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2023年6月の記事一覧
校長:日本の学校には、なぜプールがあるのか?
10年位前の話ですが、シンガポールの学校に視察に行きました。
当時、日本の学校では実現されていなかった、1人1台端末(保護者負担)や教室の冷房もはいっており、充実した設備を持つ学校でした。
シンガポールの学校の先生方と話している際、日本の学校のことを聞かれ、何気なく「ほとんどの学校にプールがある」ということを話したら、たいへん驚いていました。
シンガポールは一年中暑いですし、校庭が狭い学校が多いので、うらやましいといわれました。
日本は、まわりを海で囲まれている島国で、川も多いので、昔から「水練」という泳ぎ方を学習をしていたそうです。
しかし、海で「水練」をしているときに子供が溺れたり、船の衝突により大勢の子供が亡くなる事故(※)が起こったことから、全国の学校にプールが作られるようになったのだそうです。
水泳指導は、万が一の時、水難事故から身を守るために必要です。
また、それだけでなく、「水に慣れて、水と親しむ」ことをめあてに、楽しい水泳の学習を行いたいと思います。(校長 佐和)
※紫雲丸事故(1955年)
旅客船が沈没する事件。修学旅行中の中学生168人が泳ぐことができなくて死亡する最悪の事故になった。この事故をきっかけに、日本政府が学校に補助金を与えてプールを建設し、水泳授業を義務化させた。
校長:ツバメが巣を作ると縁起が良い
昔から、ツバメが巣を作ると縁起が良いといわれます。
大津一小では,今年もツバメが巣を作りました。
なかよしトンネルの巣は、ヒナが生まれました。
ツバメは、人の出入りが多い、栄えている家を選ぶそうです。
毎年ツバメが来てくれるような、みんなが仲よく、発展していく大津一小を創りたいと思います。(校長 佐和)
校長:不思議な植物をもらいました
以前、登校してきた子供から、お花をもらったことを紹介しました。
今日は、不思議な植物を手渡されました。
プロペラのような形に、丸い実のようなものがついています。
おもしろいと思って持ってきたようです。
調べてみると、楓(かえで)の種のようです。
このプロペラ状の種のことを翼果(よくか)と言い、少しずつ乾燥して茶色くなった頃、風に乗ってくるくると回転して着地するのだそうです。
楓が種を飛ばすのは知っていましたが、こんな時期から種があるとは思いませんでした。
植物が子孫を残すための工夫はすごいものです。
また、子供の好奇心や発見力もすごいです。
調べたことを印刷して持っていったら、「知ってたよ」と言われてしまいました。
参りました。(校長 佐和)
校長:校長室に子供が訪問
昼休みに、5年生の子供が校長室に来ました。
林間学校の計画を立てていて、お願いがあるとのこと。
キャンプファイヤーの「マルバツゲーム」に、私に関する問題を出したいのでインタビューさせてほしいという内容でした。
林間学校では、主体性を育みたいと考えています。
当日だけでなく、準備の段階から自主的に活動できることはとても素晴らしいことだと思います。
これなら多くの学びがある林間学校になりそうです。
なお、問題については、当日のお楽しみにします。(校長 佐和)
校長:6月の全校朝礼 思いやり算
6月の全校朝礼で、下記のような話をしました。
※タブレットで動画を再生し、子供の発言をかきこみながら進めました。
テーマ 『おもいやり算』を得意になろう
算数の学習では、たしざん、ひきざん、かけざん、わりざんができるように学びます。
※タブレットに + - × ÷ をかく
今日お話しするのは、算数の計算とはちょっと違うものです。
算数の計算ができるように努力することは、とても立派なことです。
それと同じように、この計算もとても大切なものです。
では、動画を見てください。
※https://www.youtube.com/watch?v=hAP1PBhWrRM
(ACジャパンのCM)
「+」は、何でしたか?
『たすけあう』
「-」は?
『ひきうける』
「×」は?
『声をかける』
「÷」は?
『わけあう』
※子供の発表を聞いてタブレットにかく
よく聞いていましたね。
これは『おもいやり算』というものです。
大津一小のみなさんは、みんな優しいですが、もっと『思いやり算』を得意になってほしいと思っています。
もう一度動画を流します。
途中で一時停止をしますので、自分ならどんなことができるか考えてみてください。
※一時停止を繰り返しながら、動画を見せる。
この動画の最後は、「それは人を笑顔にする算数」と言っています。
みんなが、『思いやり算』が得意になると、大津一小はますます笑顔がいっぱいの学校になりますね。
※笑顔の顔文字を描く。
お友達や家族、地域の方に、どんな思いやり算をしたのか、校長先生に教えてくださいね。
今回、教材にした「おもいやり算」の動画は、2012年にACジャパンから発表されたものです。テレビで見た記憶のある人もいらっしゃるでしょう。
思いやりの心を持つことに加え、思いやりの気持ちを「表現すること」ができる子供になってほしいと願います。(校長 佐和)