藤っ子日記(令和4年度)

2022年11月の記事一覧

第3回「校内授業研究会」

11月29日、第3回目の「校内授業研究会」を実施しました。今回は、4年生と5年生が授業を展開しました。

4年生は「四角形の特ちょうを調べよう」の学習。2本の対角線に注目し、様々な四角形の特徴を見つけ出す場面でした。

子ども達は、個人端末やプリントにどの四角形かを判別するための手がかりを2本の対角線に書き込んでいきます。考えがまとまったところで、友だちと考えの共有タイムに入り、伝え合いをします。

その後、全体で確認をしていき、表にまとめていきます。すると、正方形・長方形・平行四辺形・ひし形の4つの四角形にあるそれぞれ2本の対角線には特徴があることがわかりました。今回の授業では、2本の対角線の交わる様子からどの四角形なのかを判別するという逆パターンの展開でしたが、2本の対角線のどこに注目すればいいのかをよく考えて取り組んでいました。

 5年生は「面積の求め方を考えよう」の学習。扱う図形は台形で、台形の性質に着目して、面積の求め方を考える場面でした。この単元では、「Dマークコンテンツ」を活用していました。Dマークコンテンツを使うと、図形の面積の求め方を考えるとき,画面上で自由に補助線を引いたり,図形を切って移動させたり,回転させたり,コピーさせたりといった作業を行うことができるので,多様な考え方を引き出すことができます。

子ども達は、端末操作には慣れたもので、どんどん考えを画面上に表現していきます。いろいろな考えをしているようでも、変形したり、分割したり、つけたしたりすることで、既習の求積できる図形にして考えるということは一緒です。そして、その中でも、今回の場合、素早く簡単に正確にできるのはどの考えかを見定めるのも大切です。

台形にもいろいろなパターンがあるので、問題に合わせて、「どの考えを使うかを考える」ことができるといいと思います。

事後協議会では、今回の授業についてグループごとに話し合い、成果やよかった点、感想等と合わせて、次年度に同じ授業を展開するとしたら、どのようなことを改善していくとよいかにも触れ、充実した時間となりました。

藤心小としては、今後も引き続き、子ども達の考えを表現する力の育成に取り組んでいきます。

 

 

3年生 社会科「農家の見学」

11月24日、3年生が社会科の学習の一環で、藤心地域の農家に見学に行きました。

 

農家では、敷地の中の様子、建物の様子、作業場の様子等を見たり、仕事で使う道具や機械についての説明をしてもらったり、仕事の内容や1日の仕事の流れを教えてもらったり、質問コーナーではわかりやすく答えてもらったりしました。教科書や調べ学習では得られなかった農家さんならではの情報や豆知識、苦労していること等も知ることができました。

 

 

後半は広い敷地の中を通り移動して、ハウスの中を見せてもらいました。元気に葉を広げている様子にみんなびっくりしていました。

 

そして、さらに進み、畑に着きました。畑では大根の収穫体験をしました。みんな慎重に収穫作業に取り組んでいました。大きな大根を自分の手で収穫して、その大きさにビックリ、みんな大喜びでした。農家さんのご厚意で、収穫した大根はおみやげとして持ち帰りました。

 

このあと、学校にもたくさんの大根を提供してくださいました。ありがとうございました。

第2回「なかよし活動」を行いました。

11月17日、2回目の「なかよし活動」を行いました。異学年の交流を通して、お互いの立場での役割を知り、思いやりの心を育てることをねらいとしています。天気も気温もちょうどよく、活動するにはぴったりの日でした。

 

ドッジボールや鬼ごっこ、だるまさんが転んだ、リレー遊び等をして、楽しく活動していました。子ども達と一緒に先生達も遊びに参加していました。この活動では、高学年が中心となり、グループをまとめています。低学年のこともよく考え、遊びの内容やルールを調整しています。

 

 

活動時間が終了すると「ふりかえり」をしっかりとして、教室に戻っていきました。秋の藤心小は、周囲の木々の葉の色がとてもきれいです。

 

持久走練習スタート

12月1日の「持久走大会」に向けて、朝の時間帯を使って「持久走練習」がスタートしました。今朝は、雲1つない快晴。無風。気温は13℃。走るにはちょうどいい感じです。スタート時刻になり、みんな元気に走り始めました。

 

この「持久走練習」と「持久走大会」にはねらいが2つあります。「持久走に取り組むことで、健康の保持増進と体力の向上図る。」そして、「児童に目標に向かって努力する習慣を身につけさせる。」です。

 

練習は、7分間の時間走です。自分なりに目標を持って走っているので、みんな最後まで頑張っていました。練習を続けることで、自分の目標がより高いものになっていくとよいと思います。12月1日の「持久走大会」の日が、今から楽しみです。

 

「持久走大会」は、1年生・2年生が600メートル、3年生・4年生が900メートル、5年生・6年生が1200メートルとなっています。コロナ第8波が心配されますが、みんなで健康管理をしっかりとして取り組んでいきたいと思います。

 

「藤心小・音楽発表会(保護者向け)」&「藤っ子まつり」開催

今日11月5日は、3年ぶりに開催の「藤っ子まつり」の日。午前中は、保護者向けの「音楽発表会」で、子ども達は昨日の全校児童での「音楽発表会」同様に、素敵な合唱と合奏を発表していました。会場の体育館には、大勢の保護者の方。この光景が懐かしく思えました。

【4年生の発表】「茶色のこびん」「チャレンジ」

【3年生の発表】「エーデルワイス」「おかしのすきなまほう使い」

【1年生の発表】「にじ」「ミッキーマウスマーチ」

【2年生の発表】「山のポルカ」「勇気100%」

【5年生の発表】「キリマンジャロ」「夢の世界を」

【6年生の発表】「Change」ラバーズコンチェルト」

各学年、それぞれ学年の雰囲気に合う楽曲を選び、練習してきました。保護者の皆様に向けての発表だったので、昨日以上に今日は、頑張っているようでした。低学年の一生懸命さが全身から出ているかわいく元気な発表、中学年の合奏からはリコーダーの音色が加わり音楽の世界が広がる発表、高学年の見事なハーモニーと重厚感ある演奏による発表。1年生から6年生までの発表をすべてご覧いただいた方は、子ども達の「音楽」が確かに成長していく過程を感じ取ることができたのではないでしょうか。全校児童が互いに発表を見合うこと・聞き合うこと、そして、保護者の皆様へ頑張ってきた成果を披露することは、とても大切なことです。子ども達自身にとっても貴重な時間となったと思います。

給食の後、午後は「藤っ子まつり」と「学年学級レク」の時間。子ども達は各ブースを巡り、それぞれ楽しんでいました。

各ブースを急いで巡っている子、次どこに行こうかと考えている子、もう一回やりたいねと友だちと話している子、「やったー!」と大喜びをしている子等、大勢の大人が子ども達のために取り組む「藤っ子まつり」の醍醐味を満喫していました。

 中央昇降口では、野菜と瓦せんべいの販売もありました。6年生は校庭で「親子Dodge Ball」を楽しんでいました。

学年・学級レクでも楽しく活動していました。

3年ぶりに「藤っ子まつり」が開催できて大変よかったと思います。保護者の皆様・地域の皆様・そして、藤心小を支援してくださっている皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。今後とも、藤心小の子ども達のために、また、藤心小の教育活動推進のために、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

3年ぶりの「校内音楽発表会」を実施しました。

校内音楽発表会は、新型コロナウイルス感染症の影響で実に3年ぶりの実施です。しかも、今年度、体育館に全校児童が参集しての学校行事は初めてとなります。今日は、どの学年も練習の成果を十分に発揮できていました。

4年生の発表は「茶色のこびん」「チャレンジ」の2曲。「茶色のこびん」は合奏。トップバッターということもあり、緊張しているようでしたが、演奏が始まるとリズム感よく、音を奏でていました。「チャレンジ」は、学年目標でもあります。心を1つに歌声もしっかり響いていて素晴らしかったです。

3年生の発表は「おかしのすきなまほう使い」「エーデルワイス」の2曲。「エーデルワイス」では、リコーダーと鍵盤ハーモニカを持つ姿勢がとてもよく、音色がよく響き渡っていました。「おかしのすきなまほう使い」では、いつも元気な3年生が、今日はその元気を歌声にのせて、上手に、そして、楽しく歌っていました。

1年生の発表は「にじ」「ミッキーマウスマーチ」の2曲。「にじ」は、指揮者なしでもピアノ伴奏をしっかりと聴いて、みんな一生懸命に、そして気持ち良く歌っていました。「ミッキーマウスマーチ」では、いろいろな楽器の担当がいて、音を上手に重ねながら演奏していて、とても素敵な演奏でした。

2年生の発表は「山のポルカ」「勇気100%」の2曲。「山のポルカ」は、テンポもリズムもぴったり合って、素敵なメロディーを奏でていて、聴いていてとても心地よさを感じました。「勇気100%」は、勇気100%、元気100%、歌声100%でした。声もしっかりと出せていて、みんなの気持ちがとてもよく伝わりました。

5年生の発表は「キリマンジャロ」「夢の世界を」の2曲。「キリマンジャロ」は、打楽器の正確なテンポとリコーダー・鍵盤ハーモニカの音の透明感が素晴らしく、とても美しい演奏でした。高音の響きがきれいでした。「夢の世界を」は、高学年らしい歌声で、歌詞に込められた思いが伝わってくる歌い方で、とても印象的でした。

6年生の発表は「Change!」「ラバーズコンチェルト」の2曲。最高学年らしい、全校の手本となるようなハーモニーの美しさに、そして、6年間で身につけた歌声の素晴らしさに、下学年の子ども達は、聞き入っていました。「ラバーズコンチェルト」は、音の強弱、音の重なりのバランスがとてもよく、聞こえてくるトライアングルの正確なテンポの刻み音が演奏を魅力的なものにしていました。さすが6年生、素晴らしい合奏でした。

それぞれの学年の音楽発表をお互いに見合い・聴き合うことは、とても大切なことです。3年ぶりの音楽発表会では、4年生・5年生・6年生の子ども達は、このことを思い出したのではないでしょうか。1年生・2年生・3年生の子ども達にとっては、全校の前での音楽発表は緊張したと思いますが、とてもいい時間だと感じてくれたことと思います。

 

 

 

第2回 校内授業研究会

11月1日、第2回・授業研究会の日。今日は1年生と3年生の学級で授業を展開しました。1年生は「かたちあそび」の単元を展開しました。たくさんの箱やボールを仲間分けする場面です。

 活動の流れを確認した後、グループごとに仲間分けが始まりました。そして、その仲間はどんな特徴があるのか考えます。さらに分けた仲間を写真に撮り、Jamboard上に貼り付け、名前をつけていきます。

一人一台端末の活用が始まり、このような学習の機会が増えてきたと同時に、子ども達一人一人の端末を扱うスキルは着実に向上しています。1年生でこのようなICT機器を活用しつつ、共同作業的な活動ができることに驚きます。代表のグループがどんな仲間分けをしたのか紹介した後 は、すべてのグループの仲間分けの様子を見て回りました。それぞれのグループで図形の特徴を捉えて仲間分けをしていました。

 3年生は「まるい形を調べよう」の単元を展開しました。ボールの半径を手がかりに、問題の答えを導き出す場面です。ボールが6個ぴったり入る箱のサイズを考えます。解決の手がかりとなる数値は「半径4cm」だけ。球体のボールの半径を平面化した図で思考します。半径をもとに考えると2個分が直径となり、その直径の長さは、箱のサイズを考えるときのボール1つ分の縦と横の長さに相当します。あとは、縦と横に並べるボールの数を考えて答えを導き出します。

ヒントとなる教具を使って考えたり、画面上で自分の考えをまとめ入力したりします。自力解決の場面では、どのように考えたのか説明を端末やノートに書いていきます。今日の学習でのキーワードは「半径」です。

子ども達同士、いろいろな説明を聞く中で、今回の学習では、ボールの半径の長さをもとにして考えれば、ぴったりサイズの箱の縦と横の長さが求められることが理解できました。この後の適用問題でも、よくできていました。

事後研究協議会も実施し、今回の授業について協議し、発表し合い、次につながる成果と授業改善等について共通理解・共通認識を深めました。これからも子ども達のためによりよい授業展開をめざし校内研究を推進していきます。