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2022年7月の記事一覧

予測できても微笑ましい

本日は、生徒達の授業中の姿を保護者の方々に見学していただく

学校公開を実施しました。入学してから初の参観日である1年生

のクラスには、特に多くの保護者の方々が集まっていたように

見えました。

ハンバーガーショップの店員に成りきり、英語での接客に挑戦する

1年生は、保護者の方々が見守る中でもはにかむことなく大きな声

で英語を発音していました。複数の英語を組み合わせる「店内で

召し上がりますか?お持ち帰りしますか?」などの難易度の高い

問題は少し自信がなさそうに発音する1年生ですが、「ジンジャ

エール」「コーラ」といった馴染み深い固有名詞が出題された時は

待っていましたと言わんばかりに元気いっぱいに発音していました。

参観していた保護者の方々も予想通りの展開であったと思いますが、

1年生の無邪気さを感じる授業になんだか安心したのではないかと

思われます。

家庭科の授業で、調理実習や裁縫といった技能教科を実施した

菜の花学級では、保護者の方々も授業に協力してくださる様子も

見られました。ほのぼのとした雰囲気に、学校側も家庭の様子を

少しだけ覗かせていただいた気分となりました。

ご来校の際はぜひ

2年生の廊下には、学習部会が開催した林間学校新聞コンテストの

作品が大量に貼り出されています。詳しく調べてある「目から鱗」の新聞

や、林間学校のちょっとしたエピソードが載せてある楽しい新聞。

デザインセンスが秀逸な目を引く新聞などなど、色々な特徴

を持った作品が並んでいます。コンテストに入賞した新聞には折紙

が貼られており、ついついその新聞ばかり見てしまいますが、それ

以外の新聞も良くできているので、隠れた名作を探すのも面白そうに

思ってしまいます。

そんな、調べたことをまとめる力に秀でた2年生の今度の調べ学習

は高校について。各班が別々の高校について調べ、学年全体で情報共有

をするそうです。林間学校新聞なみの力作が再び大量に生まれることに

期待しています。

複数の学年が一緒に活動する菜の花学級では、2年生が高校を調べている

間に、3年生は1人黙々と勉強。凄まじい集中力からは、既に進路を意識

していることが伝わってきます。身近な先輩の意識がここまで高ければ、

菜の花の2年生も自然と進路に対する意識が高まってくるのではないで

しょうか。

 

理想が違う!!

2年生が、3ヶ月間の反省と9月からの改善点を話し合っており、

早くも季節が1つの区切りを迎えようとしていることに気付きます。

話し合いは「生活・清掃・協力・礼儀・笑顔・学習」という6つの

観点から進めていました。授業や清掃に集中している姿を見る限り

満点の評価である5を付けてもよさそうに見えますが、2年生は

自分たちに厳しいのか、清掃は3点・学習は2点を付けている班が

多いように見えました。点が低いということは、まだまだ自分達

には伸びしろがあると判断しているということ。2年生の掲げる

理想の高さに驚かされます。

逆に評価が高かったのは笑顔と協力。ここさえ高ければ最早なにも

言うことは無いように思います。笑顔で協力しながらも、まだまだ

成長できると読み取れるアンケート結果は、全て満点という結果

よりもむしろ良いのではないでしょうか?

同じ土俵に立って気づく凄さ

国語科の教員でも物語を理解するのが難しいと評する「私」という

小説を勉強する3年生。おそらくは、ネットが発達したことで、

個人情報のデータが本人の証明となる現代社会において、個人情報

の捉え方とは?というテーマかと思われます。

3年生は「私」がどのような意味を持つ小説なのか話し合いをして

いる風景を何気なく見ていましたが、ホームページで「私」という

小説を言葉で説明しようとしている今、すらすらと小説について

語り合う3年生の読解力の凄さに気付きました。

 

全校生徒お客様意識0

本日の5時間目にリモート配信による部活動壮行会を実施しました。

ユニフォームに身を包んだ選手の中には、胸に手を当て、見るからに

緊張している様子の生徒もいました。「全校生徒から応援されるだけ」

という意識であれば、このように緊張した様子を見ることは出来ない

のではないでしょうか?学校の代表として、全校生徒へと自らの決意を

伝えるという強い使命感が壮行会が始まる前から伝わってきました。

壮行会が始まると、各部の志の高い目標が次々と発表されます。団体

競技の部活では、自身の持ち味を活かしてチームの勝利へと貢献すると

いう決意表明が多く、3年間の活動の中で、これだけは譲れないという

自分の長所を見つけ出したことが分かります。

日頃学校では活動していない特設部の生徒達の発表では「昨年は県ベスト

8という悔しい結果だった」や「東日本王者に今度は勝ちたい」等々、

聞いているだけでレベルの高い争いをしていることが伝わってきます。

さすが、学校からたった1人だけの出場という、ある種の孤独を感じ

そうな状況を押してまで競技に打ち込む熱意の持ち主たちと言った

ところでしょうか。

選手たちの発表が終わると、配信の会場である1階の技術室まで拍手

が聞こえてきました。これだけでも勇気づけられそうですが、会の最後

には2年生の応援団による大迫力の応援。広い体育館に10人程度で

応援しているとは思えない声量だという感想は、下の動画をご覧になれば

多くの方が共感していただけると思います。

なんとも素晴らしい壮行会でしたが、その裏には生徒会総務部の活躍が

ありました。会の進行から、配信動画の微調整まで、スムーズに壮行会

が実施されるよう、いろいろな配慮をしていました。熱中症対策により

当初の予定とは違った形での壮行会となりましたが、生徒会総務部の

活躍のおかげで一切のアクシデントもなく会が進行されました。

ありがとうございました!!