校長室より

プール指導と水質検査等(校長室より)

プール指導が始まっています。今年度は、水に関する安全指導のため回数は少なくしています。とは言え、特別なことをしなくても、水に入って、その動きにくさを体感したりと水慣れそのものに意味はあります。

 今日は朝に雨が残っていたので、低学年の1、2時間目のプールのみ中止としました。

実施の可否の根拠は、気温と水温ですが、太陽が出ているいないとか、風があるないなども考慮して、安全に実施できるかを考えています。ご承知おきください。

学校の人員不足は話題になるところですが、プール指導においてはクラス数+1名は確保したいので、今年度は、教頭先生や音楽の先生の力も借りての実施となっています。 

3、4時間目は5年生。

 指導の指揮をとるのは、体育主任でもある田地野先生です。

子どもたちに「背浮き」の説明をしていました。助けを求めて叫ぶと肺の中の空気が出てしまうので沈んでいくこと、肺に空気をためることを意識して力を抜くことで浮く、など子どもたちに伝え、同じ学年の先生がまず指示どおりにやって見せました。

その後は、子どもたちの番です。

慣れるまで、水に身を任せるのがこわい場合には、おしりが落ちて沈みます。もちろんもがけば沈みます。

力をだらーんと抜いて見事に浮いている子どももいました。

これができるようになれば、呼吸をしながら助けを待つことができます。

5、6時間目の6年生も同じように「背浮き」の体験をしました。

「あわてない」「落ち着く」その場になったら難しいかも知れませんが、それが大切です。

6年前に市内で起こった水難事故。遊んでいるときは、自分がそんなことになるなんて絶対に考えてなかったと思います。危ないところには近づかない知らない人であっても大人に注意されたら行動を見直す、という2点が大切です。そんな話は7月最後の日に子どもたちに伝えます。

水泳指導と並行して、学校薬剤師の辻村先生による水道水、プールの水質検査他環境検査を行っていただきました。

法で定められた学校の環境検査には水質検査、照度検査や空気の検査、ダニの検査などがあります。今日はお昼をはさんで実施していただきました。

辻村先生、子どもたちの健康のために1日ありがとうございました。