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令和2年度 校長室より
別れがあり、出会いがある春!
学年末から学年始めにかけての「春休み」は、夏、冬とは違って、私たちにとっては落ち着かない日々が続きます。休みに入ってから5日たちましたが、子供たちのことでは何事もなく、ホッとしています。交通事故や事件等への関わり防止、そして感染症防止への取組など、「自分の命は自分で守る」意識を持って、残りの日々を過ごして欲しいと思います。
27日(土)に教職員の異動が発表されました。富勢小からは、18名の教職員が転退職により異動します。「齋藤教諭(我孫子第二小へ)、千葉教諭(柏第五小へ)、安次富教諭(中原小へ)、草原講師(田中小へ)、本田教諭(十余二小へ)、飯野教諭(松葉第二小へ)、松本教諭(田中小へ)、小溝教諭(柏第八小へ)、小野寺サポート教員(田中小へ)、尾﨑教育支援員(柏の葉小へ)、柴田理科教育支援員(富勢東小へ)、岩城外国授業支援員(柏第四小へ)、日夏主事(田中小へ)、淺野教諭(退職)、川道教諭(退職→十余二小へ)、古谷教諭(退職)」(ALTの谷口マルティな先生は後日、お知らせいたします)そして私も退職て一区切り、4月からは土南部小と藤心小で勤務します。
6年間勤務した職員もいれば、初めて異動を経験する職員もいます。また40年近く、学校現場に勤務し、3月をもって現場を離れる職員もいれば、定年による一区切りをつけ、再任によって気持ちを新たに勤務、という職員もいます。『出会いがあり、別れがある春…』学校にとってはまさにそんな時期です。転退職する教職員は日々、子供たちに寄り添いながら、同僚として支え合ってきまた貴重なパートナーでした。それだけに一抹の寂しさはありますが、これは教職員の宿命です。新任地での活躍を期待しつつ、私も頑張りたいと思います。保護者の皆様、そして地域の皆様には大変お世話になりました。18名を代表して感謝いたします。ありがとうございました。
この『校長室より』も今日が最後となりました。これを始めたのは校長となって1年後、今から6年前のことです。「学校を理解していただくためには、まず校長の考えを伝えること」皆様との連携の1つの方法として取り組みました。朝の登校指導の際、声をかけてくださったり、PTAの会議の際に「読んでますよ」と言ってくださったり、皆様に励まされながら今日まで続けてきました。本当にありがとうございました。
私の教員生活は37年間でした。勤務スタートは4年生の担任。この子達はもう40歳代半ばになりました。勤務校は柏市と松戸市の17校。この間にはいろいろなことがあり、まさにドラマティックな37年間だったと思います。「今年1年限り」でスタートした今年度ですが、日々の忙しさに追われて、今思えば時間が過ぎるのは早かったと感じます。残り1か月になって、ドキドキした瞬間が2つありました。4年生の書写授業の最終日、教室から校長室に戻る時、もう1つは卒業生に向き合い「37年間、情熱を傾け続けてきた教員生活」と話した時です。「終わりなんだなあ~」一瞬ですが、そんな思いがよぎりました。子供たちや保護者の皆様、地域の皆様、そして多くの教職員に支えられての37年間に、悔いはありません。ありがとうございました。
教職員との面談で「教員のやりがいは何?」と尋ねると、「子供の成長を感じられること。一生懸命に頑張る子供たちに関われること。思いを子供たちと共有できること」と、全ての人から同じような答えが返ってきました。そう話す嬉しそうな表情も同じです。保護者の皆様の「我が子に成長してほしい」という思いと共有し、連携していくことの大切さを改めて実感しています。
いつも3月は『出会いがあり、別れがある春』で締めくくり、4月になると『別れがあり、出会いがある春!』でスタートしてきました。私も4月からは立場を変えて、意識を変えて、初任者指導という職務に取り組んでいきたいと思います。教員生活37年間の4年間を富勢小で過ごし、たくさんの出会いが今の私の大きな力になっています。その力をいかし、勤務する子供たちに情熱を傾けて向き合うことは、富勢小の子供たちの成長にもつながる!と信じて歩みます。子供たちと保護者の皆様、教職員、そして私自身に、大いなる期待を込めて、
別れがあり、出会いがある春!
4年間、本当にありがとうございました!
ポカポカ陽気!
春休みに入り、子供たちがいない学校では、教職員が出勤し、新年度に備え、教室の片づけや荷物整理に追われています。それにもう一つ、ランドセルを背負った新入生が学校を訪れ、桜の木の下での“記念撮影会”も行われています。明日の日曜日は悪天候の予報が出ているため、絶好のシャッターチャンスは今日までかもしれませんね。きっと今日も学校を訪れる親子連れも多いことでしょう。
3月は残り5日ですが、4月に入り、新学期スタートの5日までは定日2日間しかありません。新年度の学校にとっては、転入職員との顔合わせ、始業式や入学式の準備と、今年は大忙しになります。今朝の新聞には「4月から代わる先生」という記事があり、いよいよ新体制の発表もされました。富勢小も18名が転退職し、12名の職員が転入します。
校長の退職は、東葛飾地方の6市全体で、教育事務所長から退職辞令が手渡される交付式があり、昨日、県民プラザで行われました。6市全体では48名が退職します。多くが採用時期も同じということもありますが、高校や大学も同期という人たちもいます。実は私には、小学校で同じクラスだった流山市の中学校長がいるんです。今までも会議等で一緒になり話はしてきましたが、昨日は「終わりだな、お疲れ様」そんな感じになりました。年はとっても50年前の顔が浮かぶ上に、あの頃の雰囲気のまま…不思議な感じでした。午後からは柏市での校長会議、この場でも退職校長の紹介があり、退職を実感してきました。退職の年になったという自覚はないのですが、こればかりは仕方ないですよね。
会議が終わり、自宅に戻る途中、先日、小学生が交通事故で亡くなった現場を通りました。花がたくさん置かれていて、手を合わせる人も数名いました。新学期を間近にしている時期だけに、悲しみが一層増し、複雑な思いになりました。ウキウキする楽しい春休みではありますが、事故は一瞬に発生します。「今日も気をつけるんだよ」で始まり、「何事もなかったね」と褒め言葉で終わる日々を続けていきましょう。新学期のワクワク感は、子供たち全員揃って味わうものです。
どうぞよろしくお願いします。
3/24 修了式
今年度も残り1週です!
「緊急事態宣言が3/21で解除」とのことです。3学期の開始早々の1/8に宣言され、2回の延長の末、ようやく終わります。学校にとっては3学期は宣言下での教育活動がずっと続きました。実施できないことを、どうカバーしていくか、どう工夫していくか、常に問われていました。今思えば私たち教職員にとって、慣れが力になったと感じます。1年前であったら「どうしよう…」と不安が先に立ちましたが、今は「じゃあどうするか」と前を向いています。きっと子供たちも同じだと思います。17日に実施した卒業式。この日までの数週間、皆様に感染を防ぐための取組をお願いし、協力をしていただいたお陰です。毎日の検温とカード提出、念のための療養や事前の連絡など、6年生だけでなく、多くのご家庭の協力がありました。本当にありがとうございました。
「感染者が減ったことによる解除ではありません」これは昨日のニュースで、キャスターの方が発言した言葉です。とても印象に残りました。感染者数だけに注目しても、まだまだ数は多いですし、減っていないことを実感します。「問題が解決して次に」というのは理想であり、誰もが望むことですが、なかなかそうならないのが現実です。解除されてもやはり、新しい生活様式を継続しながら、一人一人が感染予防に努めなければいけません。「これからどうなるんだろう?」という不安はありますが、年度が終わり、進学、進級で誰もが期待に胸を膨らませる春です。この思いだけは大事にしていきたいですね。
「残り3日だ!」昨日から短縮日課となり、子供たちにとっては気が緩む時期になりました。感染症予防の取組もそうですが、交通事故や不審者への対応、そして自然災害と、危険はいつも隣り合わせです。大切なことは「自分の命は自分で守る!」という積極的な意識で過ごすこと。ぜひ、子供たちに声かけをお願いします。
卒業、おめでとう!
132名の卒業生、そして保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます!
明るい陽射し、好天、そして桜の開花、…最高の雰囲気の中、卒業生と保護者の皆様、そして教職員が参加し、卒業証書授与式を実施しました。132名の全員出席です。
今年の卒業式は感染症防止策を講じての実施であり、4クラスを2つに分けての実施としました。初めは1組と3組、続いて2組と4組という順です。登校と下校は一斉にしたため、お待ちいただく時間があり、校舎内の空いている教室で式の中継を見ていただきました。式の内容は、
○卒業証書授与
○巣立ちの詩(録画した合唱の動画視聴、代表児童の呼びかけ)
というもので、15日の卒業式・前半に次ぐ、今日は卒業式・後半です。
合唱は8日から校庭での練習を始め、週末の12日に、2クラスずつ、校庭に間隔をとって並び、録画しました。それを編集したものの視聴です。卒業生にとっても初めて見る動画でした。マスク越しではありますが、一人ひとりの顔が接近されて撮影されています。「くすの木のように」「旅立ちの日に」の2曲を練習し、録画しました。動画の合間には授業風景や学校の校庭、教室の風景などを職員の編集によって盛り込まれています。「ここから巣立っていくんだ…」そんな雰囲気が漂います。今日の式は動画配信をしたので、在校生も視聴することができます。2月25日の『6年生を送る会』では在校生が6年生に向けての動画配信であったので、今日の卒業式で、卒業生となった6年生から、巣立つ思いの込められたステキな動画配信となりました。あの日から3週間、在校生は校庭での合唱練習、窓ガラス清掃の奉仕作業、そして学校での生活と、6年生を見続けてきました。3週間かけての『6年生を送る会』の完結…そんな風に感じて、胸が熱くなりました。そして今日はもう一つ。「やっぱり歌いたい!」と言う思いが強い子供たち。式後、校庭に全員が集合し、保護者の皆様の前で歌声を披露しました。式が終わって気が緩むのに、伴奏が始まるとシャキッと歌う姿勢に…。最後の最後まで今年の卒業生らしさを見せてくれました。コロナ禍でなければ、このような卒業式はできなかったでしょう。ピンチをチャンスに変えた子供たちに感謝です!
卒業生男児から手紙をいただきました。
○朝、登校するときに、先生は毎日、旗を持って立っていてくれましたね。そしてぼくに挨拶をしてくれました。先生が挨拶をしてくれると、とても安心しました。本当にありがとうございました。
○ぼくは先生がしてくれる授業が一番楽しかったです。先生に教えてもらったことを活かして中学校へいきたいと思います。ありがとうございました!
嬉しいですね。「教師冥利に尽きる」…子供たちからまた実感させられました。121回目を迎える富勢小の卒業式史に、「困難な中から生まれたステキな卒業式!」と刻まれるでしょうね。
いよいよ明日は卒業式
卒業式・前半
卒業式に向けて
「広島県で桜の開花宣言!」という新聞記事を見ました。例年よりも早いとのこと。気がつけば3月も半ばとなり、いよいよ春本番に向けた準備が始まります。桜の木の下で蕾の様子を見ることが、これからは増えるでしょうね。「いつ咲くのかな」そんなカウントダウンが始まります。そしてもう一つは卒業式までのカウントダウンです。3月も2週目が終わり、来週はいよいよ卒業式の週に入ります。卒業式まで残り「2」となりました。
県立柏高校→富勢中学校→富勢小学校→とみせ幼稚園と、今までならこの時期、4回の卒業・卒園式が続き、来賓として3回、送り出す側として1回、それぞれの生徒、児童、園児が巣立つ姿を見ての感激を味わってきました。が、昨年からはありません。昨日は富勢中学校の卒業式が行われ、在校生は参加できなかったものの、保護者と教職員に見守られながら無事に実施できたとのことです。県立柏高校も同じ日だったとのこと。やはり感染防止策の中、工夫をしながらも巣立つ喜びは十分に味わえたのではないでしょうか。
17日は富勢小6年生の卒業式です。今朝は雨音の中、目覚めました。夕方にかけては“春の嵐”とのこと。「17日は大丈夫?」と心配になりますが、週間予報を見ると晴れマークもあり、気温も15℃前後なのでホッとしています。緊急事態宣言が延長されたことにより、式の中で「歌いたい!」という子供たちの思いは叶えられませんでした。でも今年はこんな場面で、何度も鍛えられています。「何とかしよう!」ということで、事前に録画し、当日はその様子を映像で流します。そのために子供たちは今週から練習を開始しましたが、いつものような「音楽室で、教室で、体育館で」という練習はできません。練習場所は体育館通路であり、校庭であり、屋上であり…。さすがに屋上は、風もあり、「高い!」という恐怖感もあり、「練習場所には不適当」となりました。そして人数も、全員が集まってはできないので、クラス毎に練習を続けました。そして昨日は録画撮り。子供ルーム横の校庭に2クラス毎に集合、2曲録画をすること2回、それを編集して当日は式の中で披露します。その式も前半と後半の構成と考えており、前半は15日の証書授与の通し練習と私の話、後半は17日、保護者の皆様の前での卒業証書授与と考えています。今年の式も、私たち教職員の誰もが経験したことのない式になりました。「当たり前」と思わず、その場の状況に寄り添っての対応となるので、より一層、心が込められると思います。
大事なことは体調です、卒業生も、参加される保護者の皆様も、そして教職員も、今日から式までの5日間、調子が悪ければ休養、無理をしない、勇気を持って休む、などの判断が求められます。みんなの努力が集まっての17日です。よろしくお願いします!
3月11日
学校では国旗を半旗にし、8時25分に全校児童と職員で、1分間の黙祷を捧げました。以下は子供たちに伝えた話です。
「今から10年前、6年生は2歳、5年生は1歳、1年生から4年生はまだ、生まれていない人もたくさんいました。10年前の今日、午後2時46分、東北地方の宮城県沖を震源とする大きな地震がありました。大勢の人が亡くなり、大勢の人がけがをし、そして未だに行方不明となっている人が2500名以上もいます。亡くなられた方々に、「安らかに眠ってください。私たちは『命の大切さ』を感じながら頑張って生きていきます!」の気持ちを込めてお祈りをしたいと思います。
(1分間の黙祷)
10年前の大きな地震による災害を「東日本大震災」といいます。きっとお家の方に、いろいろと話を聞いている人もいるでしょう。この地震のことについては各クラスの先生から聞いてください。この日、大きな津波によって、一瞬のうちに波にのまれ、苦しいとも言えずに命を落とした小学生もたくさんいました。今年、皆さんは感染症によって苦しい思いを味わっています。それでも我慢し、病気と闘いながら、頑張って生きています。今日は「命の大切さ」を改めて考え、「自分の、その命は自分で守る」ことの大切さを考える日にしましょう」
放送室で話をしましたが、子供たちがしっかりと受け止めて聞いている様子が感じられました。その後、いつものように校舎内を歩いていると、2年生男児が「先生、しっかりと聞いたよ」という声かけ。とっても嬉しく思いました。
被災し、大勢の児童と職員が亡くなった、宮城県の大川小学校を訪れたことがあります。その時の光景は今なお忘れることができません。被災した校舎を取り囲む今は静かな環境、そして近くを流れる北上川、校庭から校舎や周囲の風景を眺めているだけで、何かひしひしと感じられるものがありました。 今日は「命の大切さ」と「自分の命は自分で守る」について考える日にしていきましょう。
卒業まで4日となる今日、6年生は校舎内の窓ガラス清掃を中心に、奉仕作業を実施してくれました。校長室の窓ガラスも一人の男児が、かなりの時間をかけてきれいにしてくれました。「ありがとう!ガラスがないみたい。全然違う!」と声かけすると、嬉しそうです。高いところには手が届かないため、一緒にやりました。校舎1階の窓ガラスがピカピカです。6年生の皆さん、本当にありがとう!! 3月11日の今日が終わり、明日は「卒業式まで、残り3日」となります。
10年を迎える「3.11」
「時間がたつにつれ、震災の危機感が薄くなっていく…」と言われていますが、10年を迎える今年は、ここ数日、震災を取り上げた番組が多く、目にして関心を持つことが多くなっています。
3人のお子さんを亡くしたご夫婦は、自宅があった場所に木製の遊具を造りました。「3人が見ていてくれる」「ちゃんと悲しんでいいんだ」「区切りをつける必要はない。前を向いていく」…そんな言葉が印象に残りました。おばあちゃんの手を握って避難している途中で津波にのまれ、離ればなれに。自分だけが生き残ったことに罪悪感を感じていた女性は、我が子の誕生を機会に、前を向こうと考え始めた。…その方々の心境を思うと、いたたまれない思いになります。前を向くことはできず、苦しんでいる方も数多くいらっしゃるはずです。
6年生の児童は当時2歳、多くの子供たちはこの世に誕生していません。あの当時の記憶が全くない児童ばかりになった学校ではありますが、地震をはじめとする自然災害、登下校中の事故等、身の回りにある危機感を伝えていかなければいけません。「10年目の3.11…『命の大切さを考える日』に」という資料を作りました。東日本大震災の被害状況から「突然の地震、大津波による被害で多くの犠牲者」「小学校の児童と先生70数名が避難の途中で犠牲になった例も」「『命は大切!』…感染症で苦しんでいる今であるけれど、生きていることを喜びたい!」そんな内容を取り上げ、「『自分の命は自分で守る』…普段からの意識が大事」を子供たちには伝えていきたいと考えています。
『釜石の奇跡』(NHKスペシャル取材班制作)を読みました。防災教育によって多くの命を救うことができた釜石市の取り組みを紹介している内容です。巻末には「被災地の取材を通じて、子供はそこにいるだけで希望なのだと感じることが多かった。子供がいれば、大人は生きる目的を見いだせる。これから長い時間がかかる復興にも、『この子たちのために』と気力を振り絞ることができる。だからこそ強く主張したい。災害で子供の命を消してはならないと。想定外の大災害の中でも、生き抜くことができると、釜石の子供たちは教えてくれた。だが、その力を育むのは、私たち大人の責任だ」とあり、重く受け止めました。
2日の新聞(千葉日報)には『あれから私は』という特集記事で、あの日のディズニーリゾートでの対応を取り上げた内容でしたが、とても印象に残りました。来園者の頭を守るため売り物のぬいぐるみをt配ったり、シャンデリアの妖精を演じてゲストを誘導したり、普段は決して見せないバックヤード(舞台裏)を利用して避難を実施したり、…「こんなことがあったんだ」と興味深く読みました。中でも「お客様にとって良いと思うことは、大いにやろう」と、その当時に発した言葉が10年たっても変わることのないTDR従業員の基本理念であり、「マニュアルの徹底よりも『考えて行動できるキャスト』を育てていきたい」とは話していることです。まさに富勢小の子供たちに着けてほしい力の№1「自分で考え、自分で行動できる力」です。釜石市の子供たちも、防災教育によってこんな力を身につけていったと思います。
10年目を迎えた「3.11」。感じたことはたくさんありましたが、ここから学ぶべきことは、これからもまだまだあるはずです。経験しないですむなら、経験したくないことはたくさんあります。でも経験をしたならば、それをそのままで終わらせずに、何か次につながること、役に立つことを生みだしていく…その大切さを改めて感じています。大人の責任として、子供たちにはしっかりと伝えていきましょう。
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