校長室より

令和6年度 校長室より

通知票(校長室より)

今日は令和6年度前半の通知票を渡しました。

 

渡す前に、私から子どもたちに放送で次のように話しました。

 

これから担任の先生から通知票を配ってもらいます。

 

今日配る通知票は、今年の4月から9月までのみんなが学校で見せてくれたがんばりについて書いてあります。見せてもらえなかったみなさんの秘めたる力は、先生には見えなかったので書いてありません。

 

がんばったことだけでなく、がんばってほしいことが書いてある場合もあります。よく見てくださいね。

 

受け取ったらきちんとランドセルに入れて、お家に帰るまで出しません。そして、必ずお家の人に見せてください。

 

土曜日、日曜日、病気や交通事故に気をつけて過ごし、また月曜日から学校が始まります。良い力は秘めたままにせず、どんどん学校で見せてください。そうやって、がんばれることを増やす毎日にしてほしいと校長先生は願っています。

 

まずはやってみる、それが2学期にがんばってほしいことです。

 

土日をはさんで令和6年度の後半が始まります。何はともあれ健康であることが一番。そして、「まずやってみる」という気持ちと行動力で進んでいける日々になるよう、子どもたちを応援していきます。

ミシン実習(校長室より)

5年生6年生になると家庭科の授業があります。大人のみなさんも経験済みですね。調理やミシンなどの実習もあります。

この時期、6年生と5年生はどちらもミシンを使った実習を行っています。(写真はミシンを使う前の段階の授業です。しつけのための線を引いています。みんな真剣に取り組んでいました。

5年生はエプロンです。説明書付きのセットを購入しています。

ミシンで縫うところは「わき2ヶ所」「むね上1ヶ所」「すそ1ヶ所」「ひも通し2ヶ所」の6ヶ所で、しつけ、仮縫いなどが終わっていればミシンの使用だけなら5分もあれば終了する作業です。

ところが実際には驚くほど時間がかかるのです。そもそも、ミシンを正しく動かすための手順が初めての人にはなかなかしんどい。上糸をかける順番、かける場所、針に糸を通す向き、下糸ボビンの向き、上糸で下糸を引っ張り出す作業、縫い始めるまでにいくつかの手順があり、一つでも間違えると、正しく動きません。

「先生、ミシンこわれました」なんてあちこちから声がかかって「今行く」と行ってみると糸がからまっている。「ねえ、ボビン逆だよ」「上糸、ここにかかってないよ」のようなことは担任時代の家庭科の授業では常でした。機械は正しく使えば正しく動くようにできているわけですから、使う側の問題がほとんどです。

家庭科のミシン実習では、ミシンの不具合への対応(使い方のミスですが)、けが予防対応などに追われていた記憶があります。自分のクラスではいませんでしたが、けがも見てきました。
そんなことから、いつの時代からか、保護者のみなさんのお力を借りるようになりました。

一人でも多くいてくださることで、技術面、安全面で速やかな子どもたちの活動につながります。Sigfyメールで日時をお知らせしています。お時間がありましたらぜひよろしくお願いいたします。

1年生の音楽の授業でピアニカを弾いている場面にも出くわしましたが、指使いがきちんとできているかを一人で見て回るのには1時間の中ではなかなかできません。今日は1列目と2列目の子どもたち、それ以外の子は次回に、というような工夫をした覚えがあります。こんな時にも人がいたらなあと感じます。

いつもいつもではないのですが、「この瞬間にもう一人いてくれたら・・・」そんな思いになることが授業中にはよくあります。

秋(校長室より)

図書室廊下、季節にあった良い掲示物です。「○○の秋」というような言葉とともに本も展示してあります。

今年も大活躍だった大谷選手の本もありました。

手に取ってパラパラ見ましたが「小さな努力の積み重ねを大切にする」という習慣が身についているんだなあと感じる言葉が目に飛び込んできました。

目次を見て、自分に興味があるところだけ読むのも立派な読書。物語の本にはなじまない読み方ですが。何はともあれ、手に取って見てみないとわからない本の世界。「読書の秋」です。

 

今日、校庭では2学年ずつ、体力テストを行いました。校庭で50m走とソフトボール投げです。昨日関係職員が放課後に校庭にラインを引き、これが消える前に実施するために、午前中のうちに2種目を行うという計画です。

年度の真ん中になり、一人一人さらに力がついてきたところでの体力テスト。力一杯できたかな。「スポーツの秋」です。

 

まだ気温が高めの日もあるようですが、何をするにも、良い季節になりました。

 

1年生が時計の学習をしていました。

昨年度も時計の話を校長室よりで取り上げたことがありますが、針の時計、お家にありますか。

学校は針の時計ですが、家の中を見渡すと時間を教えてくれるデジタル表記のものもあります。

子どもたちは時計の模型で針をくるくる動かしながら、先生が示した時刻とおなじ時刻を示す活動をしていました。隣同士で確かめたりもしながら。

時計の学習は生活と近いものなので、「今○時」「○分後に」「○分間で」などなど、会話の中で使いながら学ぶことができます。いろいろな場面で鍛えていけると身につくのも早くなりそうですね。

缶バッチと土南タイム(校長室より)

継続して学校のためにボランティア活動をしてくださっている方を一目見てわかるように、学校運営協議会予算で缶バッチを作ることにしました。バッチのイラストを子どもたちにお願いしようと、1学期に募集をかけました。

約80のイラストが集まり、先日の学校運営協議会で一つにしぼりました。6年生のイラストです。

 

募集に参加してくれた子どもたち、先生方、ありがとうございました。職員室前廊下に掲示してあります。

 

さて、週に1回、雨が降らなければ、火曜日は土南タイム。通常の掃除の時間も休み時間になるロング昼休みです。

 

教員になっていつごろからだったか覚えていませんが、掃除をカットして昼休みを長くする学校が増えました。

休み時間は昼以外にもいくつかあります。5分休みもあります。次の時間の準備ぐらいをするイメージです。もう少し長くしても良いかな、と思わなくもないのですが、下校時刻が遅くなるのは避けたいところで、今のような形になっています。

私は「休み時間命」の子どもでしたから、長い休みは大歓迎ですが、そういう子ばかりでもありません。 長い休み時間をどのように、誰と過ごすか頭を悩ます子もいるように思います。

ストレス発散、ただただ元気に過ごしたい、大騒ぎしたい、普段話さない子との交流、本当は室内で過ごすことが大好きだけどクラスレクだから仕方なく外遊び、仲良しの友達とおしゃべり、一人で読書・・・。

いずれにしても、この貴重な休み時間が子どもたちにとって有意義なものになってほしと願っての設定です。

 

9月が終わります(校長室より)

9月も最終日となりました。

 

すっかり秋めいた今日この頃。まだまだ気温が高くなる日もありそうですはありますが、活動に制限をかけるような気温にはならなさそうです。

 

子どもたちはいろいろな場面で生きています。学校では授業、休み時間、給食、掃除・・・。また、登下校、放課後でのあれこれ・・・。

成長まっただ中の子どもたちだから、うまく伝えられなくてトラブルになることもある。本当は仲良くしたいのに素直に言えずにけんかになることもある。調子に乗って相手を怒らせたりしてしまうこともある。それこそ、はずみで、その瞬間瞬間に、本当にいろいろなことがいろいろな場面で起こる。

 

大人がそばにいるときもあれば、子どもだけの時もある。大人がそばにいるときのトラブルなら、気づいてあげることができる。必要があれば、関わることもできる。事によっては本人の意思に関係なく関わらなければならないこともある。でもいつもどんな時も必ずしも大人がいるとは限らない。

 

自分たちで解決できればそれは最高。でもうまくいくことばかりではない。そんな時は、大人に知らせてほしい。そこから、解決につながることもある。

 

学校は学校で知り得た情報をお家の方へお伝えします。ご家庭はご家庭で知り得た情報を学校へお伝えください。それを子どもたちの今後に生かしていくために。一緒に考えていきましょう。

 

友達関係は人間関係。「こうしなさい」と言われてできるものばかりではありません。正しいことがわかっていてもできないこともあります。これはおそらく子どもも大人も同じこと。それを踏まえた上で指導を続けます。最後の最後は自分で乗り越えるしかないのだけれど。

さあ、令和6年度も折り返しです。成長につまずきはつきものです。明日からも、失敗、トラブルを恐れず、まずは「やってみる」を大切に過ごしていこう。 

その日に向けて(校長室より)

10月の音楽発表会の練習が主に音楽の時間を使って始まっています。

どの学年も発表時間にして2曲で7分ぐらいでしょうか。

そう考えると、各学年の発表自体はあっという間の出来事といって良いでしょう。
でもその発表のために学校ではできる限りの時間を使って本番に臨みます。一瞬の発表のための準備にはそれなりの時間が必要です。そしてそこにはたくさんのドラマがあります。

誰を指揮者にするか、誰を伴奏者にするか、それだけでもそれなりの労力を使います。気も遣います。職員がやったらどれほど楽に事が進むでしょう。それでも、少しでも子どもたちに活躍の場を、という気持ちで役も選ぶわけです。

本番までの限られた時間で、少しでも子どもたちの頑張りを引き出して、少しでも一人一人が満足のいく発表ができるよう音楽専科を中心に日々取り組んでいきます。子どもたちの活動する姿を楽しみにしていてください。

 

家庭科のミシン実習お手伝いで地域や保護者のみなさんにボランティアを募っています。

子どもたちの安心安全な活動を支えていただきありがとうございます。

Sigfyメールで日時もお示ししていますので、活動できる日がありそうでしたらぜひご参加ください。

昼休み(校長室より)

ぐっと気温が下がった9月下旬。それでも今日は暑くなる予報でした。

久しぶりの「29度」夏日をどのように感じるか楽しみに外に出ました。

 

猛暑、酷暑と言われたあの暑さの後、一度空気が落ち着いた後なので、心地良く感じました。

子どもたちも、とてもうれしそうに外遊びを楽しんでいました。

 

今日、松戸特別支援学校から異校種交流でお見えになった縄﨑先生も、5年1組の子どもたちと元気に外遊びをしていました。

昼休み後に声をかけたところ「とても楽しいです」と素敵な笑顔で応えてくれました。

 10月11月は日照時間が短くなる関係で、安心ホルモンとか幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌量が落ち、不安な気持ちになる人が増えるなんて話を聞いたことがあります。

小学校時代、教室にいても勉強が苦手で「指されたらどうしよう」とばかり考えていた不安しかなかった私が、それでも学校に行き続けられたのは、きっと外遊びだけは好きだったことで幸せホルモンいっぱいだったのかな、なんて思ったりもします。外遊びについては好き嫌いはあるのでしょうが、太陽の光を浴びることはとても良いことなので おすすめです。

この時期、網や虫かごを持って、虫取りを している子どもたちを目にします。多くの子どもたちは捕まえることまでで完了なので、土も草もなんにも敷かれていないプラスチックの入れ物にたくさん捕まえたバッタなどを入れて喜んでいます。そして数日そのままにしておいたら、入れ物の中では悲しい出来事が起こります。捕まえることが楽しいんだもの、その後のことなんか考えていません。わかるなあ、その気持ち。私もそうでした。

 捕まえた後に、きちんと飼育するところまで興味が続く子に捕まった虫はきっと幸せ。子どもたちの興味はそれぞれですから、どれが正しいとか言えません。捕まえるだけだったり、飼育まで行ったり、いずれの経験も子どもたちの成長にとっての栄養になることには間違いありません。

自然いっぱいの土南部小学校でできる体験を思い切りしてほしいです。

都道府県博士になろう 他(校長室より)

4年生の学習です。

一人一人がタブレットでまとめた、紹介したい都道府県の情報を教室で発表しました。

 

子どもたちが作った資料にも驚きましたが、それを聞いているクラスメイトの姿に驚きました。

 

堂々とはきはき発表できる子もいれば、声が小さい子もいます。英語で話す子もいました。誰が発表していても、静かにその発表に集中し、ある子はうなずき、ある子はメモを取りながら・・・。

 

話を聞いてもらえてる、と話し手が思えることは何より安心感につながります。

 

集団での学習が成立するためのいくつかのルール。その中の「人の話に耳を傾ける」。相手が先生でも友達でも情報を得るために大切な力です。「傾聴」です。安心して身をおき生活し、勉強するための心地よい教室。目指すところです。

 

今の学年になってもうすぐ1年の半分が過ぎます。がんばっている子どもたちがたくさんいることを改めてうれしく思います。

 

今日は、チーバくんが来校しました。2学年ごとに体育館で交流しました。

 

5、6年生が楽しげにダンス交流をしている時間を参観しました。

チーバくんに給食を楽しんでもらうために、子どもたちが大好きなココア揚げパン、千葉県の野菜をたくさん使ったポトフやサラダを用意しました。

おいしく食べてもらえたかな。

チーバくん、チーバくんキャラバン隊のみなさん、ありがとうございました。

三連休が明けて(校長室より)

21日の土曜日に地域の林友会のみなさんに、なかよしジャングルや体育館周りの草刈りをしていただきました。学校運営協議会の西條会長やPTAの中山会長も参加してくださいました。

暑い中での作業となりましたが、こんなにきれいに刈っていただきました。学校は人を育てる場所ですから、少しでもきれいにしておくことは大切なのですが、普段手が回らないところということもあり、とてもうれしいです。

関わってくださったみなさん、ありがとうございました。

 

業間休みの見守り隊、そして日常的に敷地内の草刈りをしてくださってる周管さん、いつもありがとうございます。

 

さて、9月2回目の3連休明け、先週多発した嘔吐による欠席、早退もおさまっています。さらには、暑さもおさまっており、不思議なくらい空気が変わりました。

 

暑さに気を遣わずに、元気に遊ぶ子どもたちです。

 

写真は昼休みの様子です。ボール遊びも、鬼ごっこも、虫取りも、何をしていても気持ちの良い時間でした。

つい数日前まで、気温計とにらめっこしていたのに、今日は楽しげな子どもたちの様子に集中できました。

いつまで続くのだろう、もう暑いのには飽きたと思っていましたが、確実に秋はやってきているようですね。この変化には驚くばかりです。エネルギーの塊である子どもたちが思う存分体を動かせる昼休みは、最も小学校らしい時間だと思います。

先生方も、子どもたちの活動に寄り添い、共に時間を共有してくださり、ありがとうございます。

さあ、いよいよ9月も後半です。年度の折り返しが近づいています。

生まれかわったなかまたち(校長室より)

3年生の図工です。

教室に入ったら「見てー」と見せてくれた子どもたち。興味がわき、見て回りました。

古くなって着なくなった服やタオルなどを使ったものづくり。

子どもたちの発想が大切な、正解のない活動。こういった活動を目にする度に、「子どもらしい」という言葉がうかびます。思い思いに切ったり結んだり・・・。「そうじゃないでしょ。」と言われることのない自由な活動。

でも中には、縛りのない活動だから何をすれば良いかわからない、何をつくれば良いかわからない、といって戸惑いを隠せない子もいるものです。

そんな子にとって、もしこれがお家での一人の活動だったら、「思い浮かばない、やーめた」となるかもしれません。でも教室ならば、友達のを見たりしながらどこかで思い切ってやってみる、そんなことで次に進めることもあります。教室での活動は友達からの刺激を受けるという点で意味があります。

何が完成するかも大切なのでしょうが、そこに行くまでの「気持ちの揺れ」や「制作過程の活動」がとても大切な学習だと感じながら参観しました。良い表情で活動している子が多くいて、見ているこちらもうきうきした気持ちになりました。

 

さて、先日、突然の欠席児童増に注意喚起のメールを流しました。今日、どうなることかと朝から保護者のみなさんからの欠席メールをチェックしました。

嘔吐症状による欠席児童が増えていないことには安心しました。

それでも、他に、腹痛や風邪の症状でお休みしている児童は少なくありません。体調が良くないときは無理をさせることなく病院で受診をしていただくことをお願いいたします。

またまた三連休です。暑さにも注意、体調管理にも注意、交通事故にも注意です。良い週末をお過ごしください。