令和3年度(R4.4.11まで)

情報モラル(校長室より)

柏市教育委員会 児童生徒課 指導主事の小原先生を講師としてお招きし、「事例から学ぼう情報モラル」というテーマでお話をしていただきました。(小原先生はかつて本校に勤務したことのある先生です。)

先日、PTA文化厚生部主催のSNSに関わるオンラインの講習会を6年生と希望保護者のみなさん向けに行ったところだったので、今回は5年生対象でお願いしました。

ネットの情報は正しいものばかりではないこと、一度流れてしまった情報は取り消すことができないこと、SNSを使った連れ去りのことなどを実際のニュースや市内で起こったことと絡めて、お話しくださいました。

オンラインゲームにおけるトラブルが増加しているというお話もありました。

タブレットやスマホという機械の向こう側には世界が広がっていることがイメージできないことによるトラブルや、コミュニケーション能力不足により起こるネットを介してのトラブルなど、事例をもとにした話は子どもたちにもわかりやすいものだったと思います。

子どもたちは、真剣に聴いている様子でした。

「トラブルは未然に防ぐことが大切、自分がされて嫌なことは人にはしない」ということがまとめとしての言葉でした。これは、普段の人間関係でも大切な、当たり前のことです。つまりは、だめなものはだめ、ということです。普段だめなんだから、ネット上でもだめだよ、ってことです。

小原先生、本日は本校5年生のためにありがとうございました。

 

SNSにおける誹謗中傷やいじめなどの問題は報道でも取り上げられることが少なくありません。繰り返しになりますが、道具が悪いのではなく、使い方、使う意識、つまりは使う人間の心の持ちようで問題にも発展するようなことになるわけです。

もちろん、架空請求メールのように、正しい使い方をしていても、悲しい思いや怖い思いをすることもあります。

今日のような情報モラルの出前授業をここ数年見ていますが、年々取り上げられる内容、トラブル事例が増えています。先手が取りにくい状況が続きますが、子どもたちが加害者にも被害者にもならないために、基本的なルールについてはお家でも今一度ご確認いただくとともに、子どもたちの使い方、視聴している動画等については十分ご注意くださいますようお願いいたします。