校長室より

令和 6 年度 校長室より

富勢地域の財 その2

5年生の農業関係をテーマに布施新田町会の方に放課後足を運んでみました。途中で、黄色い安全見守りベストを着ている方と出会い、お伺いしたところ毎週月曜日と木曜日の午後4時から1時間程度、地域の見守りをされてるということ。子どもたちの遊びの様子や自転車での移動などにも目を配ってくださっているようです。この方々が朝も交代で、富勢出張所前、データセンター交差点、布施新田ふるさと会館前などで見守りをしてくださっているようです。地域を守る方がいらっしゃる地域は、安全安心な街になっていますね。

みなさんがパトロールに出られるのをお見送りして、近くの農家を3軒おたずねして色々なお話を聞かせていただきました。ネギやいちご、トマト、トウモロコシなどなど様々な野菜や果物を育てていらっしゃいます。子どもたちが作り方を伺ったり、農業の仕事のことを教えていただいたりという学習活動にはご協力をいただけるとのこと・・・実際に触れて学ぶ機会が増えそうです。

長く農業をやっているけど、ここは布施新田だからここでも新しいところなのですよ。色々な魅力を教えてくださいました。

富勢地域の「財」 その1

富勢小学校は富勢4校でコミュニティー・スクールを行っています。名前の通りにコミュニティ・スクールを実践していくためには、コミュニティーを知らないことにはどうしようもありません。私は、柏市北部地区での勤務は初めてですので、着任当初から時間を作っては地域の方々から地域について聞くように心がけ、自己「鶴瓶の家族に乾杯」を真似て「富勢に乾杯」をしています。

今日は、5年生の社会科や総合的な学習の時間のテーマとなる農業に関係しそうなところに顔を出させていただきました。

5年生の教科書には、農協JAや土地改良区が出てきます。富勢小学校のすぐ近くにあるのですが、実は先生たちも子どもたちもほとんど知らないのです。今日は利根土地改良区と農水省利根川水系土地改良調査管理事務所とJA富勢支店に突然訪問させていただきました。

 

どちらの施設も資料をくださったり、富勢地域の農業や農地開発のことを積極的に教えてくださるようで、こちらも楽しくなってきました。JA富勢では、今年もじゃんぼカボチャの苗を届けますよ!と・・・

土地改良区を出てくると、野菜を売っているお店が開いていたので、寄ってみました。蟹さんという方が、自分たちが作ったこだわりの野菜を売っているお店のようです。「にんじんは売っていますが、にんじんの花は売っているのは、なかなかないですよ。」とにんじんの花を見せてくださいました。

 

右側の写真ぐらいの花は、こだわりのあるシェフさんはサラダに付けたりするそうです。にんじんの花もにんじんの味がするそうです。 

 

萬やさんの蟹さんと話をしていると、6年前に酒井根東小学校の1年生に入学した子の保護者の方がお店を訪れ、覚えていてくださり感動しました。また話が広がりました。子どもたちが訪ねて、野菜や農業のこと色々聞いて見て欲しいと思います。上の右側の写真は大通りに面している「自然素材yosagena」さんの野菜を売っている棚の写真。こちらも無農薬野菜や全国各地の珍しい食材が置いてあり、食の奥深さを感じるお店でした。2年生が既にお世話になっているとのことで、5年生もとお願いしました。

帰りに根戸屋さんのおそば屋さんでお話を聞いて、学び多い1時間でした。

検診・・されど検診・・検診から見えてくる

春の検診が続いている。昨日は、教職員の健康診断結果に基づく産業医の先生からのご指導をいただいた。今日は、耳鼻科検診を行った。子どもや先生たちの健康状況の把握は管理職としてとても大切なことである。それを把握した上で、長年本校に関わってくださっているお医者様との面談は、非常に興味深い話をたくさんいただける。

昨日の先生からは、医療外交官としてブラジルに赴任した際のお話や、1920年代の車の運転、自転車のツーリング、そういう経験を元にして健康データを見ながら見えてくる身体の見方のお話。今日の先生は、富勢小学校に昭和55年から毎年みてくださり、校長だけでも私が19人目。学校の歴史に関わるお話や、学校ごとの特徴のお話、50年間に渡っての子どもたちの変化など、お医者様とのお話は多岐にわたって、子どもたちや学校の見え方が変わってくるお話をいただけます。検診から見えてくるものは・・・多岐にわたりますね。

3年生はUDCKを視察しにいきました。

運動会練習がスタートしていますが、先生たちは次の校外学習の計画も立てながら、運動会に取り組んでいます。今年は3年生の市内めぐりに柏の葉の新しい街とすぐその横にあるこんぶくろ池の昔の柏の姿と、コースに分かれて見学する場所を入れました。

柏市は、都市化した都会と自然豊かな場所が近接しており、その両方を使って暮らすことが、豊かなな暮らしにつながります。柏の葉の新しい街は16年前から創られましたが、すぐ横には昔の姿も残してあり、子どもたちが学ぶにはとてもよいものがあります。

今日はUDCK(アーバンデザインセンター柏の葉)の糸島様に、柏の葉の街作りについて3年生の職員が伺ってきました。

 

 

企業と役所と大学が協働して住みよい街作りをしていることを先生たちも初めて知って、感動をしていました。この感動が子どもたちによい学びを創るのですよね。いい市内巡りのプランができそうです。

うれしいお電話をいただきました(感謝)

本日学校あてに次の内容でお電話をいただきました。

「昭和29年ころ卒業した者です。朝、歩道のゴミをひろっていたら、マミーマート方面から来た5・6年くらいの男子児童が、『いつもゴミをひろってくれてありがとうございます』と一礼していってくれました。何かの機会に、子供をほめていただければと思い電話をしました。」

とのこと。外出中でしたので言付けをいただきました。

子供たちに伝えます。また、地域のためにゴミ拾いをしてくださっている姿に、子供たちが学んでいる瞬間でだと思います。大人の姿から子供が学んで、それを何かの機会に真似てみてくれると広がっていきますね。