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緊急時に備えて…

緊急時に備えて…

昨日,消防署の職員の方を招いて,
「心肺蘇生法及びAEDの使用法」に関する教職員実技研修を行いました。
学校では,水泳指導の始まる前に,例年この実技研修を行います。
今年度,水泳指導は実施しませんが,この手技はいつ必要となるかわかりません。
休み時間に急に子どもが倒れることがあるかもしれません。
林間学校の登山の最中に必要になるかもしれません。
備えあれば憂いなし。
今年も研修は行いました。

 

   119番通報をお願いします!             AEDを持ってきました!

 

    心臓マッサージは,肘を伸ばして,体重をかけて深く押してください!

毎年研修を受けていても,いざ自分が救助に当たる番になると,
慌ててしまい,思うように行動できません。
職員はみな必死です。

 

     緊張感の中研修が進みます       最後は職員全員が2分間,心臓マッサージを行いました

2分間心臓マッサージを続けただけで,腕はくたくたです。
現在柏市では,119番通報をしてから救急車の到着までの平均所要時間は
9分だそうです。
そして,心臓が止まったまま9分が経過した場合,
蘇生できる可能性はほとんどないとのこと。
ですから,「迷うことなく,心臓マッサージを行ってほしい」とのことでした。
そのためにも,いざという時にはなるべく周囲から人をたくさん集めて,
マッサージを交代で行うことが重要だというこということを教えていただきました。
本校の海老原教諭は,学生時代プールの監視員のアルバイトをしていたそうです。
監視している最中,中学生の子が溺れ,救助した経験を持っています。
「あの時は,怖くて全身が震えました。でも,やるしかなかったので。」
必死に心肺蘇生を行い,救急車の到着を待ったそうです。
幸い,その中学生は命を取り留めたとのことです。
夏休みが近づいてきました。
海やプールのレジャーに出かけるご家庭も多いことでしょう。
子どもたちにとっては何よりも楽しいイベントです。
しかし,水辺のレジャーは水難事故と常に隣りあわせです。
くれぐれも,お気をつけてお出かけください。
そして,いざという時は,相手が誰であれ,
躊躇することなく,心肺蘇生を行ってください。