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2025年4月の記事一覧

4月11日(金)全学年がそろいました&新発見「土中校歌・第三番」

〇昨晩の雨は「花散らしの雨」となり、桜の花びらが地に落ちてしまいました。桜の花が散るのを見るといつもその「潔さ」に感心します。人間は過ぎてしまったことをいつまでもクヨクヨしてしまいますが、桜は単純に「咲いたら散る」こと、つまり「前だけ向いて進んでいく」ことだけを意識している気がします。

〇昨日の入学式を終え、今日から1~3学年がすべてそろいました。やはり学校は主役の生徒たちがそろうと活気にあふれます。ただし1年生の給食は来週から開始ですので、今日だけ午前中日課になります。みんな一生懸命に中学校生活に慣れようと頑張っていました。

〇ホームページの「学校概要」にも「土中校歌」があり、歌詞のほかに音声でも聴くことができます。創立79年の伝統を感じさせる歌で、私もこの数日で何とか覚えることができました。

〇作詞が館山一子氏となっており、学校運営協議会の方に「土小の校歌も同じ館山一子さんが作詞しているんですよ」と教えていただきました。同じ地域の小中学校で、同じ人が作詞をしているのはとても珍しいことです。

〇赴任して校長室を整理していましたら、「柏と文学」という小冊子を見つけました。めくってみると、館山一子さんのページがあり、その略歴に「歌人、明治二十九年生まれ、東葛飾郡土村(現在柏市)に生まれる。大正八年歌人窪田空穂に師事し『国民文学』に作品を発表する。のちに『郷土』を創刊し、同誌の主宰として活躍する。昭和四十二年歿す。享年七十二年」とあります。

〇そして最後のページに「土小学校校歌」と「土中学校校歌」が刑されていますが、なんと土中校歌には3番があったことがわかりました。せっかくですので3番だけ紹介します。

三 われらの日々の研鑽に  未開の宝庫ひらくべく

  謙虚に学び堅く持し   優しく援け担いつつ

  豊かに伸びて倦まざらん

〇どうして3番が歌われなくなったのかは不明ですが、何となくもったいない気がします。来年の創立80周年に向けて、全校生徒に紹介し、彼らが了承するならば今後は3番も歌っていこうか・・・と考えています。

須藤昌英