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校長: 生成AIと教育

先日、ある研究会で「生成AIを活用した授業づくり」というセミナーのコーディネーターをしました。
登壇者は、全国でも最先端の実践を行っている先生方で、250名もの参加者が集まりました。
結論から言うと、このセミナーで様々な実践を聞いたり、質疑応答をしたりして、「本校でも、もっと活用を図らなくてはいけない」という思いが強くなりました。
 生成AIを教育に利用すると言うと、「生成AIで読書感想文を書く子供が出てきそうだから良くない」「子供たちに思考力がつかない」などと心配する声をよく聞きます。
しかし、しっかりした指導観を持ち、計画的な指導を行うことで、子供たちの思考力を高めるためのツールとなると感じたからです。
 
すでに、本校では、生成AIの仕組みや利便性・リスク(ハルシネーション)などについて学び、プロンプトを入れて使ってみるところまで行ってきました。今後は、教科等の学びで効果的に活用できる場面を設定していきたいと思います。
 このセミナーでも、生成AIを使うことでより大切にすべきこととして、「好奇心・探求心を一生失わせない教育」「人間らしい感性・感動・感情を大切にした教育」などのキーワードが出されました。本校では、創造性を育む学びを推進していますので、創造性を高めるための対話の相手(壁打ち)として生成AIを使っていきたいと考えています。(校長 佐和)