校長室より

令和6年度 校長室より

1年生を迎える会(校長室より)

1年生を迎える会を行いました。

 

入学式は学校として1年生をお迎えする式。迎える会は、児童が自分たちの仲間としてお迎えする会、そんなイメージです。

 

お楽しみレクがメインです。マルバツクイズと私は誰でしょうクイズで楽しみました。

本校の子どもたちを見ていると、もともと下学年の子どもたちに対するやさしい部分を感じることがとても多くあります。まだ4月ではありますが、きっと、ここまでも、そしてこれからもそれぞれの学年が役割に応じて、個人的に異学年との関わりを持っていくことでしょう。

 

クラスという枠を超えて、異学年とのつながりの中でも、一人一人が成長できるチャンスがあります。たくさんの人とつながっていってほしいです。

 

1年生も学校で過ごす時間が長くなり、学校にも慣れてきたところです。入学式に話した、「勉強するときはしっかり勉強する」「遊ぶときは元気に遊ぶ」「好き嫌いを言わずに食べる」を担任の先生と一緒にがんばってね。

続 継続は力なり(校長室より)

自分が6年生の担任になったとき、なるべく早い時期に話したことの一つ。

「物事は千回くり返すと本当の力として身につく、と聞いたことがある。一つのことを繰り返し行うということはそれだけ意味があることだ。


 例えば、野球の素振り。形を確かめながら、1回1回丁寧に素振りをする。あるいは投手から投げられてくるボールをイメージし、1回1回丁寧に素振りをする。こうして、百回、千回と繰り返すことで、正しい素振りが身につくわけだ。
 (実際、サッカーの中田英寿さんは、パスの練習中、試合の様々な場面をイメージして、1本1本確かめるようボールを蹴っていたという。)しかし、逆に考えれば、いい加減なことも千回くり返すことで確かな力となってしまうということだ。


 『そうか、千回か。よおし!やったるぜ!』と回数ばかりを気にして、いい加減な素振りを千回したとする。(ここで身振り手振りをつけわかりやすく実演したりする。)その結果、千回後に君に身についたものは「いい加減な素振り」以外にない。勉強だってスポーツだって、生活面だって、続けることに大きな意味がある。しかし、続けていてはいけないこともある。抜け出さなければ、反対のプロになってしまう可能性がある。


 ところで、千回って数字だけど。学校に来る日にちで考えてみようか。1年間で君たちが登校する日にちは約200日。ということは、5年生の生活が終わった時に約千日が過ぎることになる。1年生から6年生になるまで、毎日毎日、きちんと連絡帳を書いていた君は、それがきちんと身につくわけだ。毎日毎日宿題をきちんとしていた君は、それがきちんと身につくわけだ。


 逆に言えば、毎日毎日掃除をさぼって過ごしていた君は、掃除の仕方が身につかない ばかりか、掃除さぼりのプロになってしまったわけだ。毎日毎日寝坊を繰り返して遅刻 ぎりぎりだった君は、早起きが身につかないばかりか、寝坊のプロになってしまったわ けだ。これを小学校生活の残りの200日でひっくり返すのは並大抵な努力では無理だ。だって、もうその道のプロなんだから。


 君たちは簡単に、○○をがんばる、○○をできるようにすると目標にあげるが、実は口で言うほど生やさしいことではないことをしっかりわかってほしい。そして、それをわかった上で、少しずつ少しずつ努力を続けていかねばならないわけよ。」

6年生の担任になると、千日経験してきた、様々なプロを目にします。この話をした 後、「今のまま、遅刻のプロでいるつもりなのか?」「今のまま、掃除サボりのプロで いいのか?」「このままプロの宿題をしないマンとして過ごすつもりなのか?」と日々、継続的に、声をかけていくことが必要になるわけです。

まさに継続は力なりです。

継続は力なり(校長室より)

「継続は力なり」とは、続けることは力になるよ、ということで地道な活動の大切さを伝える言葉です。


例えば、毎日元気にあいさつをしていると、それが習慣となり、「元気なあいさつができる力」が身につきます。こうして積み上げた力は簡単にはなくなりません。もう自然に元気なあいさつが出てしまいます。

 

このように良いことに対して使われることが多い言葉ですが、そうでないことでも継続は力になります。

 

「あいさつをしない」ということを毎日続けていると、それが習慣となり、「あいさつはしない」という力が身につきます。これも積み上げてしまうと簡単になくすことはできません。これがなかなか大変です。

 

6年生の担任だったときに、ノート指導の中で「下敷きを敷く」というたった一つのことを子どもたちに身につけようと取り組んだことがあります。下敷きを敷くことが習慣となっている子にとっては何でもないことでも、敷かないことが習慣になっている子にとっては言われないとできないことになってしまっていました。持ってこない子もいました。

 

そして、その「ノートをとるときは下敷きを敷く」というたった一つのことでさえ、全員に身につけて卒業させることはできませんでした。

 

積み上げること、習慣になることの大切さと怖さの両面を感じます。

 

ちなみに4月1日に、継続は力なりは良いことについてだけの言葉ではない、中途半端な取り組みを続けていくならいっそ取り組まないことも大切であるという話を職員にもしています。

今日のあれこれ(校長室より)

火曜日に、丸つけ隊でご協力をいただいている地域の方がお見えになり、コミュニティルームに季節の物を飾ってくださいました。全て手作りです。思わず笑みがこぼれるようなものばかりです。

4月も折り返しとなり、端午の節句が近づいてきました。こいのぼり、かしわ餅、ちまきなどが可愛く配置されています。

↑ちまき3兄弟姉妹というところでしょうか。

子どもたちが図書室に行き来するときに必ず通る廊下です。敷地内の花壇に季節を感じるお花があるのが良いことと同じように、校内に季節感のある物が飾られているのもとても良いですね。いつもありがとうございます。

 

今日は全国一斉に全国学力・学習状況調査を行いました。6年生が、いつものワークテストとはちょっと違うテストやアンケートを経験しました。

教科は国語と算数ですが、良い緊張感でテストを受けている様子が見られました。

6年生、お疲れ様でした。

 

1年生が初めての給食でした。カレーとサラダとオレンジと牛乳。スタートなので配膳しやすいメニューです。

他の学年が準備中に私が1年生の教室を回った時には、もういただきますが済んで、食べ始めていました。給食の配膳や待つ姿勢も大切なお勉強。4時間目ぐらいから早めの準備をしていたのでした。もりもり食べて大きくなろう。 

1年生(校長室より)

入学式が先週の木曜日でしたから、今日でちょうど1週間となります。

 

下校のための並び方も上手になりました。

 

昔々、まだ私が学級担任だったときに、幼稚園の先生と話す中で「あれだけいろいろできるようになった年長さんの子どもたちが、小学校に入学すると赤ちゃん扱いされてもったいない」という言っているのを聞いたことがあります。

 

幼稚園で一番のお兄さんお姉さんだった子たちが小学校で一番下になる。小学6年生が中学1年生になる。中学3年が高校1年になる・・・。こういう流れは生きていく中でその時その時に起こるものです。いわゆる役割なので、これは仕方のないことでしょう。そして、1年生の面倒を見るという活動をしながら6年生が最高学年として育っていく、ということはこのような集団の中での動きとして大切なことの一つです。

 

できていたことが、できなくなってしまうわけではないので、たっぷり「学校での一番下の学年」を役割として経験してもらおうと思います。

 

まだもう少しいろいろなことを少しずつ教わる時間が続きます。明日からは給食も始まります。過ごす時間が長くなると、それだけいろいろなことも起こるでしょう。全ては成長のための栄養です。

入学式の時に子どもたちに話した「できるようになってほしい3つのこと」

をがんばってほしいと思っています。