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特色:150周年記念式典を終えて ~手賀地区 旧手賀教会堂~

 手賀地区には、明治14年につくられた、旧手賀教会堂があります。手賀地区の子どもたちは、140年も前につくられたものが、今でも大事に残されているわけを調べました。150周年記念式典では、見学に行った時の写真を動画にしたものをスクリーンに映して、プレゼンテーションをしました。

 

 旧手賀教会堂は、近くのかやぶき屋根の民家を移築して建てられました。現存する転用教会堂としては、日本で唯一のものです。もし、火がついたら、かやぶき屋根でできたこの教会堂は、あっという間に燃えてしまったはずです。今でもきれいな姿で残っているといことは、戦争でも燃えず、その後も、火事が起きなかったということを表しています。

 

 ニコライというロシア出身の司祭が来たこともあります。ニコライは、旧手賀教会堂からの、手賀沼が見える眺めを大変気に入り、教会を本拠地として布教活動に力を注ぎました。

 イコンという絵もあります。天上の国と地上の国の窓として、最もあがめられるものとされています。今あるイコンは、山下りんさんが描いた絵で、御茶ノ水のニコライ堂からもらったものです。旧手賀教会堂にあるイコンはレプリカで、本物は、新手賀教会に移されています。

 

 子どもたちは発表の中で、「大切な文化財がこの地にあることを自慢に思います。」と、手賀地区の歴史を大切に思う気持ちを伝えました。

(手賀地区担当 山内・近藤・戸沢)