校長室より

令和 7 年度 校長室より

ふせランナー第1期研修修了

全国の小学校から高校まで、すべての学校で取り組んでいるキャリアパスポート。

これからの時代を生き抜く人づくりのためには、自分自身を知り、自分を自分で高めていける力を育てていくことが大切です。そこで、富勢小学校ではキャリアコンサルタントの間野氏をお招きして、キャリアパスポートの内容を検討したり、先生方への研修を行ったりしてきました。

6月にキャリアパスポートの記入をする際には、土小学校からサクランナーという方々(保護者)をお招きして、キャリアパスポートに記入した後で、子供たちと対話していただくようにして、キャリアパスポートに書いたことを子ども自身が自分の中に自覚できるような取り組みをしました。

 

その様子をごらんになり、富勢小にもキャリアパスポートの記入をする際に伴走をしてもらうボランティアを育成したい、ということとなり、募集をしたところ4名の方に応募をいただき、7月後半から3回の研修を行い、今日は最終日でした。傾聴すること、自己肯定感を高める関わり方などを最後に研修をして、実際に子供たちとのやりとりを想定しながら、よりよい関わり方について学びました。

研修を終えた皆さんには、「ふせランナー」(キャリア教育の授業の際の伴走者の意味)の認定証と名札をお渡ししました。

 

皆さん、これからよろしくお願いいたします。さらに、ふせランナーさんが保護者の間に、地域の皆さんの間に広がることを期待しています。第2期の募集も近々行います。

暑い中の花ボランティアの活動に感謝

今年度よりスタートした地域学校協働活動本部=くすの木サポーターの中の「花いっぱいボラ」の4人の皆さんが、夏休みに入って暑い中、花壇の草取りやメンテナンスに来てくださっています。今年はきれいに花が咲いて、雑草もない状態で8月を迎えることができます。

 

一人で来てくださり、一画をきれいにしてくださり・・・

 

子供たちも一緒にお手伝いにきてくれて、2時間近くも草取りをがんばってくれたり・・・

 

 

水まきは時間で自動散水されますが、草取りは定期的なメンテナンスが必要です。先生たちも少しずつ抜くようにしていますが、ボランティアの皆さんのおかげで、花壇が保てています。

夏休みは先生にとってInputの時 Vol2

午後からは、生活科・総合的な学習を軸とした富勢4校の共通研究主題「地域の担い手を育む」~CSを活用した生活・総合的な学習の創造~という、探究型の学びを軸としたカリキュラム・マネジメントにつながる、各教科の学びづくりについて、一人一研究として取り組む授業づくりについて、各教科の指導主事や市教委のアドバイザーの先生7人をお招きして、学びの会を行いました。

 

 

最初に、指導者の先生方から、各教科の教科としての見方・考え方と生活・総合をどのように関連させていくとよいか、という理論面のお話をいただきました。体育では、目標をしっかりともって個別に掲げた目標へのプロセスが、総合と関連する・・算数では、「これって算数の時間に学んだ○○を使えばいいじゃん」が自然と出てくる。など、教科の専門性から見た学びのつなぎ方を知りました。

後半は、具体的に教科書を見ながら、年間計画のどの単元で一研究を進めていけばよいかを話し合いました。

 

 

8月27日までに、単元構成と授業案をつくり、27日にまた検討会を行います。ここで行った授業は来年度の指導計画に位置づけていき、富勢小の指導として定着をさせていきたいと考えています。

今、探究型の学びで育まれる力が、これからの社会をつくっていく力になります。

学習指導要領にもしっかりと記載されていることを、富勢小学校の指導計画に位置づけていけるようにしていきましょう。

夏休みは先生にとってINPUTの時

夏休み1日目は、校内研究の一日でした。教員の仕事は授業や指導を通してOutPutの連続です。夏休みは、授業や指導を行わない代わりに、Inputの時としていくことが大切です。研究だけがInputではありませんが、まず初日は校内研究で普段と違う一日を送りました。

午前中は、研究主任が企画したワークショップです。テーマは『いい先生って、どんな先生?」。ワーク1は具体的なエピソードで語る、ということで、4人グループに分かれて、自分が習った先生のこと、同僚のことなどを思い出しながら、エピソードトークをしました。

 

 

エピソードトークのあとは、「いい先生の共通了解をキーワード化する」というワークを展開しました。

 

 

各グループから出てきたものは・・・

熱意を持って、子供と一緒に一生懸命になれる先生。

子どもからも教員から慕われる教員(傾聴力・コミュニケーション力・知識力)
自分の考えばかり押しつけない教員。客観視できる教員。

話しかけやすい教員。見てくれている先生
子供との一つの共通の話題、気持ちを理解して寄り添う先生

子どもが好きで、待つことができ、自分の態度で示す事ができ、失敗を認めることができる。

やさしくて、子どもを尊重できる先生

授業がわかりやすく、子どもに寄り添える先生。

聞き上手、(受け取ったことに対しての)話し上手、話しやすいけど同じ目線ではない先生
親でも友達でもない、子どもを見る立場である視野の広さを持つ先生
時代の流れに見合った役割を踏まえたうえでの振る舞いができる先生

いろいろな先生像が出てきました。自ら目指す先生像を、自らの姿で実現していき続ける、富勢小学校の教員でいきましょう。

 

地域学校協働活動 動き始めたの第二弾

地域学校協働活動本部の部屋には、毎日なんらかのボランティアの皆さんが、子供たちのために活動をしてくださっています。

 

今日は手前で、安全ボランティアの保護者さんが朝の当番を決めています。奥では丸つけボランティアの民生委員さんが丸つけをしてくださっています。そして、外では花ボランティアの保護者さんが花の買い出しをした後、雨の合間を縫って花壇に植えてくださっています。

花ボラは17日の午前中に活動をします。当日だけでもお手伝いいただくと、いつもの夏休みは雑草だらけになる花壇に、今年は花が植わって、9月には大きく成長していくことでしょう。

手揚げ方式のボランティアベースで動いていく地域学校協働活動とその本部について、夏休み中には形を整えて、しっかりとした活動ができるようにして参ります。

子供たちの意欲を褒めていただきました

文部科学省で官僚としてお勤めされている方で、県教委時代にお知り合いになった方から、学校現場を見せて欲しいとのことで、今日の午後に富勢小学校を見に来てくださいました。まずは、富勢小学校自慢の美味しい給食を食べていただいてから、授業の様子を見てもらいました。

 

2年生と5年生の自由進度学習を取り入れた算数の取り組み、4年生の社会科単元づくり、そしてクラブ活動と、5時間目と6時間目をすべて見学されていました。

 

富勢小学校の学年担任制や教科担任制、そしてクラブ活動の外部委託、このような取り組みによって、実際の子供たちの授業中の姿にとても学ぶ意欲を感じる、という感想をお話くださいました。

 

外部委託をしたクラブの指導者の方々にも、クラブに取り組む子どもの感想をお話いただき、学校の教育課程を進める要となる教務主任とも、フランクな情報交換をしながら、いろいろな壁や困難があるものの、子供たちにとって最良の環境を整えていきたい、という想いの交流ができました。

本当に忙しい部署にお勤めですが、本校を見に来てくださり、学習指導要領の具体的な姿として、これからの学校のあり方として、今の学校の姿をより発展させていくことが大切だと認識し、このことを周囲の理解を含めて進めていくことに努力をしようと、決意を新たにしました。

地域学校協働本部が少しずつ動き始めました。

地域学校協働活動本部の部屋にエアコンが設置されて、民生委員の皆さんにお願いしている丸つけボランティアも、月・火・水・金(一部のみ)に定期的に来てくださるようになりました。

 

花ボランティアさんが花壇の花を選ぶ話し合いをしている向こう側では、民生委員さんが丸つけをしてくださっています。

話し合った後で、花壇の雑草を抜いてくださり、玄関前の花壇がすっきりとしました。

花ボランティアさんの次ぎの活動は、来週の火曜日の午前中のようです。そのときだけのボランティアも大歓迎ですので、是非お越しください。また、ルームにお迎えに来た時に、校庭側の花壇の雑草を、10本でも抜いていただけるだけでも、とても助かります。ボランティアを通じて人のつながりが広がるとうれしいです。

学校の教室の窓は、3日間かけて就労支援の方々がすべてきれいにしてくださいました。いろいろな方々の力を借りて、学校の学びの環境が保たれています。ありがとうございます。

地域学校協働活動本部 くすのきサポーター第2回

コミュニティ・スクールとして地域と一体となった活動を行っていこうとする学校、保護者の共働きが当たり前となり、PTA活動がうまく機能しなくなってきた保護者、学校とつながりながら地域の活性化を図っていきたい地域、の3者の課題を解決する策として、保護者と地域住民が一体となって組織する地域学校協働活動本部を立ち上げ、子供たちのために、PTAが担っていたことや、地域や学校がやりたいと思っていたことを一元的にマネジメントしていく仕組みづくりが始まりました。

 

PTA本部の休眠に伴い、手上げ方式で活性化する組織づくりができそうです。ボランティア募集により、交通安全、子供110番、清掃、花ボラ、イベント、クラブ活動とボランティア組織も立ち上がってきました。次回に向けて予算や会計の仕組みづくりを検討していきます。

4校合同の研修会を行いました。

富勢中学校区4校は、中学校卒業時に目指す姿を昨年度夏に設定し、そこに向けて「探究型の学び」生活科と総合的な学習を軸としたカリキュラム・マネジメントを行いながら、9年間の教育課程を作って行こうとしています。

去年10月から教務主任を中心に描いてきた計画を徐々に現実にしていくため、今日は4校の先生全員が富勢小体育館に集まって、学年毎にワークショップをしながら、研究主題である「地域の担い手を育む」を具現化していきます。

最初に、継続的に指導をお願いしている、敬愛大学准教授 阿部学 先生に講話をいただきました。

 

失敗を恐れずに、みんなで言葉について、同じイメージを持って行けるように・・・また、なぜ探究が大切になっているのか・・・という示唆をいただきました。

 

東小の教務がファシリテーターとなり、まずは富小校長にインタビュー。なぜ地域なのか?なんちゃって総合との違いは?と、今回の取り組みについての疑問が投げかけられました。

その後、各学年のテーマに対して、今どのような取り組みを考えているか、または実践を始めているか、情報交換が行われました。

  

 

同じ目標に向かって教育課程を一つにしていくことは・・・少しずつ少しずつ、話し合ってお互いにつながり合って、進めていくことが大切です。

地域とのつながりも作りながら、学校だけではなく、地域の方々と一体となって教育活動を創っていきます。8月21日に次ぎのワークを行います。そのときは、地域も保護者も子供も入って・・・

富勢小のみの総合的な学習についてのワークは、6月28日(土)の午後に実施します。トップページからお申し込みください。

日立財団との打ち合わせ

富勢地区の4校では、生活科と総合的な学習の時間を軸としたカリキュラム・マネジメントを行っています。総合的な学習の時間における探究型の学びをどのように展開していけばよいか、なかなか先生方の経験がない分野です。

そんな時に、日立財団から「日立みらいイノベーションプログラム」を実施しませんか?とお誘いをいただき、未来のイノベーターを育てる、問題発見・課題解決のプロジェクト型探求学習の場を日立グループ社員の出張授業を交えて行うプログラムを、富勢小と富勢西小の5年生が合同で受講することとなりました。

今日はその学習プログラムについての具体的な打ち合わせです。富勢小と富勢西小の5年担任が一緒になって、日立の方々と打ち合わせています。

 

学校の壁を超えて、協働的な学びづくりも行っていきます。

総合や探究がなぜ大切なのか?それは、これからの働き方が「探究型」の思考に基づく働き方になっていくからだと、私は考えて力を入れています。

このプロジェクトは富勢地区の先生方に公開して、みてもらう予定です。普段の教科の授業が探究型の学びになっていくことが、これから大切なことです。