令和3年度(R4.4.11まで)

2021年10月の記事一覧

1・2年生わくわくまつり(校長室より)

ぶれてますが晴天です。澄み切った青空です。ぶれてますが。

今日は1・2時間目に1・2年生の交流行事をしました。

2年生が、場の準備をして、1年生を迎えます。

手作りの遊び場です。2年生はこの日に向けて各クラスで準備を進めてきました。

今週初めにリハーサルをして、イメージはばっちりです。

1年生、2年生をそれぞればらばらに見ていると、どちらも低学年として学校内では同じように幼く見えますし見られます。

しかし、今日のように、ともに活動している姿を見ると、さすが2年生。1年先輩として堂々と大きく見えます。

しっかりとしたお兄ちゃん、お姉ちゃんとして、1年生のお相手ができていました。

このあたり、人は役割で成長するものだと改めて感じます。場が育てるとも言えるでしょうか。

来週になって目の前に1年生がいなくなれば、お兄ちゃんお姉ちゃんの役割はなくなりますから、またいつもの2年生に戻ります。あの時、あんなにがんばった2年生が、いつもの2年生に戻るように見えるかもしれません。それは、1年生の前だからがんばるぞ、という役割を演じていたからです。この一瞬が大切です。やるべき時にやる、ということです。

人はずっと「気をつけ」の姿勢をとっていることはできません。「休め」も必要ですし、寝そべることもあるでしょう。だからこそ、「気をつけ」が格好良く見えます。2年生の「気をつけ」、かっこよかったぞ。

風が強かったので、自分たちの用意した物が飛んでいったり、動いてしまったり、運営は大変だったと思います。それでも、来てくれる1年生のために、という素敵な姿を見ることができました。

1年生も2年生の気持ちに応えて楽しく活動できましたね。わくわくまつり、わくわくしたかな。

先生方、今日までの準備、本当にお疲れ様でした。

情報モラル(校長室より)

柏市教育委員会 児童生徒課 指導主事の小原先生を講師としてお招きし、「事例から学ぼう情報モラル」というテーマでお話をしていただきました。(小原先生はかつて本校に勤務したことのある先生です。)

先日、PTA文化厚生部主催のSNSに関わるオンラインの講習会を6年生と希望保護者のみなさん向けに行ったところだったので、今回は5年生対象でお願いしました。

ネットの情報は正しいものばかりではないこと、一度流れてしまった情報は取り消すことができないこと、SNSを使った連れ去りのことなどを実際のニュースや市内で起こったことと絡めて、お話しくださいました。

オンラインゲームにおけるトラブルが増加しているというお話もありました。

タブレットやスマホという機械の向こう側には世界が広がっていることがイメージできないことによるトラブルや、コミュニケーション能力不足により起こるネットを介してのトラブルなど、事例をもとにした話は子どもたちにもわかりやすいものだったと思います。

子どもたちは、真剣に聴いている様子でした。

「トラブルは未然に防ぐことが大切、自分がされて嫌なことは人にはしない」ということがまとめとしての言葉でした。これは、普段の人間関係でも大切な、当たり前のことです。つまりは、だめなものはだめ、ということです。普段だめなんだから、ネット上でもだめだよ、ってことです。

小原先生、本日は本校5年生のためにありがとうございました。

 

SNSにおける誹謗中傷やいじめなどの問題は報道でも取り上げられることが少なくありません。繰り返しになりますが、道具が悪いのではなく、使い方、使う意識、つまりは使う人間の心の持ちようで問題にも発展するようなことになるわけです。

もちろん、架空請求メールのように、正しい使い方をしていても、悲しい思いや怖い思いをすることもあります。

今日のような情報モラルの出前授業をここ数年見ていますが、年々取り上げられる内容、トラブル事例が増えています。先手が取りにくい状況が続きますが、子どもたちが加害者にも被害者にもならないために、基本的なルールについてはお家でも今一度ご確認いただくとともに、子どもたちの使い方、視聴している動画等については十分ご注意くださいますようお願いいたします。

病気に負けない体を(校長室より)

朝夕の気温が低くなってきました。
寒さに負けずに持久走練習をする135年生です。

コロナウイルスの新規感染者が激減し、この冬はインフルエンザが流行するかもしれないなんて情報も聞こえます。第6波に警戒なんて情報もあります。

とは言っても、その時にそうなってみないとわかりません。

「ウイルスを体に入れない」という予防方法もありますが、栄養・睡眠・体力づくりで「病気に負けない体をつくる」という予防方法も大切です。

防御もしつつ戦うこともできるということです。「好き嫌いを言わずに食べる」「休むときにはしっかり休む」「体を鍛える」ことで子どもも大人も強い体をつくっていきたいものです。

6年生の修学旅行と、5年生の自然体験教室を行うことに決めました。それぞれ、貴重な体験になります。子どもたちとって良い学びにつながるよう、それぞれの学年で準備を進めていきます。

どちらの学年についても、これからの毎日の健康観察はご家族も含め、特にしっかり行ってください。職員自身の健康管理についても改めて呼びかけます。元気な子どもたちと元気な職員でそれぞれに良い2日を過ごしたいと思います。

校内授業研究(校長室より)

今日は4年1組での校内授業研究会でした。2時間めは他のクラスの子どもたちは自習になります。先生方、みんなで学びます。

講師は教育委員会教育研究所指導主事の大木先生です。

 

今日は、ドットの数をいろいろな方法で数えよう、という時間です。

「工夫」に試行錯誤する4年1組の子どもたち。

写真ではわかりにくいのですが、タブレット画面のドット図を丸で囲みながら立式しています。

わかりやすい式になれば良いのですが、自分がしていることが「工夫する」ことになっているのかわからない子もいるはずです。「工夫」とは基本的なことが身についている上でできることなので、大人が考えるほど簡単なことではありません。

ヒントカードなども見ながら、子どもたちは前向きに活動していました。

自分でやってみた後は、友達と考え方を共有します。

45分間、多くの先生方に囲まれながら、緊張したかな。

よくがんばりました。今日の勉強はわかったかな。

 

放課後は、この授業をもとに講師の大木先生とともに勉強会をしました。

大木先生、本日もご指導ありがとうございました。4年生の先生方、お疲れ様でした。

今日の学びは、各教室で生かしていきます。

 

学びの形(校長室より)

校庭の木々も秋めいてきました。

体育館前の銀杏はまだまだこれからです。

 

子どもたちが、だいぶタブレットの使い方に慣れてきています。

「習うより慣れよ」とことわざにもあるように、習うこと同様に慣れることはとても大切です。市の教育委員会もGIGAスクールに関してはステップ0「いつでも、ちょこっと使う」を設定しています。

柏市GIGAスクール.pdf   ←良かったらご覧になってください。

ログインの練習から始めた子どもたちが、今、先生の指示で、タブレット内のソフト(アプリ)を使って学習する姿から、子どもたちの順応性には、改めて驚きます。

これを使用することで、効率化が進み、結果として学ぶための時間を生み出すことができ、学びが深まることにつながればよいわけです。各クラス、タブレットを使っての学習が進んでいます。先生方も子どもたちも使いながら学び続けています。

(教員も、30年前までは手書きで文書を作っていました。その後、ワープロという機械が出てきて作った文書をデジタルで保存でき、簡単に再利用できるようにもなりました。文書作成にかかる時間が格段に短くなりました。通知票も手書きの頃は大変な作業でした。下書きを書いて、見てもらった後に手直しをして、本番の通知票に書く。2回書いていましたから。機械のおかげで、仕事も効率化が進んでいます。)

とは言え、学校での学習活動のほとんどはアナログ作業です。

小学校という、まだまだこれからの子どもたちの集団。先週のミシン実習もそうですが、自分の手で試行錯誤しながら行う作業、大切です。

朝から3年生の教室で、トントントントンという金づちで釘を打つ音が響いていました。

ミシン実習(校長室より)

小学校5年生になると、家庭科という教科が始まります。衣食住について学ぶものです。保護者のみなさんも間違いなく記憶にあるものですね。

いろいろな実習がありますが、今、5年生も6年生もミシン実習をしています。

慣れてしまえば便利な道具でも、そうなるまではなかなかやっかいなものです。
機械なので、正しく使えばきちんと動くのですが、「正しく使う」というところがなかなか難しい。スマホやタブレットなどは感覚的に使えるところが便利であり、分厚い説明書など見ることなく使いながら学ぶことができます。今の子どもたちにとって「感覚的に使えない」道具は敬遠されないか心配にもなります。

ミシンは使う前のセッティングがとても大切です。
ボビンの準備、上糸のセット、ボビン装着、上糸で下糸を引っ張り出す、この4つが大きな準備です。(最新のミシンならもう少しオート化しています。)

担任の頃を思い出してみると、「先生、ぬえません!」「先生、からんじゃいました!」あちこちのグループからお助けを求める声がかかったものです。行ってみると、上糸のかけ方が少し違っていたり、針に糸を通す向きが違っていたり、ボビンの向きが逆だったりと正しくセッティングできていないことが原因のトラブルがほとんどです。

子どもたちの中には、この2年間が終われば、2度とミシンに触れない子もいるかも知れません。だから、できなくても構わない、身につかなくても構わないという考え方もできそうです。でもそうではなく、1つの機械に触れることを通して、道具を正しく使うことの大切さを学んでいるのだろうと思います。

リッパーや糸切りばさみを使ってからんだ糸を切ったり、抜いたりがんばっている5年生の姿を今日も見ました。いつの時代もつまずきポイントはほぼ同じです。あきらめずに乗り越えてほしいです。

保護者ボランティアのみなさんのお力もお借りするなど、活動は工夫しながら行っています。がんばれ5・6年生!

2年生校外学習(校長室より)

とても良い天気のもと

2年生がアンデルセン公園に校外学習に行きました。10月から再開ということで公園の案内の方も子どもたちの元気な声で活気が戻ってきたことを喜んでいました。

集合写真を撮って、クラスごとにローテーションで活動しました。

私は本部待機で活動の写真は撮れなかったので、活動の様子は写真屋さんの写真をお待ちください。水分補給で戻ってきた子どもたちの様子です。

午後は、キャンドルづくりをしました。1人1人が前もって設計図を作っていたのでみんなスムーズに作業をすることができました。

午前中はグループでの活動でした。子どもは、メンバーが替わることで違った役割を演じることがありますが、今回も普段の様子とは違う子どもたちの良い面が見られたと2年生の先生方が帰校後に話していました。

教室だけでは見ることができない姿を見ることができるということは、行事の中で、場が変わったり、グループが変わったりする活動は良いものだなと感じました。

今日、朝の出発の会で、「自分の命は自分で守る」ために「1人で行動しないこと」を子どもたちに復唱させ、念を押しました。全員が無事に帰ってくることが当たり前にできて、良かったと思います。2年生の先生をはじめ引率の先生方お疲れ様でした。

昨日の1年生の様子から(校長室より)

昨日のホームページのフォトアルバムで、1年生の校外学習について載せました。その記事は、引率した教頭が書いたものです。

教頭の帰校後に、今日の1年生の良い行動について話を聞きました。とかく出先では気持ちが緩んだり、調子に乗ってしまうものです。1年生の公共の場での態度は立派だったということや、天候の心配でバスの中で食べることにしたお弁当の時間もしっかりと黙食ができていたことなどから、子どもたちの成長と、先生方の日頃のがんばりを熱く語っていました。

4月から1年生として始まり、それぞれのクラスの先生と関わり、友達の中で学び、1日1日を積み上げてきたその1つの成果として現れた姿なのだと思います。

マナーは、大人と一緒の時にこそ正しい形を身につけることが大切です。
例えば、「横断歩道のない道路を渡る」という場面で考えてみる。大人と一緒だから安全に渡らせることができるから渡る、という経験は子どもにとっては大変危険です。大人が一緒ではない時にも同じ行動をとってしまう可能性が出てくるからです。大人が一緒の時だからこそ、横断歩道を探して正しく渡る、という経験が大切なわけです。それにより、1人の時に安全に気をつけることができると考えます。

一般的に正しいと思われる形を身につけていくことは、本人の生きやすさにもつながっていくものです。

子どもでも大人でも、ずっと「気をつけ」という緊張状態でいることはできません。「休め」も必要ですし、完全に力を抜いて寝っ転がることも必要です。逆に言えば、その瞬間があるからこそ、「気をつけ」が生きてくる、格好良く見えるわけです。めりはりが大切です。

いろいろな顔を見せる1年生ですが、きっと、昨日は格好良い、素敵な姿を多くの人の前で見せることができたのだろうな、と思います。立派です。

 

 

成長のために(校長室より)

10月、今年度も後半に入り、学年の雰囲気、クラス、担任の先生に慣れてきたところで、子どもたちの中では、良いことでもそうでないことでも、いろいろな動きが出てきます。

朝に5年生が学年集会を開きました。これからの生活の中でみんなで気をつけてほしいことについて、4人の担任の先生方から話をしました。

テーマとしてはそれぞれ、全般的なこと、友達とのこと、仕事のこと、その場その場で良い選択をしていってほしいということ、4つです。

 

最後に私から、何か困ったことがあったら担任の先生、隣のクラスの先生、保健の先生、教頭先生、校長先生だれでも良いので相談をしてくださいという話をしました。

 

楽しい学校」にしていこう、は4月から子どもたちに話していることですが、「自分だけが楽しければ良い」では、みんなにとっての楽しい学校にはなりません。そのための1つの約束事「自分がされて嫌なことは人にはしない」を示したわけですが、未熟な子どもたちです。言われてできれば苦労はしません。小さなトラブルが必ず起きます。トラブルはあって当たり前、素早く・正しく対応することで必ず成長につながっていく、と考えています。

学校内で教員の目によって、子どもたちの「小さな変化」「いつもと違う雰囲気」をつかめればそれをきっかけに関わることができます。しかし、残念ながら全ての出来事に気づけるものではありません。ここではご家庭との連携がなくてはならないものとなります。

もちろん、お子さんの発達段階によっては信頼できる大人に聞いてもらうだけですっきりする、ということもあります。それを学校と家庭で共有することで「どうして他の人に言ったの?言ってほしくなかったのに。」ということはあります。それでも関わっている大人がみんなで知っているということは大切なことだと思います。

「小さな変化」「いつもと違う雰囲気」を『学校では教員が』『ご家庭では保護者のみなさんが』気づける大人でありたい、あってほしいと思います。

子どもたちの健やかな成長のために、気になることがあったときには、早め早めに情報を共有して、連携していきましょう。

何をしているのでしょう(校長室より)

朝から快晴。

気温は低く、ピリッと引き締まるような冷たい空気の中、7時過ぎ、朝早くから先生方が校庭で何かしています。

何をしているのでしょう。

体力テストの種目で校庭を使用するボールスローや50m走があります。

その場の準備をしていました。ボールスロー担当は3・4年生の先生方です。

5年生の先生方は早々と50m走の準備を終えていました。(写真が間に合いませんでした。それだけ早くから作業をしたことになります。)

子どもたちの活動がその場に来てすぐ始められるように準備をしているのです。

先生方、朝早くからありがとうございました。

その横で、子どもたちが登校してきました。

気がつくと10月も後半です。予報通り、気温がぐっと下がりました。体調管理に気をつけて、今週も1日1日を大切にがんばっていきましょう。

1時間目から50m走をした6年生です。