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校長室より
前期中間テスト
今日は前期中間テストの2日目です。いつもと違って、廊下はしんと静まり返り、テストの緊張感が伝わってきます。テストの意義について確認しましょう。テストとは日本語にすると試験とか検査となります。つまり現時点での学習の到達度を検査しているわけです。病院の検査に置き換えてみましょう。病院で検査をするのは何のためですか?検査で病気が見つかったら治療をするためですよね。学校の試験も同様に、できなかった問題をできるようにやり直すことが重要だということです。テストは終わってからのほうが大切というのはそういう意味です。病気や虫歯をそのままにしておいたら検査の意味はないですよね。トライ&エラーを繰り返すことで本当の実力が身につくのです。3年生は来週実力テストもあります。弱点克服のためにテストが終わってからの時間を大切にしてください。
令和5年度 第52回 体育祭 校長あいさつ
おはようございます。この素晴らしい青空のもと、柏第三中学校体育祭を実施できることをうれしく思います。今日まで練習や準備でリーダーシップを発揮してくれた実行委員、応援係のみなさんに心から感謝します。
「百花繚乱 絆・勝利・貢献」のスローガンのもとに実施される今年の体育祭は、52回目の開催となります。第1回は昭和47年9月18日に開催されています。以来、昭和、平成、令和と学校の歴史と伝統を重ねながら、52回目の体育祭を迎えました。新たな時代を駆け抜けるために、新しい風を吹かせてください。
みなさん一人一人は、選手であると同時に、体育祭を支える競技役員であり、大会を盛り上げるサポーターでもあります。仲間を思いやるメンバーシップを大切にし、体育祭への思いを込めて活動すれば、見る人に感動を与えると同時に皆さんも感動を味わうことができるはずです。
何より安全と健康に最大限に留意をして全力で競技に取り組んでください。
おわりに朝早くから応援に駆けつけてくださいました地域の皆様、保護者の皆様、ありがとうございます。私たち生徒及び教職員一同は力を合わせて今日の体育祭に臨みますので、温かいご声援をお願いいたします。
なお皆様も熱中症対策をしながらのご参観をお願いいたします。本部テントには養護教諭もおりますので何かありましたら遠慮なくご相談ください。
それでは生徒のみなさん、怪我無く安全に、思い切り楽しんでください
「ひまわりの会」のお知らせ
生徒総会によせて ~リーダーシップとメンバーシップ~
柏第三中学校生徒のみなさん、生徒総会の開催、おめでとうございます。この生徒総会は、昨年度の決算報告と今年度の予算案、活動計画案を全校生徒が意見を出し合い、最終的に承認するものです。つまり、生徒会総務を中心とした、各委員会や各部活動のリーダーのみなさんによる、「今年度の柏第三中学校は、こんな学校にしていきたい」という決意表明(リーダーシップ)を受けて、「私たち生徒全員で、それを支えていきます」という意思表示(メンバーシップ)を確認する場です。みなさんが読んでいるこの資料(議案書)はこれから1年間の柏第三中学校を創っていくための設計図になるわけです。設計図はながめているだけでは意味がありません。設計図に沿って日々の生活を作り上げていくことが重要です。生徒総会で確認された今後の柏第三中学校の目指す姿を実現するために、みなさん一人ひとりが、当事者意識をもって日々の生活を送ることを期待しています。
たたき込まれた「美学」改めた
たたき込まれた 「美学」改めた
高校時代、「休まない美学」をたたき込まれた。 始業前に部活の朝練。昼休みはグラウンド 整備。 放課後は自主練習。 引退 翌日から、お弁当を食べる間も電車の中でも受験勉強。 それらが当たり前の環境で、疑問は なかった。
「他が休んでる時に新人が休んでどうする。 差を埋めるために働け」。 社会人になっても、 上司の言葉を真に受け、走り続けた。3年後、 心が折れた。 何に対しても力が入らず、辞職。 「ぼちぼち行こう。 どうせ最後は墓地だっぺ」。 旅行で出会ったおじいちゃんのダジャレに 笑う余裕はなかった。
やがて起業。 軌道に乗せるまで必死に働いたが、ふと「ぼちぼち行こうかな」 と週休3日 に。余白の大切さに気づいたのだ。心が穏やかに、体が健康的になる。 すると、 仕事が楽し い。 ささいな幸せを感じられる。 稼働日を減らしたのに売り上げは上がった。
休憩しよう。 寝よう。 空を見上げよう。 余白で心身を整える。 「休む美学」。 高校時代の自分にも教えてあげたい。
学習塾経営 高橋惇(兵庫県33)
(朝日新聞 2023.5.14 「声Voice オピニオン & フォーラム」)
教頭先生が日報で紹介してくれた記事です。私たち昭和生まれの50代は、「24時間戦えますか?」に代表されるように、まさに休まないことが美学であることが当たり前の時代でした。もしかしたら学校にはまだその認知バイアスが残っているのかもしれません。先生方の献身的な仕事ぶりには頭が下がる思いですが、介護や子育て等様々な事情を抱えている一人一人の先生方が、心身ともに健康で、笑顔で子どもたちの前に立つことができるように、時にはゆっくりと休むことができるような心理的柔軟性を大切にしたいものです。
西光院
地域にある西光院にご挨拶に伺いました。御住職から江戸時代からのお寺の由緒や、三匹獅子舞についてのご説明をいただき、御本尊も見学させていただきました。御住職のお話で俳人の小林一茶が、西光院の前を歩いたのではないかというお話があり、大変興味深く伺いました。このあと地域学習で子どもたちも見学させていただきます。よろしくおねがいいたします。
篠籠田村より呼塚村に
市域を通った一茶が、いつもその地域のことを書き留めているわけではなく、むしろその記録は大変少ない。その少ない中から、興味をひかれるものをいくつか挙げてみよう。まずは「享保句帖」の享和三年(1803年)10月1日の場合である。
一日 晴
小金領篠籠田村より呼塚村に出る。流山より我孫子迄三里。
「霜どけやとらまる枝は茨也」 ※霜のとけた泥んこ道で足を滑らせて、枝をつかんだらとげのある茨だった
流山から布川(現在の茨城県利根町)へと向かう一茶で、いうまでもなく現在の柏市、我孫子市を通って行く。コースは篠籠田から呼塚へで、途中は霜どけの泥んこ道。道路沿いの畑の所有者は悪路を避ける通行者に侵入され、畑が踏み荒らされるのを嫌って、それを防ぐため、わざととげのある植物「茨」を道路際に植えたりする。
柏市史 より 抜粋
「敬意」と「感謝」
4月中旬から各部活動が春の大会に臨んでいます。私もできる限り応援に駆け付けましたが、各会場で生き生きと活動する生徒たちの姿を見ることができました。さわやかな挨拶をしてくれる生徒や、試合の翌日に校長室まで「応援ありがとうございました。」と報告に来てくれる部もあり、とても嬉しく思いました。
大会ですから当然勝ち負けがあります。勝てばうれしいし、負ければ悔しい。でも勝敗以上に生徒たちに学んでほしいことがあります。それは「敬意」と「感謝」ということです。
試合ができるのは、相手のチームがあるからなのは言うまでもありません。また大会を運営する競技役員、試合をつかさどる審判がいてはじめて試合が成立します。また団体種目であれば、ともに戦う仲間がいなければ試合に参加することはできません。自分以外の周りの人々に「敬意」をもって接してほしいと思います。相手に対する「敬意」は挨拶や言葉使い、立ち居振る舞いに表れます。また、試合に出る選手たちを支えてくださるご家庭のご理解、ご協力があって初めて部活動は成立します。大会会場でも多くの保護者の方々とお会いしました。担任の先生が応援に来てくれている姿も見ました。自分たちを支えてくれているすべての人たちに「感謝」の気持ちを持ってほしいと思います。信頼され、応援される柏第三中学校を目指したいですね。
柏第三中学校 部活動の4つの『あ』
・あいさつ
・安全
・後始末(整理整頓)
・ありがとう(感謝)
ぼく モグラ キツネ 馬
おおきくなったらなにになりたい?モグラにきかれたので、ぼくはこたえた。
やさしくなりたい
成功するって、どういうことかな?
ぼくがたずねると、モグラはこたえた。
そりゃあ、だれかを
すきになることだよ
いちばんの時間のむだってなんだとおもう?
じぶんをだれかとくらべることだね
なにかがおきたときにどうふるまうか。
それこそが、オイラたちに
あたえられている
さいこうのじゆうってもんさ
じぶんにやさしくすることが、
いちばんのやさしさなんだ
モグラはいった。
やさしくされるのをまつんじゃなくて、じぶんにやさしくなればいいのさ
いちばんゆるすのがむずかしいあいては、
じぶんなんだから
いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?ぼくがたずねると、
馬はこたえた。
たすけて
いちばんつよかったのはいつ?
弱さをみせることができたとき
『ぼく モグラ キツネ 馬』 チャーリー・マッケンジー 著 川村元気 訳 飛鳥新社 より抜粋
ひとことひとことが胸に刺さる本です。ぜひ読んでみてください。
整理整頓は心の掃除に通じる
ドイツには「整理整頓は、人生の半分である」ということわざがある。日ごろから整理整頓を心がけていればそれが、生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切なんだ、という意味だ。このことわざに僕も賛成だ。試合に負けた日などは、何もしたくなくなって、部屋が散らかってしまうときがある。あの場面でああすれば良かったという未練や悔しさが消えず、自分の心の中が散らかってしまっているのかもしれない。そんな時こそ整理整頓を面倒くさがらなければ、同時に心の中も掃除されて、気分が晴れやかになる。
(中略)
朝起きたら簡単にベッドメイキングする。本は乱れていたら整理する。ダイニングテーブルの上には物が散らかっていないようにする。ただあまり整理に気を使いすぎると精神的に負担になるので、100点満点で言えば80点くらいの清潔感を保つようにしている。 きれいになった部屋を見たら、誰だって心が落ち着く。僕は心がモヤモヤしたときこそ、身体を動かして整理整頓をしている。心の掃除もかねて。
『心を整える』 長谷部誠 著 幻冬舎 より 抜粋
仕事が重なって忙しくなるとデスク周りが乱れる。その結果、使いたい資料が見つからなかったり、イライラしてミスを繰り返してしまうことがある。逆に、デスクや棚を整理していると、探していたものがふと見つかったり、新しいアイディアがひらめいたりする。忙しければ忙しい時ほど、デスクの整理整頓を心がけ、心を整えたいものだ。
ランニング
先週の金曜日、菜の花学級の朝のランニングに参加しました。菜の花学級は10分間走に毎日取り組んでいます。これからも参加させてもらおうと思います。
活用する力
ヒンディー語に「Jugaad(ジュガール)」という言葉があります。日本語には該当する言葉がないので翻訳するのが難しいのですが、「最低限の道具や材料でどうにかして問題を解決すること」というような意味があります。
フランス語にも「Bricolage(ブリコラージュ)」という言葉があって、「ありあわせの材料や持ち合わせた道具で現状を切り抜けること」というような意味です。もともとは「取り繕う」「誤魔化す」といったニュアンスがあったのですが、フランスの文化人類学者クロード・レヴィ=ストロースがブリコラージュには「創造性」や「機智」が必要で、それらは人類が古代から持っていた知の在り方であると紹介したことから、ポジティブな意味で使われるようになりました。
この、自分が知っていることを活用する力こそ、「生きる力」の本質なのではないでしょうか。これはブルーム・タキソノミーの「適応」「分析」「総合」「評価」に対応します。もちろんベースとなりツールとなる知識や技術を習得していくことは基本なのですが、大事なのは、それを問題解決の手段にできること、それぞれの現場で活用できることのはずです。知らない・できないからあきらめる、というようなことがないようにするのがこれからの教育の中心課題だと言えます。
『先生、この「問題」教えられますか?教育改革時代の学びの教科書』
石川一郎・矢萩邦彦 共著 洋泉社 より抜粋
「ありあわせの材料や持ち合わせた道具で現状を切り抜ける」ためには、持っている材料や道具は多いに越したことはないはずです。学校で学んだり経験したりすることは必ず役に立ちます。というより、自分が今現在持っている知識や経験をどう生かすのかということが重要になるわけです。つまり、一番よくない姿勢としていえることは「これはやっても意味がない」とか「受験に出ない」とか、今の価値観で学びを止めてしまうことだと思います。学び続けることで多くの材料や道具を手に入れることができるのだと思います。
「豊四季台さんあいひろば」ボランティアの募集ですI
「豊四季台さんあいひろば」を知っていますか?柏三中のすぐ隣の豊四季台近隣センターで毎月実施されているイベントです。赤ちゃんから高齢者まで楽しくすごせる居場所づくりとして、ダンス教室や、ボッチャ、卓球、将棋、折り紙、工作、紙芝居など、様々な活動が行われています。小学生の参加が多いので、一緒に遊んでくれる中学生に参加してほしいと連絡をいただきました。もし時間のある三中生はボランティアとして参加してみませんか?
場所 豊四季台近隣センター体育館
日時 5月20日(土)13時~14時45分
6月17日(土)13時~14時45分
友だちとはどういう人のことか?
なにをするにも誰かさんといっしょにやるのが好きなタイプの人は友だちができやすい。友だちができにくいという人は、基本的に一人でやるタイプの人です。友だちを作りたいと思うことそのことについても一人でやるのです。ひとりで考えるのですね。いっしょにやりたいタイプの人は、友だちを作るにもだれかといっしょにやるわけです。つまり作る前から友だちがいるというわけです。誰かといっしょにやっていると、気づいたら友だちになっていたなんてこと、よくあることです。友だちの自然発生です。友だちとは自然発生です。できないから作るといった代物ではありません。できてしまうようなものだと言ったほうがよいかもしれません。なぜなら友だちというものは、いるから楽しいし、いるから豊かだ、いるから寂しくないといった側面もありますが、同時にいるから苦労する、いるから頭にくる、いるからいらいらする、などということもあるのです。そんな奴らは友だちじゃないといっても友だちなのです。何しろ自然発生するものですから。友だちができない、友達がほしいと悩む人は、友だちというもののいい面だけを求めすぎている傾向があります。自分が好むような友だちが欲しいと無理な注文をしているキライがあります。そううまくはゆきません。苦労もいらいらも覚悟の上で誰かといっしょにしたいということが少しはっきりすると、友だちは自然発生します。そして苦労します。
「じょうぶな頭とかしこい体になるために」 五味太郎 著 ブロンズ新社 より抜粋
最初の集会で、生徒たちに「人はそもそも仲良くすることが難しい」という話をしました。だから「自分と違う考えを認められるように努力してほしい、多様性を認められるようになってほしい」と伝えました。また最低限のルールとして「命と人権を大切にすること。差別をしてはいけないこと」を意識してほしいと伝えました。相手を嫌だなと思う心、差別をする心を完全に消し去ることはできないかもしれません。大人だってできないでしょう。でも意識をすれば差別をしないことは誰でもできるはずです。意識をすればいじめはなくせるのです。無理に仲良くする必要はないのです。相手に対する思いやりを持つのと同じくらい、自分自身も大切にしてほしいのです。お互いに尊重しあうこと、つまり多様性を認められるようになってほしいと願っています。そのためにはメタ認知が必要です。メタ認知についてはこれからも子どもたちに話をしていきたいと思います。
令和5年度 第52回 入学式 校長式辞
「式辞」
例年になく早い開花となった三中の桜の花は、もうすっかり葉ざくらとなり、木々の緑があざやかな季節となりました。本日、保護者の皆様にご列席をいただき、令和5年度第52回入学式ができますことに、深く感謝申し上げます。
169名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。そしてようこそ柏第三中学校へ。君たちの入学を私たち教職員一同、心より歓迎します。そして、皆さんを後ろから見守ってくれている三年生、式には参加していませんが二年生の先輩たちも皆さんと会えるのを心待ちにしていました。やさしく、頼りになる先輩ばかりです。どうか安心して登校してきてください。
さて、約三年にわたる、新型コロナウイルス感染症の拡大による世の中の混乱もようやく出口が見えてきたようです。この三年間は「答えのない課題」にどう立ち向かえばよいのかという、試行錯誤の繰り返しでした。きっとこれからも、皆さんが歩んでいく世界は、様々な変化が起こることが予想されます。私たちは変化を続ける社会をどう捉え、どのように向き合うべきなのでしょうか?一つは変化に対応することであり、もう一つは変化の中から新しい価値を生み出すことです。そのために私たちは何をするべきなのでしょうか。私は大切なことが四つあると考えます。
まず一つ目は、 心身共に健康で,笑顔でいること。
二つ目は、 様々な人たちの多様性を認め,相手を尊重し,対話し,協働すること。
三つ目は、 知識をアップデートするために,学び続けること。
四つ目は、 これまでの価値にとらわれずに,新しいことに挑戦すること。
みなさんに身に着けてほしい本当の力、それは人と比べるものではなく、むしろ自分の持つ強みを生かしながら、様々な立場の人々と協力して、問題を解決していくことができる力だと考えます。
より良い未来を作るために、笑顔を忘れず、多様性を認め、謙虚に学び続け、勇気をもって新しいことに挑戦してください。
保護者の皆様、本日はお子様のご入学まことにおめでとうございます。大切なお子様をお預かりいたします。今後三年間、皆様のご期待に応えるべく私ども教職員一同、誠心誠意全力を尽くして教育する所存です。中学校三年間は心も体も大きく成長する時期であるがゆえに、悩みも多い時期です。特に、気になる点や相談等がありましたら、ご遠慮なく申し出てくださるようお願い申し上げます。お子様の自立と成長を共通の願いとして、ご支援・ご協力を賜りますようお願いし、式辞といたします。
令和5年4月11日 柏市立柏第三中学校 校長 藤崎英明
令和5年度 校長あいさつ
信頼され,応援される柏第三中学校を目指して!
校長 藤 崎 英 明
今年度,校長として着任しました,藤崎英明と申します。よろしくお願いいたします。
さて、3年にわたる、新型コロナウイルス感染拡大もようやく出口が見えてきました。今回の新型コロナウイルス感染症の拡大による世の中の混乱から私たちは何を学べばよいのでしょうか。当たり前に続くと思っていた日常が突然変わってしまう、あるいは消えてなくなってしまう。それも個人の事情ではなく、国や社会の事情で変わってしまうことがあるのだという事実を、私たちは知らされました。こうすれば大丈夫だという「正解」はだれもわかっていませんでした。「答えのない課題」にどう立ち向かえばよいのか。わたしたち大人も含めてすべての人に突き付けられた大きな課題でした。
アフターコロナの新しい時代、それはどんな時代なのでしょうか。今,人類社会は大きな転換点を迎えています。社会制度,経済活動,国際政治,科学技術などのあらゆる面において,かつてない大きな変化が起きているからです。しかも,これからの変化はさらに短い時間の中で起こり,急激なものになることは間違いありません。変化を加速している一つの要因が,デジタル化の浸透による科学技術の新たな展開です。ChatGPTに代表されるAIの急激な進歩により,必要な情報が必要な時に提供されるようになり,あまりの普及スピードを懸念する声さえ上がっています。
大きな変化の時代は,不安と危機の時代であると同時に,可能性とチャンスの時代でもあります。変化の激しい時代を,私たちはどう生き抜いていけばよいのでしょうか?私は次の4つのことが大切だと考えています。
① 心身共に健康で,笑顔でいること。 (Smile)
② 様々な人たちの多様性を認め,相手を尊重し,対話し,協働すること。(Diversity)
③ 知識をアップデートするために,学び続けること。 (Update)
④ これまでの価値にとらわれずに,新しいことに挑戦すること。 (Challenge)
この4つのキーワードとこれまで掲げてきた「自立と貢献」を生徒、教職員とともに目指していきたいと思います。
さあ,新年度が始まります。気持ちも新たに,共に成長していきましょう。
「信頼され,応援される柏第三中学校を目指して!」