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2021年7月の記事一覧

Where do you want to go ?

Where do you want to go ?

高学年(5,6年生)になると,週に2時間,外国語活動の授業が行われます。
(以前は週に1時間でした。)
中学年(3,4年生)で養う「聞くこと」「話すこと」に加え,高学年では,
「読むこと」「書くこと」にも焦点を当てて,
外国語の基礎知識を身につけさせていきます。
ただし,小学校の外国語活動の特徴は,体験的に学ぶこと,
コミュニケーションの手段として外国語を活用しながら学ぶ点にあります。
ですから,学んでいる内容は,以前と比べて格段にレベルアップしていますが,
実際学んでいる場面はとても生き生きと楽しいものになっています。
では,6年生の授業の様子をのぞいてみましょう。

本日のお題はこれ。
「Where do you want to go ?」(あなたはどこにいきたいですか?)
最終的に,その場所(国)にいくとどんなことだできるのか,
お勧めの点を相手に伝えます。
それを,会話形式でコミュニケーションを交わしながら学ぶというわけです。

 

  まずは,先生たちのデモンストレーションです!    パフォーマンスの楽しさに思わず微笑む子どもたち

子どもたちが挑戦します。
英語を話すことには,大人でも抵抗と緊張が生まれますよね。
ですから,緊張をほぐし,会話へのハードルを下げるために,
会話はゲーム形式で進みます。
ジャンケンに勝ったら,質問をしてもらう。それに答えたらポイントゲットです。

 

 「Where do you want to go ?」のセリフでジャンケン!     教室中に英会話がこだまします!

 

          盛り上がってますねぇ…            いざ,英会話が始まれば,真剣そのもの!

 

  ポイントを重ねていくと関門が待っています。    先生とジャンケン。負けたらなんと,ふりだしに…

言葉は使うから身につきます。
実際のコミュニケーションで使うことが,言葉の習得に1番の近道ですね。
私も以前,オーストラリアにホームステイした時,
一週間ほど片言の英語で話をしていたら,何となく通じるようになりました。(^^)
昔の外国語教育からは,大きく様変わりしました。それは確かです。
この子たちが大人になったときは,外国人と英語で普通にディスカッション
できるようになっているのかもしれませんね。

エプロンを作ろう!

エプロンを作ろう!

皆さんが子どものころ,中学校の技術・家庭科は,男女必修でしたか?
それとも,男子は技術科,女子は家庭科と授業が分かれていましたか?
平成元年の学習指導要領の改訂により,
技術・家庭科は男女必修の共通教科となりました。
ですから,私のように年齢が上であれば,
中学校で技術科の授業しか受けていないことになりますね。
先日,6年生の家庭科の授業にお邪魔しました。
みな真剣な表情でエプロンづくりに没頭していました。
その様子をのぞいてみましょう。

 

    ミシンがけにも慣れてきました!            なるほど,そうやるのか…

 

ミシンで縫う前に布を三つ折りにしてアイロンがけです   だいじょうぶ? ここに気をつけて縫うんだよ

自分の力でミシンやアイロンと格闘。
時には友達と声を掛け合い,助け合います。
子どもたちはやがて成長し,自立します。
10年後には,自分の家庭を持っている子もいるかもしれません。
家事は多岐にわたります。
アイロンがけ,掃除,洗濯,食事の支度…。
豊かな家庭生活を送るためには,
習得しなければならないことがたくさんありますね。
「飯はまだか!」
などと,男性があぐらをかく時代はとうに過ぎ去りました。
男女問わず,家事は必須。
男性も育児休暇を取得し,子育ての一翼を担む時代がきたのですから。
小学生の今から,いえ,小学生の今だからこそ,
責任をもって,家事を担えるように育てたいものです。
ごみを捨てる,食器をテーブルに並べる・洗う,洗濯物をたたむ,などなど。
夏休みは家事に親しむ絶好の機会です。
お子さんと相談し,お子さんに選択させながら,
夏休みの家事分担を決めてみてはいかがでしょうか。(^^)

緊急時に備えて…

緊急時に備えて…

昨日,消防署の職員の方を招いて,
「心肺蘇生法及びAEDの使用法」に関する教職員実技研修を行いました。
学校では,水泳指導の始まる前に,例年この実技研修を行います。
今年度,水泳指導は実施しませんが,この手技はいつ必要となるかわかりません。
休み時間に急に子どもが倒れることがあるかもしれません。
林間学校の登山の最中に必要になるかもしれません。
備えあれば憂いなし。
今年も研修は行いました。

 

   119番通報をお願いします!             AEDを持ってきました!

 

    心臓マッサージは,肘を伸ばして,体重をかけて深く押してください!

毎年研修を受けていても,いざ自分が救助に当たる番になると,
慌ててしまい,思うように行動できません。
職員はみな必死です。

 

     緊張感の中研修が進みます       最後は職員全員が2分間,心臓マッサージを行いました

2分間心臓マッサージを続けただけで,腕はくたくたです。
現在柏市では,119番通報をしてから救急車の到着までの平均所要時間は
9分だそうです。
そして,心臓が止まったまま9分が経過した場合,
蘇生できる可能性はほとんどないとのこと。
ですから,「迷うことなく,心臓マッサージを行ってほしい」とのことでした。
そのためにも,いざという時にはなるべく周囲から人をたくさん集めて,
マッサージを交代で行うことが重要だというこということを教えていただきました。
本校の海老原教諭は,学生時代プールの監視員のアルバイトをしていたそうです。
監視している最中,中学生の子が溺れ,救助した経験を持っています。
「あの時は,怖くて全身が震えました。でも,やるしかなかったので。」
必死に心肺蘇生を行い,救急車の到着を待ったそうです。
幸い,その中学生は命を取り留めたとのことです。
夏休みが近づいてきました。
海やプールのレジャーに出かけるご家庭も多いことでしょう。
子どもたちにとっては何よりも楽しいイベントです。
しかし,水辺のレジャーは水難事故と常に隣りあわせです。
くれぐれも,お気をつけてお出かけください。
そして,いざという時は,相手が誰であれ,
躊躇することなく,心肺蘇生を行ってください。