校長日記

校長日記 令和6年度

6月になりました

愛情込めて育てること 

 姿美しく真っすぐに伸びたタチアオイ。赤やピンクの花が、色鮮やかに咲きはじめました。花言葉「豊かな実り」は、折しも5月中旬よりスタートした本校「農業体験活動」の実りを、爽やかに応援してくれているようです。

 今年度は、5月17日(金)に1・3・6年生の縦割りグループでとうもろこしの種蒔きを、5月22日(水)に2・4・5年生の縦割りグループで落花生の種蒔きを、そして5月30日(木)には全学年の縦割りグループで田植えを実施しました。活動した3日間、いずれの農家の方も「愛情込めて大切に育てることが一番」と言われていました。具体的には、注意深く観察すること、丁寧に作業をすること、始めから終わりまで手を抜かないこと、が基本であり、その一つでも欠けるとよい作物は実らないということを学ばせて頂きました。

 そこで、今年度は協力農家の方からとうもろこしや落花生の種を頂き、学校敷地内の畑で児童が育てる活動を新たに取り入れました。種を蒔き芽が出て、一日一日少しずつ生長していく様子を観察しながら、水やり、草取り、追肥等、児童が最初から最後まで愛情を込めて育てていくことで、意味のある「農業体験」を経験できると考えます。毎日地道にとうもろこしや落花生の世話をする児童に、温かな励ましを頂ければ幸いです。

 

東校のかわいい仲間たち

 本校には古くから鶏小屋があり、代々のかわいい鶏たちが児童や教職員、保護者・地域の方々と触れ合いながら過ごしてきました。

 現在、この小屋には先住のシロちゃんとコッコちゃん、新入りのオトウさんとオカアさんと、4羽のかわいい仲間がすんでいます。先日、怪我で歩くのが不自由だったシロちゃんに「ちゃんと歩けるようになって良かったね。」と私が声をかけていると、5名の1年生がやってきました。1年生の子供たちは、私がクローバーの葉を4羽にやっているのを真似して、嬉しそうに4羽へ話しかけながら葉をあげていました。シロちゃんたちも、喜んで葉を食べていました。東校の日常の微笑ましい一場面に、思わず私もにっこりでした。

入学から2か月、1年生は学級の友達や他学年のお兄さん・お姉さんに加え、この日4羽の鶏とも仲良くなりました。

 

(校 長 深 野 政 美)