藤っ子日記(令和4年度)

2022年7月の記事一覧

学校にある大切なもの

今日は、普段あまり気にしていないものですが、藤心小にとって「とても大切なもの」を紹介します。まず、東側の門の外です。とても立派で、朝は太陽の光で輝いて見える「藤心小学校入口」という石碑が建っています。門扉の横には、学校名の立派なプレートもあります。

門を入ってすぐ正面に、堂々とした「校章と校歌」の石碑があります。裏側には、「沿革史と校地協力者の方のお名前」があります。11名の方が土地を提供してくださいました。

体育館の脇には、立派な岩石園があります。その横の花壇には卒業記念の日時計があります。

1年・6年の昇降口前には、開校記念の石碑と植樹群のロータリーがあります。

校舎前の通路には、3本のイチョウの木があります。親学校の「土小学校」から移植したものです。

西側の校門の学校名のプレートです。現在の藤心小では、こちら側の門を通る児童がほとんどです。

今日も夏空の藤心小。セミの声がたくさん聞こえてきます。

 

7月27日の藤心小:爽やかな晴れ

個人面談週間も終盤となりました。ご来校くださいました保護者の皆様、ありがとうございました。残るは今日と明日のみとなりました。

7月27日、今日は朝からとてもよい天気です。しかも爽やかな風が吹いてカラッとしています。

藤心の空は青く輝き雲が素敵な姿を見せています。校庭側の空には、鳳凰のような雲がありました。

  

校庭の植物も元気です。夏休み中の子ども達も元気で過ごしていると嬉しく思います。

  

全国的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いています。各ご家庭でも感染予防対策を引き続きお願い致します。あわせて熱中症対策についてもお願い致します。

GIGAスクール構想:夏季研修会

今日は、柏市教科専門指導員(ICT)の先生を講師としてお招きし、校内研修会を実施しました。

  

GIGAスクール構想による学習用端末の効果的な活用法について体験的活動をしました。アイデア次第で活用の幅が広がるとともに興味関心を高め、自ら思考する姿も自然と見られるようになります。互いの状況も確認できるため、安心感にもつながります。

  

また、協力しながら解決していくこともできるので、子ども達にとって楽しい学びの場が保障できます。

 

国語の活用例の体験の次は、理科での活用例の紹介です。5年生の「天気の変化」の学習でも、活用すると楽しく学ぶことができます。

 

2学期になって、各学年でもICT機器の活用場面が増えてくるといいと思います。端末を上手に活用して、アクティブに学習活動に取り組んでほしいと思います。

ICT機器活用の目的は、個別の知識等の反復・習得のため、高次な資質・能力の育成を意図した複合的で総合的な学習活動を支援するため、情報共有や資料配付等のための3つです。学習用端末は、学習活動の質の向上や支援に活用されます。「個別最適な学び」「協働的な学び」に、子ども達一人一人が持っている学習用端末は、今後、役立つ場面が増えていくことでしょう。個人的な趣味のために使用する端末ではありません。

 

 

明日から夏休み

今日の日程を終えて、みんな下校しました。いつもと少し違う雰囲気を感じました。明日から長い夏休みです。

 

下校後の藤心小の様子。今日は気温が高いのですが、爽やかな風が吹いていて、涼しさも感じます。また、9月になったら、この校庭で元気よく遊び、教室で一生懸命に学習をしてほしいと思います。

 

 

7月20日:1学期終業式の日

7月20日、今日で1学期が終わります。

新型コロナウイルス感染症の感染が全国的に増加しているため、終業式は動画視聴で行いました。

校長先生の話・各学年1名ずつの「1学期をふり返って」の発表・生活委員会による「夏休みの過ごし方について」という3つの内容でした。どのクラスも夏休みを前に、動画をしっかりと視聴し、大切なことを確認したり、頑張ったことを振り返ったりしていました。1学期のふり返りでは、一人一人、頑張ったことがあったのでよかったと思います。

生活委員会のみんなからは、夏休み中に注意することをわかりやすく伝えてもらいました。

教室で視聴しているみんなも「うんうん」と頷いていました。夏休みを楽しく過ごし、また9月から元気に学校生活を送ってほしと思います。

終業式後は、学活タイム。夏休みのしおりを読んだり、配り物を確認したり、学年で林間学校のことに取り組んだりと様々でした。

明日から夏休み。病気になったり、事故にあったりしないように1日1日を大切に過ごしてほしいと思います。また、規則正しい生活を心がけ、時間をむだにしないようにしてほしいと思います。

 

 

5年生「林間学校・実施説明会」

7月14日(木)に5年生の林間学校説明会を実施しました。ご多用の中、ご参加くださいました保護者の皆様、ありがとうございました。

 

説明会では、引率者紹介、日程、持ち物、予算関係、健康面、提出書類などの説明がありました。今回の林間学校では、児童53名に対して、9名の教員で当日の2日間対応いたします。

 

林間学校の実施については、楽しいだけではなく4つの目的があります。「①様々な自然体験や仲間と寝食を共にする生活体験を通して、豊かな心を育む。②手賀地域の自然を満喫し、自然の素晴らしさを感じ取る。③約束事を守り、集団生活の楽しさや協力することの大切さを身につける。④健康・安全に気を配り、楽しい思い出作りをする。」となっています。子ども達にとって、有意義な2日間となるよう、当日までの事前指導・事前活動をしっかりとしていきたいと思います。

現在、全国的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大傾向が続いており、第7波のピークは、夏休み中であると考えられます。林間学校実施日は、9月13日・14日と夏休み明け2週間後となっています。学校・家庭ともに感染予防対策を今後も継続し、全員参加での実施ができるよう願っています。

5年生「きぬさやのすじ取り体験」

5年生が今日の給食のみそ汁で使う具材「さやえんどう」のすじ取りを体験しました。まずは、感染予防対策をしての準備です。そのあと、豆だけあって、さやえんどうについての豆知識を教えてもらいました。「えんどう」の普及は明治時代からです。ビタミンCが多く含まれ、ビタミンA、B1、食物繊維も多く、ミネラル分も豊富な緑黄色野菜。「えんどう」には、未熟なさやを食べる「さやえんどう=きぬさや」や豆を大きくしてさやごと食べる「スナックえんどう」、さやの中の豆を食べる「実えんどう=グリーンピース」の3種類があります。子ども達の声は、「えっ?」「知ってる!」等…。また、すじ取りのポイントも教えてもらいました。説明を聞いていた子ども達は、簡単と思っていたようですが、1本目は、みんなけっこう苦戦していました。

 

さやえんどうがみんなに配られました。まず、実の様子を観察します。

 

すじの取り方のポイントは、まず、「花おち」部分をポチッとしてスーッ、そして、折り返し部分でまたポチッとして、スーッという感じです。

「花おち」の部分からすじ取りスタートです。みんな慎重に作業をしています。

折り返し地点はここ、ポチッとしてから反対側のすじを取っていきます。説明はありましたが、なかなか連続してすじを取ることができません。途中で切れても、続きからやればいいと聞くと、スピードがアップし、楽しむようになってきました。

あとは、ひたすらすじ取りタイム。どんどん作業が進みます。

みんなの頑張りで、予定時間の中で、全校分のすじ取りが完了しました。「疲れた!」「大変!」「面倒くさい!」との声が聞こえてきました。でも、いつもは、誰かがこの作業をしてくれて、自分たちがおいしく食べていることを知ることができて、とてもよい体験活動になったと思います。中には「給食の時間に、おいしいと思ってくれるかな。」との声もありました。いい色のさやえんどう、見るからに美味しそうです。

最後は、活動のふり返りをしっかりして終わりました。

給食の食材を使ったこのような体験活動は、1年生から4年生ぐらいで扱うことが多いのですが、今回は、特別に5年生にも実施してもらいました。残るは6年生のみ。2学期以降、栄養教諭の先生が、6年生のために何か考えて調理実習や体験活動を実施してくれると思います。

 

 

SGDsにつながる学習「食品ロスを減らすには」

栄養教諭が、4年生と「食品ロスを減らすには」という授業を展開しました。SDGs(持続可能な開発目標)において世界全体の一人あたりの食料の廃棄を半減させることが示されました。文科省でも「食に関する指導」の中で2019年から食品ロスについて取り上げています。日本では、まだ食べられるのに捨てられている食べ物(フードロス)が驚くことに年間640万トンと、まさに飽食の時代を象徴しています。子ども達は、食べ物を大切にし、節度節制に心がけることの大切さについて頭では理解していますが、実際には、食べ物を大切にしていない場面もあります。今日は、自分の食生活をふり返り、食べ物を大切にして、節度を守って生活しようとする心を育てたいと願っての特別授業です。

まず「ろすのん」の絵から思ったことを自由に発言します。「日本」「食べ物」「泣いてる」「口がお箸」「弁当」など…。ここで「食品ロス」という言葉に触れます。知っている子もけっこういます。

この「ろすのん」は、食品ロス削減国民運動のシンボルマークとして誕生したものです。
「ろすのん」の名前は、「食品ロスをなくす(non)」という意味で、真ん中の赤丸は「お皿」を、下の二本線は「お箸」を、右目の涙は「もったいない」をイメージしています。

     

そこで、自分たちの生活の中で、「食べ物のもったいない」がないか考えてみます。すると、普段の暮らしの中で、食べ残しがかなり出ていることが話題になりました。食品ロスをなんとかするにはどうするとよいかという今日のテーマが見えてきました。

続いて、今日のテーマ「食品ロスを減らすには、どうしたらよいのだろうか」について考えていきます。クイズを1つやってみます。日本の1年間における食品ロスの量についての問題です。答えは、子ども達にとってかなり衝撃的な量でした。

それをわかりやすく説明すると、「日本の国民全員が、毎日茶碗1杯の量を捨てている」とのことで、ここで食品ロスがどのようなところで、どういう理由で発生しているかを考えてみる時間となりました。子ども達は個々に自分の端末を使って、jamboardに書き込みをしていき、それをみんなで共有します。学校・家・店・コンビニ・ファミレス等の場所で、食べ残し・作りすぎ・賞味期限切れ・味が合わない・売れなかった等の理由で食品ロスが発生していることがを共有することができました。

子ども達の発表のあと、先生からも資料提供がありました。農家でも食品工場でも食品ロスがあることを知ったり、スーパー・学校・レストラン・家庭についても再確認することができました。

今までの学習を受け、今日の本題へ。「では、食品ロスを減らすにはどうするか」を再びJamboardを使い、グループごとに個々の考えをクラゲチャートに書き込みしていきます。完成後は、全体でも考えを共有し、食品ロス削減への意識を高めることができました。

終末は、子ども達個々の端末から「Googleフォーム」を使って、今日の学習から考えた自分なりの「食品ロスを減らす作戦」を回答・送信。また、SDGsや環境問題等について触れ、終わりました。1時間の授業でしたが、子ども達にとって内容の濃い、充実した授業だったと思います。

 

 

 

4年生「藤心小・落語教室」

今日は特別講師:落語家「山遊亭くま八先生」をお迎えし、「藤心小・落語教室」を実施しました。子ども達は、本物の落語をライブで体験できるとあってワクワクしていました。まずは、落語について、いろいろなお話を聞きました。

 

「めくり」は、すこし右側が高くなるように貼ってあり、「右肩上がり」を願っているそうです。「めくり」に書かれている名前の文字は、「寄席文字」という独特の文字で、隙間が狭くなっています。これは、隙間なくお客様がたくさん来て下さいますようにと願っているそうです。また、座布団は、必ず縫い目のない辺がお客席のほうを向くように置いて座ります。縁の切れ目がないようにと願っているそうです。子ども達は、「なるほど!」「へぇ~」と、興味津々。

 

落語に欠かすことができない道具として、「手ぬぐい」と「扇子」があります。この2つの扱いと仕草、表情、声の強弱等を組み合わせて、見ている相手に噺(はなし)の内容や場面の様子をわかりやすくしています。ということは、落語は、聞くのではなく、「耳と目と頭で、聴いて、観て、思い描く」ものだと考えることができます。

 

続いて目の前で落語を披露していただきました。子ども達は、すっかり落語の世界に入り込んでしまいました。落語の楽しみ方を知った子ども達は、終始、笑顔でした。

 

実際に高座に座り、手ぬぐいや扇子を使い、表現を体験する場面もありました。やっている子は伝わるように考えながら表現していました。観客側は、何を表現しているか真剣に考えていました。正しく伝える・伝わることの大切さも学びました。

最後に「楽しかった?」と質問があり、みんな「楽しかった!」「また、やりたい!」と。とてもいい時間だったようです。落語家・山遊亭くま八先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2年生:道徳✕食育の授業「かむかむメニュー」

2年生が、食生活で大切なことの1つである「よく噛んで食べる」ことについて考える授業を展開しました。

まずは、普段の食事で意識していることを発表し合います。よく噛む、落とさないように、アレルギー等が子ども達から出てきました。その中から、「よく噛む」ということに注目してみます。もう少し深く、子ども達に質問してみると「よく噛む」ことに対して関心が高まってきました。学習問題は、「よく噛むと、どんないいことがあるの?」です。

 

ここで、道徳教材を使います。主人公は、大好きな給食を食べるのが速いのです。栄養士の先生から「噛むことの大切さ」を聞いた日も、よく噛まずに給食を食べていました。その夜、主人公は、よく噛まずに食べたものがどんどんたまって、おなかが「よく噛んでない」「破裂する」等と言っている夢を見ました。翌日からは、主人公は給食をよく噛んで食べるようになりましたという内容です。この教材をもとに「よく噛む」と起こる変化について考えます。

子ども達は、「つば(だ液)がたくさん出る。」「食べ物が細かくなる。」「食べ物とだ液が混ざる。」「いろいろな味がする。」と起こる変化について発表します。なるほどとは思いますが、子ども達はピンときません。毎日の食事の時に、あまり意識していないようです。

そこで、奥歯で噛むことを意識して、栄養教諭の手拍子に合わせて30回噛んでみます。すると、起こる変化のうち、「だ液が出る。」を確かめることができました。しかし、残りの3つについては、よくわかりません。どうしてか?実際に今、食べていないからです。ですので、実際にごはんを使って、変化を確かめてみます。

子ども達は、「ごはんが細かくなった。」「ごはんとだ液が混ざった。」「甘い感じの味がした。」と、しっかりと確認できたようでした。ワークシートにもしっかり書けていました。子ども達からは、「もう1回やりたい!」との声もありました。楽しかったようです。

さらに、栄養教諭から、「よく噛むといいこと」についての紹介がありました。子ども達は食べ物をよく噛むことの大切さをここまで考えたことは、今までなかったのではないでしょうか。

今日の学習の課題を再度確認し、ふりかえりをじっくりして、終わりました。

食事、睡眠、運動等に関わる基本的な生活習慣の確立は、日常の基盤となります。食生活で大切なことは、バランスよく規則正しく食べること、そして、よく噛んで食べることです。その一部分を今日は学びました。今日の学習は、大きく捉えると「生命の学習」であると思います。