校長ブログ

2021年10月の記事一覧

「義理人情!?」その2(校長ブログ)

 昨日は,私の読んだ本から「義理人情」についてお話しさせていただきました。

その続きです。

 この本の舞台と本校学区が似ているなと感じた後、

ふと「あれ?」と思ったのは何かというと,

「うちの学校の職員も・・・」と思ったことです。

 

 以前こんな事がありました。

 本校のある職員が,深く思い悩んでいました。私は,どのように接したらよいか迷っています。

 ところが,周りの職員はこんな風に接していました。

ある職員は,いつもはセルフの休憩時間に「コーヒー飲みませんか」と声をかけています。

他にも・・・

「先生,元気のない姿 似合わなーい!」と明るく声をかける非常勤講師

「大丈夫だよ,明るく言っちゃいな!」と勇気づけるベテラン職員

気にしつつ,あえて何もなかったように平然と振る舞う職員や

階段ですれ違いに「お疲れ様でーす」と何気なく接している職員

複数人で「どうすればいいか?」と真剣に相談している職員

「これリラックスできるから」と言って、ちょっとした差入れをする職員

そして多忙極まりないのに,何度も話を静かに聴いている職員

極めつけは,外部からアドバイザー?!まで・・・・・

 

 まさに「義理人情」の塊でした。

 学校は,対応しなければならない事が以前より確実に増えて

ゆとりがなくなり,どうしても人間関係が希薄になりがちです。

 しかし,我々は「人を育てる」仕事です。

人との関わりなしでは成り立ちません。

 いつも「この子のためには・・・」と考えています。

 

 本校職員には,昔ながらの「義理人情」が厚く

表面だけでなく,心底から理解し合おうとする心があります。

よく「チーム学校」と言われますが,本校はそれ以上の絆を感じています。

 読書の話から大分逸れてしまい,申し訳ありません。

しかも身内の話で失礼しました。

 

*写真は職員室の様子です。

「義理人情!?」その1(校長ブログ)

 「読書の秋」・・・みなさん,読書してますか?

今回は,私が最近読んだ本の話をさせていただきます。

  その物語は,東京下町の商店街に引っ越して居酒屋を経営する夫婦と,

幼かった娘二人。その4人家族と商店街の人々との関わり合いが綴られています。

所々に,日本酒の銘柄や特徴,どんな料理が合うかが事細かく紹介してあるので

読者は,きっと酒や料理を趣味とされる方対象かと思います。

 読みはじめると,いつもと違う魅力がありました。

登場人物すべての人が「義理人情」の塊なのです。

年齢も仕事も人間関係もばらばらですが,誰もが「~のために」の言動が

書き描かれています。

親子兄弟ならまだしも,同じ商店街に引っ越してきたというだけで,

店主の娘をまるで「我が子」のように接しているのです。

時には「たとえ自分が嫌われることになっても,当人のためだ」と

厳しい言葉を浴びせたりする事などには驚かされます。

さらに,そんな思いやりの心を,娘自身は真摯に受け,感謝する事も忘れていません。

 この本に主人公はいません。場面ごとに中心人物が変わり,

店主と客,姉と妹,夫と妻,嫁と姑,そして親と子・・・など,

いろいろな人間関係での義理人情が鮮明に描かれています。

 

 現在は,近所の住人すら知らないという事も珍しくない世の中ですが,

たしかにこの「義理人情」は,日本人には欠かす事のできない特徴でした。

私は,この本にある,昔ながらの「ショッピングプラザ下町」に

住んでみたいと感じました。

 それで,ふと思った事があります。

それは,この商店街が本校の学区に似ているなという事です。

保護者はもちろん,地域の方々やいろいろな団体が関わってくれ,

本校児童を見守ってくれています。

おそらくお年寄りの中には,すでに孫も子も通っていない方も

相当いるのではないでしょうか。

それでも,雨風が強い日も下校見守りをしてくださったり,

朝の交通安全指導をしてくださったりしています。

そのような「義理人情」の厚い方々に見守られているから,

本校の子どもたちは思いやりがあり,また優しくしてくれた事を

素直に喜ぶ心が培われているのだと思います。

「いい学校だなあ」とあらためて感じました。

 ここまで話して,また「あれ?」と思った事がありました。

が,長くなったので続きは次回にします。

 

*写真は本校学校図書館の様子です

 

歌声が聞こえる環境(校長ブログ)

  今月から,緊急事態宣言の解除,柏市内のまん延防止等重点措置の適用外となり,

厳しい制限も少し緩和され,学校生活も若干幅が広がってきました。

 今日は,朝から校長室にも歌声が聞こえてきます。

一昨年までは「朝の歌」はどこの学校でも取り組んでいて,

歌声が聞こえてくるのは ある意味普通だと思っていました。

 しかし,今年は,“歌えない” 時期が長く続いたので

朝の会や音楽の学習で聞こえる歌声が、こんなに爽やかで元気にしてくれることに

あらためて気づかされました。

 子どもたちもずっと声を出していなかったので,調子よく歌えないようですが

「歌うって楽しい!」その思いが込められている,

そんな感じがしました。

 

第3回PTA役員会(校長ブログ)

 今日は,PTA役員会が開催されました。

午後から授業参観・学級懇談会ですが、その前に集まってくださいました。

 協議の中心は,PTAバザーに代わるイベントの内容です。

 コンセプトは「子ども,保護者そして役員も全員楽しめるイベントを開こう」

みたいな感じです。

 PTA行事は,各校いろいろ催していますが,実は企画した役員さんたちは

準備から運営まで仕事に追われ,楽しむどころではないのが現状です。

 今回は,企画者の役員さんも“一緒に”楽しめるイベントを検討していました。

 本校の子どもたちのため,そして保護者の方々のために,

こうして尽力してくださっていることに,心から感謝しています。

 

 

1年生 校外学習(校長ブログ)

 緊急事態宣言が解除してはじめての校外学習を実施しました。

 1年生と2年生30名で,主にあけぼの山農業公園へ行ってきました。

 まず,公園北側にある土手で芝滑りをしました。

段ボールを下に敷いて,何度も滑っては上り,

上っては滑りを繰り返していました。

 次に公園内でおやつを食べ,

その後,公園内に飾る看板づくりをしました。

 あらかじめ下絵を用意したので,それを本番用の紙に

清書をしました。

 時間に限りがありましたが,最後の色塗りまでできました。

後日,所員の方が公園内に掲げてくださるそうです。

 午前のみの校外学習ですが,秋を満喫できたようで

みんな満足そうでした。

 

 

率先して清掃活動(校長ブログ)

  業間の時間に,玄関前あたりをホウキで掃いている児童数名がいました。計画委員会の児童でした。

 計画委員会の目標の一つに「学校をきれいにしよう」があり

今週から,この場所を掃除することになったようです。

 先週の台風でいつもより多く落ち葉もあり,たいへんだったと思いますが

率先してせっせと動き,担当の職員と一緒に落ち葉等を集めてくれました。

玄関前が見違えるようにきれいになりました。

 本校の児童は,清掃や作業で力を惜しむ事がありません。

手を抜く子がおらず,時間内でできる事をしっかりとこなしてくれます。

 一人一人の能力や心構えはもちろんですが,

代々の在校生で受け継がれてきた行動が,そうさせている感じです。

 嬉しい限りです。

 

*写真を撮る余裕がなく,今回画像がありません。

 

 

雨に備えて・・・(校長ブログ)

 今日は,台風16号の影響で,朝から風を伴った

本降りの雨が降っていました。

 子どもたちは,傘をさし長靴を履いていますが,

それでも濡れてしまっています。

 いつものように児童玄関で出迎えていると,予備の靴下を持ってきており

履き替えている子がいました。

 おそらくご家庭で替えの靴下をバッグの中に入れてくれたんでしょうね。

とてもありがたいです。

 私も,今朝は替えの靴下を持ってきました。これは小学生の頃からの習慣です。

 今は学校にロッカーがあるので,Tシャツやタオル、ハンカチも

置いてあります。

 こうした習慣は,小学生の頃に培われると中高生になっても

自ら用意し持参できるようになると思います。

 「雨が降ったら車で・・・」という考えもありますが

「雨だから着替えを・・・」や「風が強いからカッパにしよう」とか

その時の環境に適応する力も養いたいです。

 そういう意味も込めて

今日も,心配しながらも徒歩通学をさせていただき,感謝しています。