藤っ子日記(令和4年度)

5年生「きぬさやのすじ取り体験」

5年生が今日の給食のみそ汁で使う具材「さやえんどう」のすじ取りを体験しました。まずは、感染予防対策をしての準備です。そのあと、豆だけあって、さやえんどうについての豆知識を教えてもらいました。「えんどう」の普及は明治時代からです。ビタミンCが多く含まれ、ビタミンA、B1、食物繊維も多く、ミネラル分も豊富な緑黄色野菜。「えんどう」には、未熟なさやを食べる「さやえんどう=きぬさや」や豆を大きくしてさやごと食べる「スナックえんどう」、さやの中の豆を食べる「実えんどう=グリーンピース」の3種類があります。子ども達の声は、「えっ?」「知ってる!」等…。また、すじ取りのポイントも教えてもらいました。説明を聞いていた子ども達は、簡単と思っていたようですが、1本目は、みんなけっこう苦戦していました。

 

さやえんどうがみんなに配られました。まず、実の様子を観察します。

 

すじの取り方のポイントは、まず、「花おち」部分をポチッとしてスーッ、そして、折り返し部分でまたポチッとして、スーッという感じです。

「花おち」の部分からすじ取りスタートです。みんな慎重に作業をしています。

折り返し地点はここ、ポチッとしてから反対側のすじを取っていきます。説明はありましたが、なかなか連続してすじを取ることができません。途中で切れても、続きからやればいいと聞くと、スピードがアップし、楽しむようになってきました。

あとは、ひたすらすじ取りタイム。どんどん作業が進みます。

みんなの頑張りで、予定時間の中で、全校分のすじ取りが完了しました。「疲れた!」「大変!」「面倒くさい!」との声が聞こえてきました。でも、いつもは、誰かがこの作業をしてくれて、自分たちがおいしく食べていることを知ることができて、とてもよい体験活動になったと思います。中には「給食の時間に、おいしいと思ってくれるかな。」との声もありました。いい色のさやえんどう、見るからに美味しそうです。

最後は、活動のふり返りをしっかりして終わりました。

給食の食材を使ったこのような体験活動は、1年生から4年生ぐらいで扱うことが多いのですが、今回は、特別に5年生にも実施してもらいました。残るは6年生のみ。2学期以降、栄養教諭の先生が、6年生のために何か考えて調理実習や体験活動を実施してくれると思います。