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2022年5月の記事一覧

氷山の一角

この画像がなんだかお分かりになりますか?

答えは、なんと「南極の氷」です。写真では分かりづらいですが

大昔の「空気」が中に閉じ込められ、いくつも気泡があること

が普通の氷とは違う特徴です。

1年生は、氷を溶かして気泡がはじける音を聞いたり、実際に

触って南極の冷たさを体感したりと、五感を使って南極の氷

を楽しんでいました(味わってはいません)。

文章だけ読むと理科の授業かと思いそうですが、氷が登場したのは

地理の授業。地理というと、国の場所や名前を暗記したり、「熱帯

気候」などの単語を暗記するような勝手なイメージがありますが、

現在の地理の教科書は開いた瞬間「SDGS」の文字が大きく載せら

ています。南極の氷も、環境の変化による地球規模ですすんでいる

気候変動について考える足がかりだったようです。授業中には、

南極の氷が全て溶けると大幅に陸地が水没してしまうことの説明があり、

柏市に住む生徒達にも海面上昇による陸地の水没は他人事ではない問題で

あると気付かされます。

単語を覚える地理から、世界の課題を解決する方法を考える地理へと

変化していっているように思えました。

まさに先輩

本校の体育館では「卓球」「女子バスケットボール」「男子バスケットボール」

の3つが活動しています。体育館の広さの関係上、3つの部が同時に活動する

ことは難しく、本日は男子バスケットボール部が校舎内で基礎トレーニングを

していました。

平坦な道を進むだけでも大変な腕車で階段を昇るメニューは、かなり大変そうに

見えますがバスケ部の生徒は文句ひとつ言わずにこなしています。「4階まで上

がるだけで息が上がる」と、職員の中でもよく話題に上がる心臓やぶりの階段も

片足ジャンプで登りきっており、生徒達のスタミナに驚かされます。

そんな練習を積み重ねたおかげか、バスケ部の先輩は重量1.8㎏のボールを片腕

でコントロールする練習を平然とした顔でこなしています。鍛えられた腕力とボール

の重心を捉える技術を前に、1年生達も驚いた顔をしていました。

地道な練習を積み重ねた結果を目の当たりにし、1年生達の基礎トレーニングのモチ

ベーションも高まったに違いありません。

祝日も戦う戦士達

3年ぶりの制限のないゴールデンウイークに、各地の観光地

が賑わっているというニュースを目にしました。

ゴールデンウイークを満喫している方が多くいる中ですが

卓球部の生徒達は成田市の体育館で開催された県大会団体戦

で熱い戦いを繰り広げていました。今の代の生徒達は県大会

初出場ということで、今までで1番の大舞台での勝負となり

ます。しかし、そんなプレッシャーを跳ね除け1回戦は見事

に勝利をおさめていました。

1回戦で見事に結果を残した卓球部ですが、顧問の先生は

「会場の雰囲気にのまれている」と、選手たちが緊張して

力を出し切れていないと分析していました。その分析が

正しかったのか、2回戦では健闘したものの、あと一歩

のところで勝利を逃してしまいました。

今回は満足のいく戦いが出来なかったかもしれませんが、

県大会に出場した経験は生徒達を大きく成長させてくれた

に違いありません。。次の大会での更なる飛躍に期待が

高まります。

そんなストイックな祝日をすごしていた生徒達なので、

本日の体力測定でも好記録を叩き出していました。

風流

ゴールデンウイーク期間中ということで、仕事中も「明日は休みだ」

という事実ばかりに目が向いてしまいますが、菜の花学級3組の先生

が「ホームページに載せてください」とアピールしてくるほど自信の

ある、鯉のぼりや兜があしらわれている教室前掲示を見ると、どのよ

うな祝日で休みなのか気付かされます。自分が受ける恩恵に気を取ら

れるだけではなく、日本の文化をしっかりと学ぶ姿勢には尊敬してし

まいます。

4月18日の記事で紹介したソラマメもどっさりと収穫し、次はグリーン

カーテンに挑戦しようと再び土づくりから農作業にとりかかり、既に

夏の風物詩の準備を進めています。

菜の花学級の活動を見ていると季節を感じます。