校長室より

2023年7月の記事一覧

1学期終業式(校長室より)

終業式の校長の話です。

1学期が終わります。学校は楽しかったかな。

学校は楽しませてもらうところではない。自分で楽しいところにしないとならない。でも自分だけが楽しくて、他の人は楽しくないということが起こると、楽しい学校にはならない。
だからこのルールが必要なんだ。「自分がされていやなことは人にはしない、言わない」

1学期もこのルールが守れなくていろんなことが起こった。でもね、これを守ることはとても難しいこと。大人でも難しい。だから、今できなくても良い。ただ、心がけてほしい。2学期にも同じことを言うよ。

つけてほしい4つの力「挑戦する力、あきらめずに最後まで行う力、自分の考えを表現する力、自分も人も大切にする力」については、この↓ポスター

が校舎のあちこちに貼ってあるから、今日見て、自分はどうだったか、振り返ってみてね。

さて明日からの夏休みについては校長先生と2つの約束をしてほしい。危ないところに近づかない」「大人に注意されたら素直に聞く」ということ。
1つ目。
危ないところと言っても、道路とか水場とか工事現場とかの場所だけではない。蜂、インターネット、何となく良くない雰囲気のライングループ、危なそうな人、いろいろだよ。「危ないところ」に近づかないんだよ、逃げていいんだよ。自分で決めて良いんだよ。

2つ目。
大人はみんなより長く生きてるから先のことを想像できる。やめとけよ、と言われたらやめときなさい。注意された時点で何かだめなことがあるんだろうから、口答えせずに、やめておくんだよ。
この2つに気をつけながら楽しく過ごしてください。

9月1日に元気に会えるのを楽しみにしています。

 

終業式では、朝や放課後に子どもたちの見守りをしていただいている地域のみなさんに来ていただき、短い時間でしたが自己紹介をしていただく時間をつくりました。子どもたちと手を振り合ったりしていました。「元気なあいさつがうれしい」というような声も聞けました。

今後もあいさつが飛び交う中での見守り活動になると良いと思います。よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。

1学期が終わります。

小学校は6歳から12歳というまだまだまだまだこれからの子どもたちの集団です。この1学期もいろいろなことが各クラスで起こりました。けろっと忘れられることもあれば、そうでないこともあるでしょう。ただ、その一つ一つを本人が乗り越えることで成長につながります。学校としては、起こらないように日々の声かけや指導はしていても、起こったことにどう対処するかという事後対応になることがほとんどです。そういう日々が子どもたちを少しずつ成長させていくのだと思っています。保護者のみなさんとは、引き続き、情報共有をしながら、子どもたちとのより良い関係の上で、子どもたちにとって学校生活が実りあるものになるようがんばっていきます。

保護者のみなさん、地域のみなさん、今学期も本校学校教育についてご理解ご協力をいただき感謝申し上げます。ありがとうございました。

42日間の夏休みとなります。事故のない有意義な期間となることをお祈りします。

※夏休み期間中の学校への連絡については6月30日発行の学校だよりご確認ください。

夏休み期間中のホームページの更新は不定期に行います。9月1日から連日更新に努めますので、引き続きよろしくお願いいたします。

大掃除(校長室より)

毎日毎日、夏のような日差しをたっぷり浴びて、花壇のひまわりや2年生の野菜、1年生の朝顔もぐんぐん伸びています。

子どもたちも4月からの4ヶ月で大きくなり、今の学年らしくなってきました。

今年度から通知票は10月と3月に出すことにしましたので、7月最後の登校日に通知票はありません。それでも、夏休み前の一区切りではあります。

ということで、今日は1学期の汚れをしっかり落とす、大掃除を行いました。通常の清掃20分+45分で、かなり働きがいのある時間設定でした。

多くの人が生活する場所ですから、時間と共に必ず汚れます。それでも、週に3回の掃除や学期に一回の大掃除で「きれいになった瞬間がある」ということが大切です。

週3回の通常清掃では手が回らないところや、もっときれいにしたいところをみんなできれいにしました。

高いところ、細かいところが主な場所です。

 のぞみ学級は、教室内のものを廊下に出していました。

 

 掃除や作業がしやすくなりますね。

自分のやるべきことがはっきりしていれば、しっかりがんばる子どもたち。

長期の休み前に、校舎内がしっかりきれいになりました。先生方、子どもたち、お疲れ様でした。

4年生 リサイクルプラザ見学(校長室より)

4年生と社会科見学で十余二のリサイクルプラザへ行きました。

 

ここは、柏市の資源ごみの分別・処理、資源品のリサイクル、リサイクル・リユース・リデュース等に関わる各種イベントを行ったりする施設です。

 

施設内では、大きく2つのグループに分かれて、説明を聞く時間と、見学をする時間を交代して過ごしました。

 

3階のリボン館においての説明では、「ごみを減らしていこう」が目的であるという話から始まりました。

 

3R(リサイクル・リユース・リデュース)の推進の話の中で、「ごみはきちんと分別することで資源になる」という言葉が心に残りました。

 

説明の後は、リボン館で一般向けに販売されている資源品や市民からの寄付の物のショップなどを見学しました。

 

工場見学では、ペットボトル、ビン、カン、紙類をどのように分別しているかの実際を説明を聞きながら見ることができました。

ガラスを処理する音や、ビンやカンの中に残った物による匂いなどに囲まれながらお仕事をされている方がおり、最後の最後の処理はその方々の手作業に頼ることがわかったと思います。

 できる限り、決められたとおりに分別することの大切さを感じます。

 

柏市はかなり前から、細かなごみの分別について取り組んできた自治体です。

柏の取り組みについて、他の自治体から見学が来たりしていたのも覚えています。

子どもたちは、社会科で勉強した内容について、自分が住んでいる市でも積極的に取り組んでいることを見学によって知ったわけです。

大きなことはできなくても、身の回りのできることから少しずつ始められると良いですね。

 

自分の身は自分で守る(校長室より)

7月に入ってから、学校の敷地内で5つの蜂の巣を見つけ、撤去しました。

どれも作り始めの小さなもので、大きいものでも上の写真のような私のげんこつぐらいしかありませんでした。

気温が上がって、蜂の動きも活発になっていきます。

 

さて、ここで紙芝居。


よくある、↓こんな夏の出会い。

めったにない、いやまずない↓例えばの出会い。

どちらの絵にも共通する、本当にこわいのはA(小さい方)なの?B(大きい方)なの?という話。

そりゃいろんな思いはあるだろうけれど

 

つまりは・・・

ところが実際は・・・

大きい方が小さい方に対して大騒ぎ。

 

そんなことになったら、ただでさえ小さな蜂さんは・・・

そして、ついには・・・

で、チクッ!といくかも知れない。

そんなわけで・・・

つまりは・・・

 

子どもは、好奇心が旺盛なので、騒ぎがあると「なんだなんだ、どしたどした」と集まります。危ないから近づくなと言われるほど寄ってくる子もいます。
ぐっとこらえて、近づかない、逃げる、という選択をすれば危ないことに巻き込まれることはまずないのに・・・。

子どもたちの周りにある、友達関係、生き物、遊び、場所、メールグループ、ネット環境・・・なんだって危ないことにつながる可能性はあるのです。「これは危ないかも」と感じたときに、やめておこう、はなれよう、と動けるかどうかが身も守るためには必要です。自分の行動は自分で決めることができるのですから。

また「これは危ないかも」と感じられるようになるためには、経験も必要ですし、同じことを大人が言い続けるなどの日々の関わりも必要です。

危険を察知して、自分の身は自分で守ることで楽しい毎日につなげていけると良いですね。 

プール等の外活動再開(校長室より)

今週に入ってから3日間、とても外で運動できるような気温ではありませんでした。水に入るプールであっても同じです。先週のプール指導も、もちろん熱中症対策として、小まめな水分補給は各学年で行いながらでした。今週は対策を講じても、安全とは言えないという判断でした。

 

今日は、太陽が顔を隠し、直射日光がない分、ありがたい気候でした。気温は30度を超えていたのですが、ここまでの3日間と比べると過ごしやすいと感じてしまうところは、感覚がおかしくなってるなあと思います。

1、2年生は待ちに待ったプールの授業です。

人数の関係で、2学年同時に入ります。

プールからにぎやかな声が聞こえていました。職員は、水の中で、プールサイドで、それぞれ子どもたちの動きを見ながら指導にあたります。

今日は5年生の2回目でもありました。

気温も水温もしっかり高めで、入水は気持ちが良かったと思います。

体育以外の授業でも、外での活動が割に安心してできたので安心でした。

もちろん、休み時間については、「水分をとる」という対策をとった上での外遊びを放送で呼びかけました。

久しぶりに、校庭に子どもたちの声が響きました。

 

今日は給食の時間に安全主任の長野先生が、子どもたちに交通安全について呼びかけました。具体的には「とびだしをしないこと」「自転車の乗り方について」でした。

7月10日から19日までは夏の交通安全運動の期間でもあります。自分の命は自分で守るためには具体的に気をつけなければならないことがあります。今日の放送の内容を必ず守るだけでも違ってきます。事故のないことは職員一同、常に願っています。 

情報モラル(校長室より)

5、6年生を対象に「情報モラルについて」お話をうかがう機会をつくりました。


柏市教育委員会 児童生徒課指導主事 少年補導センターの麻生徹先生を講師としてお迎えしました。

 

パスワードやIDに関わるトラブル、自分や他人の個人情報に関わるトラブル、事件になってしまった例、流す情報について、ネット上で知らない人とつながることのリスクについて、オンラインゲームについて、脳への影響まで、たくさんの内容が盛り込まれていました。

 

室温高めの体育館で扇風機を回しての1時間でしたが、子どもたちはよく話を聞いていました。

 

「自分で正しく判断する」ことの大切さを強く感じた1時間でした。

 

ほとんどの子どもたちは、正しいことはわかっている、いけないこともわかっている。それでもしてしまう。それが未熟な子どもたちの姿であると私は思っています。「日常生活でだめと言われていることは、ネット上でもだめである」という内容のことを今日の麻生先生もお話しになっていました。約束であったり、思いやりであったり、正しさであったり、大切なことはどんな場面でも同じということです。

 

今日のお話で、便利で楽しいものの後ろに隠れているこんなにもたくさんの危険について知ることはできたと思います。しかしながら、それがどれだけ危険なことなのかをわかるにはもう少し成長が必要かも知れません。

 

学校のタブレットも、お家のスマホを初めとする情報機器も、子どもに貸している物であって本人の物ではありません。しかし、子どもの手に一度渡ったものを管理することは大変難しいことです。それでも、本人に任せっきりでは、何が起こっているか気づくこともできません。

充電は必ずリビングでとか、夜は機器を預かる、時々情報機器を確認するなど、それぞれのご家庭で作っているルールもあるでしょう。それはとても大切なことです。

 

 今日の授業の後に、各クラスから1人ずつ感想を言ってもらいました。すごく良く聞いていたんだな、感じたことがあるんだなと思いました。

 

それは立派なことですが、実際には、知っている、わかっているようだけれど、できているかどうかわからない部分を大人が見ていくことは必要です。未成年ですから。自分たちで考えながらできることをしていってほしいと願う気持ちはありながら、まだまだ手がかかります。

 

夏休みに向けて、今日のこと以外にも交通事故水の事故にも気をつけてくださいと子どもたちに呼びかけてくださった麻生先生。貴重な時間をありがとうございました。

 

そう言えば、先日、「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」の作成について、という通知が文部科学省から出ました。↓

https://www.mext.go.jp/content/20230704-mxt_shuukyo02-000003278_003.pdf

ここでは「気をつけるべき点」には触れつつ「いかに生かしていくか」という前向きな捉え方があります。禁止するのではなく、使い方を考えていく、つまりは「自分で正しく判断する」力は欠かせないということなのだと思います。

そして今日も(校長室より)

昨日中に本日の熱中症警戒アラートだ出たため、予定していたプール、朝の部活動の中止メールを昨日配信しました。

平年のこの時期より高めとのことです。今日も運動は中止です。

週に1度の土南タイムもさすがに今日はできず、通常の昼休み+清掃としました。

室内で昼休みを過ごした後は、掃除タイムです。

みんなで遊ぶ時間が、みんなで掃除する時間に変わってしまいましたが、子どもたちはよくがんばって学校をきれいにする活動に取り組みました。えらいね、みんな。

運動全般は中止ですが、学習活動で外に出たり、体育館に行くことはもちろんあります。それは、止めません。

午後に体育館で理科の学習をしていた学年もありました。

 

サーキュレーターの風の強弱の違いで四輪車の進み方に違いがあるかの実験です。

もわっとした空気の中で、グループごとに熱心に実験に取り組みました。

日差しはないにしても、なかなかの気温、そして熱中症指数でした。 

ものすごい暑さで始まりました(校長室より)

月曜日です。1週間のスタートが最高の天気、快晴です。朝から強い日差しが照りつけていました。

 

今日は、「運動中止」を朝から決めました。3ヶ所の昇降口には昨年度養護教諭が作成したカードをはりました。

 

根拠は、校庭での気温等測定ならびに、環境省の熱中症予防情報サイト(地点は我孫子)、としています。(教育委員会からも学校宛てに注意喚起のメールが届いていました。)

とは言え、本格的な夏に向けて、体を暑さに慣らしておくことは大切なことだなという思いもあります。

業間休み前の全校への放送では、「運動は中止だけれど、外に出てもよい」と放送で呼びかけようか悩みましたが「運動は中止です。室内で過ごしましょう」と呼びかけました。悩ましいところでしたが、今日は様子を見ました。

 

業間休みには、飼育委員会の児童と体育委員会の児童が仕事で外に出ていました。私は、岩石園の草花に水をやりながら、委員会の子どもたちの活動の様子を見ていました。活動後には、暑いところお疲れ様の気持ちを込めて、霧状にしたホースの水を軽くかけてから校舎内に戻しました。

 

先週から始めたプールも、「運動中止」となった場合はさせるわけにはいきません。今日はもともとプールの予定はなかったので良いのですが、明日と明後日は入る予定の学年があります。しっかり判断していきます。

 

室内でも水分補給は大切です。声をかけながら過ごさせています。

子どもたちは、昼休みも室内で過ごしました。各クラス、思い思いに過ごす子どもたちの姿を見て回りました。

エアコンはあっても、あちこちの窓が開いていることや子どもたちがたくさんいることもあり、廊下ほどでないにしても、教室も暖かい空気を感じます。

健康管理をしっかりして1学期末を元気に乗り越えてほしいです。

↑午後1時30分の数値です。直射日光がものすごい強さでした。

ジュニア救命士講習(校長室より)

5、6年生の子どもたち対象に「ジュニア救命士講習」を実施しました。写真は1時間目の6年生の様子です。

 

講師として、柏市東部消防署から宇野さんと池山さんに来ていただきました。

 

この講習会は、子どもたちにも助けられる命がある、ということから十数年前から始まったものです。

最初に心臓突然死により突然亡くなってしまった方のご家族のメッセージビデオをみんなで見ました。

 

子どもたちが真剣なまなざしで画面に集中している様子が印象的でした。


その後はDVDのアニメを見ながら、3つのことを実際に行いました。
1つめは「119番とAEDお願いします!!!」と大声を出して助けを求める練習。

 


2つめは、講習用教材「あっぱくん」による心臓マッサージ(胸骨圧迫)の練習。映像に合わせて、1分間行いました。

 

実際には救急車が到着するまでの平均8分間行うことになります。交代で行わないときついです。

 

真上から押すという基本の姿勢がとれている児童が多かったのでびっくりしました。


3つめは、講習用教材「あっぱくん」によるAEDの使い方の練習。AEDの指示に従えば良いというところは安心です。

 

ちなみに、学校にもAEDがあります。

職員玄関、事務室受付窓の左側と体育館横です。

 

最後の数人の質問や感想は、学んだことについて生かしていきたいという子どもらしい素直なものでした。

 

私も、ここまで、救命救急の講習会への参加はあっても、実際にこれらのことが必要な場面に出くわしたことはありません。だからと言って、これからもないとは言い切れません。実際の場面できちんとできるものか不安もあります。

しかし、一人でやろうとしない、誰かに声をかけて一緒に行う、この「誰かに頼ること」が救助においては大切なことだろうと思います。


本日は子どもたちのためにありがとうございました。

 

今日は七夕です。

2年生の教室に笹飾りがありました。

 

願いが叶いますように。そして、交通事故に気をつけて週末を過ごしてください。

プール指導と水質検査等(校長室より)

プール指導が始まっています。今年度は、水に関する安全指導のため回数は少なくしています。とは言え、特別なことをしなくても、水に入って、その動きにくさを体感したりと水慣れそのものに意味はあります。

 今日は朝に雨が残っていたので、低学年の1、2時間目のプールのみ中止としました。

実施の可否の根拠は、気温と水温ですが、太陽が出ているいないとか、風があるないなども考慮して、安全に実施できるかを考えています。ご承知おきください。

学校の人員不足は話題になるところですが、プール指導においてはクラス数+1名は確保したいので、今年度は、教頭先生や音楽の先生の力も借りての実施となっています。 

3、4時間目は5年生。

 指導の指揮をとるのは、体育主任でもある田地野先生です。

子どもたちに「背浮き」の説明をしていました。助けを求めて叫ぶと肺の中の空気が出てしまうので沈んでいくこと、肺に空気をためることを意識して力を抜くことで浮く、など子どもたちに伝え、同じ学年の先生がまず指示どおりにやって見せました。

その後は、子どもたちの番です。

慣れるまで、水に身を任せるのがこわい場合には、おしりが落ちて沈みます。もちろんもがけば沈みます。

力をだらーんと抜いて見事に浮いている子どももいました。

これができるようになれば、呼吸をしながら助けを待つことができます。

5、6時間目の6年生も同じように「背浮き」の体験をしました。

「あわてない」「落ち着く」その場になったら難しいかも知れませんが、それが大切です。

6年前に市内で起こった水難事故。遊んでいるときは、自分がそんなことになるなんて絶対に考えてなかったと思います。危ないところには近づかない知らない人であっても大人に注意されたら行動を見直す、という2点が大切です。そんな話は7月最後の日に子どもたちに伝えます。

水泳指導と並行して、学校薬剤師の辻村先生による水道水、プールの水質検査他環境検査を行っていただきました。

法で定められた学校の環境検査には水質検査、照度検査や空気の検査、ダニの検査などがあります。今日はお昼をはさんで実施していただきました。

辻村先生、子どもたちの健康のために1日ありがとうございました。