柏市学校図書館紹介blog

2016年4月の記事一覧

平成28年度第1,2回学校図書館指導員研修会

 平成28年4月4日に第1回学校図書館指導員研修会が行われました。
今年度は3名の新人指導員が仲間入りしました。
学校図書館指導員62名の採用通知交付の後,河嶌貞教育長と梅津健志
指導課長よりお話がありました。


 
 午後は,岩田久美統括リーダーより今年度柏市の学校図書館がめざすことについてお話がありました。
重点目標である「学ぶ意欲と学ぶ習慣を学校図書館で!」を掲げ,読書会とビブリオバトルを入口出口にして学校図書館活用を推進していきます。

 

 最後に図書館便りや係の役割を決め,28年度最初の研修が終了しました。




 4月7日,第1回の研修から2日おいて第2回の研修が行われました。
研修1)
中澤孝子学校図書館コーディネーターの講義「学校図書館指導員の役割」では,模擬授業を受けました。中澤先生が教師役となり,学校図書館指導員が子ども役となって国語の授業をするという設定です。
一人一人名前を呼ばれることから始まり,「大きなうた」を大きな声で歌い,教科書の詩をみんなで暗唱したり,グループになり「しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩」の中の詩をまねて創作して発表したりと,子どもの気持ちになって授業を受けました。
授業を楽しく有意義な時間にするには,どのようなことに気をつけたらよいのか,体験を通して知ることができました。




研修2)
 「図書館指導員の実務」という内容で中島史子アドバイザーからお話がありました。
オリエンテーションをする上で,伝える内容や伝え方の工夫について具体的な例をあげてのお話でした。
「図書館ってなあに」というテーマで図書館や本に関する図書の紹介もありました。



 オリエンテーションのブックトーク例を加治リーダーと國貞リーダーが行いました。
小学校は,4年生対象に国語の教科書にとりあげられている作家あまんきみこさんの作品「車の色は空の色」を中心に紹介しました。
中学校は,動物行動学者日髙敏高さんの「世界を、こんなふうに見てごらん」を紹介。
この後のオリエンテーションや授業支援に役立つ時間となりました。





研修3)
 新しいシステムになった学校図書館オンラインとOffice365の使い方について,教育システムの本間さんから説明を受けました。

研修4)
 「特別支援の視点を生かした学校図書館の支援」というテーマで教育研究所の庭野公恵指導主事より講義を受けました。
お話を聞くだけでなく,子どもたちを理解するためにはどうしたらよいのか,「こんな時どうする?」という例題について3~4人のグループで話し合い発表しました。
図書室は第2の保健室と言われます。
今日のお話を胸に刻み,どんな子どもがやってきても適切に対応できるよう心がけたいと思います。



 

第10回学校図書館指導員研修会

 3月23日 第10回学校図書館指導員研修が行われました。 
市内62校に62人が配属された新体制でスタートした今年度の最後の研修です。 
 
 受付で,2冊の「学校図書館活用 活動記録」が配布されました。 
1冊目は司書教諭編,2冊目は学校図書館指導員編。
今年度の各分野の実践をまとめた濃い内容は,学校図書館関係者にとって貴重な共有財産になることでしょう。 
 
<学校図書館活用 活動記録1 司書教諭 編> 
松葉中学校区の取組(松葉中,松葉第一小,松葉第二小) 
スリーステッププロジェクト 
 A 授業実践チーム
 B 読書活動チーム
 C マニュアル改訂チーム
 
<学校図書館活用 活動記録2 学校図書館指導員 編> 
柏市の取組 
学校図書館アドバイザー「環境面から見た柏市学校図書館」 
学校図書館コーディネーター「授業支援(授業づくり)における図書館指導員の仕事」 
授業実践校の取組(土小,旭小,富勢東小,花野井小,風早南部小,柏の葉小,風早中)
学校図書館指導員の取組(小学校42校) 
学校図書館指導員の取組(中学校20校) 

■研修1「実践発表」 
 
 各校で力を入れて実践してきたことを,3つのグループにわかれて発表しました。
3分という割当では語りきれないほどのアイデアや工夫に,お互い感嘆したりメモをとったり。
これからの活動に繋がっていくことでしょう。 

 

■昼食会 
 
 前年同様,親睦会係さんが用意してくださった美味しいお弁当を全員でいただきます。
 昼食会中,指導課副参事 梅津先生のお話では,クイズがありました。 
平成18年,11名が複数校を担当していた頃の,小学校児童一人あたりの年間貸出数は何冊だったでしょう?
当時を知る高橋リーダーが,16冊とジャスト値を答えて,場内ビックリ!さすがです!
そして今年度は,54.5冊という結果だったことが発表されました。 
中学校は平成18年に2.6冊だったのが,今年度は8.8冊でした。 
図書館に人がいることで図書館活用が活発になっている嬉しい結果でした。 




残念ながら,今年度で退職される3人の指導員からご挨拶がありました。 
皆さんの実践や経験をこれからも引き継いで大切にしていきます。 
有難うございました。お疲れさまでした! 


■研修2「講評」 
 
 午後は,中澤コーディネーター,中島アドバイザー,岩田指導主事から,今年度の活動についてそれぞれ講評をいただきました。 



面白いと子どもが思える本と出会わせることができたか?
知識を得る方法と生かす方法を身につけさせられたか? 
7校の実践に参加されたお話もいただきました。 



市内全校を巡回して2年目,図書環境の明るい変貌を強く実感されたとのこと。 
活動報告の様式を2種類にしたことで,活動報告に広がりがでたという感想もいただきました。 

来年度から,貸出冊数に加えて,活用冊数(読書記録などからわかる数)も集計することになります。 
そのために,読書記録の学年別フォーマットも提案されました。 


1年間の締めくくりにふさわしい,刺激いっぱい,パワーチャージたっぷりな研修会でした。 
来年度は,4月4日に第1回指導員研修からスタートです。 
新年度も,がんばりましょう。 

読書大好き 南部っ子 風早南部小学校図書館   

風早南部小の学校図書館は昇降口を入ってすぐのとても素敵な場所にあります。
毎日読書をする南部っ子でにぎわっています。

おなじみのしずかな森もご覧のとおりです。



国語の教科書に載っている本は,学年別のシールを貼ってこちらの書架に
まとめてあります。ここの本もなかなかの人気です。




大変!教科書の本が絵本の本棚に返却されています!




でも大丈夫です。頼りになる図書委員さんがすぐに正しい場所に戻してくれます。
風早南部小学校の図書委員さんは,全員が子ども司書の資格を持っています。
まさに学校図書館のエキスパート,頼りにしています。




今日もたくさん子どもたちが来てくれるでしょうか?
風早南部小学校図書館,開館します。