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卒業、おめでとう!

  富勢小の桜が開花しました! 今朝のこと。校庭に2本の学校を代表する桜の木がありますが、職員室前の桜には5~6輪ほどの花が、そして西側昇降口付近の木には1輪、花が咲いていました。昨日の夕方、見上げた際には咲いていなかったので、今朝、明るくなってからの開花に違いありません。こんな発見、何だか気持ちが良いですよね。その上、今日は卒業式です。
  132名の卒業生、そして保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます!
 明るい陽射し、好天、そして桜の開花、…最高の雰囲気の中、卒業生と保護者の皆様、そして教職員が参加し、卒業証書授与式を実施しました。132名の全員出席です。
 今年の卒業式は感染症防止策を講じての実施であり、4クラスを2つに分けての実施としました。初めは1組と3組、続いて2組と4組という順です。登校と下校は一斉にしたため、お待ちいただく時間があり、校舎内の空いている教室で式の中継を見ていただきました。式の内容は、 
 ○卒業証書授与
 ○巣立ちの詩(録画した合唱の動画視聴、代表児童の呼びかけ)
というもので、15日の卒業式・前半に次ぐ、今日は卒業式・後半です。
 合唱は8日から校庭での練習を始め、週末の12日に、2クラスずつ、校庭に間隔をとって並び、録画しました。それを編集したものの視聴です。卒業生にとっても初めて見る動画でした。マスク越しではありますが、一人ひとりの顔が接近されて撮影されています。「くすの木のように」「旅立ちの日に」の2曲を練習し、録画しました。動画の合間には授業風景や学校の校庭、教室の風景などを職員の編集によって盛り込まれています。「ここから巣立っていくんだ…」そんな雰囲気が漂います。今日の式は動画配信をしたので、在校生も視聴することができます。2月25日の『6年生を送る会』では在校生が6年生に向けての動画配信であったので、今日の卒業式で、卒業生となった6年生から、巣立つ思いの込められたステキな動画配信となりました。あの日から3週間、在校生は校庭での合唱練習、窓ガラス清掃の奉仕作業、そして学校での生活と、6年生を見続けてきました。3週間かけての『6年生を送る会』の完結…そんな風に感じて、胸が熱くなりました。そして今日はもう一つ。「やっぱり歌いたい!」と言う思いが強い子供たち。式後、校庭に全員が集合し、保護者の皆様の前で歌声を披露しました。式が終わって気が緩むのに、伴奏が始まるとシャキッと歌う姿勢に…。最後の最後まで今年の卒業生らしさを見せてくれました。コロナ禍でなければ、このような卒業式はできなかったでしょう。ピンチをチャンスに変えた子供たちに感謝です!
 卒業生男児から手紙をいただきました。
朝、登校するときに、先生は毎日、旗を持って立っていてくれましたね。そしてぼくに挨拶をしてくれました。先生が挨拶をしてくれると、とても安心しました。本当にありがとうございました。
ぼくは先生がしてくれる授業が一番楽しかったです。先生に教えてもらったことを活かして中学校へいきたいと思います。ありがとうございました!
 嬉しいですね。「教師冥利に尽きる」…子供たちからまた実感させられました。121回目を迎える富勢小の卒業式史に、「困難な中から生まれたステキな卒業式!」と刻まれるでしょうね。