




子どもたちは、淡々と過ぎているような毎日を「
目の前のことに一生懸命取り組み」ながら、地道に積み重ねてきました。その成長は今年度は特に目には見えにくかったかもしれませんが、精神的な部分で一回りも二回りも大きくなったと言える1年になったのではないか、学校の中で不平不満を口にせず過ごしている子どもたちを見ているとそう感じます。本当に子どもはたくましい。

新投てき板(校長ブログ)

昨日、新しい投てき板をつける作業をしていただきました。リーダーは萩原さんです。1991卒の本校卒業生であり、令和2年度は布施新町の町会長をしてくださっています。
新しい板をつける前に、支柱の確認、そして補強をしていただきました。
一つ一つの柱の周りの土を掘ってみると、材木がかなり痩せているのがわかります。
土の水分で腐ってしまっていると思われます。

コンクリートで固めて、

モルタルで仕上げです。
材木には防腐剤も塗っていただきました。
いよいよ、取り付けです。6年生が下絵を描き、全校児童が着色した8枚の板が1枚1枚取り付けられていきます。

26日に全校にお披露目をしてから、使用開始です。教頭先生と笠井先生にシートをかけてもらいました。今はまだ、全体は見られません。お楽しみ、です。

萩原さんはじめ、一緒に取り付けてくださったみなさん、1日がかりのお仕事、ありがとうございました。
綺麗になった投てき板、子どもたちもきっと喜びます。






今日も子どもたちは元気に過ごしました。そして、真面目に学習に取り組みました。

PTA運営委員会他(校長ブログ)

昨日とはうってかわった春のような日差しでした。


今日は午前中にPTA運営委員会を行いました。久しぶりに役員のみなさんにお目にかかりました。会議室は、窓を開け、常時換気を行いました。当然マスク着用です。

学校評価へのご協力に対する感謝の気持ちをお伝えするところから始めました。

ここまで、子どもたちが元気に学校に来られていること、そのためにご家庭がしっかり支えてくださっていること、教職員も元気に学校に来ていること、その全てがありがたいという話をしました。
未だ、不透明なことが多い中ではありますが、情報収集を心がけ、今日を含め、修了式まで、できることに丁寧に取り組んでまいります。
その後、各委員会からの報告、そして、今後ののPTA活動について意見交換を行いました。子どもたちや我々教職員の活動を支えてくださっているPTA活動。子育て、介護、お仕事などそれぞれに事情を抱えているわけですから、「子どものため」という思いだけでは立ちゆかない状況になっているのは間違いありません。スリム化に向けて知恵を出し合う時間となりました。



意見交換の中で、「役員になって知り合いが増えたり、学校との距離が近くなって良かった」「うんうん」というようなやり取りを目にすると安心します。


今日、PTA会議室をのぞいて、参加している保護者の方に手を振っている子がいました。学校という、家から離れた場所で、お家の方に会うと嬉しいだろうなと感じます。形は変われども、子どもがいる学校に顔を出してもらう活動は子どもたちにとっても励みになるものです。



本校のために、良い形になっていけるよう引き続きよろしくお願いいたします。

また、1年生から5年生の保護者のみなさん、本日は子どもたちの様子を見ていただけて、ほっとしています。対策についてもご協力いただき感謝申し上げます。ありがとうございました。

テスト直しからテストまとめへ(校長ブログ)

さあ、2月も中旬、折り返しです。

今日は日中の雨が激しかったですね。久しぶりの横殴りの雨でした。ただ、子どもたちの登校時や下校時に影響がなかったのが幸いでした。(激しい雨の中、傘を握りしめて、車に気をつけながら安全に登下校する体験もとても大事なことではありますが。)

さて、土日だったか、その前だったか、テレビで松丸亮吾さんが「勉強で大切なのは×を○にすること」って話をしているのを見かけました。そのまま見ていたら「テストのことについて」話していました。できていないことを知ることが本当の勉強の始まりって話でした。

まさにその通りです。「教室はまちがえるところだ」っていう詩もありますね。


子どもたちにとって「間違えること」は一大事だとは思いますが、自分の間違いに気軽に向き合えるようになると、次への一歩につながりやすくなるものです。「間違えたらいけない」から「間違えたら直す」という気持ちの切り替えができるようになってほしいし、そういう環境を整えることも大切だなって思います。
子どもたちは、毎日毎日何かしらにつまずき、成功や失敗を繰り返しながら少しずつ成長していきます。

ここで、テストの話をします。学校では昔から、テスト直しってあります。考え方としては「間違いから学ぶ」「間違いをそのままにしない」という意味で理にはかなっています。しかし、とった点数によって、作業量に差が出ます。そして100点の場合は直すところがありません。



さて、下のような問題で「ア」と書いて×になった時に、「イ」と書き直したからといって、これ勉強になっているでしょうか。
また、ある子が、同じ状況で「ア」か「イ」ですごく悩んでいたとする。たまたま「イ」と書いて○をもらったとして、本来ならこの部分を振り返っておいたほうが良いのですが、○だったから直すことがありません。そのままオッケーとなってしまいます。こちらも勉強として成立しているでしょうか。
そんな疑問から、テストの使い方について考えたことがあります。お家の方々に購入していただいているテストをとことん利用する、0点でも100点でも終わった後に勉強に生かす方法はないだろうかと。

で、思いつき、実践していたのが、「テストまとめ」という方法です。

テストは、大切なことがギュッとつまっているので、○×関わらず、全ての問題について振り返り、まとめておくことで、効率の良い勉強ができる、という考え方です。

記号で答えた問題も、「アは×、イが○」では「ア」や「イ」が何を示しているか分かりません。きちんとわかるようにまとめておかなければなりません。

下の写真は理科と算数の「テストまとめ」の一例です。14年前に担任した6年生から資料としてもらったものです。卒業間近の1月のものなので、かなりしっかりしています。


最初は「まとめてごらん」と言うだけでは何をすれば良いか分からないので、こんな風にはできません。時間はかかっても「テスト全てを丸写し」から始まり、まとめ方も少しずつ授業中に全体に教える所から始めました。国語は、テストまとめになじまない教科ですが、算数、理科、社会は大切なことがつまっているので、まとめがいがあります。
「今日の宿題は、テスト直しです。」というと「わー、65点だからたくさんある。」「やった、100点だから宿題なしだ。」というような反応になります。「今日の宿題はテストまとめです。」というと、それは点数に関係なく全員の課題となるので「えー」「またかー」と全員の
心地よい声が響き渡ります。今日、このノートを久しぶりに開いて、その時のことを思い出しました。

全ての人にピタッと合う勉強法があるかどうかわかりませんが、勉強の仕方の一つとして、終わったテストをとことん活用する方法をお示しいたしました。

成長(校長ブログ)

祝日と土曜日に挟まれた金曜日です。

6年生の教室で、カウントダウンが始まりました。


まだまだたくさんの時間があります。今年度は、下学年との交流がほとんどなく、関わりによる成長の実感が分かりづらい1年になりました。その分、自分の成長を自分で見つめることができる、振り返ることができる、貴重な良い機会になるのではないかと思います。
ここまで6年生として過ごしてきましたが、その完成形となるまでにはまだ日があります。1日1日を大切に日々を積み上げていきましょう。



今日も、元気に登校した子どもたちは真面目に学び、楽しげに過ごしました。

明日の土曜日は、学校運営協議会 コミュニティスクール第3回の委員会が開催されます。レベル3の状況なので、「協議会委員を参集しての実施は不可」という教育委員会からの指示に従い、オンラインで行うことになっています。

地域の力を学校へ、というコミュニティスクールです。
(HP左側「富勢中学校区学校運営協議会」枠にイメージ図を、コミュニティスクールになりましたをクリックするとイメージ図と絡めた「コミュニティスクールが目指す像」を記しています。)

地域の子どもたちの9年間(義務教育機関)の成長を支えていくという理念のもと、地域の力を学校に生かしていくためにも、子どもたちの姿や学校の施設を直接見ていただくことがスタートと考えていたのですが、このような状況であるため、残念ながら学校に自由に出入りしていただくことができずにいます。今は、組織としてどのような役割が必要か、4月からできること、について話し合いを進めているところです。

前向き(校長ブログ)

今日も、朝の検温、消毒から1日が始まりました。
先生方、お疲れ様です。


自分の植木鉢に水をやる1年生、ふせ菜の手入れをして霜柱を踏みしめる5年生。朝の風景。

昨日、来年度新入生の保護者のみなさんにお目にかかりました。校長挨拶で本校の特長などを話し、4月お待ちしています、とお伝えした後、今年度の子どもたちのことをふと考えました。

最もシンプルな形の1年間を過ごした子どもたち。


我々大人は、自分の経験やお子さんの兄弟姉妹の経験から「この1年、あれも、これも、できなかった。」ととらえてしまいがちです。もしかしたら、日々、元気にたくましく過ごしている2年生から6年生の子どもたちの中にも、そう思っている子がいるかもしれません。もちろんそれが自然なとらえかたです。あったものがなくなるというのはそういうことです。


しかし、1年生の子どもたちにとっては、比べる日々がないので、「あれがやりたかった、これもやりたかった」という思いや実感がありません。今年度の毎日が当たり前の毎日です。
入学してから、マスクをしながら、担任の先生と学び、友達と話をし、前を向きながら給食をもりもり食べ、友達と遊び・・・、あと1ヶ月と少しで富勢東小学校の立派な1年生になるための成長を続けています。立派です。


日々教室で学び、休み時間に外で元気に遊ぶ子どもたちを見ていると、じたばたせずに「これが普通なんだ」ととらえることで前向きになれる、そんな風にも思えてきます。見ていると嬉しくなります。自然と笑顔になります。

「いったいいつまで続くんだろう」そんなことを考えていると、「考えたってしょうがないじゃん、校長先生、一緒に走ろう!」子どもたちのそんな声が聞こえてきそうです。

6年生がMESHとipadを使って、プログラミングを体験しました。集中しています。

ipadを横に置いて学習するこの姿。
GIGAスクール実施の4月以降のスタンダードな風景になるのでしょうか。


12人のクラスを2グループにわけ、1人1台ずつ使えるよう担任が工夫して交代で行いました。恵まれた環境です。

明日は「建国記念の日」でお休みです。健康に気をつけて良い1日になりますように。

寒い1日でした(校長ブログ)

風の冷たい朝でした。

検温していて感じるのは、フリース素材の暖かさです。フリースで防寒している首あたりで検温すると、かなり高い数値が出ます。(もちろん、時間をおいて測り直します。)防寒には優れているんですね。

昼になっても風は冷たく、寒かったのですが、今日はロング昼休み。元気な東っ子が外に飛び出してきました。



本当はもっとあちこちで子どもたちが元気に遊んでいたのですが、写真を撮るはずの私が、途中から3年生男子とサッカーに興じてしまい、子どもたちの様子をカメラに収めることができませんでした。
全力の運動の結果
①マスクをしながらの運動は大変きついこと
②こんな寒い日でも、走り回るとしっかり汗をかくこと
この2つをきっちり体感しました。




学習は学習で大切であり、子どもたちはよくがんばっています。今年度は特に教室での学習が多くなっていますし、運動不足も心配されています。休み時間は進んで外で体を動かしてほしいです。



太陽の光を浴びることは、目にも良いことである、とNHKの番組の情報で知りました。

NHKスペシャルのホームページです。
「わたしたちの“目”が危ない 超近視時代サバイバル」 - NHKスペシャル - NHK


病気に負けない体、健康な目のためにも、外で元気に遊ぼう。

学校評価(校長ブログ)

学校評価へのご協力ありがとうございました。
集計・考察が終わりましたので、本日配付いたしました。ご確認ください。

担任もそうでしたが、私自身もなかなか保護者のみなさんと対面でお話しする機会を設けることができませんでした。正直このような1年間を過ごした学校への評価として、どのようなご意見、ご感想が寄せられるのだろうかと思っていました。
しかしながら、温かなお言葉や肯定的な数値をいただけたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

今日も子どもたちは元気に登校してきました。
ここまで子どもたちは自分たちのできることにがんばって取り組みました。そして、保護者のみなさんはその子どもたちを家庭でも健康面も含めてしっかりと支えてくださいました。このような状況ではありますが、日々お疲れ様です。


校長である私や担任が、どんなにきれいな言葉で保護者のみなさんに様子を伝えることができたとしても、実際の「子どもの姿」が全てであることは承知しています。



楽しそうに学校に通ったり、帰宅したりしていれば、「よかった」と思い、つらそうであれば心配になるのが保護者のみなさんとしては当然です。「大丈夫ですよ」と言われても「大丈夫じゃないからお話ししているんです」となります。



子どもに降りかかる様々なことは、基本的には子ども自身が乗り越えていかなければならないことではあります。しかし、まだまだ小学生です。周りの大人である教職員や保護者のみなさんで「本人が乗り越えていけるように」環境を整えることはとても大切なことです。そのために、情報共有、連携は欠かせません。


集計結果やみなさんからのご意見は先週までに全職員で確認いたしました。結果に一喜一憂することなく、引き続き子どもたちに向き合いながら、教育活動を進めてまいります。ご心配ご不安なことがありましたら遠慮なくご連絡ください。

また、冬の気候に戻りました。花粉の季節でもあります。予防に努め、体調管理を続けていきましょう。

何をしているのでしょう(校長ブログ)

今日も寒い朝でした。
毎朝、登校してすぐにふせ菜の畑の手入れに向かう5年生。
終わった後、畑の周りを歩き回っています。
何をしているのでしょう。
何かを感じながら踏みしめている感じです。
足の裏で感じる感触を楽しんでいました。
そう、霜柱です。
以前、北海道の友達が、正月に子どもを連れてきたときに、「霜柱を踏ませてやりたい」と言っていたことを思い出しました。北海道では早い時期から雪が降っていることもありますが、そもそも霜というより氷になってしまうので霜柱を体験できないと話していました。北の大地の子どもたちを連れて近所の公園へ行って楽しんでもらった覚えがあります。
学校の敷地内で、畑や花壇以外なら楽しめます。
サクサクサク・・・という感触を5年生の子どもたちと楽しみました。


緊急事態宣言の延長を受けて、再考した2月の行事について、今日お手紙を配付しましたのでご確認ください。「思い」だけで進むのはなかなか難しい状況ではありますし、その「思い」も人それぞれです。根拠はガイドラインと学校の実状です。

また、改訂ガイドラインを受け、マスクについて2つのことを職員に伝えました。
「子どもたちのマスクについてはその材質は問わない」ことと、「職員については、子どもとの距離が保てない状態、つまり子どもの行き来がある授業中は、マウスガードではなくマスクを着用する」ことです。
表情が見えるという点で本当に良いアイテムでした。

先日、市役所の方とお話しした中で、「娘の担任の先生の名前や顔が思い出せない」という話題があがりました。学校と保護者のみなさんとの関わりがかなり少なくなった1年で、同じような思いでいらっしゃる方もいるかもしれません。もしかしたら子どもたちも、数年後に今年度の担任の先生を思い浮かべたとき、マスクをしている顔を思い浮かべるかもしれませんね。

今日も子どもたちは、それぞれの学年の課題に向かって、一生懸命取り組んでいました。


宣言が解除される予定だった週末です。引き続きの対策を講じながら、健康管理に努め、良い週末になりますように。

元気な子どもたちと教育委員会の取り組み(校長ブログ)

今日も、検温、消毒から学校の1日が始まりました。
寒い中、元気に登校してきました。


子どもたちの元気な姿、明るい姿、素直な姿を見ていると、世の中の不安定な状況をふと忘れてしまいます。


こちらが、子どもたちからエネルギーをもらっているなあ、と感じます。

子どもが子どもらしくあるということは見ていて本当に気持ちの良いものです。
とは言え、世の中の状況には関係なく、子どもたちは子どもたちの世界で、楽しんだり、喜んだり、苦しんだり、悩んだりしているはずです。それはいつの時代も変わりません。
明らかにいつもと違う、おかしい、と周りの大人、つまりは保護者のみなさんや教職員が気づいて声をかけられれば良いのですが、見逃すこともあるし、見つけたとしても子どもがうまく口で表現できるとも限りません。


柏市では、来年度中に「心の健康観察」の導入を考えています。「朝の健康観察をします。伊藤君!」「はい、元気です」というおなじみの学校の朝の風景であるこのやり取り以外に、今の気分、今日の気分を、4段階の絵から選びチェックするというものです。感覚的に選べて簡単です。一人一人に配付されるタブレットで行う予定です。

今、本格的導入に向けて、何校かでお試しをしています。本校ではたんぽぽ学級、5年生、6年生がモニターとして協力をしています。(今のところはPC室で行っています。)

今朝は、5年生の入力の様子を見学しに、柏市教育委員会指導主事の小原先生がお見えになりました。
このワンクリックが早期発見のための手段の1つになれば、という取り組みです。
しかしもちろん、あくまでも手段の一つであり、子どもたちの様子を直接見ることによって、小さな異変に気づき・声をかける、早期発見・早期対応を心がけていくという最も大切な学校の姿勢は変わりません。何をおいてもまずは良好な人間関係です。



子どもたちが健やかに成長し、元気に学校に通うためにとの教育委員会の取り組みの一つをご紹介しました。

延長(校長ブログ)

昨夜、緊急事態宣言の延長が決まりました。

学校は通常登校が続きます。保護者のみなさんも、ご家庭の事情やお仕事の事情などがある中で、それぞれのご心配があると思います。我々教職員も同様です。不安なことがありましたら遠慮なく学校へご連絡ご相談ください。
目に見えないウイルスによる病気ですから、かかることは仕方がありません。もちろん、わざわざかかりに行く必要はありませんし、広めることもありません。引き続きそれぞれに予防対策を講じながら、人とのつながりは大切に生活していきましょう。

学校の対策としては、寒い季節ですが手洗い、そしてマスク着用、換気を引き続きの基本として、教職員による児童登校時の検温、手指消毒、密を回避した教育活動、学年をまたいでの活動・交流はしないなど、ガイドラインを確認しながら進めていきます。

2月の行事で「6年生を送る会」があります。
市内の各学校でこの行事を実施するかしないか、行うならどんな形で、など、校長間で情報交換をした1年前を思い出します。臨時休業になる直前のことでした。
(↓2枚の写真は昨年度)

少人数の学校だからできることがあると考えていますが、さすがに今はこの距離間での集会はできません。(繰り返しになりますが、学校の大小関係なく、柏市のガイドラインを根拠にしています。)今年のこの行事については1月中に「オンラインでの開催」を決めました。6年生への感謝の気持ちをどのように伝えるかを各学年ごとに考えながら準備を進めています。







真面目に学び続ける富勢東小の子どもたちです。

ミシンに向き合う6年生。


6年生が卒業式を迎えるまで登校する日は27日あります。土日祝を入れれば41日です。まだまだ富勢東小の6年生として成長を続けることができる期間があります。1時間1時間、1日1日を大切に過ごしてほしいです。

テレビなどで、真っ赤な山の映像が写るだけで鼻がむずむずする花粉症の季節がやってきました。風邪と花粉症の症状の違いはニュースでも取り上げられています。アレルギーによる鼻水・くしゃみ・せきなどは登校可能ですので、健康観察票にその旨記入してください。

こんなワッペンやはんこもあるみたいですね。

節分(校長ブログ)

季節の変わり目は邪気が生じる、という言い伝えから、年に4回ある季節の変わり目である「立春・立夏・立秋・立冬」の前日を節分とする、とのこと。(そう考えると、節分という日は年に4回あるってことです。)季節が変わる前の日のうちに、鬼をはらっておこう、という風習です。
節分と言えば、豆まき、ひいらぎ、いわしの頭、恵方巻き、今年は南南東・・・いくつかキーワードがありますが、今日の給食も季節のメニューということで、いわしと大豆が入っていました。

邪気をはらって、元気に過ごせるように、まず今日の縁起の良いメニューで力をつけてほしいですね。

1年生が鬼のお面を作っていました。とても楽しそうでした。

ちっちゃな鬼がたくさんいましたよ。


昼休みには、鬼のお面をかぶった鬼たちが鬼ごっこに興じていました。

柏市のガイドラインが改訂されてバージョン4となりました。バージョン3との違いにチェックを入れながら、一通り目を通しました。今後の教育活動も、このガイドラインを根拠にして進めていきます。



ガイドラインの中で6の(3)出欠席等の扱いというところに加筆された内容があります。レベル2、3では「同居する家族に発熱や風邪症状が見られるとき」には、児童の出席停止を徹底する、という内容です。家庭内感染というキーワードのもとでは、本人が元気でも、そのような対応をさせていただくことになりますので、ご家族の健康観察も含めて引き続きご協力をお願いいたします。この件に関して、判断に迷うことがあるときは遠慮なく学校へご相談ください。



朝の雨も早いうちにあがり、お昼頃は日差しがとても暖かかったです。


2月の生活目標の1つは「友達といっしょに外で元気に遊ぼう」です。暖かい日もそうでない日も、外で体を動かして、寒さに負けない体をつくってほしいです。



2月スタート!(校長ブログ)

2月が始まりました。
パラパラとあられが降る寒い朝でした。
うっすら白い体育館前

うっすら白い花壇

今日も子どもたちの検温をする教職員と、元気に登校してきた子どもたち。


手袋をしていない児童の手は赤くなっています。「手をぐーっと握ると温かくなるよ」という私の言葉に「ほんとだ!」「寒くて、握る力も出ない」・・・いろいろな反応が返ってきました。
曇り空でしたが、子どもたちの登校が終わると、雲の隙間から太陽が顔を出しました。

午後は青空が広がりましたが、それでも気温は低い1日でした。

「我慢のなんとか」「勝負のなんとか」というような次々に出てくるスローガンの元、制限のある生活は続いています。


報道などで、感染した大人の方々へのインタビューを聞くと、かなりしんどい印象を受けます。もちろん個人差があるところでしょうから、実際には、そうなってみないとわからない、というのが正直なところではあります。


子どもは感染しても「軽い」「無症状」と言われていますが、学校は子どもだけがいる場ではありません。職員もいますし、それぞれ家庭もあります。子どもが帰る場所にも別の場所で1日を過ごした親御さん、兄弟姉妹等がいるわけですから、やはり油断はできません。



今日、配付する学校便り「あけぼの」にも載せましたが、2月に予定していた長縄記録会の中止を決めました。子どもたちが交錯する活動であること、十分な練習ができていない状況で大会を行ってもねらいが達成できないことを判断材料としました。その他の主な行事についても、ご確認ください。

今日、あられの降る中で花壇で綺麗に咲いているパンジーを見ました。

じっと春を待っているようだ、とは人間の勝手な表現ですが、口がきけたなら「寒いよ」「冷たいよ」と言いたくなるところかな。確かに「我慢」をしているようにも見えます。

もしかしたら、同じように「我慢」をしているのかもしれませんが、子どもたちは、学校へ来て、友達と会い、友達と同じ場所で先生と共に学び、遊び、とても良い顔で生活をしています。授業中や、休み時間の表情、声、言葉でそう感じています。

活動に制限はあっても、彼らにとっての日常は確保されている、とその前向きな姿から感じています。とても立派で頼もしいです。

寒さも厳しくなる季節です。
引き続きの手洗い・マスク着用・換気を基本とした対策を講じながら教育活動を進めていきます。保護者のみなさんも地域のみなさんも感染症対策を健康管理に努めてください。ご理解、ご協力をお願いいたします。
(左上「コロナウイルス対策」枠内の、柏市の「学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」がVer4に改訂されましたので差し替えました。)