校長ブログ

2020年10月の記事一覧

できるようになる(校長ブログ)

読んだのがあまりに昔で出典など不明のまま話を進めます。元都内の小学校教員であった向山洋一先生が自身の本の中で紹介した「成長曲線」の話です。
(臨時休校の時期の子ども向け校長ブログ「おーい、みんな!」で紹介しようとして準備だけしながら載せていなかったものです。お付き合いください。)









これは確かにそうだな、と自分のことでも思い当たることがあります。
例えばサッカーのリフティング。
練習は毎日行うとして、今日は1回、明日は2回、あさっては3回できる、というように規則的にできる数が増えるものではない。がんばっているのに、ほんの数回しかできない日々が続く。ところが根気よく練習していると、あるとき急に30回できた!という状態がやってくる。
例えばギターの指遣い。
練習は毎日行うとして、たどたどしく、ほとんど思うように動かずにいらいらしながら楽譜とにらめっこからのスタート。うまくいかずに思うように先に進めず、もたもた。そんな日々を繰り返している内に、突然、あらどうしたことか、指が動く。なんとか最後まで曲が弾けたという状態がやってくる。
特に、楽器やスポーツなどで体験できる、この、突然飛躍的に成長が訪れるという経験、みなさんはありますか。

昨日、校庭で一輪車を練習している3年生の子どもたちの様子を見ていて、この成長曲線の話を思い出しました。

さらには、自分事ですが、28才になったわが娘が小学生の頃の話。
家にあって、ほとんど触れることがなかった一輪車。
ある時、学校から帰ってきた娘が「見て見て!」と。
私の目の前で、一輪車にすいすい乗る姿を見せてくれました。「すごいすごい、いつの間に」と問いかける私に向かって「○○ちゃんと○○ちゃんに一緒に教えてもらいながら練習したんだよ」とうれしそうに話す姿を覚えています。

その時に、子どものやる気とともに、一緒にいてくれた娘の友達の影響の大きさを感じました。


学校という場所で子どもに勉強を教えるという仕事を通して、自分では教えた気になっているだけで実はきちんと子どもに伝わっていないこともあるという経験を何度もしてきました。自分の限界を感じる中で、友達との関わりを通して成長する子どもたちの姿も目にしてきました。友達同士でともに励まし合う存在のありがたさを感じると同時に、成長に向かう学びの形はいろいろあると感じる瞬間でもありました。集団で過ごす学校ならではです。







今日は子どもたちに前期の通知票を渡しました。
子どもたちの学校でのがんばりを評価したものです。励みになる物となるよう作成しました。先日も本ブログで記載しましたが、この評価が子どもの全てではありません。今の子どもの、切り取った一部分です。これからもっともっと成長は続きます。

保護者のみなさん、気になることがあったら遠慮なくご連絡ください。そして、引き続きご協力をお願いいたします。良い週末をお過ごしください。

気になっていたこと(校長ブログ)

本校に着任して1年半。ずっと気になって、柏市にも相談していたことの一つ。それが、ここです。
あけぼの山農業公園本館駐車場に向かうT字路です。

見通しが良くないのです。来校される保護者の皆さんは感じたことありませんか。

こっちからも

こっちからも

見えにくいのです。見えないのです。
職員には、危険もあるので十分気をつけるよう話していました。
もちろん、

駐車場側からの道には線が引いてありますが、特別な表示などはなく、初めて公園に来られた方の中には、まさか、この先に学校があるとは思わなかった、車が来るとは思わなかった、と出てしまうことも十分考えられるので、
出会い頭の事故が起きないようにと願っていました。
ついに、この度、願いが叶いました。
農業公園の別の工事とあわせて、ここに「トマレ」の表示を書いてもらえることになりました。
↓イメージ写真です。

表示がついても、お互いに気をつけることに超したことはありません。運転で大切なのは「ゆずりあい」です。来校される際、帰る際は十分気をつけてくださいね。我々職員も十分気をつけて通行します。








日が暮れるのも早くなってきました。大人も子どもも交通事故には十分気をつけてほしいです。今のこの日常を当たり前に過ごしていけるよう、学校、ご家庭、それぞれで声をかけて注意喚起をしていきましょう。

地域との関わりを通して(校長ブログ)

色をつけたような朝の青空です。最高です。
学習にも、運動にも大変良い時期になりました。


昨日、富勢地区ふるさと協議会の会長である後藤さんに来校していただき、お話をしました。後藤会長さんは地域のための活動の一つとしてあけぼの山農業公園の農園営農組合の一員としてふれあい農園などのお花にも関わってくださっています。
そんなこともあり、今、風車前のふれあい農園のコスモスが綺麗に咲いている様子についてや、

来春に向けてのチューリップ球根植えについて、

弁天マラソンなどこれからの学校の行事についてが話題になりました。

お話をしながら、例えば綺麗な花がたくさん咲く場所があるとして、「そこに人が集まらないようにする」のではなく「そこへの参加の仕方を、大人が、子どもが、一人一人が考える」ことが大切になってくるのだと改めて感じました。緊急事態宣言の時のチューリップの撤去は仕方なかったのかもしれません。しかし、今回、いろいろな活動が再開されているなかで、「あなたはどう動く?」を自分たちで考えることが求められています。そのための根拠は学校としては柏市の学校ガイドラインとその時の学校事情なのだろうと考えています。(左枠のコロナウイルス対策欄に新しいガイドラインをアップしました。)












活動については、引き続き、「3密を避ける等予防対策」をとり「一人一人の高い意識」のうえ「大人の目の届く」ものを行っていきます。

秋晴れ(校長ブログ)

お昼過ぎにはすっきりとした青空となり、明るく気持ちの良い日差しが届きました。

大変過ごしやすく、敷地内の歩道の落ち葉をはく委員会の仕事もはかどりました。

ロング昼休みには、外で元気に遊ぶ子どもたちの姿が見られました。楽しそうな声もたくさん聞こえました。





数日前の千葉日報に千葉市の取り組みとして「コロナ差別がゼロのまち宣言」というものが掲載されました。

上の写真はA4表裏のリーフレットです。
↓このリンク先の下の方にリーフレットのPDFファイルが添付されています。

千葉市:新型コロナに関するメッセージ(コロナ差別がゼロのまち宣言を発出、感染状況に関する週報)

リーフレットの裏面には、千葉市内で実際にあった6つの事例が掲載されています。ケース4などは同じ教育関係者としてきついです。ウイルスによる病気ですから、「対策を講じた上での感染は致し方ない」と思いますし、そのように世の中は動いているはずなのに・・・。世の中の人たち全員が同じように「致し方ない」と考えられるようになるまでは、多かれ少なかれこのような事例は起こるでしょうし、対応も必要になるのでしょう。引き続き、気を緩めることなく、できることから、というところは変わりません。
多少、重い気持ちで教室を回っていたところ・・・
5年生の教室の掲示物が目にとまりました。

言葉は「その選び方」「その伝え方」によって、受け取る印象が全く変わります。年齢を重ねるほどに、言葉の使い方、その難しさを感じます。









もう少し、今日のような過ごしやすい秋の気候が続いてほしいですね。そんな中、子どもたち、みんな元気に頑張っています。

日帰り林間学校の写真が届き、4階の廊下に掲示しました。あの日を思い出しながら、自分が写っている写真を探し、番号をメモする5年生の姿です。

秋桜とスズメバチ(校長ブログ)

あけぼの山の風車前の畑に植わったたくさんのコスモスが見頃を迎えています。

土曜日、写真を撮りに行ってきました。きれいに咲いているコスモスとピンクのかわいいドアがありました。ドアは手作りだそうです。冷たい雨が降っている中でしたが、コスモスを見に来ている方が何名かいらっしゃいました。
日曜日は雨が上がったこともあって、たくさんの方々が来られたようです。
春のチューリップは刈り取り、夏のひまわりは植えず、と、ここまできたあけぼの山。仕方がないとは思いつつ、残念な気持ちでいましたが、秋になってこんなにきれいなコスモスが見られてうれしく思います。
今は、とにかく個々の感染予防対策が求められている中ですから、参加する我々も意識を高く持った上で楽しみたいものです。ぜひぜひ、ご覧になってください。

さて、金曜日の夕方にすくすくメールでお知らせした正門の外側の蜂の巣ですが、午前中のうちに撤去していただきました。

この茂みの上の方でスズメバチが出入りしているのを金曜日に6年生が伝えに来ました。気づきませんでした。

柏市環境部環境サービス課に相談して対応していただきました。土の中に入り込んでいるタイプだったようで、撤去は大変そうでしたが、


とっていただきました。
ありがとうございました。小型のスズメバチの巣でしたが立派な巣でした。
働きに出ていた仲間の蜂が戻ってきて、巣を探していました。「戻り蜂」と言うそうですが、しばらくはこの状況が続き、そのうちいなくなるようなので、三角コーンはそのまま置いておきます。通行の際はお気をつけください。

薬剤を浴びた蜂たちが力尽きて敷地内のあちこちに落ちていたので、拾って回るとともに、全校放送で「地面の上にいる蜂の姿を見かけても触れないように」呼びかけました。

現場で取り切れなかった蜂の巣の残骸の中に、はちのこや生まれたての蜂などが確認できました。
人のいない山奥に作った巣なら、そのまま撤去もされず、蜂たちも生きていけたでしょうが、ちょうど子どもたちが歩く頭の上であり、このような対応になりました。
かなり気温も低くなってきたので、蜂の活動自体もなくなっていく季節です。我々も子どもとともに、5月20日の校長ブログ「おーい、みんなー!(夏の出会いに向けて)」の考え方で、余計な刺激を与えないように気をつけます。






元気に登校してきている子どもたちですが、ご協力いただいている健康観察票を見てみると、この土日に風邪の症状があったり発熱があったりした児童もいました。
冬のような寒さで、体も冷えたことでしょう。乾燥する季節もやってきます。引き続き予防対策はとりながら、栄養・睡眠で抵抗力をつけていきたいですね。大人も子どもも気をつけて過ごしていきましょう。