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校長室より
校長のひとり言(令和元年度)
聴くということ
「・・・モモのところには、入れかわりたちかわり、みんながたずねてきました。・・・モモが、ものすごく頭がよくって、何を相談されてもいい考えを教えてあげられたからでしょうか。なぐさめてほしい人にしみいることばを言ってあげられたからでしょうか。何についても、賢明で正しい判断がくだせたからでしょうか。違うのです。こういうことについては、モモはほかの子と同じ程度のことしかできません。・・・ひょっとすると魔法が使えたのでしょうか。どんな悩みや苦労もふきはらえるような不思議な呪文でも知っていたのでしょうか。手相を占うとか、未来を予言するとかができたのでしょうか。これもあたっていません。小さなモモにできたこと、それはほかでもありません。相手の話を聞くことでした。・・・」
「モモ」 ミヒャエル・エンデ より 一部抜粋
誰かに自分の話・悩みを聴いてもらえるだけで、自分で自分の問題を解決する力がわいてくるものです。「聴く」とは,「あなたに関心をもっていますよ」という大切なメッセージを送る行為なのです。子どもたちの声に耳を傾けようと思います。
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