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スポーツとDiversity (多様性)

 試合の中では、相手の身体を壊そうと思えば壊してしまえるような状況がしばしばある。しかし、そこで人間としての最後の一線を越えることなく、どんなに激しい戦いの中でもお互いにルールを守り、その中で最大限の戦いを繰り広げようとする。そこがラグビーの素晴らしさであるし、そういう本質を理解しているチームを相手にするからこそ、対戦相手に対するリスペクトの気持ちも生まれてくる。

 そういうラグビーの本質にあるのは「多様性」だと僕は思う。ポジションによって身体つきも、持っている個性も、みんな違っている。ゲームの性質から考えても、チームの中で自分だけがハッピーになればいいという気持ちでは、いい試合を戦うことはできない。そして、仲間のために頑張ろうと思ってプレーするからこそ、見ている多くの方に勇気や感動をおとどけすることができる。

 こうした経験を積んだラグビー選手の多くは、現実の社会に出ても、人に対してバリアを張ることなく、個性を認め合い、たとえば「この人のこういう良さを自分に引き入れれば、自分ももっと良くなるのでは」と考えるようになる。だからラグビーは社会的にも意義のあるスポーツと言えるだろう。


「ラグビー知的観戦のすすめ」 廣瀬俊朗 著(角川新書) より抜粋

 

スポーツ観戦は昔から大好きでした。私が若いころは、やはり野球が一番人気がありました。初めて生で見たプロスポーツも野球でした。小学生の頃に初めて行った後楽園球場は今でも覚えています。東京ドームができる前です…(笑)今では様々なプロスポーツを見ることができます。インターネット配信サービスの充実も後押しして、世界中の様々なスポーツを見ることができます。ラグビーも2019年、2023年とワールドカップに連続で出場したことで人気が上昇しています。先に紹介した文章は、ラグビー元日本代表の廣瀬俊朗さんの著書からの抜粋です。相手に対する「敬意(リスペクト)」と「多様性」という言葉に強く惹かれました。同著の中にはこんな記述もありました。

 

 僕がキャプテンとして12年4月にチームのみんなに言ったのは、「チームのことを好きになってほしい」ということだった。そして「このチームはいいチームだ、と発信しよう」ということだった。ラグビーの細かい部分よりも、自分たちがナショナルチームとしてどういうマインドを持つか、ということを話したのだ。

 ラグビーのスタイルがどうこうではなく、「こういう仲間と一緒に何かを成し遂げたい」「こういう仲間と一緒にラグビーをやりたい」という気持ちになるのだ。



生徒たちには、自分の学級、自分の学年、自分の部活、自分の学校を好きになってほしい。そして自分の所属するチームはいいチームだと発信してほしい。そのために自分がすべきことを考えてほしい。生徒たちだけでなく、先生方一人ひとりにも言いたい。「柏三中を好きになってほしい。柏三中はいい学校だと発信しよう!」

【ラグビー憲章が掲げる5つの根本理念】
1.品位(INTEGRITY)
2.情熱(PASSION)
3.結束(SOLIDARITY)
4.規律(DISCIPLINE)
5.尊重(RESPECT)