校長雑感ブログ

4月15日(月)暑さの予感と魔よけの鯉のぼり

〇先週末から今朝も気温が上昇し、日向では暑いくらいです。昨年の猛暑を思い出し、今年も暑さ対策を始めなければいけないと感じています。ただ空は青く、来月まで「五月晴れ」が見られそうです。

〇昨日、自宅の倉庫を整理したいたら、室内用の鯉のぼりが出てきました。もう何年も出していないので、校長室に飾ってみました。現在、29歳と26歳の長男、次男のために購入したのですが、大きくなると興味も示さなくなるので、どうしても仕舞いっぱなしになっていました。

〇鯉のぼりについて少ししらべると、中国の神話や伝説に登場する「龍」が関係しているそうです。中国では、黄河の上流にあるとされる龍門という滝を鯉が登ると竜になるという「登龍門伝説」があり、日本でも立身出世の象徴となっていました。

〇さらに、鯉はとても生命力があり、大きく丈夫で、きれいな川以外でも生きていくことができるために、子供に強くたくましく育ってほしいという願いを込めて揚げられています。

〇一番上の「吹流し」は、もともとは鯉のぼりとは別々のものでしたが、明治時代になり、鯉のぼりと吹流しは一緒に揚げられるようになったそうで、中国の「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)からきており、木・火・土・金・水の五行を表しています。

〇鯉のぼりの竿の先に付いている「矢車」は、古来から邪悪なものを射るということから魔除けの意味があります。本校の生徒たちが、すくすくと成長しますように・・という願いを込めて五月五日まで揚げます。

 須藤昌英