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活動の様子(R05年度)

ミクロ

顕微鏡でなければ見れない花粉管について学んでいた3年生。

既に肉眼では観測できない世界のことを学習していましたが

染色体の学習に入り、学校にある顕微鏡では視認できない

ミクロの世界まで踏み込みはじています。

目では見ていないので想像するのが難しそうですが、生徒達

は染色体がもたらす遺伝の法則について紙にまとめて発表。

法則を図に表して説明するほどしっかりと理解しています。

生徒達が図で解説した「3対1の比率で遺伝的な特徴が現れる」

ことを確認する実験では、染色体に見立てた2色のビーズを

ひたすらフィルムキャップから出しては戻してもを繰り返す

ことで染色体の動きをシミュレーションします。クラス全体で

力を合わせて400回ほどのデータを取り、見事に3対1に

近い数字を算出して法則の正しさを確認していました。

生の声

次年度の制服の在り方について、生徒会役員と生活委員会で意見交換を

しました。ジャージ登校を経験した生徒達の口からは「着替えるのが楽

だった・動きやすい・体温調節しやすい」とプラスの意見ばかりが出て

いました。逆に制服については「肌触りが気になる・冬場のスカートは

寒い」とマイナスな側面を挙げる意見ばかり。こうなると、もはや制服は

必要ないように思えてしまいますが、制服は無くても良いのかと生徒に

尋ねると、誰一人として無くして良いと答える生徒はおらず「式典には

必要・受験を意識した服装の練習」といった意見が出てきます。全ての

生徒達がTPOの概念を持っていることがわかり、その精神年齢の高さに

驚かされます。

自分達だけでここまで建設的な話し合いを展開できる生徒達であれば、

子どもの主張を中心に新たな校則を作り出していくことにも問題が無い

ように思えてきます。

難しい

平和主義を憲法に定めつつも世界10位の水準で軍事費に予算を割いている

という情報が出てくる日本。自衛隊や集団的自衛権について学習している

3年生は、これらの事柄が平和主義に反していないのかを考えています。

生徒達も色々と悩んで自分の意見を出していましたが、日本を取り巻く国際情勢

の説明を聞くと考えが変わっている場面もありました。

正解がなさそうな難問ですが、こうした問題についてしっかりと考えている

子ども達がいれば、未来の地球は今よりも良くなっているかもしれません。

風が吹いても大丈夫

今週の月曜日に菜の花学級が種を蒔いた「リナリア」と「大根」が

早くも発芽を始めています。10月に入り涼しくなり、植物にとっても

過ごしやすい天候になってきたと言ったところでしょうか?

大根の栽培では、新たな試みとしてマルチングシートを敷いています。

シートが飛ばないほどの溝を掘るのは大変ですが、生徒達は根気よく

掘ってはシートに土をかぶせる作業を繰り返します。その結果、昨夜

のやや強い風にも飛ばされない頑丈なマルチングシートとなっていました。

上手くいけば100本くらいは大根が出来そうな規模の畑に、今から

収穫の時が楽しみでなりません。

 

意識しすぎ

修学旅行のリハーサルを意識しているという1年生の校外学習は

準備の段階で3年生と同じ旅程表を使って計画を立てています。

校外学習当日にはカメラを持って行動するようで、準備だけでなく

活動内容まで修学旅行を意識していることが伝わってきます。

廊下には3年生の修学旅行新聞コンテストで優秀な成績を収めた

新聞がお手本として既に貼りだされており、校外学習実施後の

活動まで考えて生徒達は動いています。

授業が少し早く終わった時間には写真撮影の練習までしていた

ので、明日の校外学習で心配することは何もなさそうです。

いいね

社会に貢献する建築を信念として活動している建築家「板 茂さん」が

書きおろした「紙の建築」という題材で勉強する2年生。文字通り

教科書に出てくるお手本と言える、働くためのモチベーションを学んだ

2年生は、学習のまとめに「働くことでどうやって社会に関わって

いきたいか?」を発表しています。「どのような仕事でも社会の歯車

の1つであるので、小さなことから貢献していきたい」といった、

板さんが乗り移ったかのような発表もあれば、賃金を効率よく稼ぎたい

という労働の本質を追求する発表もありました。教科書を読んだ後だと

後者の発表が間違っているようにも感じてしまいますが、発表後には

どんな意見にもクラスメートからの前向きなコメントが寄せられていました。

本格的歌声

本日から合唱特別日程が始まり、帰りの会の時間に本格的に合唱の練習

をしています。さすがに2・3年生は初動が早く、既に指揮者と伴奏者が

曲の進行をリードしています。声変わりが来ていない幼さが残った歌声

も相まってか、元気一杯に歌っているように聞こえる1年生。先輩達に

負けないやる気をひしひしと感じます。

練習全体を見回っているのは、吹奏楽部の東関東大会出場に一役買った

若き名将である吹奏楽部の顧問。ふらりと現れては一瞬で歌のポイントを

把握して改善点をアドバイスしていました。本番までの1ヶ月弱で、生徒

達はどこまで上達するのでしょうか?

真摯

受験対策として、3年生の生徒達は小論文と面接の練習をしています。

好きな漢字をとその理由を述べる小論文では、1つの漢字から自分の

夢・力を入れてきたこと・人生観・知識の広さ等々、あらゆる話題に

話を広げています。自分なりの信念を持って中学校生活を送ってきた

3年生だからこそ出来る芸当ではないでしょうか?

面接はというと、入退室の所作は既に校長から100点満点の評価を

受けるほど洗練されています。受け答えをする際にも、その手に資料

等は一切なく、志望動機や自らのアピールポイントは完全に頭の中に

入っているように見えました。また、高校進学後の未来も既に描いて

いることも生徒達の凄いところ。面接官に柏三中の生徒が夢に向かって

努力するビジョンを浮かばせるに十分な迫力で夢を語っていました。

声色から緊張している様子はありありと伝わってきましたが、ただの

練習にもそれだけ真剣に向き合っている証拠でもあります。緊張を悪

と思わない陽転思考で練習を続けてほしいですね。

見どころがありすぎる選挙

本日は生徒会役員立候補者の立会演説会がありましたが、前日の

リハーサルでは演説が制限時間の2分を超えてしまうケースもあり

立候補者達も若干の不安を残したまま演説へと臨んでいることが

予想されます。しかし、リハーサル終了後にすぐさま立候補者

と推薦責任者が演説内容を見直している姿を見ると、本日の演説

までにしっかりと軌道修正してくるのではないかという期待もあります。

3年生の応援責任者が2年生の立候補者の演説時間を確保するため

自らの演説内容を削るという調整をしているペアもあり、憧れの

先輩が自分を立てるために一歩引いてくれる姿を見て、やる気と

プレッシャーが倍増している姿もありました。遅くまで残っている

立候補者と応援責任者ですが、その決選方法は信任投票であり、

「よほどのことがない限り落ちないだろう」と高をくくっても

不思議ではなさそうですが、自らの思いを全力で伝えるべく最後

まで演説内容を考え抜いていました。もはや選挙前から最高の

生徒会が誕生することを確信してしまいます。

いざ本番では、候補者・応援者ともに熱い思いを感じる名演説の

連続。応援者も生徒会で力を発揮してほしいと思ってしまうほどの

傑物ぞろいでした。話を聞く生徒も、面接の順番待ちかと思うほど

素晴らしい姿勢をキープしています。

そんな素晴らしい選挙を運営したのは選挙管理委員会の生徒達。

立候補者の演説が終了した途端に拍手が沸き上がり、次に控える

応援責任者の話すタイミングが数秒遅くなるという突然の事態にも

素早く反応してタイマーを止めます。2分間の演説のために膨大な

準備を費やしたした生徒達に対し、公平な選挙を提供しようと徹底

していました。演説会終了後も票数をトリプルチェックしており

1票たりとも漏れがないように細心の注意を払っていました。

(保護者用のページを更新しました)

美化委員会が1日でやってくれました

2年生が臨時の清掃見直し会議を開いています。会議の最初には、2年生美化委員会

が撮影・編集した動画が流されます。臨時の会議ということで十分な準備時間はなかった

はずですが、ここまでの動画を作る美化委員会の仕事の速さには驚かされます。

動画から美化委員会の熱意を感じたのか、掃除について話をする担任の声にも自然と熱が

こもっているように聞こえてきます。その場で掃除用具を取り出し正しい箒の使い方を

確認しだすクラスもありました。掃除担当者の最適な編制まで見直しており、正に基礎

に立ち返っての確認という印象を受けます。

広がる選択肢

現在生徒達が力を入れて勉強しているであろう国語・数学・理科・社会・英語

の5教科。これらの知識が満遍なく活かされる職業があるのかと考えると、意外

と思いつくものがなく、世の中の職業の多くは専門性が求められているように

思えてきます。

このように書くと勉強が必要ないもののように思ってしまいそうですが、

本校の研究主任が若手職員に配付している研修用の広報誌に載っていた

「学ぶことで人生の選択肢が広がる」という言葉を聞くと、あらゆる教科を

学ぶ必要があるように思えてきます。

進路学習で職業について調べている2年生も、マーシャラー(航空機の着陸を誘導する係)

などの、聴き馴染みの無いような仕事まで調べて自らの将来の選択肢を

増やしていました。世の中の働く人たちがどんな仕事をしているか勉強

すれば、勉強に対する意義を今以上に見いだせるかもしれません。

蘇る夏

朝晩がだいぶ涼しくなり、夏の終わりを肌で感じる季節となってきました。

しかし、2年生の廊下に飾られている「夏休みの思い出川柳」を見ていると

楽しかったり、部活に燃えていたりと、生徒達の色々な夏休みが脳裏に浮かん

できます。

部活動を題材とした川柳では涙というワードが出てくるものがあります。

同じ涙でも流した時の感情には違いがあり、生徒達が酸いも甘いも経験した

夏となっていることが伝わってきます。旅行先や何気ない日常の景色に感じた

心の動きを詠んだ「これぞ川柳」という作品もあり、夏休み中の経験を通して

生徒達の人生に深みが増しているように感じます。

未来へと繫がる訓練

ネットで地震について検索すると「南関東でマグニチュード7クラスの地震が

今後30年以内に起こる確率は70%になる」といった情報が出てきます。30年

以内という大きな括りで見れば、生徒達が人の親として災害に直面する可能性も

十分にあります。そう考えると、防災に対する教育というものは、生徒達の子ども

にまで影響を与える重要なもののように思えてきます。

本日の避難訓練では、一時避難の後、生徒達へと事前に取ったアンケートの結果

を共有しました。アンケート結果は下の動画で確認できますので、ご家庭でも

防災対策について話し合いをしていただけたら幸いです。

勝負は一瞬

本日から生徒会立候補者の街頭演説が始まりました。有権者である生徒達は

校門から下駄箱までの道すがら立候補者達の前を一瞬横切るだけなので、

立候補者達はその一瞬に自らをアピールしなくてはなりません。立候補者達も

そのことを理解しているようで、元気な声で自分の名前とあいさつを朝の校舎に

響かせます。爽やかで頼りがいのありそうな声には、多くの有権者達が好印象を

受けたのではないでしょうか。

立候補者達の隣に立つ推薦責任者の生徒達を見回してみると、生徒会役員

応援団長・各部の部長などなど、先頭に立ち学校を引っ張て来たカリスマ達

が勢ぞろい。もはや傍にいるだけで有権者達の心を引き寄せる効果がありそう

ですが、現役生徒会長にいたっては街頭演説のコツまで伝授していました。

朝の時間はあいさつだけでしたが、帰りの会の時間では自らのマニュフェスト

をクラスに訪問して発表します。3年生のクラスに訪問する候補者達は先輩の

前で演説することになりますが、物怖じする様子なく、自らが学校を引っ張て

行く意思を表明していました。学校を引っ張っていくための具体的な政策も

きっちりと発表しており、中学生ながら本格的な選挙となっています。

ターニングポイント

テスト返却時間の生徒達は、テスト本番と同じくらい集中して問題用紙

を見つめています。1年生の英語では、アメリカ英語では「on」を使うが

イギリス英語では「in」を使うという指摘が生徒から飛び出してきます。

教科書には載っていませんが、辞書にはしっかりと載っている鋭い指摘に

1年生英語科の教員も緊急で話し合いを始めていました。生徒達の幅広い

知識には教員も驚かされていたように見えました。

委員会活動の時間では、多くの委員会が前期の反省をしていましたが、

他の委員会と違い輝秋祭が終わるまでが任期の歌声委員会は、これから

が勝負の時だと気合を入れています。生徒会選挙を控え、引継ぎを考える

時期となっている3年生の生徒会総務部の生徒達は、新しい生徒会役員達

のことを考えて生徒会室を大掃除。立つ鳥跡を濁さずという言葉がピッタリ

です。

二期生だと、いまいち前期と後期の切り替わるタイミングが掴みづらい

ですが、今回の委員会活動で生徒達の気持ちにも少し変化が生まれたの

ではないでしょうか?

価格破壊

既に何回も収穫したにもかかわらず、未だに畑に青々と茂る菜の花

学級の空心菜。以前も職員に販売をしていましたが、本日は保護者会

に参加する保護者の方々に1束50円という破格の値段で販売をしました。

3年生が進学を希望する高校でも駅前で販売会を開催しているようで、

本日の活動は生徒達にとって良い体験になったと思われます。初対面で

あろう保護者の方々に、少し照れた様子を見せながらも、しっかりと声を

出して購入を呼び掛けていました。

保護者会が始まる前のお忙しい時間に足を止めてくださった保護者の方々

ありがとうございました。

第29回東関東吹奏楽コンクール

9月16日、神奈川県の横須賀芸術劇場で実施された、令和5年度第29回東関東吹奏楽コンクールに吹奏楽部が参加しました。3年生の先生方も応援に駆けつけてくれました。演奏を終えた3年生の達成感あふれる笑顔が印象的でした。

 

 

ことわざの否定

1年生はテスト前から校外学習に向けて準備をしていますが、テスト

終了後の本日も放課後に集まって会議を開いています。テストから

解き放たれた開放感を味わう間もなく始まる会議ですが、生徒達は

しっかりと集中して話し合いを進めていました。

1年生が準備を進めなくてはいけないのは校外学習だけではありません。

輝秋祭に生徒会選挙と、中学校生活初めての行事が怒涛のように押し

寄せてきます。一度に全部を成功させるのは至難の業のようにも思い

ますが、校外学習実行委員を担当する教員は「三兎とも捕まえましょう」

と有名なことわざを真っ向から打ち破るよう生徒達へと呼び掛けていました。

異次元バトル

本来であれば部活動停止期間ですが、16日に東関東吹奏楽コンクール

に出場する吹奏楽部だけは特例で午後練習をしています。

2月頃から練習を始めているということで、かれこれ8ヶ月近く同じ楽曲

を演奏し続けている吹奏楽部。音楽に精通している者でなければ、もはや

改善する部分など思いつかない異次元のレベルに達しており、練習を聞いて

いるだけでも鳥肌が立ちっぱなしになります。鳥肌が立つ要因の1つである

迫力ですが、吹奏楽部の演奏は音というものが空気の振動であるということを

理屈ではなく肌で理解させてくれるほどで、まさに大気を震わすほどの勢い

があります。

ここまでの演奏をしながらも、生徒達は慢心することがないようで、トランペット

のパートリーダーは、わずかな休憩時間も後輩と改善点を確認。顧問から何かしら

の指示が出た際、逐一返事をする誠実さも、些細なことのようでも人の話をよく聞く

向上心の現れのように思います。

残りの練習は2日後の1回のみですが、吹奏楽部の生徒達であれば、その1回で

演奏を更に良いものへと昇華させてくれるのではないでしょうか。

リベンジ

テスト2日前なので勉強をする必要がありますが、だんだんと近づいてくる

合唱コンクールの準備も同時に進めなければいけないのは中学生の大変な所

かと思います。クラスの歌のイメージ画を考えたり、合唱のスローガンを考え

たりと、歌の技術以外の部分にも力を注いでます。こうした活動も協力しな

がら進めている様子を見ると、いざ歌い始めても一致団結した歌声を響かせて

くれるような予感がしてきます。

昼休みの3年生の教室を覗くと、既に自主練習をしている伴奏者と指揮者

の姿が。練習をしている生徒は、1年生の時には伴奏者賞を受賞しましたが

2年生の時には惜しくも受賞を逃したということで、今回のコンクールに

かける意気込みは相当なものかと予想されます。合唱コンクールに情熱を

燃やす生徒は、既に水面下で努力を重ねているようです。

健全な政治

2年生の社会科では、自分だったらどんな政策を立てるか考える授業

をよく展開しています。

現代社会の授業では大分県の豊子海峡ルートの必要性を考えていました

あれば便利そうな海峡ルートですが、様々な視点で考えてみると、建設

に対して100%全員が納得することは難しいような気もしてきます。

正解がなさそうなグレーな課題に対し、生徒達は費用対効果などを考慮して

自らの考えを述べていました。意見を聞く生徒もしっかりとメモを取り

相手の主張の是非を考えていました。

2年生のロールプレイングは現代社会の政治家だけではとどまりません。

江戸時代の将軍の気持ちになって外国との付き合い方についての方針を

決めています。他の班の政策に「~の活用」という言葉があれば、どう

やって活用するのかを質問し、具体的な政策について聞き出す2年生。

曖昧な表現で政策を決定することを決して許しません。

様々な角度から考え、具体的な手法を導き出そうとする2年生であれば

あらゆる課題に対してより良い答えを見つけていくことが出来るのでは

ないでしょうか?

対象年齢0~15歳の玩具

台風接近の影響により外はどんよりとした天気ですが、家庭科の夏休みの

宿題である「幼児向けおもちゃ」の発表会をする3年生の教室は非常に

賑わっています。おもちゃで遊んでいるのは幼児とは程遠い3年生ですが

丁寧に作られた作品の数々を見ていると、ついつい盛り上がってしまう

のも頷くことができます。

作品は身近なものをリサイクルして作られたものが多く、生徒達のアイディア

が光っています。楽しさの追求だけでなく、安全面の配慮も忘れておらず

作品の角にある尖った部分はしっかり削ったようです。その際には、技術科

の授業で習った技術を活用したらしく、他の授業で学んだことが生徒の中に

定着していることが確認できました。

素敵なおもちゃに囲まれた生徒達は相当気分も乗っていたようで、普段は

カメラを向けるとソッポを向くクールな生徒が自らの作品とのツーショット

を撮るようお願いしてくるほどでした。

他人任せにしない生徒

本日の昼休みから、新たな生徒会役員の立候補受付が開始されました。

受付の列に最初に並んだのは、今年度に初出馬する2年生。昨年度の

同級生生徒会役員の活躍を見ている今の2年生であれば「今年も同じ

メンバーに任せておけば大丈夫」という思考に偏っても不思議では

無いように思います。頼れる同級生を知ってなお、自分で学校を良く

するために行動を起こす2年生の熱意は凄まじいとしか言いようが

ありません。

2年連続で立候補の受付をする選挙管理委員会の3年生の対応は

ベテランの風格が漂っています。2年連続とはいえ、1年に1回

あるだけの選挙管理委員会の仕事を何故ここまで熟知しているのか

不思議に思ってしまうほど見事な対応をしていました。1年生の

選挙管理委員会は、そんな最高のお手本である3年生の背中をジッと

見つめて勉強。2年生の選挙管理員会は「選管だより」を発行する

ため休み時間返上で原稿作成と、多くの選挙管理委員会の生徒達が

選挙運営のために努力をしています。

 

美徳を捨てろ

3年生の中には、今年の夏休みは必死に勉強に打ち込んだという生徒も

いる事かと思います。そんな生徒達にとって、期末テストよりも出題範囲

の広い実力テストにかける意気込みは高いのではないでしょうか?

5時間連続の長丁場ですが、しっかりと集中して問題を解き続けています。

正しい入退室の動画視聴や資料作成など、面接についての準備も着々と

準備を進めています。謙虚が美徳とされる風潮がある日本人にとって、自分

の長所を挙げる面接資料の作成は苦手意識を持つ方も多いかもしれません。

3年生の中にも、文字通り頭を抱えながら自分の長所を考えている姿が

ありました。高校受験以外でも求められるであろう自分の長所を分析する力。

ナルシストや自惚れ屋といった少し否定的な印象を受ける言葉があるため、

自分に良い評価を下すというのは気恥ずかしさや抵抗があるかもしれませんが

学校生活のあらゆる場面で活躍をしてきた3年生達が思いついた長所であれば

決して自惚れや誇大表現では無いはずです。

価値が解る1年生

夏休み前に植えた時はとても小さかった、菜の花学級が育てている

空芯菜ですが、夏休み明けには通路にツタがはみ出してきそうなほど

大きくなっています。いざ収穫すると、昨日と今日の2回収穫しても

未だに畑には青々と空芯菜が残っているほどで、1カ月程度でここまで

成長する植物の強さには驚かされます。

収穫した空心菜は菜の花学級の生徒達だけでは食べきれないため

職員に向けて販売をします。あまり馴染みのない空心菜の購買意欲

を搔き立てるため、おススメの調理方法を紹介しながら販売するなど

一工夫した販売方法を実践していました。

販売スペースに通りかかった1年生は、その安さに驚いていましたが

こちらは生徒が野菜の相場を理解していることに少し驚いてしまいました。

 

切り替え

先週の金曜日には学習委員会の生徒達が各教科担任に授業の持ち物

やテスト範囲などを確認し、夏休み明け早々授業再開の準備をしている

姿が見られました。

そんな学習委員会の仕事のおかげもあってか、どの学年も久しぶり

の授業とは思えないほど集中をしています。10日後に前期期末テスト

3年生に至っては2日後に実力テストがあるとなっては、この集中力

も頷けるようにも思えますが、生徒達の気持ちの切り替えの早さには

驚かされます。

 

壁を壊せ

いよいよ夏休みも終わり、校内では夏休み明け集会が開かれています。

学校長からは「三日坊主は脳科学的には正しい」という話がありました。

慣れないことに挑戦する際に人間はストレスを感じ、無意識に脳が「嫌」

という防衛反応を起こすことが三日坊主のメカニズムらしいです。

脳科学的には正しいからといっても、三日でやめてしまっては力にならない

ということで、三日坊主を超えるための5つの壁と習慣化することの重要さ

についても話がありました。

学校長の話の後には生徒達の表彰式がありましたが、待機室である理科室

の席は満席状態。数多くの生徒達が活躍していることが一目で解ります。

三日坊主の話の後に、三日坊主の壁を越えて来たであろうお手本のような

生徒達がズラリと勢ぞろいし、全校生徒の気持ちも夏休みから日常へと

切り替わったのではないでしょうか?

そんな、練習を習慣化させてきた3年生ですが、日に日に近づく受験のため

自らが築き上げた習慣を壊す覚悟も決めているようで「部活から勉強に切り

替える」という目標を立てています。運動から勉強に努力のベクトルを

変えるのは大変そうですが、一度壁を乗り越えた生徒達であればどんな壁

でも再び乗り越えることが出来るはずです。

余談ですが、「部活から勉強に切り替える」という目標を立てた3年生は

明日予定されている高校の部活動体験に参加するようです。まだまだ部活

に対する情熱の炎は消えていないことが伝わってきました。

 

表彰一覧

令和5年度柏市中学校バスケットボール春季大会 3位 県大会出場 ベスト16
柏市民剣道大会2年女子個人戦準優勝・3位
第69回全日本中学校通信陸上競技大会千葉県大会 共通男子800m出場
第69回全日本中学校通信陸上競技大会千葉県大会 共通男子110mH出場
第69回全日本中学校通信陸上競技大会千葉県大会 共通女子200m出場
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 2年男子100m第4位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 3年男子100m第8位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通男子200m第5位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通男子400m第3位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通男子800m第3位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通男子1500m第7位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通男子110mH第2位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通男子4×100mR第2位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 3年女子100m第3位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通女子200m第1位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通女子800m第8位
柏市中学校総合体育大会 陸上競技の部 共通女子4×100mR第4位
柏市中学校総合体育大会 剣道競技の部 3位
柏市中学校総合体育大会 卓球競技の部 男子ダブルス 準優勝(県大会出場)
柏市中学校総合体育大会 バスケットボールの部 3位
柏市近隣中部地区研修大会 団体戦 準優勝
第77回千葉県中学校総合体育大会陸上競技の部 共通男子800m出場
第77回千葉県中学校総合体育大会陸上競技の部 共通男子110mH出場
第77回千葉県中学校総合体育大会陸上競技の部 共通女子200m第7位
第77回千葉県中学校総合体育大会陸上競技の部 共通男子4×100mR出場
千葉県吹奏楽コンクールB部門 予選大会 金賞 本選大会出場
千葉県吹奏楽コンクールB部門 本選大会 東関東大会出場
松戸市陸上競技選手権大会 中学男子円盤投第3位
第41回佐倉市長杯中学生レスリング選手権大会110kg級 優勝
柏市中学校総合体育大会 水泳競技の部 200Mバタフライ3位 200M個人メドレー3位 (県大会出場)
柏市中学校総合体育大会体操競技の部 あん馬 第3位、鉄棒 第3位、跳馬 第3位、ゆか 第3位、個人総合第3位
第72回千葉県小・中・高校席書大会 特選 

 

解禁

本日のテニス部の活動は豊四季中学校との練習試合です。

豊四季中学校の生徒達は強敵だったようで、なかなか思う

ような試合運びが出来ないようでした。しかし、試合後に

反省点を述べる場面では、試合で見えた自分の改善点を

しっかりと分析して話を進めていました。

プレーの練習だけでなく、1年生はライン審判などの

練習もしており、2年生は1年生のそばにピッタリと

くっ付いてマンツーマン指導をしています。土日には

練習の合間にコートの整備もしていたようで、テニス部

の生徒達は大会などの運営能力も磨かれているように

思います。

テニス部の生徒達の練習意欲は凄まじく、豊四季中が

帰った後にもチームメート同士で球を打ちあいます。

1年生が試合をしている際中には、コロナ対策が緩和

されたことで解禁された声出し応援をする2年生。つい

最近解禁されたことなので、2年生といえど慣れている

応援では無いはずですが、バリエーション豊富な応援

を場面ごとに使い分けて試合を盛り上げていました。

預言者

土日に記録会が予定されている陸上部は、朝早くから体を動かして

最終調整をしています。1年生には新品のユニフォームが届いた

ようで、いよいよ陸上部の正装を身にまとっての記録会ということで

やる気も倍増しているのではないでしょうか?バトンパスの練習を

何度も繰り返しています。練習をする部員の中には3年生も混ざって

おり、練習のかたわら、1年生へとアップやリレーのアドバイス。

県大会にも出場するほどの大先輩のアドバイスは1年生達にとっては

何よりも心強いものだと思います。

3年生になると、進学後に陸上を続けるかどうかも考えているようで

陸上部の顧問と進路について話をする場面もあります。実業団で活躍

する教え子を輩出するほど、選手の才能を見抜く力にたけた顧問から

練習環境次第では相当成長すると太鼓判をもらう3年生。1度しかない

高校生活なので、何に重点を置くかはパッと決めることは難しいこと

かと思いますが、運動の中でも比較的苦しい部類に入る中長距離を

自ら進んで練習している生徒であれば、何に対してもストイックに

努力をし続けるのではないでしょうか?

目指せ下克上

夏休みも残すところ僅かとなり、名残惜しさを感じてしまいそうな

時期ですが、新人戦のシード枠を勝ち取るために全力でプレーを

する各校の女子バスケットボール部の生徒達からは、前述したような

後ろ向きな様子は全く感じません。

新チームとして歩み出して1ヶ月程度ですが、試合では1年生も

しっかりと活躍しており、先輩と後輩が連携しながら戦う姿からは

夏休み中の練習の成果が出ていることがうかがえます。全部で5試合

というかなりの長期戦でしたが、生徒達は試合だけでなくTOの時も

しっかりと集中。「夏休み中はだらけていた」という言葉は、女子

バスケットボール部の生徒達には無縁のものだと断言できます。

試合結果は4勝1敗と大健闘ながらも、惜しくもシード権は逃して

しまいましたが、シード枠を逃したチームの中では一番勢いがある

ことが予想できるような結果となりました。

応援に来ていた男子バスケットボール部の生徒達も、素晴らしいプレー

が出るたびに大きな拍手で女子バスケットボール部の部員を盛り上げて

いました。午前中に応援をして、大会終了後の3時30分からは自分達

の練習と、男子バスケットボール部の生徒達も大会当日ではないにも

関わらず忙しい1日を過ごしていました。

職員も勉強

俗に言う若年層に該当する職員は、学校内のベテラン職員を講師として

校内研修を実施しています。9月から活動がより本格化してくる合唱

コンクールに向けた研修では、近隣の中学校から合唱コンクールの審査員

を依頼されるほど音楽に精通した1学年の音楽担当教員の講話がありました。

音楽科の教員でなくとも、生徒達へと的確なアドバイスを出すため、

かなり専門的な話もしっかりと聞いていました。

中学生にもなると、音楽に対する専門的な知識がある生徒もいること

が予想されるため、担任を持つ職員も合唱コンクールの指導にはある程度

プレッシャーのようなものを感じているかもしれません。

勿論、行事だけでなく、授業づくりについての研修もグループワークを

交えながら実施しています。

 

再確認

令和4年度の千葉県の教職員による不祥事の件数は23件であり、その

内容を見てみると、部活動中の体罰・現金の横領・SNSを通じた私的な

やりとり等、様々なものがあります。不祥事の事例から、どういった危険

要素があり事件が発生したのかを考えてみると、本校の管理状況でも不祥事

へと繋がりかねない危険要素があるように思えてきます。

決して他人事ではない不祥事について、柏第六小学校と柏第七小学校の

先生方と合同で研修を行いました。講師である柏市教育委員会児童生徒課の

課長石井さんの講演内容を聴いていると、柏三中の生徒達も講演を受けた

SNS集会で出て来た「SNSは使い方次第」という言葉を思い出します。

細かい講演の内容は当然違ってきますが、問題を防ぐためには己の自制心が

必要であることについては、大人も子どもも共通している部分かと思います。

夏休み明け前に、仕事や生徒に対する向きあい方についてしっかりと考えなおす

非常に良い機会となりました。

午後には、本校を会場にして柏三中校区コミュニティー・スクールが行われました。

地域の方や保護者の方、本校と六小、七小の教員が集まり、地域の学校に通う

子どもたちが活躍できるために何ができるかを話し合いました。

締めのうどん

夏季休業中も部活動で登校している生徒達ですが、家庭科部の夏休み

前半の活動は本日が最終日。普段は輝秋祭に向け机の上からはみ出る

ほど大きな布を加工していますが、本日は本格的な手打ちうどんと

ゼリーを作っていました。

食べる時は気に留めたこともありませんが、1玉のうどんとは一体

何本のうどんの塊なのでしょうか?巨大な生地を均等になるよう少し

ずつ丁寧に切り、切ったうどんを一本ずつ広げる家庭科部を見ていると、

安いものでは100円以下で買えるあの1玉にも相当な労力がかかって

いるように思えてきます。なかなか時間のかかる大変な作業ではありそう

ですが、日頃から鍛えている手先の器用さと部員達の連携により、短時間

で数えきれないほどの本数のうどんを量産していました。ちょっとした

空き時間に調理器具をどんどん洗っていく気配りも素晴らしかったです。

ピッチングの極意 ~下半身偏~

現在は卓球部の顧問ですが、学生時代は大阪屈指の強豪校でピッチャーとして

活躍し、バッテリーを組んでいたキャッチャーはプロ野球選手になっているほどの

活動実績を持つ2年1組の担任。野球を見ていると昔の血が騒ぐのか、本日は

野球部のピッチャー達にピッチングにおける下半身の使い方をレクチャーして

いました。

最初のトレーニングは、遠くから見るとブランコにでも乗って遊んでいるかの

ように思う、見たこともないもの。日頃とは違う練習に生徒達も刺激を受けた

のではないでしょうか。慣れない練習にもガンガン挑戦していきます。

俗に言う「球に体重を乗せる」重心移動と足の使い方という、難しそうな解説も

聞いていましたが、徐々にコツをつかみだし特別講師からも認められる球を

投げていました。

(保護者用ページの野球部のページを更新しました)

剣の道に終わりはない

まだギリギリ柏三中の生徒である昨年度の最終日まで稽古をしていた

剣道部の卒業生ですが、本日も武道場で汗を流しています。面により

素顔は見えませんが、中学生よりも鋭い打ち込みとやや野太い雄叫び

により、すぐにその存在に気付くことが出来ました。また、素早いのは

打ち込みだけではありません。防具の装着も以上に早く、三中生と同時

に準備を始めると一足先に装着が完了しており、細かいことではあり

ますが、剣道に向き合ってきた時間の違いが伝わってきます。

総体は終了しましたが、昇段審査を控える3年生も武道場で型の練習

をしています。総体が他人との闘いだとすると、昇段審査は自分との

闘いといったところでしょうか?自身の技術の向上のため、同じ動き

を繰り返し練習して動きの精度を高めていました。型の練習が終わると

後輩達と打ち込み稽古に励んでいましたが、そこでは見事な一本を決めて

おり、引退してもなお、後輩たちにとって良い目標であるように感じました。

場数が違う!!

夏休みに入ってからは生徒が運動する姿ばかり見ていますが、本日は

8月25日に控える英語スピーチコンテストの練習をする姿を見ること

が出来ます。3年連続でスピーチコンテストに出場する3年生は「自分

の進路は自分で決めるしかない」といった、難しそうな内容のスピーチ

をします。それでも特段詰まることなく流暢に話し切り、本番の制限時間

である5分にかなり近い、4分45秒で原稿を読み切っており3年連続

出場の実力を見せつけてくれます。

「不思議の国のアリス」の朗読をする1年生の出場者は、英語科の教員

からのアドバイスを小さな紙に逐一メモをしています。彼女「She」

と海「Sea」の発音の違いなど、かなり細かいことまで教えられて

いましたが、しっかりとコツを覚え、二回目の練習ではしっかりと

指摘された部分を修正していました。

どちらも本番では原稿なしでのスピーチということで、出場する生徒達は

日常会話なども英語でこなせるくらいのレベルへと到達している猛者達

であることがうかがい知れました。

本気

7月31日にコンクールを控える吹奏楽部は、本番を意識して体育館

で練習をしています。小窓から吹く僅かな風ですら涼しく感じてしまう

ほどの体感温度ですが、生徒達は練習に集中しています。

本番3日前とあれば、ひたすら演奏をするのかと思いきや、入場の

練習を3回ほど繰り返す吹奏楽部。持ち運びが大変なパーカッション

は特に細かく練習をしており、準備にかかる時間まで計測しています。

楽器の向きや配置が僅かにずれていればミスをする可能性も上がると

考えると、些細なことのようですが入念に練習をするのも頷けると同時に

慣れない会場での演奏の大変さが伝わってきます。

演奏が始まると、生音演奏なのか疑わしくなるほどの迫力と澄み切った

美しさを併せ持つ音色が体育館に響き渡ります。それでもなお妥協しない

顧問は、自前のトロンボーンを持ち出しての熱血指導。普段はユニーク

な言い回しでアドバイスをする顧問ですが、本日はそういった様子も

見られず、コンクールにかける熱意の大きさがよく分かります。

当然生徒達の熱意も負けておらず、休憩時間となっても涼しい休憩所へと

避難することなく自主練習に励みます。休憩所へと向かう生徒も、どちら

が先に付くか競争しており、暑さにへこたれない気合を感じます。

また、体育館には伊藤楽器さんが来てくださり、演奏を聴いて違和感が

あれば、その場で楽器を調整してくださいました。お忙しいところ生徒達

のためにご尽力くださりありがとうございます。

(保護者用ページの吹奏楽部のページを更新しました)

伸び伸び

体育館や校庭で活動する部活は一つではないため、各部活とも日頃から

限られたスペースで練習していますが、本日の校庭は野球部が独占して

おり、広い校庭に向かってガンガン球を飛ばしています。打球の飛距離や

方向が解る練習はやっている生徒達も楽しいのではないでしょうか?

体育館では、男子バスケットボール部がフルコートのゲームをしています。

頼れる先輩がいなくなり、プレーの幅をより広げていきたいであろう1・2

年生にとっては、色々なプレーを試す最高のチャンスかと思います。

ナイスプレーだけでなく、今のうちにたくさん失敗もして来年の夏へと

つなげてほしいですね。

 

 

トップを譲らない3年生

昨日は3年生がいなくなったという内容の記事を書きましたが、駅伝部

では3年生が先頭を切って走っており、まだまだ後輩達を引っ張ています。

3㎞のペース走終了後に計測した1㎞では、先頭を走るサッカー部の元部長

が3分1桁台の好記録を叩き出します。次の600m走では、陸上部長距離

の3年生が粘り強い走りでじわじわとサッカー部の部長との距離を縮めて

いきます。3年生の息もつかせぬ先頭争いは、確実に練習の質を上げており

一緒に走る2年生達の成長にも一役買っていることは間違いありません。

同じ校庭で走る生徒達の中には、県大会前日の最終調整をする陸上部の

3年生もいます。こちらは疲れを残さないようにゆったりとした練習ですが

時折ペースを上げた瞬間のスピードは流石県大会に出場する選手。圧倒的

な瞬発力を見せてくれます。明日のレースでは、3年間で培った全てを

数十秒の競技時間の中で出し切ってくれるよう願うばかりです。

体育館で練習試合をする卓球部では、日曜日に県大会を控えた3年生が

試合の得点を記録しています。重要な1戦の前に、ひたすら練習したい

気持ちがあるはずですが、裏方仕事もしっかりとこなす姿勢は素晴らしい

の一言につきます。

気合十分

3年生が引退して部員数が減った運動部。20人程度の3年生が引退した

ソフトテニス部では、特に人数が減ったことがひと目で分かり、なんだか

コートも今までよりも広く感じます。

頼れる3年生がいなくなり少し寂しい気もしますが、どの部活もその寂しさ

を吹っ飛ばしてくれるほどの気合で練習をしています。声を挙げながら素振り

をする剣道部やフットワークトレーニングをする女子バスケットボール部に

ボールの確認と練習試合の振り返りをする野球部と、基礎的な練習も手を抜かず

にこなしています。新チームとしての走り出しは上々なのではないでしょうか?

身勝手の極み

本日の朝の校庭では、多くの生徒達が活動する平日には練習できない

陸上部の円盤投げを見ることができ、学校に来て早々「今日から夏休み」

ということを実感します。短距離専門の3年生が投げた1投は、2年生

の記録よりも頭一つ抜けている印象があり、中学校生活最後の夏を最高

のコンディションで迎えているように見えました。

明日に大会を控える卓球部も最後の練習を実施しています。小さくて

早い球を自在にコントロールするため、体が勝手に球を打ってくれる

ような次元になるまで、ひたすら反復練習を繰り返していた卓球部。

ゆっくりであればいつまでもラリーを続られるレベルまで到達している

であろう卓球部ですら、そう簡単には返せないレベルの球をガンガン

打ちあって気持ちを高めています。

無意識に打ち返すようになるほど長い時間卓球に向き合ってきた卓球部の

生徒達であれば、明日の大会でも大健闘してくれるはずです。

(保護者用ページの卓球部のページを更新しました)

戦いの夏

三中は二期制のため、夏休み前最後の登校日である本日に通知表

を渡すことはありませんが、3年生では実力テストの結果が配れて

おり、生徒の努力を賞賛する声が聞こえてきます。配られる順番を

待つ生徒達も心なしかそわそわしているように見え、3年生の進路

に対する意識も相当高まっているように思えます。結果配付後には

高校見学の説明まであり、夏休みが始まるといえど、進路関係の

ことで悩む時間は増えるかもしれません。1・2年生でも前期期末

テストの範囲が伝えられており、こちらも夏休みと言えども気は

抜けなさそうです。

しかし、下校後も再登校して部活動に励む生徒達を見ていると、

元から夏休みに入ったからといってすぐに気を抜くつもりはさら

さら無いようにも思えてきます。美術部では輝秋祭に向けて黒板

アートを書き進めており、作成中の黒板からは、既に昨年度の作品

にも負けないほどのオーラを感じます。

県大会出場をかけた大事な一戦を控えたテニス部には、昨年度の

部長が応援に駆けつけてくれています。部員を圧倒する強烈な

スマッシュを打つ場面もあれば、審判をして選手達の練習をサポート

してくれる場面もありました。偉大な先輩の応援は、生徒達にとって

は何よりも励みになるのではないでしょうか?

夢はでっかく

いよいよ明後日から夏休みが始まりますが、体力自慢の生徒達が

集められた昼休みの体育館では夏の駅伝練習についての説明があり

まだまだ生徒達の活動は続いていくようです。説明が終わり「練習

に参加しない人は声をかけてください」という指示が出ると、多く

の生徒が一切の迷いもない様子で担当教員の元へ近づいていきます。

駅伝練習を辞退する理由は地域でのクラブ活動に専念したいためだ

というものが多く、学校外でも生徒達は努力をしているのだと妙な

安心感を得ることが出来ます。

新チームでの活動が始まったサッカー部では、既に1年後の総体を

見据えて目標を立てています。顧問からは適切な目標設定が大切との

アドバイスがありましたが、ミーティングの結果生徒達が立てた

目標は「市内優勝」。比較的学校数の多い柏市内で優勝というのは

簡単なことではないかと思いますが、今から目標に向かい1日1日

を大切に練習をしていけば、決して夢物語では無いはずです。