文字
背景
行間
校長日記
校長: 生成AIと教育
先日、ある研究会で「生成AIを活用した授業づくり」というセミナーのコーディネーターをしました。
登壇者は、全国でも最先端の実践を行っている先生方で、250名もの参加者が集まりました。
結論から言うと、このセミナーで様々な実践を聞いたり、質疑応答をしたりして、「本校でも、もっと活用を図らなくてはいけない」という思いが強くなりました。
生成AIを教育に利用すると言うと、「生成AIで読書感想文を書く子供が出てきそうだから良くない」「子供たちに思考力がつかない」などと心配する声をよく聞きます。
しかし、しっかりした指導観を持ち、計画的な指導を行うことで、子供たちの思考力を高めるためのツールとなると感じたからです。
すでに、本校では、生成AIの仕組みや利便性・リスク(ハルシネーション)などについて学び、プロンプトを入れて使ってみるところまで行ってきました。今後は、教科等の学びで効果的に活用できる場面を設定していきたいと思います。
このセミナーでも、生成AIを使うことでより大切にすべきこととして、「好奇心・探求心を一生失わせない教育」「人間らしい感性・感動・感情を大切にした教育」などのキーワードが出されました。本校では、創造性を育む学びを推進していますので、創造性を高めるための対話の相手(壁打ち)として生成AIを使っていきたいと考えています。(校長 佐和)
校長:本校の実践が紹介されています(リシード)
昨年度の4年生が行った授業が紹介されました。
これまで何度もマスコミで取り上げていただきましたが,この記事は教師の立場から学習のねらいをまとめてくださっています。
ぜひご覧ください。(校長 佐和)
「協働的な学びを通して創造力と自信を育む「プログラマッピング」
https://reseed.resemom.jp/article/2024/05/28/8834.html
校長:5年生 田植え体験
本校の教室の窓からは,美しい田園風景が広がっています。
5年生は,社会科の「米作り」の学習として,昨年度から,田植えや稲刈りの見学をさせてもらっており,今年度は,子供たちが田んぼにはいっての田植え体験もお願いしました。
初めて田植えをする子供がほとんどで,おそるおそるといった感じでしたが,一度はいってしまうと,泥だらけになりながら楽しそうに作業をしていました。
田植え機と手で植えることの作業効率の違いを知ることで,農業の課題について考えるきっかけになったものと思います。また,昨今はすでに精米されてパッケージされたものしか見たことがない子供が大部分です。田植えの大変さを体験することで、食べ物を大切にする気持ちが芽生えることも期待しています。
橋本社長をはじめ,沼南ファームの皆様,忙しい時期にかかわらず快く子供たちの見学を受け入れてくださり,誠にありがとうございました。(校長 佐和)
校長:1年生から端末活用の必要性
1年生の端末利用がはじまり,カメラ機能を使って写真を撮る練習をしていました。
すぐにアサガオの生長記録に端末を活用するようです。
昔から「読み・書き・そろばん」は必ず身につけなくてはならない能力とされていました。
これからは,ICT活用スキルも重要な能力になっていきます。
そのためにも,低学年のうちからICT活用になれることは必要です。
端末を,文房具の一つとして学習を効果的・効率的に進めるために,どんどん活用させたいと考えます。(校長 佐和)
校長:PTA会長と対談
19日に、教育課程説明会とPTA総会がありました。
どちらも一方的な説明が多く、形骸化している傾向があるため、PTA会長のご提案で今年は大きく形を変えました。
まず、教育課程説明会については対談形式とし、私とPTA会長でやりとりをしました。
テーマは下記の2つです。
「大津一小でどんな教育をめざすのか」
「子供たちが小学生の時に体験させたいこと」
学校を卒業して社会に出てから、自立し、豊かな生活を送れるような資質・能力を育むという論点で、意見交換ができました。
後半は、保護者からの質問でした。
「多様性を認める教育のあり方」や「放課後の過ごし方」等についてのご質問に回答しました。特に、今年度の時間割(木曜日午前中5時間授業、13:55下校)について、どういう意図をもって変更したのかを知っていただく機会を得られたことは、たいへんありがたいことです。
PTA総会でのスライドによる活動方針も、たいへん分かりやすい内容でした。。
当日は、写真のようにたくさんの保護者の皆様が参加くださいました。
これまでのカタチに固執しない、新しいやり方をPTAの皆様と考えていきたいと思っています。
ぜひ、ご意見やご要望をお願いします。(校長 佐和)
校長:PTA会長と対談
校長:これから目指す学習モデル
令和の日本型学校教育に関する答申では,個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実が提示されています。(中央教育審議会,2021)
しかし、その具体的な方法は示されていないため、学校ごとに学習モデルを開発する必要があります。
子供主体の学びのあり方を研究している大津一小では、日常の教科学習のなかでも、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた取組みを始めています。
一例を紹介すると、本日の6年1組の算数では、点対称な図形の性質を学ぶ際、子供に学び方を選択させていました。
「1人で進める」「友達と一緒に進める」「先生と学ぶ」の3つの中から、自分に合った学び方を選んで学習をスタートします。
途中で分からなくなったら、教科書や先生が用意した資料を見たり、友達や先生に相談したりすることもOKです。
終わった順番に教師のところに行き、しっかり理解しているかどうか対面で確認します。また、学習の達成度について測定するルーブリック評価も取り入れ、指導と評価の一体化を図りました。
これまで、このような授業はあまりしたことなかったのですが、どの子も主体的に学びを進めている姿が見られました。
一斉のなかで、同じ進度、同じやり方で指導するだけでなく、自分の力で学ぶことのできる子供を育てることは、たいへん重要なことだと考えています。(校長 佐和)
校長:立派な一年生でした(入学式)
桜が満開の穏やかな春の日、54名の1年生が入学してきました。
お話をしっかりの聞くことのできる立派な1年生です。
私からは、1年生にひとつだけ、
「しっかり、あいさつやお返事ができる,1年生になってほしい」という話をしました。
保護者の皆様には、
「本日より、大切に育ててこられたお子様を、確かに、お預かりいたします。お預かりするのは、お子様の命と未来です。安心・安全な学校づくりに努めると共に、お子様が将来、新しい社会を豊かに、たくましく生き抜くために必要な、資質・能力をしっかり育むために、教職員一同、全力で取り組んで参ります。どうぞ、本校の特色ある教育活動にご期待いただくと共に、ご協力をよろしくお願いいたします。」と、お話ししました。
これで、1年生から6年生まで全員が揃い、賑やかに再スタートとなります。
保護者の皆様、地域の皆様、ご支援・ご協力をお願いいたします。(校長 佐和)
校長:スカイブルーと桜
先日、ドローンで校舎と桜の写真を撮った時は、あいにくの曇り空でした。
そこで、本日は、スカイブルーの空だったので、あらためて撮り直してみました。
スカイブルーの空と校舎とピンクの桜。
大津一小は自慢できる素敵な学校だと感じます。(校長 佐和)
校長:桜が満開です(ドローン撮影)
例年より開花の遅れた桜が満開を迎えています。
桜が学校に植えられたのは明治時代からのようで、現在でも学校の樹木、第1位になっています。
新年度に合わせて咲く桜は、美しく、心が躍ります。
子供たちも、ワクワクした楽しい気持ちで学校生活をスタートさせてほしいと願っています。(校長 佐和)
※画像は、ドローンで撮影しました。
校長:新しい教職員をよろしくお願いします
大津一小に着任した教職員を紹介する会を行いました。
新しい出会いに、子供たちも教職員も笑顔でいっぱいです。
とてもあたたかい雰囲気でした。
令和6年度の大津ケ丘第一小学校の教職員一同、一致団結して子供たちの指導に当たります。
保護者の皆様、地域の皆様、引き続きご支援・ご協力をお願い致します。(校長 佐和)
校長:実り多い令和5年度でした
2020年より世界中が苦しめられていた新型コロナウイルス感染症が、今年度の5月8日より季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されたことにより、対面と対話を大切する教育活動を再開することができました。
また、今年度より本校はコミュニティスクールとなり、第1回の学校運営協議会において、地域と連携を図る教育課程の開発を提案し、ご賛同いただきました。具体的な活動としては、6月に子供たちが地域のことを知るための人材の発掘を依頼し、総勢25名にお越しいただいて、「地域の良さ」「地域の課題」「小学生に期待すること」について、子供たちに話してもらう場を設定しました。
この機会から、5年生の「アクティブ大作戦」や6年生の「デジタルイルミネーション」の単元開発を行い、地域を意識した学びを行うことで、研究目標であるクリエィティブ・コンフィデンス(創造性に対する自信)を大きく伸ばすことができました。
このように、今年度は、地域との連携が強化された1年となりましたので、来年度もさらに、地域や保護者の皆様のお力をお借りして、地域に開かれた学校づくりを進めてきたいと思っています。
大きな事故やけがもなく、成果の多い1年になったことは、地域や保護者の皆様のおかけです。来年度も教職員一丸となって、より良い学校づくりを推進していきますので、引き続き、ご支援・ご協力をお願いいたします。(校長 佐和)
校長:生成AIは使えるのか?
『生成AI』について学ぶ時間を、4年生と5年生に設定しました。
ご存知の通り、生成AIは世の中に急速に普及しており、これから子供たちが活躍する社会では、AIを使わないで生きていくことは、考えられなくなりそうです。
現状では、一般に普及している生成AIは年齢制限が設定されており、小学生はまだ使うことができません。今回は、教育用に開発されたものを、教師の管理下で期間(時間)限定で利用しました。
好きな動物や、昼休みのおすすめレクなどについて、プロンプト(指示や質問)を入力すると、どんどん文章が表示されます。通常のインターネット検索や図書資料を使うと何時間もかかりそうなことが、あっという間に文章化されることに、子供たちは驚いていました。しかし、物語文のあらすじなどを聞くと、あきらかに間違っている内容もあります。問題なのは、自信たっぷりに「本当っぽいうそ」が表示されることです。
間違いもあること、たんさんの選択肢が提示されるということは、ユーザー(人間)は、これまで以上に『判断力』が求められるようになります。より良い選択をするための判断力の基になるのは、様々な体験や学習によって身につけた知識であり、これまでも学校で育てようとしてきた力です。
未来を生きる子供たちには、大人以上に最先端の知識や経験が求められます。基盤となる学習を大切にしながら、新しいものにも触れさせていきたいと考えます。(校長 佐和)
校長:卒業を祝う会
6年生が大津一小に登校する日数もわずかになりました。
29日は、児童会が企画・運営する「卒業を祝う会」が行われました。
普段から全校が触れ合う機会の多い大津一小ならではの、全体的にあたたかい雰囲気のなかで、笑いと涙の溢れるステキな会となりました。
運動会や委員会活動で学校を引っ張り、おおいに盛り上げてくれた6年生。
デジタルイルミネーションや陸上大会、音楽発表会等で、活躍して輝いていた6年生。
みなさんは、大津一小の「誇り」です。
中学校での活躍を楽しみにしています。
それにしても、どの学年の発表もとてもすばらしかったです。
プレゼンテーションや歌、ダンス、劇などで堂々と気持ちのこもったパフォーマンスを見せてくれました。
お世話になった6年生に「ありがとう」という感謝の気持ちと、卒業「おめでとう」というお祝いの気持ちが、いっぱい詰まっていたからだと思います。
素晴らしい会を開いてくれた、子供たちに感謝の気持ちでいっぱいです。(校長 佐和)
校長:読み書きそろばん・タイピング
昔から「読み書きそろばん」と言われるように、文字や文章を読むこと,内容を理解して文章を書くこと,計算することは豊かに生きていくために必要な能力です。それに加え、現代社会では、タイピングも欠かせないものになっています。
学校においても、自分の考えをまとめたり、友達と話し合ったりする活動に端末を利用する機会が急激に増加しました。現在の教育において、タイピング能力を身に着けることは、「読み書きそろばん」と並んで必要な能力になっています。
そこで、大津一小では、教育ネット様の支援を受け、3年生以上で「タイピング大会」を実施しました。企画や広報は、プログラミング委員会の子供たちがやってくれています。
子供たちはたいへん意欲的に取り組んでおり、近々表彰式も行われます。
将来必要とされる能力を、しっかり身につけさせていきたいと考えています。(校長 佐和)
校長:「プログラマッピング」の授業レポート第3回
2023年12月15日に開かれた、4年生の「プログラマッピング」の授業レポート(全4回)の3回目が公開されました。
何度も取材を重ね、分かりやすく紹介されています。
ぜひ、お読みください。
第4回(最終)は、2月20日公開予定です。(校長 佐和)
第3回:「小4が挑むプロジェクションマッピング、試行錯誤と工夫の連続が育む論理的思考力 」
第2回:「学校は面白い場所がいっぱい!小4が創造性を発揮するプロジェクションマッピングが始動」
第1回:「地域の人を笑顔にしたい! 小4がプログラミング×プロジェクションマッピングの発表イベントを開催 」
校長:ボクシング教室から学んでほしいこと
本校の卒業生に、ボクシングで世界チャンピオンになった先輩がいます。
2002年の卒業生、岩佐亮佑さんです。
本日は、岩佐亮佑さんとセレス小林さん(セレスボクシングスポーツジム会長、日本ボクシング協会協会長、元世界チャンピオン)、澤田純一さん(セレスボクシングスポーツジムマネージャー、チーフトレーナー)の3名にお越しいただき、ボクシング教室を開催しました。
ねらいは2つあります。
ひとつは、 運動の楽しさを体験することです。 ボクササイズを通じて、楽しみながら体を動かすことで、運動の楽しさを感じること。そして、もう一つは、 成功への道のりの理解です。世界で成功したアスリートの話を聞くことで、夢を追い求めることの大切さを学ぶことです。
同じ学校で学び、地域で育った人が、世界で活躍していることを知って、子供たちにも大きな励みになったようです。
「夢を持ち、自分を信じ、努力を続ければ結果が出る」という、世界チャンピオンのお話を心にとどめ、大津一小の子供たちが10年、20年後に、いろいろな分野で世界で活躍してくれることを願っています。(校長 佐和)
校長:授業参観1
1年生、3年生、5年生、あおぞら、そよかぜの授業参観と懇談会を実施しました。
一年の間に子供は大きく成長します。
本日も、お子さんが成長した様子を見ていたただけたものと思います。
また、本校が進めている、子供主体の学びの様子はいかがだったでしょうか。
いよいよ、まとめの大切な時期になります。
引き続き、本校教育へのご支援・ご協力をお願いします。(校長 佐和)
校長:入学説明会でのあいさつ
来年度入学予定の保護者対象に、入学説明会を行いました。
「本校で大切なお子様をお預かります。お預かりするのは、お子様の命と未来です。安心・安全な学校づくりに努めると共に、お子様が将来、新しい社会を豊かに、たくましく生き抜くために必要な、資質・能力をしっかり育む教育を行うために、教職員一同、全力で取り組んでまいります。」
というご挨拶をさせていただきました。
お子様のご入学、楽しみにお待ちしています。(校長 佐和)
校長:北海道ぎょれん食育授業(5.6年生)
ぎょれん(北海道漁業協同組合連合会)の方にお越しいただき、食育授業を行いました。
スーパーマーケット等で、切り身になった鮭や貝柱だけのほたてを見ることがあっても、そのままの形で見る機会は少なくなくなってきています。
北海道から、秋鮭(オス・メス)と殻付きのほたて、産地の異なる昆布を持ってきてくださり、子供たちが実物を見たり、触ったり、においをかいだりしながら学びました。
「おいしそう」「食べたい」という声があちこちから聞かれました。
子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校においても積極的に食育に取り組んでいくことが重要となっています。
今回の食育授業では、「ぎょれん」さんと「和食応援団」さんのご支援により、本校の子供たちの食に対する興味関心を高めることができました。(校長 佐和)
校長:量感を育てる算数の授業(2年生)
算数での量感とは、計器を使わずにある量の大きさの見当をつけたり,ある単位で示された量が実際の物でどれくらいの大きさになるかの見当をつけたりするための,およその感覚をいいます。
量感は,計器の選択を適切にしたり,日常生活を合理化したりするために,大切なものです。
しかし、全国学テや柏市学テの結果からも、「およそ」とか「見当」といった量感に関する問題に課題があることが分かっています。
つまり、教科書だけの学習では、量感を身につけることは難しいということです。
そこで、本日の2年生の学習では、量感を育むことをねらいとして下記のような授業を行いました。
1 校内の好きな場所で、長さが気になる物をみつけます。
2 自分でどれくらいか予想します。
3 実際に図って確かめます。
4 その結果を端末で撮影します。
5 教室に戻り、画像を見せながら全体で発表します。
教科書で見るだけでなく、このような体験を繰り返すことで、量感が育っていくものと考えます。
また、共有の場面で1人1台の端末が効果的に活用されました。
今後も、データを基につまずきを分析し、改善する授業を工夫していきます。(校長 佐和)