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2023年2月の記事一覧

ハートを磨くっきゃない

2月16日にも書いた通り、全ての教科の授業を修了して

しまった3年生は、総合的な学習として「赤ちゃん学」の

動画を視聴して心を磨いています。赤ちゃんを育てる上での

注意点が盛りだくさんだった今回の講座。義務教育の終了

という1つの区切りとして、家族との関係を振り返ることの

多い今の時期に、記憶の無い赤ちゃん時代の親の姿を想像

する良いヒントとなったのではないでしょうか。

行事のサンドイッチ

公立受験が終わり、ようやく肩の荷が少し降りたかと思われる

3年生ですが、既に卒業式まで残り2週間。ほっと一息つく間

もなく練習を開始しています。同時進行で、後輩達へと最後の

メッセージを残すために3年生を送る会の練習もしており、

送られる側ですが入念な準備をしているようです。式での指揮者

や伴奏者にいたっては、昼休みに自主練習までしていました。

美しい旋律を流暢に奏でる様子は、少し前まで受験勉強をして

いたのが信じられないほどです。

更には学年レクも計画しているようで、本当に残り2週間で

全てを消化しきれるのかというほど色々と準備をしているよう

でした。学校行事に受験の結果発表と、3年生にとっては激動の

2週間になりそうです。

 

断る勇気

ビールのCMで使ってはいけない表現をご存じですか?

答えは「ゴクッゴクッ」と液体が喉を通る音を過剰に

表現することらしいです。学校の授業とは全く関係ない

ような話に思いますが、体の健康について考える2年生

の保健体育の授業で実際に出てきた話です。大人の階段

を昇る生徒達の中には、段々とお酒についても興味を持って

くる子もいることが想像できますが、飲酒を誘われた際に

どうやって断るかを考える時間には、あらゆる手法で好奇心

の誘惑を断ち切っていました。

その中で出て来た言葉に「断る勇気」というものがありました。

大人よりも同調圧力が強そうなイメージのある学生だと、自分

は飲みたくなくても周りに流されて飲酒をしてしまうという

ケースもあるかもしれません。 思いがけず飲酒をする機会に

遭遇してしまった場合にはまさにこれしか選択肢はないように

思えてしまいます。詩的な雰囲気を醸しつつ的確な回答を出せる

生徒達であれば、あらゆる事態に遭遇しても良い選択を選ぶ

ことが出来そうです。

時の流れは早い

1年生が次年度の林間学校に向けて色々な事を調べてパワー

ポイントにまとめています。今年度の4月21日の記事では

今の2年生が同じように林間学校について調べ学習をしている

ことを紹介しており、なんだか懐かしく感じるのと同時に、少し

前に入学してきた1年生もいつの間にか立派な2年生へと成長

しつつあると実感させられます。

授業でも何度かパワーポイントを活用しているためか、生徒達

は高品質な作品をあっという間に作っているように見えました。

発表の時間は名プレゼンテーションの雨嵐となる予感がします。

 

 

 

オールアウト

先週までテスト期間で部活動をしていなかった陸上部の生徒達

ですが、テスト明け3日程度で傍から見ると動きが戻っている

ように見えます。

お得意のボール練習に加え、重い縄跳び・ハードル運動・シャフト

を使った筋トレと、全身運動のオンパレードで筋肉を追い込んで

いました。

ここまで満遍なく鍛えている陸上部員ならば、他の部活動でも

活躍できてしまうのではと思えてきます。

保護者用ページの陸上部のページを更新しました。

 

肝っ玉

3年生は月曜日が臨時休業のため、本日が入試前最後の登校

となります。体育館では志望校ごとに分かれて最後の確認を

していました。生徒達の様子はというと、笑いながら学校まで

の経路を確認するなど、穏やかなように見えます。昼休みも

普段通りにサッカーを楽しんでいました。何気ないことのように

思えますが、受験本番4日前でも普段と変わらぬ行動を貫くのは

簡単なことでは無いように思います。更には、帰りの会の後に

控える委員会活動の打ち合わせをする姿まで見ることが出来

ました。用意周到な3年生なので、委員会の時間には落ち着いて

自分達の学年の意見を発表。後輩達の前でも、いつも通りの

頼れる3年生でした。受験前最後に見る3年生の姿がここまで

普段通りであれば、職員も先輩を応援する生徒達も安心した

のではないでしょうか?

 

 

 

皆伝

本日も授業を進める3年生では、最後の授業となる教科が出てきています。

受験を目前にして、授業に関して言えば新しく学ぶ物は何も無くなった生徒達

は、正に義務教育の集大成を迎えた状態で勝負に挑もうとしています。

黒板に向かう姿よりも、問題集の再確認・小論文の点検・面接の練習と、各々

の弱点を克服して合格へと近づく努力をする姿の方が増えてきたような気がします。

残り少ない準備時間ではありますが、3年生の生徒達は自分の課題を自分で発見し、

学習指導要領に定められた以上の物を身に付けて受験へと臨んでくれるのでは

ないでしょうか?

 

頑張れの嵐

いよいよ学年末テストを明日に控える1年生ですが、更なる

大一番である公立受験を来週に控える3年生のために「公立

受検お守り手帳」をプレゼントしていました。受験上の注意点

と1年生からの応援メッセージがコンパクトにまとめられた

お守りは、実用性を持たせつつ真心も伝わってくる珠玉の1品です。

1年生から3年生へと手渡しされるときは、教室から歓声が

上がっていました。

渡されたのが帰りの会の途中だったため、担任からの話など

もある時間帯でしたが、中身を確認したくなる気持ちを抑える

ことが出来ず、ついつい視線をお守りへと落とす3年生も

いました。3年生の視線を見事に奪った1年生のプレゼントは

大成功と言えるのではないでしょうか。

 

君たちはどうするか?

小論文の練習をしていた3年生ですが、進路が決定している生徒は

「まだ進路が決定していないクラスメートにどのように接するか」

というお題で文を考えていました。

その答えの1つか、進路が決定した生徒達は卒業アルバムの制作を

しています。本日も、他の生徒が下校後も学校に残りアルバムの構成

を考えていました。既に〆切が近づいているため、かなりのスピード

で仕事を進める必要があるようで、受験が終わってはいても、のんびり

とはしていられない様子です。

 仲間達のためにと、自分ができる事に取り組む3年生がどのような

アルバムを作るのか楽しみですね。

ダイナモ

最近の体育の授業では長距離走を実施しています。冬季トレーニング

に参加している生徒では、朝練習・体育・放課後練習と日に三度は

長い距離を走っているかもしれません。若いとはいえ、そこまで走れる

生徒達は「凄い!!」としか表現のしようがありません。また、がむしゃら

に走るだけでなく、エクセルのペース換算表を活用して目標タイムに

近づくためのペース配分を計算するなど、頭も使って走っています。

そんな、走りの修羅がひしめく柏三中の中でもトップに君臨するであろう

特設女子駅伝部のメンバーが、2月11日に千葉県中学校新人駅伝大会に

出場し、66校中14位という好成績を収めました。スタートの写真を見れば

わかる通り、パッと見て何校が出場しているのか判断できないほどの大舞台

ですが、生徒達は雰囲気にのまれることなく実力を発揮していました。

日頃から己の限界に挑み続けている努力のたまものだと思います。

 

 

寒さを凌駕する精神力

朝から粉雪がチラついていますが、駅伝の県大会を明日に控える

女子生徒は校庭を走って最終調整をしています。雪を嫌がるどころか、

降りしきる雪に自分から積極的に当たろうとしているようにさえ

見えました。いつも半袖で登校してくる1年生の男子生徒は本日

も半袖で登校。校内服での登校を許可したことで、長ズボンの制服

ではなく半ズボンの体操着で登校してきており、こちらの心配を

よそに普段よりも薄着となっています。環境に負けないという

強い決意や男の意地のようなものをひしひしと感じてしまいました。

北海道について学ぶ2年生の社会科では、雪を売りにした観光業など

が登場してきて、自然と授業も盛り上がっているように見えます。

「クリームシチューの具材から北海道地方の農業を見てみよう」

という学習テーマは面白いだけでなく、北海道の農産物を忘れても

クリームシチューの具材を思い出せば正解を導ける画期的なものの

ように思います。それに加えて、ホワイトルーは小麦粉を使って

作るという家庭科の知識まで教えていました。調理実習の機会が

減ってしまった年代と言える2年生には一挙両得な内容ではない

でしょうか。

貴公子総選挙

日本最古の物語と呼ばれる「竹取物語」を勉強する1年生。

最古と言えども、恋という感情は現代社会とそこまで変わ

らないのか、かぐや姫に情熱的なアプローチをする5人の

貴公子が登場します。1年生では登場した貴公子の誰に1番

好感を持ったか投票していました。

エントリーナンバー①

天竺に行ったふりをして山寺にあった鉢を「仏の御石の鉢」

だと言い張った「石作の皇子」

エントリナンバー②

 依頼の品である「蓬莱の玉の枝」の贋作を職人に作らせ、

架空の冒険談を語った「庫持の皇子」

エントリーナンバー③

金の力で難題を解決しようとしたあげく、偽物の「火ねずみ

の皮衣」を買ってしまった「阿部御主人」

 エントリーナンバー④

家来に「竜の首の玉」を取ってくるように命じ、旅の準備

資金を預けたものの、ことごとく裏切られ財産を持ち逃げ

された挙句、自分で海に突撃して死にかけた「大伴御行」

 エントリーナンバー⑤

「燕の子安貝」とフンを勘違いして掴んだ「石上麿足」

 

 どの貴公子もあまりいいところはないように思えますが、

栄えある人気ナンバーワンに輝いたのはエントリーナンバー

5番の「石上麿足」でした。

自分で行動したことと、宝物とフンを勘違いしてしまった

茶目っ気が票を集めた要因かと思われます。

恋バナに興味津々な年代の生徒達は、授業が終わっても

貴公子たちに感じた魅力について語り合っていました。

教科書の題材というイメージが強い古文ですが、この

ような観点で見ると、なんだか面白く見えてきます。

なんか温かい

2年生は3年生を送る会でよほど壮大な発表をするのか

1年生が全体練習を進める間も色々な道具の作成をして

いました。そんな2年生もついに準備が完了したのか、

体育館での練習へとステップアップしていました。

2年生全体の頑張りもありますが、放課後には美術部

の生徒が大道具の細かい仕上げをしており、日頃から

鍛えている芸術センスを活かして学年全体の計画進行

に大きく貢献していました。

さらに驚くことに、目前の行事の準備だけでなく、卒業式

に向けて桜の花に色を塗る作業までしています。カラー印刷

すれば綺麗な色をした花びらを大量生産できる時代ですが、

一つ一つの花びらに色の濃淡をしっかりと表現して丁寧に

作り上げています。会場の何気ない装飾の一つでしょうが、

美術部の生徒達が時間をかけて用意した装飾品だと考えると

なんだか式場全体に真心が充満しているように思えてきます。

保護者用ページの美術部のページを更新しました。

春よ来い

朝夕の冷え込みが少し和らいできたように感じる今日この頃。

花壇からは、菜の花学級の生徒が植えたチューリップの芽が

出てきており、視覚でも春が近づいていることを感じます。

とはいえ、早朝は、まだまだ寒さを感じる気温なのですが、

生活委員会の生徒と保護者の方々は寒さに負けない明るい

あいさつを「おはよう3days」で見せてくれました。

あいさつ運動のみならず、9時30分頃からは、PTAの花壇

ボランティアとして花の苗を定植してくださいました。

卒業式・入学式と、式典が続く季節が目前に迫っていますが

おかげさまで生徒達の花道が色鮮やかに彩られることとなり

そうです。寒い中ご協力いただきありがとうございました。

 

令和のレオナルドダヴィンチ

新入生学校見学会でもプログラミング発表会をしていた

コンピューター部ですが、部員数が多いことに加え、説明

するのに時間がかかる超大作の連続ということもあり、

本日も引き続き発表会をしています。

プログラミングの説明画面では、小学生でも見覚えのある

であろう、あの猫が出てきていますが、組んでいるプログ

ラミングは小学校の授業では出てこないように感じるほど

複雑です。ある生徒の発表では「ラングトンのアリという

二次元のチューリングマシンと言われるプログラムを作成

しました」という言葉が出てきます。難しい単語の連続に

説明開始数秒で置き去りにされてしまいました。

ゲームを作成した生徒の中には、映画のポスターを思わせる

タイトル画面を作ったり、作中の音楽を自作したりと、

プログラミング以外の才能も発揮していました。

 保護者用ページのコンピューター部のページを更新しました

 

疑惑の芸術?

2年生が作った一筆書きアートが職員玄関前に飾られています。

複雑に線が入り乱れた作品は、一筆書きで書きましたと説明され

なければ普通の絵に見えてしまいます。普通の絵に見えてしまう

ので、本当に一筆で書いたのか確認したい気持ちが湧くのですが、

膨大な書き込み量の作品を前にすると、確認作業に時間がかかる

ことが一瞬が分るため、その気持ちが一気に消え去ります。

作品全体の構成がしっかり出来ていなければ作れないことは明白

なので、シンプルに見える作品でも筆を動かす前に相当計画を

練っていたのではないでしょうか?2年生の芸術センスと思考力

が光る作品でした。

 

お待ちしています

本日は、来年度の新一年生が柏三中を見学しに来ました。

全体説明会では、学校の代表である生徒会総務部の生徒達

が柏三中のあらゆることを説明していました。昼休み中の

リハーサルでは、制服を披露する時のポーズで笑っていま

したが、本番には浮ついた様子は一切なし!!ファッション

モデルばりにカッコイイ表情でポージングを決めていました。

夏服の紹介で半袖になる生徒も、寒そうなそぶりを見せる事

なくモデルとしての仕事を全うしていました。その後の校内

案内でも、にこやかな表情で新一年生を案内しており、早く

も優しそうな最高学年の片鱗を見せてくれました。

主に部活動の様子を見る校内見学では、コンピューター部は

プログラミング発表会をし、吹奏楽部は輝秋祭で発表した曲

の演奏と、ここぞとばかりに見応えバッチリな活動をして

いました。インパクトのある活動風景で新一年生の心を鷲掴み

したかと思いましたが、感想を聞くと「サッカー部に入ると

決めている」との返答。既に固い決意を持っている新一年生

もいるようでした。中学校生活を見据えている新一年生達が、

卒業式を経て更に成長して入学してくるのが今から楽しみです。

 

なんでだろう?

「エーミール」「ヤママユガ」「そうか君はそういうやつなんだな」

物語のタイトルを覚えていなくとも、このキーワードは覚えている

という方は多いのではないでしょうか?

明るい物語ではないですが、深く印象に残る魅力のある作品「少年の

日の思い出」を学習する1年生は、ヤママユガの標本を盗んだ主人公

が物語の最後、大切にしていた蝶の標本を自らの手で潰してしまった

時の心情を考えていました。窃盗に手を染めてしまった以上、主人公

に非があるのは覆しようがないですが、生徒達は主人公の自業自得と

一言で断罪することなく主人公の心情に心を寄せていました。

 自分への罰・やり場のない怒り・気持ちが折れた・等々あらゆる意見

が上がり、国語科の教員も「こういう発想もあるのか」と感心してい

ました。

人の心を完璧に理解することは出来ませんが、理解しようと頭をひねる

生徒達は思いやりの塊だと思いました。