創立78周年目 学び成長し続ける富勢中
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校長雑感ブログ
4月15日(月)暑さの予感と魔よけの鯉のぼり
〇先週末から今朝も気温が上昇し、日向では暑いくらいです。昨年の猛暑を思い出し、今年も暑さ対策を始めなければいけないと感じています。ただ空は青く、来月まで「五月晴れ」が見られそうです。
〇昨日、自宅の倉庫を整理したいたら、室内用の鯉のぼりが出てきました。もう何年も出していないので、校長室に飾ってみました。現在、29歳と26歳の長男、次男のために購入したのですが、大きくなると興味も示さなくなるので、どうしても仕舞いっぱなしになっていました。
〇鯉のぼりについて少ししらべると、中国の神話や伝説に登場する「龍」が関係しているそうです。中国では、黄河の上流にあるとされる龍門という滝を鯉が登ると竜になるという「登龍門伝説」があり、日本でも立身出世の象徴となっていました。
〇さらに、鯉はとても生命力があり、大きく丈夫で、きれいな川以外でも生きていくことができるために、子供に強くたくましく育ってほしいという願いを込めて揚げられています。
〇一番上の「吹流し」は、もともとは鯉のぼりとは別々のものでしたが、明治時代になり、鯉のぼりと吹流しは一緒に揚げられるようになったそうで、中国の「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)からきており、木・火・土・金・水の五行を表しています。
〇鯉のぼりの竿の先に付いている「矢車」は、古来から邪悪なものを射るということから魔除けの意味があります。本校の生徒たちが、すくすくと成長しますように・・という願いを込めて五月五日まで揚げます。
須藤昌英
4月12日(金)自転車通学の安全といのちの安全
〇昨日の放課後、自転車通学許可者への説明を行いました。この春休みにも部活動のため自転車で登校中の生徒が、富勢運動場入口で車と衝突する事故がありました。自転車が車の下へ入りましたが、生徒は打撲だけで済み、今は元気に登校しています。
〇朝の富勢小まえの歩道は、小学生と中学生の自転車が反対方向ですれ違いますので、本校生徒は自転車を降りて押しています。もし自転車と歩行者で事故があれば、過失割合は100%自転車になりますので、保険の加入も万が一に備えて必要になってきます。
〇私は午後に市内の校長会議があるので不在にしますが、今年度初の避難訓練を行います。地震の脅威は常に頭においておかねばなりません。始業式でも私の方から2・3年生には、「今この瞬間に地震が起きたら、どう行動するか?を常に考えておきましょう。日本は地震大国です。まずは自分のいのちは自分で守るという心構えをもってください」と話しました。
〇生活上の安全は人に与えられるものではなく、自分で安全性を少しでも高める意識と工夫が必要です。
須藤昌英
【昨年の避難訓練から】
4月11日(木)3学年がそろいました
〇1年生は、朝の会から新しいクラスで、少し緊張した様子でしたが、自己紹介したり教科書に記名したり、学年集会を行ったりしました。
〇2・3年生は、学級の掲示物作成や体育館で発育測定(視力検査・聴力検査・身長・体重)を行いました。
〇1年生は、初めての中学校の給食でした。まずは給食当番が白衣を着るところから勝手の違いに苦労していました。さらに配膳や「いただきます」の挨拶もクラスごとに少しずつ違っています。当番以外は読書をして待ちます。
〇メニューは「牛乳、ポークカレーライス、わかめサラダ、手作りグレープゼリー、大豆小魚」でした。ご飯をどのくらいよそうかなども手探り状態で、手べ始めるまでにけっこうな時間がかかりました。明日からは少しずつペースアップしていくことでしょう。
須藤昌英
4月10日(水)第78回入学式
〇本日、165名の新一年生が入学しました。入学式には保護者及び地域の方々、三年生が参加しました。天気に恵まれ、新入生の清々しさが心に残りました。
須藤昌英
4月9日(火)花散らしの雨と入学式準備
〇発達した雨雲が関東へ近づいており、登校時には傘が役に立たないほどの南からの強風が吹いていました。生徒の多くは傘はあるにもかかわらず、傘を開くと飛ばされそうなので閉じたままで歩いていました。また何人かは傘の骨組みが壊れてしまい、かわいそうでした。
〇大雨のピークは、関東は昼前後となりそうとのことで、下校時には生徒に注意を促します。その後天気は西から回復しますが、夜は北よりの風が強まり、気温が低下するそうです。服装の調節が大変です。
〇せっかく満開の桜の花も風で散らされて「もったいない」と思ってしまいます。でも明日の入学式は、青空の下でまだその奇麗な姿を残してくれることでしょう。
〇午後は明日の入学式準備を行います。
須藤昌英
4月8日(月)学年集会と給食開始
〇2・3年生はそれぞれ学年で集会を行い、学年担当の先生からの自己紹介を聞いたり、学習や生活の約束、今後の予定などの確認を行ったりしました。
〇学級活動では、学級目標や委員会・係決めの話し合いを行いました。4月は自然と気持ちが前向きになりますので、新しい役割などにチャレンジするには最適です。
〇給食は、アフターコロナで班の隊形で会食することに戻りました。ただ大声で話したり食事マナーを守らない生徒は皆無で、豚キムチ丼を美味しそうに食べていました。
須藤昌英
4月5日(金)令和6年度着任式・第1学期始業式
〇令和6年度は雨のスタートとなりました。ただ桜の花は満開に近くなってきており、いろいろな鳥もよってきて賑やかです。
〇今年度から着任された教職員に着任式で、自己紹介をしてもらいました。ある職員は、「きちんとした姿勢で話を聞いてくれたので、嬉しかったしびっくりしました」と後で話してくれました。
〇始業式では、「進級おめでとう」「入学式もよろしくお願いします」「修学旅行や林間学校もすぐなのでしっかり準備を」などと話しました。
〇新3年生はクラス替えはなく、すぐに1号館2階へ引っ越しました。新2年生は体育館で新クラスの発表後、4号館へ引っ越しました。
〇学級開きで行う自己紹介などは、来週の学級活動で行います。
須藤昌英
4月4日(木)始業式の前日に思うこと
〇生徒のいない校舎内は静かで、教室の机や椅子も主役(生徒たち)が来ることを待っているかのように感じます。今日も全職員で明日の始業式に向けて、最終準備を行います。
〇話は変わりますが、昨年まで年度終わりの3月31日に満60歳を迎える教員は、その日をもって定年退職となっていました。しかし今年から公務員の定年延長が開始され、私の年齢は満61歳まで、私の一年下の職員は満62歳と徐々に延長され、数年後には65歳で定年退職となります。
〇これが決まったのは3年前ですが、教員となってから長い間60歳で退職と思ってきた私の年代などは、「60歳の4月1日は朝からゆっくりと自宅で過ごせるな・・」と想像していました。しかし実際にはこの4月1日も朝の6時半には出勤し、校長室で会議資料を作成していました。今は残りの1年を何とか健康を保って乗り切りたいとだけ思っています。
〇たまに「校長先生はなぜそんなにはやく出勤しているのですか?」と尋ねられることがあります。理由の一つは、朝の部活動に参加する生徒は、7時に登校します。すると距離が遠い生徒は6時半には自宅を出ています。万が一登校中で交通事故や不審者等に遭遇した場合には、すぐに連絡がとれるようにするためです。
〇逆に明日の午後からは部活動も再開されますが、完全下校の30分後までは、生徒たちが無事に帰宅したかを心配する毎日が戻ってきます。昨日も台湾では大地震、九州でも部活動中に落雷で高校生が意識不明になるなど、いのちに関するニュースを見て、他人事ではないと思います。
〇これから明日の始業式で、生徒たちに何を話そうか・・、ゆっくりと考えます。
須藤昌英
4月3日(水)主役の交代と多様性
〇校内のソメイヨシノはまだ咲き始めたばかりで、今週末くらいに満開になるかもしれません。そのソメイヨシノが終わると、少し遅咲きの八重桜の花が次に咲き始めます。ソメイヨシノから八重桜への主役交代は毎年見事な風景です。
〇調べますと、「八重桜」という呼称は、一つのサクラの品種ではなく、八重咲きに花を付けるサクラの総称だそうです。ソメイヨシノに代表される一般的な桜の花弁は5枚で、この咲き方を「一重咲」と呼称するのに対し、桜の場合は6枚以上の花弁を付けるものを「八重咲の八重桜」として区分しています。
〇サクラも複数の品種が交配してできた変種や観賞用に開発された改良品種を合わせると600種類を超えるといわれています。日本に分布している桜のうち80%以上がソメイヨシノだそうですが、実は他にも個性溢れる品種が多く存在しています。花弁の数も影響してか、本校の八重桜はピンクも濃く、花全体がモコモコしています。
〇サクラと同じく生徒もすべての面で、多様性に富んでいます。人にはサクラと同じくそれぞれの良さがあり、比べることは無意味です。ソメイヨシノにはソメイヨシノの良さ、八重桜には八重桜の良さがあり、そうだからこそそれぞれの特性が際立って、観る我々は楽しいのでしょう。
〇明後日の5日の天気予報は、「曇り時々雨」ですが、2週間ぶりに登校してくる本校の主役の生徒たちのために、2つのサクラも懸命に咲く準備をしています。
須藤昌英
4月2日(火)始業式に向けての会議や準備
〇通称「富士見坂」に続く正門前の通りは、白い桜の花が満開ですが、いまだにソメイヨシノは数輪しか咲いていません。5日の始業式はもちろん、10日の入学式まで何とか残ってほしいと願っています。
〇校内では教員が分担し、始業式に向けて会議や準備を行っています。特に本校は校舎配置が複雑ですので、新しく着任した職員はなかなか覚えられず、行きたい教室へも行けずに迷子になることもあります。
〇教員には、授業担当や学級担任などの役割に加え、学校全体を運営する係り分担(校務分掌と呼んでいます)を割り当てています。このことは「学校全体を支えている」という意識を醸成し、一つの組織として仕事をしていくことにつながります。下記のような部ごとの会議を行い、全体会議への提案資料を作成します。
・教務部(年間計画、月計画、週計画、学校行事、教科経営、日課表など)
・研究部(校内授業研修計画、各年代に必要な研修の推進など)
・生徒指導部(生徒の生活のきまり、一日の生活の流れ、生徒へ寄り添った支援など)
・管理部(施設管理、環境美化、備品管理など)
・庶務部(教科書管理、学籍管理、各種会計、各種証明など)
〇生徒を迎えるにあたり、教員は下駄箱やロッカー、机・椅子のシールを貼ったり、教室や廊下などの環境を整えたりしています。生徒のいない教室は、ガラ~ンとしていて、窓から差し込む光が床を照らしています。「はやく生徒が登校してこないかな」と待ち遠しく思っている教員も多いです。
須藤昌英