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2019年6月の記事一覧
1年生、初プール!
6月の最終週であった今週の27日、ついに1年生がプールに入りました!前日は暑かったのですが、この日の予報は曇り。雨も降るかも…そんな天候でしたが、雨は降らずに無事に初プールでした。プールの水を調整して減らし、恐怖感をできるだけ取り除いての「水遊び」授業でした。保育園や幼稚園とは違っての大きなプールに子供たちも興奮気味。足から水に触れただけでも「キャーッ!」、全身水につかると「キャーッ!キャーッ!」、「口まで水に入れます」という指示にも「キャーーッ!」と、もう大変です。「話を聞かないと次に進めません!」先生の言葉が何度か飛び交いました。「みんながつながってプールの中を歩きます」という指示で歩き出しましたが、水を減らしても深いところは20㎝の差があります。身体が小さい子にとっては「おっ!」と感じたようでしたが、みんなニコニコ顔で水遊びを楽しんでいました。
この日の夕方、臨時校長会議があり、市内中学校で発生した不適切な指導に対しての指導がありました。「非常に残念だ」という言葉で始まった河嶌教育長の言葉が重く響きました。「まず校長自らが子供の人権に対する認識を新たにし、職員全体の意識改革の先頭に立ってほしい」「一人の不適切な指導が学校全体への信頼や支援をなくす」という話を、その場にいた63名の校長は重く受け止めたと思います。それを受けて昨日夕方、富勢小の職員に伝えました。問題を一人で抱えずに、向き合い方を複数で考えること、子供たちの成長につなげるためには地道に寄り添うことが一番の近道であることを伝えて、「児童に寄り添うこと」「準備に心がけること」の方針を確認、職員全体で協働することの大切さを訴えました。問題があると、職員の使命感から自分で解決したくなりがちですが、相談することで解決方法が広がり、より良い方法が見えてきます。またそうすることで冷静に全体を考えることにもつながります。今回発生した不適切な指導から、不安を感じた保護者の方もいるはずです。大変申し訳ありません。同じ学校で起こったことを職員全体でしっかりと受け止め、富勢小だけでなく、学校全体への信頼につなげ、安心感を感じていただけるように努力していきたいと考えています。
6月も最終週
そして今日、梅雨とはいえ、夏が近いことを感じさせる陽射しに、子供たちは「今日は入れるね!」と声かけしたり、またそう言わんばかりの表情で登校していきました。3年生、5年生、6年生の順で予定通りにプール学習実施、6年生はもう3回目の実施です。まだ1回も入れていないのは1年生のみ。とても複雑な気持ちになりました。1年生の今度の予定は明日の午前中です。明日の天気予報は曇り。雨が降らなければ何とかは入れるかもしれません。「かもしれません」には理由があります。午後の時間帯に入った6年生でしたが、水温は気温ほど上がらず、風も吹いていたこともあり、「寒い」という声も上がっていました。雨が降り続いてしまうと水温は下がってしまい、簡単に上がることはありません。そう思うと明日の午前中はどうかな?…そんな思いになってしまいます。明日の朝、「先生、プールは入れる?」の声かけに、どう応えたらよいか、明日朝の天候からちょっと考えたいと思います。
そんな一喜一憂の毎日ですが、今週で6月も最終となり、来週からは7月です。 あと16日登校したら夏休み。子供たちにとっては「やったあ、もうすぐで夏休みだ!」という気分になっていくんでしょうね。今日は午前中にPTA常任委員会が開催され、その場でもお伝えしたのですが、「なお一層の事故防止を!」をぜひ、お願いしたいと思います。思いもかけない事故が起こっている世の中ですが、気の緩みからの防げる事故だけは、子供たちに起こしてほしくはありません。今日の委員会でも「登下校中に地震が発生したら?」というお尋ねがありました。まず、車や倒れてくる物、落ちてくる物を避けて身を守る(しゃがんだ体勢)、揺れが収まったら自宅か、学校か(大人が確実にいる場所)、近い方に向かうことが大事だと考えます。「自分の命は自分で守る」ことは繰り返し、話しています。交通事故や自然災害などへの対応について、ぜひご家庭でも話題にしていただければと思います。
土曜参観&引渡訓練
午後からは引渡しを実施しました。降ったりやんだりの天候で迷いましたが、実施時間が雨予報であったために、教室での引渡しを実施しました。廊下と階段を一方通行にして実施しましたが、ご協力いただき、全体的にスムーズに進めることができました。ありがとうございました。「震度5強」の地震の際には引渡しを実施します。今日はメールを流しましたが、実際は流すことができないと思います。その時は「震度5強。引渡し実施」と保護者の皆様に判断していただかないといけません。防災無線でその旨の連絡が入るかもしれません。「何時に来校するか?」それもご判断ください。連絡いただいても対応はできないと思います。今日は教室で引渡しましたが、地震の場合には校舎内に止まることができず、雨であっても傘を差しての引渡しと言うこともあります。とにかく状況から「どんな引渡しをするか」を判断し、来校の際にお伝えしますので、職員の指示に従っていただければと思います。今日は皆様の準備もあり、1時間もかからずに終了できましたが、実際の場合には、数時間以上になると思われ時間はかかるはずです。どんな場合でも「引き取りがあるまでお子様は学校に止まる」が原則ですので、ここだけはご承知おきください。犯人逃走という事件が今、神奈川県で発生しています。このようなことが課業中に富勢小近辺で起こったとしたら、今日のように教室での引渡しになります。想定を超えることが起こってしまう時代ですが、何が起こっても子供の安全を第一に、保護者の皆様と連携をとっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。なお引取者が変更される場合には、その都度、担任にご連絡ください。引渡訓練についてもお気づきの点があれば、お知らせいただきたいと思います。本日は授業参観&引渡訓練へのご協力、ありがとうございました。明後日の24日(月)は振替休業で休みです。来週は25日(火)からのスタートです!
子供の自尊感情を高めること
「ポジティブな声かけで自尊感情をたかめよう」という見出しの記事が雑誌に掲載されていました。
最近の幼児教育に関する研究では、子供がよりよく学ぶために、思考力や表現力の他にも必要な資質・能力があることがわかってます。それは理解できるまで粘り強く、勉強したり、友だちと教え合って理解を深めたりする力です。計算力や思考力はテストで計れる力ですが、根気強さや協働性は計れません。この計れない力だけれども、学習や生活に必要な力は非認知能力と言われます。非認知能力には、
◎目標を達成するための「忍耐力」「自己抑制」「目標への情熱」等
◎他者と協力するための「社会性」「敬意」「思いやり」等
◎感情を抑制するための「自尊心」「楽観性」「自信」等
があり、多くは幼児期の生活や遊びを通して身につくと言われていますが、今からでも間に合います。例えば、丁寧な声かけ、ポジティブな声かけで自尊心は育まれます。学校では教師や友達からの声かけにより、社会的な自尊感情が育まれますが、家庭での声かけは「自分はここにいて良いんだ」「自分は大切にされているんだ」という基本的な自尊感情を育み、心理的安全性、安心感を保つためにも必要です。
という内容です。「ハンカチ持った?」という声かけも、子供たちに自信を持ってもらうための取組の一つ。取り組めばすぐにできた、というものではなく、時間はかかりますが、学校は学校で、家庭は家庭で、それぞれにしかできない方法で子供たちを励ましていきましょう。目指すゴールは同じです。
さて明日は授業参観日です。天気が良くない予報が出ていますが、1時間目(8時20分開始)から4校時(11時25分終了)の参観ですので、ぜひお出でください。
「あともう一口」4年生の食育の授業
プールには入れませんでしたが良い天気だった昨日。11日の6年生に続き、5年生が校外学習に出かけました。目的地は埼玉県羽生市にある藍染めの工場と群馬県太田市にあるスバル自動車工場です。校外学習の中では一番遠方でしたが、渋滞もなく、藍染め体験や工場見学もスムーズにでき、予定よりもやや早く17時過ぎに帰ってきました。「どうだった?」の問いかけに、首からさげたスバル自動車からのお土産を見せながら「楽しかった!」と返ってきました。お土産はもう一つ、藍染めしたハンカチです。お土産つきの校外学習は5年生だけかもしれません。10月に3日間の林間学校を控えた5年生にとって今日は始めの一歩。担任によると反省は多々あるようです。マナーを守ること、話を聞くこと、時間を守ること、グループ活動での大事なことなど、進んで取り組むことで楽しさはアップします。昨日の反省点をぜひ、いかして欲しいものです。5年生の皆さん、お疲れ様でした。保護者の皆様、様々な準備をありがとうございました。
最後にもう一つ。今週1週間、4年4組に実習生が入りました。教諭ではなく栄養教諭をめざす富勢小出身の男子大学生・植松さんで、4組のもう一人の「先生」として過ごしました。実習最終日の昨日、食育の授業として「調べて発見!ごみのひみつ~あともう一口~」という授業を展開しました。前日に中山栄養教諭による、「食品ロス650万トン」という授業を受けての内容で、日常のゴミを考え、食べ残しを減らす意識を高めて行動に移すことをねらいとした授業でした。この中で「カレーライス作りから出るゴミ」について、子供たちから活発な意見が出ました。材料のにんじんやジャガイモの、先生が用意した掲示物には仕掛けがあります。「どんなゴミが出る?」の問いかけに、「皮!」と子供たち。材料の掲示物には皮がはがれる仕組みになっていて、その皮をはがすと「へーっ」子供たちの目が輝きました。ちょっと残ったカレーライスを見せて「これはゴミ?」には、「違う!」「もったいないから明日、食べる」と子供たち。「残った物は全部、お母さんが食べるんだ」「家も」これには笑いました。家では冷蔵庫に入れておくことができますが、レストランやハンバーガーショップ、そして給食室ではそれができません。子供たちが「食べ残しを出さない」行動につなげるために、先生が用意したものが「あともう一口」の合い言葉でした。授業で使ったワークシートの一番下、四角囲みの中に子供たちは、赤字で、太字で『あともう一口』と書きました。授業の最後に植松先生から「今日で最後」と言う言葉が聞かれると、教室の雰囲気がしんみりとしました。帰りの会では涙する子もいたとのこと。たった1週間であっても、伝わること、感じられるものは確実にあります。「教育は人なり」を実感しました。「4年4組の子供たちに出会えて良かった。富勢小で実習できて良かった」植松先生からの言葉はとても嬉しく思います。この1週間は植松さんの人生にとって影響大の出来事の一つになるはずです。植松先生、ありがとうございました。『あともう一口』の言葉は、給食の食べ残しを減らすために役立てたいと考えてます。
6年生の校外学習
7時に集合して出発、高速道路も嬉しいほど空いていたので特別に今日は、国会議事堂の周辺の官庁をバスから見学しました。皇居周辺を走っているランナーを見ながら、気象庁、国土交通省、法務省、外務省、総務省、警視庁、最高裁判所、…と、バスを走らせての見学でしたが、周辺にこんなに官庁が集まっていることが伝わってきました。天気も良く、東京駅前の広場からは二重橋もしっかりと見え、昔の江戸城を感じさせる多くの通用門も、通過しながらではありましたが、たっぷりと見学できました。このバスツアーは昨年に引き続いてのこと。私も10数回、国会見学に参加していますが、こんな見学はめったにありません。
国会は参議院の見学でしたが、団体も少なく、とっても順調でした。衛士さんの説明も丁寧で、「本会議での最小人数は?」「83年間で何本の法律ができたのか?」という6年生の質問にも丁寧に答えてくださいました。本会議は決まった人数がそろはないと開かれないこと、法律は改正することもあるので、常に新しいものができると言うことではないことがよくわかりました。写真撮影の後、今日は参議院での「参議院特別体験プログラム」に臨みました。これは国会のしくみと法律ができるまでを、疑似体験を通して学ぶプログラムです。参加した富勢小の6年生と愛知県の中学生から委員会構成員として数名の議員、委員長、大臣、副大臣、そして参議院議長を予め、10数名決めておき、他の児童は議員として最後の投票を行うという約1時間の体験です。本日の案件は『食育に関する法案』でした。役割の台詞は決まっているものの、その部屋の中には模擬委員会場、議長席が設けられていて、役を与えられた子供たちは緊張しながら模擬委員会を進め、趣旨説明、質問をしていきました。その後舞台は参議委員本会議場(もちろん模擬です)。富勢小・濱西さんが議長席で「これから採決をいたします。本案の賛否について投票ボタンを押して下さい」と発し、模擬議員の子供たちはボタンを押します。今日の法案は賛成多数で可決されました。「本案は可決されました」という議長の発言に議場からは拍手が起こり、模擬本会議は散会しました。そんな体験は貴重だったと思います。参議院を出た頃は正午過ぎ、その後は科学技術館で待ちに待った昼食。はじけるような笑顔で子供たちは美味しいお弁当を食べていました。科学技術館も比較的すいていて、見学も予定通りにできたようです。
今日の6年生は「マナーを守る」「自分勝手な行動はしない」「迷惑をかけない」の3つをめあてに出かけました。「これがやりきれれば終わったときに楽しさが残る」と出発の会で伝えました。「校の子供たちは頑張っていた!」これが職員の評です。国会の見学前の集合の際も、国会見学も、科学技術館見学も、勝手な行動はなく、周囲への配慮も感じられ、とてもすがすがしい気持ちが残りました。6年生の皆さん、よく頑張ったね! もう一つ、出発の会でのこと。「引率する先生方に挨拶をします」と実行委員。「添乗員の○○さん、カメラマンの△△さん」と、名前を添えて紹介してくれました。なかなかないことです。聞いてみると実行委員の方から「名前を教えてください」との申し出があったとのこと。実は朝から嬉しい気分が始まっていました。準備の大切さを実感しました。これも6年生に感謝です。本当に充実した一日を過ごしました。6年生の保護者の皆様、様々な準備をありがとうございました。
富勢小の良いところは何ですか?
先週、6年生の数名からインタビューを受けました。国語の学習で学校紹介のリーフレットを作るとのこと。そのためのインタビューで「富勢小の良いところは何ですか?」とあり、「120年の伝統に支えられていること。これは富勢小だけ」と答えています。6年生の中にも、両親だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんも「富勢小出身」という家庭があります。「自分の出身校を、悪く思う人はいないんじゃない?」そんな話をすると、「なるほど」6年生は納得します。今年の富勢小は創立から120年目を迎え、6年生の卒業式は120回目であり、運動会も(おそらく秋実施だと考えられるので)120回目ですが、開校が5月ということもあり、入学式は119回目でした。校長室には80周年、100周年、110周年の行事の航空写真が飾られています。創立120周年の取組はこれから考えていくのですが、この取組は来年度の実施となります。もし航空写真を撮るなら、今の6年生は卒業してしまうので写りません。そんなことに話が広がると、6年生は「えーっ!どうして?写りたい!」という反応が返ってきました。6年生にとっては残念なことかもしれませんが、120年目の学校の、6年生であることは間違いありません。120年の重さを全ての子供たちに伝えることは難しいのですが、多くの人たちが学校を支え、学校の周りには昔の学校を知っている方々がいるという安心感を、何とか伝えていきたいと思います。そんな6年生との関わりは、ホッとさせられる大事な時間になりました。
旭東小でのミニバスケットボール教室
昨日は旭東小学校でミニバスケットボール教室が行われ、一昨日、富勢小の全校児童から応援され、励まされた36名の選手が旭東小の体育館で白熱した一日を過ごしました。対戦は会場校の旭東小と松葉二小です。結果は男女ともに勝利することはできませんでしたが、学ぶことは多く、この日の経験で成長が見られた子は多かったようです。ボールが思うように扱えない、運べない、マークが厳しく、ボール入れができない、シュートが入らない、…そんな悩みの表情が試合中の子供たちから感じられました。それでも試合時間は過ぎていきます。「何とかしなければいけない」状況の中、盛り返す場面、ともに競った場面も多く見られ、最終得点では相手を上回ることはできなかったものの、「いける!」「頑張ろう!」と気持ちが乗った表情も数多く見られ、敗れた後は悔しい表情もたくさん見られました。
このミニバスケットボール教室は私が教員になった頃には既に実施されており、40年ほどの歴史があります。バスケットボール経験がない私にとって、子供たちへの指導は未知のものであり、中学校の先生から学んだり、試合を見たりしながら指導を続けてきました。長年指導を続けてきて、大きな悩みにぶつかったことがあります。それは試合に出る喜びと勝利する喜びとの兼ね合いです。バスケットボールの技能が優れた子だけの集まりならば、両方を追い求める方法はあると思うのですが、そんな子供の集まりはありません。練習してきた子供たち全員を出場させてやりたい、勝つ喜びを味わわせてやりたい、…指導を続ける中で悩んだことです。今は直接指導をすることはありませんが、「チームとしての喜びを味わえるチーム」「お互いを知り、上手な子を目標に練習を積んでいく子」をめざすことは大事なことだと考えます。「勝利が絶対」ではなく、勝利をめざすことは大事で、たとえ試合に出られなくても勝利を一緒に味わえるチーム作りは練習の中から築いていくものです。こうすればこうなるとは一概に言えず、思い通りに行かなかったことが多いかもしれません。そんな指導を通して、子供たちから学ばせていただきました。今年はバスケットボール経験がある伊藤教諭と安次富教諭が指導にあたりました。きっと2人にもそんな悩みはあったはずです。成果と課題を今後の練習につなげて、来年のチーム作りにいかしていきたいと思います。昨日は保護者の皆様にも大勢来ていただき、声援を送っていただきました。本当にありがとうございました。
白熱した一日を送っていた昨日、業者によるプール清掃が行われました。今朝見てびっくり!きれいです。以前もお伝えしましたが、今年から市内小学校のプールは業者委託による清掃が実施されています。毎年、数日かけて清掃に取り組んでいるのに、昨日一日だけ。業者の方は3名とのこと。用具の力ですね。驚きと喜びを感じ、本当に今年は良かったと思いました。
見ている、見られている
いつもの日常に戻った学校ですが、どんな時でもずっと続けられている活動の中に、地域の方による登校時の見守り活動があります。私は週1回、東門から出た通学路で見守るようにしているのですが、いつも立ってくださっている方との話も貴重な時間です。今週は「見ている、見られている」そんな話をしました。この方だけでなく、見守りを続けてくださっている方は、本当に子供たちを見てくださっていて、ちょっとした変化に敏感です。「今日はとってもいい顔している」「去年とは様子が違う。成長したんですね」「家で何かあったかもしれませんね」と、いろいろなことに気づくとのこと。この日はちょっと学校に行きたくないと思いながら登校する子が、いつものようにお母さんと登校してきました。強ばった表情ではなく、落ち着いていて、お母さんもにこやかな感じです。「1週間前とは違う」と私は感じましたが、毎日見ているこの方は少しずつの変化に気づき、静かに見守ってくださっています。「東門でしばらくお母さんと話し、一人で昇降口に向かったり、一緒について行ったりする」様子を見てくださっています。この日はちょっとだけお母さんと話し、一人で昇降口へ向かいました。「今日は頑張りましたね」との声かけに、お母さんは嬉しそうでした。「我が子が小学生の頃、しっかりと顔を見る時間を作るために、下校してきたら一緒にお茶を飲むことを続けてきた」という話も伺いました。成人した今でも、そんな風に向き合うことは自然にできるとのこと。そんな話から、子供たちは家ではお母さんの顔を、学校では担任をはじめ子供の前に立つ教員の顔をよく見ているという話になりました。お母さんを困らせたくない思いは全ての子にありますが、困るようなことをしたとき、「どんな風に思っているんだろう?」と、お母さんの顔を見ます。いつものにこやかな表情が見られると子供は安心します。子供たちが困っているとき、家族の励ましの言葉や笑顔は大きな安心感につながるはずです。これは学校でも同じ。30人もの子供がいるので、家庭とはちょっと違いますが、叱ったり、褒めたりする該当の子供以外の「先生はどうするんだろう」という視線を感じる必要があります。「横から見られている。その時の言動、表情は結構大事」と私は職員に伝えています。そんな直接に関わらないことからも、安心感を与えることができると考えています。
今週のこの方との話はとても貴重でしたが、と同時に、毎朝通学路で本当によく子供たちを見てくださっていることを実感しました。今週に起きた川﨑の事件は連日、悲しい報道が続いています。事件を防ぐ明確な策はすぐに見つからず、不安ばかりが続いていきますが、このような地域の方々の見守りが、子供たちや保護者の安心、安全につながっていることは確実で、大事にしていかなければならないと思います。
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