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氷山の一角

この画像がなんだかお分かりになりますか?

答えは、なんと「南極の氷」です。写真では分かりづらいですが

大昔の「空気」が中に閉じ込められ、いくつも気泡があること

が普通の氷とは違う特徴です。

1年生は、氷を溶かして気泡がはじける音を聞いたり、実際に

触って南極の冷たさを体感したりと、五感を使って南極の氷

を楽しんでいました(味わってはいません)。

文章だけ読むと理科の授業かと思いそうですが、氷が登場したのは

地理の授業。地理というと、国の場所や名前を暗記したり、「熱帯

気候」などの単語を暗記するような勝手なイメージがありますが、

現在の地理の教科書は開いた瞬間「SDGS」の文字が大きく載せら

ています。南極の氷も、環境の変化による地球規模ですすんでいる

気候変動について考える足がかりだったようです。授業中には、

南極の氷が全て溶けると大幅に陸地が水没してしまうことの説明があり、

柏市に住む生徒達にも海面上昇による陸地の水没は他人事ではない問題で

あると気付かされます。

単語を覚える地理から、世界の課題を解決する方法を考える地理へと

変化していっているように思えました。