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2022年5月の記事一覧

柏第三農業学校

菜の花学級が管理する畑には玉ねぎが植わっています。食品売り場

では頻繁に見かけますが、畑に植わっている姿はこの学校で初めて

見かけ、日頃から自分が食している物を実はよくわかっていないの

ではと気付かされます。季節が変わり、今度はスイカを植えている

のですが、その周りには藁が敷かれおり、また1つ食物に関する

知識が増えました。

2年生でも、技術科の授業でさまざまな生物育成の技術を勉強して

おり、調べた事を発表する時間には「フィガロン乳剤で落果を助長

する」「隔年結果による収穫量の変動」などなど、聞いてて「?」

となるような専門用語がたくさん飛び出していました。

育成技術の知識が深まっただけでなく、作る人の頑張りや苦労を知った

ことで、食物に対する感謝の気持ちも深まったのではないでしょうか?

小学生に見てもらいたい記事

下の画像は1年生と2年生の地理の授業の板書ですが、数式が書いてあります。

その数式はおそらく小学生でも問題なく解けるものです。

簡単な掛け算や割り算が、少し形を変えて中学校の勉強でも出てくると考えると

基礎となる小学校の算数は大切なのだと思います。

時差について勉強する1年生では、円=360度と、1日=24時間という概念

を知っているか知らないかで、経度15度で1時間の時差が発生するということ

の理解がだいぶ変わってくると思います。立派に発表する1年生の姿を見ると

小学校の勉強はしっかりと頭に入っていると確信が持てました。

 

ついにきた

本日からテスト2週間前となりました。初めてのテストに臨む1年生

は、テスト計画表の作成に挑戦しています。小学校よりも多いテスト

範囲に、計画を立てるだけでも悪戦苦闘している様子でしたが、教科書

と計画表を見比べながら、どうすれば2週間で満遍なくテスト範囲を

勉強できるか考えていました。完成した計画表の中には、2週間で77

時間勉強をするという、やる気に満ちた生徒までいました。計画した

だけで、実行は出来ないのでは?と疑ってしまいそうですが、昼休み

にも自主学習をしている姿を見かけると、先ほどの疑念が晴れていきます。

そんな生徒達の学習をサポートするのは学習委員会。「one day one page」

という、恒例となっている1日1ページの学習をするという運動も、

1年生の学習委員はその必要性について検討していました。今まで

やっているから今年もやるという、先輩たちの活動に胡坐をかく姿勢

ではなく、自ら学習をすることの意義を考える姿勢が素晴らしいです。

その中で、柏三中の合言葉ともいえる「自立」が登場しているのも、

生徒が学校の想いを汲んでくれているようで、なんだか嬉しくなります。

 

 

 

印刷機を使う15歳

ある日、基本的に職員しか使うことのない印刷機を生徒が使っており

驚いたことがあります。誰が何の目的で使っているのかと思えば、

生徒会のメンバーが生徒総会の資料を印刷しているようでした。

企画立案だけでなく、全校分の資料印刷まで自らこなす姿は、「自立

と貢献」を目標に掲げている柏三中の理想の生徒像そのもの。さすが

生徒達の代表といったところです。

他の3年生達も、生徒総会に備えて完成した資料の読み合わせをして

います。生徒総会での議題の内容について真剣に討議する姿に、生徒会

のメンバーでなくとも最高学年として学校を引っ張っていく意識を感じ

られました。本番当日も活発な議論が交わされることを期待します。

8点じゃダメですか?

砲丸投げの選手が玉を投げる際、大声で叫ぶのはご存知でしょうか?

あれはただ叫んでいるだけではなく、「シャウティング効果」といって

体を活性化させる効果が科学的に証明されている、記録を延ばす1つの

方法らしいです。

体育の授業でハンドボール投げと走り高跳びに挑戦する3年生の男子も

その効果をしっているのか、大きな雄たけびを上げながら授業を進め

ています。シャウティング効果のおかげか、スポーツテストであれば

8点はとれる記録である、30mは超えてそうな距離を飛ばしていま

したが聞こえてきたのは「クソ~」という悔しそうな声。

部活動に打ち込む年齢だけあり、スポーツに掛ける情熱は凄まじいもの

があります。

ついていきたくなる

日曜日に控える林間学園に向け、いくつあるのかわからないほど

様々な係に分かれて活動をしてきた2年生。林間前最後の登校日

である本日も、キャンプファイヤー係やバスレク係は仕事をしています。

最終確認で、キャンプファイヤーの台本を読み合わせしている風景

を見ていましたが、非常に凝った演出が散りばめられており、台本

を見るだけで絶対盛り上がるという確信が持てます。舞台の主役

となる生徒達は、本日は練習ゆえか棒読みで台本を読み進めて実力

を隠していましたが、本番には本気が見られると思うと、引率しない

教員が可愛そうにさえ思えてきます。

昼休みには楽しい雰囲気で最後の打ち合わせをしていましたが、

6時間目の集会では点呼確認の練習や、細かいルールの確認に

真面目に取り組む生徒達。楽しむところは楽しみ、しっかりと

すべき場面ではしっかりと出来る2年生であれば、最高の林間

学校を繰り広げてくることに違いありません。

泥臭い根性を持った女子

体育の授業でマット運動をする2・3年生の女子生徒達ですが

倒立や倒立前転、倒立からのブリッジ等々、高難易度の技にも

果敢に挑戦していました。体操が得意な生徒が集まっている訳

ではないので「ドスン」と音がなるほど豪快に失敗する場面も

ありますが、生徒達は挫けることなく何度も技に挑戦していました。

自分の動きを研究しようと動画を撮影する際には、見事なロンダート

からのバク転!! につながりそうな勢いで助走をつけて前転

をしていました。

人生の中で、最も運動しているといっても過言ではなさそうな

時期だけあり、体育に臨む女子生徒の姿はガッツに溢れています。

 

可能性の扉を開け

部活動見学の時「絶対にパーカッション希望だ」と確信を持てる

ほど、熱心な眼差しで吹奏楽部パーカッションの先輩達の練習を

見ている1年生がいました。正式入部した後にはフルートの練習

をしており自分の勘違いかと思いましたが、なんと経験者にも第4

希望の楽器まで練習させているようでした。小学校から吹奏楽部

の生徒にとっては愛着が湧いているであろう楽器も、中学生になれば

変更となる可能性があるようです。

希望通りのパートとなるかどうかを左右するのは、音楽科の教員二人

が待ち構える教室でのオーディション。入室後、自己紹介をしてから

実技を始める様子は完全にオーディション会場そのもので、緊張しない

のは無理だと断言できるほどの空気でした。オーディション前の1年生

が演奏の練習だけでなく、入室後の自己紹介の練習までしていたこと

からも、その緊張感がうかがいしれました。

そんな試練を乗り越え、ついに1年生もパートが決まったようで、

先輩達と一緒に演奏を始めていました。令和4年度の吹奏楽部の活動

が本格化していきそうです。