校長雑感ブログ

2022年6月の記事一覧

6月29日(水)応援団結成・練習開始

〇来週の5日に行われる「柏市総合体育大会壮行会」の中で、応援団を中心に全校生徒で各部活動の出場選手への応援を行います。その指揮をとる応援団が2年生で結成され、その練習が始まりました。

〇昼休みの体育館は、蒸し暑いサウナのようですが、掛け声と振付けを懸命に覚えようとしていました。自分のことはさておき、先輩や仲間のために自分の身体を使って、貢献しようとする気持ちが尊いと思います。

須藤昌英

6月28日(火)ミニ教員研修

〇これまで柏市の学校では、15年以上にわたりポプラ社が提供してきたインターネット百科事典『ポプラディアネット』をPCでの調べ学習等で活用してきました。そのサービスが昨年度で終了し、あらたに『Sagasokka!(サガソッカ)』という、1人1台端末時代に相応したものが開発されました。
〇先週の期末テストの午後、岩瀬学校図書館指導員が講師となり、具体的な活用方法を学ぶ教員研修を行いました。パソコンで何かを検索するときに、よく「Wikipedia(ウィキペディア)」をみることがありますが、Wikipediaは、世界中のボランティアの共同作業によって執筆されるフリーの多言語インターネット百科事典で、この中の情報は書き込んでるいる人が不特定多数であることから、その信憑性は疑問視されています。
〇そこでサガソッカは、信頼のある百科事典を基盤としつつ、生徒の「興味」に寄りそって、「学ぶ楽しさ」を実感できるわかりやすい解説や、項目に紐づく画像・資料、テーマ分類、おすすめサイト等、デジタル版独自の情報も利用できます。知りたいことをいつでも、どこでも、思いのままに検索することにより、探究/調べ学習の第一歩となる基本情報を、生徒たち全員が手にすることができます。

〇新しいツールを使って授業をしていくためには、まずは教員がその長所を理解し、効果的な使用方法を身につけなければなりません。この研修を契機として、各教科や総合的な学習の時間などで、このサガソッカをどのように活用していくかを引き続き模索していきます。

須藤昌英

 

6月27日(月)関東で40℃・東京で最速の猛暑日

〇昨日と一昨日は、関東地方では山越えの気流となったことで気温が高くなり、群馬県では最高気温が40度を超え、東京でも猛暑日になりました。6月の40度超えは初めてで、東京も観測史上最も早い記録でした。東京都心は昨日に続いての猛暑日で、6月の時点で2日連続の猛暑日となるのは、1875年の観測開始以来初めてらしいです。

〇今後も本州を南下している前線は、次第に消滅し、太平洋高気圧が日本付近をおおうようになるため、今週以降も記録的な暑さが続く予想が出ています。今梅雨明けしているのは、沖縄・奄美地方だけですが、天気図からみると、梅雨明け後の真夏の様相のようで、気象庁は「記録的に早い梅雨明け」を発表するかもしれません。

〇生徒たちの学校生活にも、これまで以上に注意を払っていきます。「熱中症」は即いのちの危険にかかわります。熱中症に特に注意が必要なのは、体が暑さに慣れていない状態で、暑い日が続くこれからのタイミングと言われています。本格的な暑さを迎える前に、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」をすることが大切です。「暑熱順化」ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。暑熱順化には個人差もありますが、数日から二週間程度かかります。また、一度暑熱順化ができていても、数日暑さから離れると暑熱順化の効果は薄れてしまいます。

〇繰り返しのお願いになりますが、登校時の適切な服装(長袖などはさける)、帽子の着用(日傘の有効性も)、水筒持参(冷水、スポーツドリンクや麦茶、経口補水液などでミネラル分)、睡眠時間の確保(夜更かしをさける)などをご家庭で指導してください。

須藤昌英

6月24日(金)1学期期末テスト2日目

〇昨日の期末テストは3教科でしたが、今日は2教科です。1教科50分ですが、生徒たちには、準備(復習)してきた学習を精一杯いかして頑張ってもらいたいです。

〇先日はテストの準備に関して、「短期記憶から長期記憶へ」にするためには、繰り返しアウトプットをした方がよいことを書きましたが、一方で「記憶」をまた別の視点で、「経験記憶」と「知識記憶」と分けることができます。これについても先日と同じく、東京大学大学院の池谷裕二教授の著書から引用させてもらいます。

〇「相手に説明するのは、決して相手のためだけでなく、自分のためでもある」とは昔から言われていますが、脳科学からもそのことは正しいことがわかります。

須藤昌英

 

6月22日(水)短期記憶から長期記憶へ

〇生徒たちは今、主に4月からの授業内容を復習し、明日からの期末テストの準備に追われています。授業をまわっているとよく、「私はあまり覚えることが得意ではありません」とか反対に「僕は自分で覚えやすい方法を考えて勉強しています」という生徒の声を聞きます。つまり授業で学んだことを、正確に「記憶」するということを重視しているということでしょう。

〇ところで「記憶」とは、脳科学的に言えば「脳内で新たな神経回路が形成されること」だそうで、ヒトの脳には、一説には1000億個もの神経細胞があるようです。そして記憶には、「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があり、短期記憶とは、「脳の中に短期的に記憶しておく能力のこと」で、情報を一時的に保管することです。それに対して、長期記憶は、「情報を長期的に記憶すること」です。パソコンで例える(記憶とパソコンの仕組みはよく似ている)と、短期記憶がRAM(パソコンの中のデータを活用しパソコンにデータ保存するための領域)、長期記憶がHDD(パソコンの中にたくさんのデータを保存しておくための領域)といえます。

〇東京大学大学院の池谷裕二教授(日本の薬剤師、薬学者、脳研究者)は、その著書「受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法」で、次のような指摘をしています。少し長いですが、引用させてもらいます。

「人の脳の海馬という部分は、神経細胞の結合をつくる役割を果たしていており、『短期記憶から長期記憶』へと情報をつなげる中期記憶を担っています。海馬に入ってきた情報が溜まっている期間は、情報の種類によって異なりますが、短いと1か月程度です。海馬は情報を1か月かけて整理整頓し、『何が本当に必要な情報なのか』を選定しています。一日のうちに、新しい知識をあまりにもたくさん詰め込むのは避けたほうがよいですし、そもそも勉強は「復習」に主眼をおくべきで、覚えられる範囲をストレスなく覚えること、これが記憶の性質に適した学習方法です。比でいうと、『予習:学習:復習=0.5:1:4』が理想的です。」

「心理学者ビネーは、脳は入力よりも出力を重要視しています。海馬に『この情報はこれほど使用する機会が多いのか、ならば覚えねば』」と判断させること、つまり「詰込み型」よりも「知識活用型」の方が効率的だということです。ならば教科書や参考書を何度も見直すよりも、問題集を何度も解く復習法の方が良いでしょう。」

「ポイントは、『脳を上手くダマす』ことです。短期間の間に、同じ情報が何度も脳に入ると、海馬は『こんなに短期間のうちに何度も入ってくる情報なら必要なものに違いない!』と勘違いします。つまり、一定期間の間に何度も復習を繰り返すことで勉強した内容が長期記憶になるということです。」

〇要するに、授業で得た知識をただ漫然と覚えようとするだけでなく、口で言ったり手で書いたり、問題集でおさらいすることで、短期記憶の中から繰り返しアウトプットしたものだけが、長期記憶となり、すぐに忘れにくいものになっていくようです。

須藤昌英

6月21日(火)全日本種目別選手権(体操)で第2位!

〇先日、東京体育館で行われた第76回全日本体操種目別選手権で、2年生の齋藤夏菜子さんが、女子跳馬部門で第2位となりました。全日本ですから、社会人や大学生に混じっての大会で、中学生によるまさに快挙です。おめでとうございます!

〇齋藤さんは、土曜日の予選を5位で決勝へ進み、その決勝で13.916の点数を出し、見事第2位。それも優勝した選手との差は、わずか0.03しかありませんでした。私は修学旅行中に、教頭先生からの連絡でその結果を聞き、「全日本の大会ということは、日本人で第2位ってことだよね?」と今考えるとトンチンカンな質問をしたほどで、想像を超えた凄い結果だと思います。

〇一つのことを突き詰めて練習に励んだ結果だと思います。中学生恐るべしです。

須藤昌英

6月20日(月)テスト前の部活停止期間

〇週末の期末テストに向けて、昨日から部活動等の朝や放課後の活動は行っていません。朝も普段なら多くの生徒が活動していますが、今朝は静まりかえっています.

〇特に1年生は、初めての定期テストですので、準備に戸惑いがある生徒もいるかもしれませんので、学年の職員で丁寧に指導しています。

須藤昌英

*3年生がいないので、朝の登校も少なめでした。

学校到着、解散

富勢中前にバスが到着しました。この二泊三日の話を家庭で聞いてあげて下さい。月曜日と火曜日は休みとなりますが、木曜日と金曜日は期末テストになりますので、身体を休めつつ、テスト準備もお願いします。それでは三年生の皆さん、お疲れさまでした。さようなら。須藤昌英

3日目スタート

六時半起床、朝食、部屋の片付け、荷物の積み込みとあわただしく始動しました。本日は天気の問題はありませんが、気温が30℃を超える予報です。午前中のクラス別行動は、疲労もあるので、熱中症に留意させます。今朝の朝食は、パン、目玉焼き、サラダ、牛乳、スープ、ヨーグルトです。

2日目を振り返って

昨日の6時間と本日の9時間の班別行動学習に、生徒達は迷ったり戸惑ったりしながらも前向きに取り組んでいました。全く初めての土地で、初めての電車やバスを乗り継ぎながら、目的地をめぐるという経験は、今後何かしらの場面で、彼らの背中を押してくれるのではないかと期待しながら見守っていました。そして明日の最終日は、クラス別行動となり、みんなで安全に帰ることが目標となります。ひとまわり成長した姿を保護者の皆様にみせてくれることを信じています。

2日目が間もなくスタートします

今朝の京都の天気予報では、降水確率は1日を通して、20%、最高気温29度です。蒸し暑さはありますが、何とか良い条件で、1日中の京都市内班行動をさせてあげたいです。生徒たちの起床は6時半です。

本日、多くの班が訪れるのは、清水寺、二条城、金閣寺、銀閣寺、祇園、錦市場、嵐山の渡月橋などです。生徒は市内のバスや地下鉄が乗り放題の「一日フリー乗車券(800円)」を効率的に使って、まわるように自分たちで計画しています。

1日目を振り返って

今朝北柏駅に集合してから16時間以上経とうとしています。普段は挨拶くらいしか出来ていない生徒たちとも、このような宿泊行事で色々と話がゆっくりと出来るのは、この仕事の最大の喜びです。中学生のしなやかな感性は、それだけで素晴らしいと日々感じています。しかしその反面、引率している教員には相当の負担を強いていることに校長として気をもんでいます。二泊三日でもちろん夜は寝てもらいますが、緊張感は変わりません。つまり連続60時間以上の勤務をお願いしていることになります。明日もできるだけ生徒の生の様子を伝えて参りますが、頭のすみに少しでもそのような状況をおきながらご覧下さると幸いです。                                           須藤昌英

リーダー会議1日目

各クラスの話し合いの結果をもちより、実行委員や班長、部会長などのリーダーによる総括の会議を行いました。一人ひとりの発言は、個人的というより全体を見渡すものばかりで、さすがというしかありません。

夜の行程へ

7時からは、入浴、学級会議、自由時間をクラスごとにローテーションしていきます。昼間の蒸し暑さから、疲労の様子が見える生徒もいます。入浴したら、部屋でゆっくりしてもらいます。クラスの反省会では,良かったところと明日へいかしていけるところを確認していました…担任から、『今日は楽しかったですか』の問いに、『ハイ』と答えている生徒たちが多く、ホッとしています。

奈良公園散策

奈良公園は薄曇り、気温29℃、時より爽やかな風が通り過ぎていますが、風が止まると蒸し暑いです。班別行動中です。昼食の店もあらかじめ調べてあるはずですが、果たして上手く見つけられるでしょうか?少し暑さから具合の悪い生徒が出てきて、教員が分担して対応しています。

奈良公園のジオラマ

修学旅行スタート

いよいよ待ちに待った修学旅行です。北柏駅に無事に集合しました。充実した3日間になることを期待しています。

柏駅で乗り換えます。早朝の電車でしたが、乗客はけっこういました。しかし整然と静かに乗っている生徒たちは素晴らしいと思います。日暮里駅で乗り換え。

6月16日(木)事前に荷物を宿舎に送りました

〇明日からの修学旅行に備え、各自の荷物をトラックで宿の「平新」まで先に送ります。3年生といえども、大きな荷物を抱えつつ歩いて登校するのも大変そうでしたが、特に自転車通学の生徒は、荷物の重さでバランスを崩さないか、ハラハラしました。

〇朝一番で、学校名と氏名の書いた荷札をつけ、順にトラックに積み込みました。さて生徒は今日の授業に、集中できるでしょうか?それとも心はすでに関西方面にいってしまっているのでしょうか?

須藤昌英

6月15日(水)ムクドリの群生

〇最近、校庭の木々や正門前の通りの桜通りに、ムクドリの姿をよく見るようになりました。ムクドリはよく街中でも、夕方になると大群になって空を飛んでいる姿を見かけた事がありますが、こんなに身近にその存在を感じたことは初めてです。

〇ずっと居つかれてしまうんではないかと不安に感じたので調べてみると、「ムクドリは一年中見られる鳥ではありますが、ずっと巣で暮らす訳ではありません。ムクドリの巣営の時期は3月から7月頃までです。子育ての時期が終われば、その後は集団で竹林や雑木林をねぐらとします。ですから、繁殖期さえ我慢すれば、ムクドリの巣に悩まされる事はありません。」とあります。

〇つまりムクドリは、巣と寝ぐらは別であり、ムクドリの巣は、産卵や子育ての繁殖の時期のみに使用され、子育ての時期が終われば、その後は集団で竹林や雑木林をねぐらとするようです。実際に巣にいたヒナをカラスがくわえて飛び去っていたのも目撃しました。しばらくの間、繁殖期が過ぎるのを待つしかないようです。

須藤昌英

6月15日(水)授業風景16(2学年数学)

〇どの教科でも生徒どうしの学び合いの時間をできるだけ確保しています。その際は、一人ひとりが新しい答え(解)を作り出すため、「結局は先生が教えてくれたことが答えでしょ」と終わらせるのではなく、「これってほんとかな?」と根拠を確かめたり、「自分の知識と今教室で習ったことは同じかな?違うかな?」と考えてみたりすることが深い学びになります。また一つの問題が解けたら、「これがわかると次にどんな問題が解けるのだろう?」と構え、次の問題がきたら「あそこで習ったあれ使って解けるかな?」と考ることも大事になってきます.

〇友達と考えを言い合いながら、一緒に真剣に問題を考えて、「自分はこういうことがわかったよ」と意見が出せるようになり、そこから友達と一緒に考えることの大事さを実感してくれます。今それが「21 世紀型スキル」という名前をつけられて、「こういう能力を育てていきましょう、活かしていきましょう」と言われています.。

須藤昌英

6月14日(火)3学年修学旅行事前集会

〇金曜日から2泊3日の行程で、京都・奈良方面の修学旅行を実施します。本日の6時間目に注意事項などの確認を行いました。

〇私からは、「京都や奈良は大都会でビルも多いですが、ちょっとした脇道やあまり大きくない建物にも古い歴史を感じることができます。この2ヶ月間、君たちの姿をみてきましたので、2泊3日の旅行に関してはまったく心配していません。ただ一つお願いがあります。1日目の奈良市内(6時間)及び2日目の京都市内(9時間)の班行動の中で、予定通りに行かないことやトラブルが起きると思います。その際はまずどうしたらよいかを一人一人が考え、次にそれを出し合って班で話し合いをしてください。その上でリーダーがみんなの考えを踏まえた決断をしてほしいです。」と話しました。

〇江村実行委員長からは、「ここまでコロナの影響から見通しの厳しい状況の中、部会長や実行委員の皆さん、そして先生方のお陰で修学旅行に行くことができます。感謝して成功させましょう」とリーダーらしい発言がありました。

〇金曜日の一般生徒の集合は、北柏駅に早朝5時過ぎになります。今から体調管理に十分に留意させてください。

須藤昌英

6月14日(火)授業風景15(2学年英語)

〇言語としての英語を習得する場合、会話(カンバセーション)と文法(グラマー)の両面をバランスよく学ぶ必要があります。生徒たちをみていると、前者の会話は好きだけど後者の文法は苦手、またはその逆で文法は得意だけど会話が不得意のパターンの大まかに2通りがあるように思います。

〇その2パターンとは別に言うと、「文法を重視しすぎる生徒」と「文法を軽視しすぎる生徒」のようです。ただし文法が完璧にならなくてもどんどん会話の練習をするべきですし、反対に中学英文法もままならないのに会話の練習に傾倒しても、簡単なレベルの内容しか話せるようにはならないような気がします。

〇私はどうしても昔の英語教育を受けてきましたので、文法よりも会話の方に自信がないので、生徒と一緒に「英会話教室」にでも通っているつもりで、一緒に授業を受けました。

須藤昌英

 

6月13日(月)給食の食材がピンチ!

〇新聞やテレビなどでも報じられているとおり、物価高騰により給食材料の仕入れ値が上がっており、本校の鹿野栄養教諭からも、「これ以上あがるとメニューの変更をせざるを得ないかもしれません」「給食にはただお腹を満たすだけではなく、一定の栄養価を接種することが求められているので、代替用品も簡単に見つからない状況です」などの悲鳴に近い声を聞いています。特に小麦粉や食用油は、例年の1.5倍となっており、パンや揚げ物は直接的な影響があります。

〇教育委員会からは、「食材費のあがった分は市から補充していく」との支援の方向性の話がありますが、それも期限付きである可能性が高いです。日本ではこの数十年間はデフレが長く続き、それを打開するためのインフレ政策が優先されていますが、果たしてこの先、今の給食が持続できるのかどうか、いろいろと検討が必要です。

須藤昌英

【今日の給食メニューから】

6月13日(月)授業風景14(2学年家庭)

〇美術や技術・家庭など、作品制作をする授業はどれも進度の個別差が大きく、指導者もそれに合わせてアドバイスや手直しが必要となります。待ち針やミシンの操作など、普段使用していない道具を扱うのは、きちんとその目的や方法を理解していないと、失敗を繰り返すことになります。

〇失敗すること自体は大切なのですが、「なぜ失敗したか、次はどうしたらよいか」と思考することが、その失敗を次にいかすことになります。生徒達にはそのような経験をしてもらいたいと思います。

須藤昌英

6月10日(金)教育実習終了

〇先月の23日から3週間、本校卒業生の3名が教育実習を行い、本日最終日になりました。3人とも数学科という珍しいこともありましたが、昨日の授業はそれぞれ準備した内容を精一杯取り組んでいました。生徒に年齢が近いので、気持ちが通じ合うこともあったと思います。

〇全国的に教員を志望する学生が減少しているのが現状です。それに対し、彼らのように教育現場で経験を積み、生徒と一緒に成長していきたいという若者を育てていくのも学校の役割の一つです。

須藤昌英

6月10日(金)授業風景13(2学年国語)

〇林間学校の思い出を短歌にする授業です。短歌という字数を制限された中に、自分らしさや情景が伝わりやすいような「言葉を選択・精選」することにより、国語の力が養われます。

〇2学年全生徒の短歌を楽しく読ませてもらっています。私がこのクラスで一番「時間や空間の捉え方が上手」と思ったのは、次の短歌です。

「波の音 仲間の歓声 ひいていく 夢の中では 大漁だった」

〇私はこれを、「目の前が九十九里浜である夜のホテルの窓から、波の音が聞こえているが、疲れて友達の声と混じり合っているうちに眠ってしまった。その夜の夢は翌日の地引網の大漁だった」と読み解きました。生徒たちの感性は素晴らしいです。

須藤昌英

6月9日(木)授業風景12(1学年保健体育)

〇1年生はバレーボールに関してはほとんど未経験者ばかりでしたが、パスやサーブの基礎スキルを身に付け、ゲームによってその楽しさを味わいながら、スモールステップの目標を達成させようとする指導者のねらいがはっきりとした授業でした。

〇初心者がお互いに話し合いや励まし、アドバイスをしあうと、ここまで上手になるのかと感心しました。

須藤昌英

6月9日(木)野菜の栽培を行っています

〇あすなろ学級では、夏野菜のキュウリ、ナス、トマトを中庭で栽培しています。これまでもう何回か収穫しています。特にキュウリは、一晩でビックリするほど成長するので、生徒たちも驚いています。

〇またプール前の花壇ではサツマイモ(紅はるか)とこちらは食べられませんがジャンボカボチャ(アトランティックジャイアント)を植えました。ジャンボカボチャの苗は、JAちば東葛富勢支店からいただきました。今秋にその大きさを富勢中学校区の小中4校(富勢小、富勢東小、富勢西小)で競い合います。さてどのくらい大きくなるでしょうか?楽しみです。

須藤昌英

6月8日(水)生徒の視点で授業をみるとわかること

〇昨日までに、10人の先生の授業を順次紹介してきました。私が1時間を通して、生徒と一緒に授業に参加していると、生徒の表情やつぶやきから、その授業への興味関心や理解の度合いがある程度わかります。

〇そのときに、次のような「あ、い、う、え、お」のような生徒の反応がよく見られます。ただしこれらは、授業をしている先生がすべて把握することは難しく、外から客観的に授業を観察している人の方がわかりやすいものです。そしてそれを授業が終わった後に、授業者に伝えるのも、私の役目です。

〇残りの先生方の授業も、これまでと同様に伝えていく予定です。

須藤昌英

6月7日(火)生徒総会(全校表彰)

〇本日の5,6校時に、今年度の生徒総会を行いました。前半は各学級にて、学級委員または学級議長が司会を務め、「昨年度の活動及び今年度の予算案」を議事として、質問や意見・その返答の後、採決しました。

〇後半は体育館へ全員が移動し、「今年度の活動方針・計画」を議題として、学級討議で出た質問や意見・その返答の後、採決しました。また第6号議案(委員会の数を変更する)の提案もあり採決しましたが、こちらは否決されました。結果よりもこのプロセスが「民主主義」を身近に感じる経験となります.

〇続いて4月からの部活動の各大会の表彰を行いました。昨年度までは、校長室で個別に行うだけでしたので、全校生徒の前で行えて良かったです.

須藤昌英

6月7日(火)授業風景10(2学年理科)

〇先週、林間学校から戻った2年生の授業です。実験の操作(ガスバーナーや塩酸などの薬品の扱い)はだいぶ手馴れています。ただ結果だけでなく、途中の変化を見逃さずに観察できるか否かは、個人差を感じました。「わからなければ教科書をみればいい」と教科書に頼りきりになるのではなく、自分が観察した事実に対して、教科書はあくまでも参考書としてみていくことが大切だと感じます。

〇私たち教える側も「教科書を教える」のではなく、「教科書で教える」ことを意識しています。前者は教科書通りにサーと教えるのに対し、後者は教える内容や順番を生徒の実態に合わせて最適化していく中に、教科書を使うというイメージです。

須藤昌英

6月6日(月)高等学校の合同説明会を行いました

〇先週の2日(木)に、公立3校(柏中央高等学校・県立柏高等学校・市立柏高等学校)と私立3校(日本体育大学柏高等学校・東洋大学附属牛久高等学校・駒込学園駒込高等学校)の校長または入試担当の方をお招きし、来年度の入試にむけての説明会を開催しました。主は3学年生徒対象したが、よい機会ですので保護者の方にもご案内し、90名程度に参加いただきました。

〇義務教育9年間の最後は、各生徒の進路先(進学先の高等学校の選択を含む)を決めるに学校あげて取り組んでいきますが、大切なのは、生徒本人が今の自分をどのように捉え、進路先で何がしたいのかを自分の言葉で言えるようになることです。もちろん今の時点で言える生徒もいますが、大半はこれから卒業までの10カ月でじっくりと考えることになります。

〇そのため3学年生徒は、2学期に校長と一人ずつ面接練習を兼ねての面談を行います。その際は、「自分の好きな事や得意なことは何ですか?」「卒業までに学びたい、身につけたいことはなんですか?」などの質問を私からしていきます。上手に答えられることよりも自分の気持ちを素直に言うことができるかをアドバイスするつもりです。

須藤昌英