令和3年度(R4.4.11まで)

2021年6月の記事一覧

週明け(校長室より)

明日が県民の日でお休みのため、今日は休みに挟まれた月曜日でした。
天気はすっきりしない予報でした。

元気に登校してきた子どもたちが多くいて安心しています。
週の初めなので、今週の当番の確認をしているクラスがありました。

自分のすべきことをきちんと行うために、自分の目で確かめることは大切なことですね。がんばってくださいね。

今日は1年生が学校探検をしました。前回のように担任の先生と歩くのではなく、自分たちだけで興味のある場所へタブレットを持って、出発です。
校長室へ来たあるグループです。

自分たちが、どこに興味を持ったのか、何に興味を持ったのかを写真で残すようです。

なかなか難しい作業だと思います。
「何を撮ればいいんだろう」と悩みながらタブレットで写真を撮っていました。

自分の興味に向き合うわけですから、一人一台ならではの使い方と言えます。落とさないように支えながらシャッターを上手に押していました。
今までなら、この後教室に戻り、友達に伝えるために、その風景の絵を描いたりするところですが、きちんと写真に撮ってあれば、これがそのまま発表資料にもなります。
便利ですね。

探検が終わった後は教室に戻り、撮ってきた写真を見ながら、ワークシートで発表原稿を作っていました。

学校にはたくさんの人がいて、たくさんの教室があります。今回の探検で、自分の足で歩いて見たことがこれからの生活に生かされることでしょう。

明日は千葉県民の日で、子どもたちはお休みです。「郷土愛を育み、魅力を再発見する」日です。昨年度は、授業が遅れないように課業日として登校しましたね。健康や安全に気をつけて良い1日になりますように。

県民の日ちばワクワクフェスタ2021/千葉県

↑このようなオンライン配信もあります。よろしかったら覗いてみてください。

上記の動画の配信は5月にすでに終っており、後日配信はあるものの本日の配信はありません。きちんと読まずに失礼いたしました。

玉どめ玉結び(校長室より)

5年生から家庭科の学習が始まっています。
裁縫セットの中に練習用の布が入っていて、針と糸でいろいろな練習をします。

針に糸を通すところから裁縫のスタートで、玉結び、玉どめが基本です。
これができないと縫っても糸が抜けてしまいますから。

できる側からするとなんてことのない作業でも、初めての子どもたちにするととんでもなく難しい作業です。指先の細かい動きが必要なので、イライラする気持ち、わかります。もうやだー、という気持ちもわかります。

自分で何度も挑戦し、それでも失敗が続いて、ある時にやっとこさできる。さらに繰り返してきれいにできるようになる、という積み上げが必要な技術です。特に縫い終わりの玉どめは難しい。(手先が器用ではなかった私は小学校時代には体得できませんでした。針を糸から抜いてしまい、適当に2回ぐらい結んで終わり、と形を整えて(ごまかして)やり過ごしていました。止まっていれば良いわけで・・・。今はできますよ。)


今日は5年1組の子どもたちが集中してがんばっていました。立派です。その姿を見ていたら思わず手助けしたくなり、私も担任の先生とともに何人かに隣で手本を示しながら取り組ませました。子どもたちは苦労していましたが、限られた時間ですので、すぐにできるものでもありません。あきらめずにがんばってほしいです。がんばれ、5年生。

1年生学校探検(校長室より)

1年生が学校探検をしました。
今日は各クラス担任の先生と回りました。

例年だと2年生と1年生でペアをつくって、2年生にとっても学びになる学校探検。
今はまだ、まん延防止等の措置期間で、他学年との交流を中止しているため、このような形で実施としました。

1年生の担任が、各部屋に表示をするなど子どもたちにわかりやすくするための下準備も万全です。


校長室にやってきた子どもたちは、始めて入る部屋に緊張した面持ち。


短い時間でしたが、貼ってある写真、掲示物をキョロキョロ眺めながら、部屋を後にしました。
「失礼します」「失礼しました」をきちんと言えた子どもたちもたくさんいました。

今日はまずみんなであちこち回ってみる日です。次回はグループごとに子どもたちだけで探検することになっています。慌てず、走らず、上手にまわれますように。


10時から校長室ではコミュニティスクールの会議に向けた打合せを、会長の入道さん、学校教育課の五味田先生、田邊さんと行っていましたが、遠慮なく探検してもらいました。


学校にどんな教室があるのか、どんな先生が働いているのか、今回と次回の2回まわることでわかると良いです。

水分補給(校長室より)

柏で生まれ、柏で育ち、ずっと柏の水を飲んで生きてきました。今でも1日1.5リットルを目安に校長室の水道でペットボトルに汲んだ水を飲んでいます。

夏も冬も、季節に関係なく水分補給は大切であると言われています。「喉がかわいたな」と思ったときはすでに脱水症状の初期である、と聞いたこともあります。


熱中症には一度なったことがありますが、その時の状況は「柏ー千葉間、2tトラックでの楽器運び」の時でした。夏でしたが、そんな広くはない車内で冷房をかけていて快適だったため、水分補給を怠ったのが原因です。大人なのにお恥ずかしいことですが、以後その失敗経験は生かしています。


数年前に、運動会の閉会式後に熱中症の症状で救急搬送した児童の水筒を確認したら、ほとんど減っていなかった、という経験もありました。自己管理が難しい6歳から12歳の子どもたちですから、任せっきりにせず、声をかけるだけでなく、確認することも大切であることを学びました。


水筒の中身についてはいろいろな考え方や、糖分のことやら血糖値のことやら健康との関係の情報もたくさんあり、判断には迷うところです。学校は
スポーツ少年団のように運動を中心に行うところではないので、汗をかき続けるようなことはありません。何を飲むかよりも、こまめな水分補給を心がけることの方が大切だと思っています。
本日お配りした「熱中症対策臨時学校だより」にも水筒の中身についての見解を書かせていただきましたのでご覧になって各家庭でご判断ください。

ちなみに保健室には経口補水液を常備し、熱中症が疑われるときは飲ませるようにしています。


帽子をかぶらす外にいる子に声をかけると「帽子がない」と答えることがまれにあります。担任からも確認させますが、ご家庭においても帽子の有無をご確認いただきご対応ください。

↓環境省のサイトです。
環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法

休み時間に仕事に励む高学年の様子です。

いつもありがとう。

何をするにしても健康であることが一番です。2日連続、同じような内容ですが大切なことなので。



夏のような(校長室より)

朝から「熱中症に注意」と天気予報で呼びかけていました。夏を思わせる太陽ですが、地面からの照り返しがまだまだなので、体感としては爽やかにも感じました。
朝一番に養護教諭の森先生が、暑い時期のマスク着用について全校に放送で呼びかけました。そのあと私から外に出るときは帽子をかぶるよう話しました。業間休みには、きちんと帽子をかぶった子どもたちが元気に校庭に出てきました。

「ちゃんとかぶっていてえらい子どもたちの写真をとらせてね」と声をかけた直後の無邪気な反応の子どもたちの様子です。

楽しい学校生活を送るためにも、自分でできる健康管理をきちんと行うということは大切な力です。


正しいことをきちんと行って、元気で楽しい学校生活を送ってほしいです。

今日、「これからの時期のマスク着用について」というお手紙を配付しました。
人との距離が近いときは「マスク着用が原則」は引き続きの感染症予防対策ですが、柏市の改訂ガイドラインで「熱中症への対応が優先(P7)」とあり、さらには、マスクを外す場面が明記されています。登下校時を含め熱中症等の健康被害発生の恐れがあるとき、暑さで息苦しいと感じたとき、体育の授業や部活動等で体を動かすとき、となっています。
子どもたちにも場面場面で呼びかけていきますが、お家でも話題にしていただき、新しい生活様式の一つとして子どもたち一人一人の身についていくと良いですね。


(最後の4枚の写真は、本日開催したPTA役員全体会の一コマです。暑い中、お集まりいただき、ありがとうございました。)

めだか(校長室より)

3年生の国語で「めだか」という教材があります。
小さなめだかがどのように身を守るかということが4つ載っています。
教科書の挿絵をまねて描いてみました。
①「敵の少ないところを泳ぐ」

②「すばやく泳ぐ」

③「もぐって見つからないようにする」

④「集まって泳ぐ」
めだかは我々のように難しいことをあれこれ考えながら生きてはいないはずです。この4つは、敵から命を守るための本能として組み込まれている行動なのでしょう。もちろん、ここに書かれている方法をとっていても、ざりがにやみずかまきりに捕まってしまうこともあるでしょう。どんな方法にも万能はありません。
今年度が始まってから、下校後まっすぐにお家に帰らず、友達の家に遊びに行ってしまっていた子がいたり、登校途中に知らない人から声をかけられたりする事案がありました。我々人間も、危険を回避する方法を身につけておくことは大変大切なことです。できるだけ一人で歩かない、人通りの少ないところを歩かない、とぼとぼ歩かず素早く歩く、なるべく人通りのあるときに歩くなど、身の守り方の基本はめだかも人も変わらない部分が多いな、と3年生の教科書を見て思いました。自ら危険なことに身を置かないようにすることは「自分の命は自分で守る」ことにつながります。お家でも日頃から声かけをお願いします。

学習を支えるもの1(校長室より)

鉛筆についてお話をします。
自分が小学生の時に先生から教えてもらったことです。
がんばって勉強したり、お絵かきをしたり、いたずら書きをしたりしているうちに鉛筆はどんどん短くなっていきます。

勉強で使う鉛筆は、何より持ちやすさが大切ですし、ある程度の筆圧がかけられる長さも必要です。

こんな風に持ってみて、自分の手に隠れるか、隠れないか。
手に隠れてしまう長さになったら、勉強には使わずに、お絵かきとかに使うんだよ」って習いました。
確かに短くなった鉛筆は持ちにくく、力も入りづらく、書きにくいのです。
実際に教室を回って見てみると、とても短い鉛筆でがんばっている子が少なくありません。「もう少し長いのあるかな?」と小声で声をかけることもあります。

もちろん、物を大切に使うことは大事なことなので、勉強以外のことで最後まで使ってほしいです。
また、短くなったとしても、昔からあるこのようなグッズ

やキャップを使用することで

最後まで使いやすい状態で勉強時にとことん使うこともできます。

実際にこのグッズを使用して、鉛筆を大切に使っている児童もいました。
自分の物を大切にする気持ち、とても素敵です。


「タブレットを文房具のように」というキャッチフレーズでタブレットの使用が始まっています。そのうち、そう遠くない未来に鉛筆を使わずに学習をする時がくるのでしょうか。

しかしまだまだ学校では出番の多い鉛筆です。
学年に関係なく、この土日に、久しぶりにお子さんの筆箱をのぞいてみてはいかがでしょう。

さて、また週末がやってきました。健康に、そして安全に過ごせますように。

ぐんぐんタイム(校長室より)

火曜と木曜の朝自習の時間をぐんぐんタイムと呼んでドリルやプリント学習をします。

今日も、限られた時間の中、子どもたちは静かに学習に取り組んでいました。「やるべきことがはっきりしていて、短い時間で」というのは子どもにとって大変取り組みやすく集中できるものです。

自分自身の成長のために、真面目にがんばることは素晴らしいことです。誰のためって自分のためですから。今の自分の実力より少し上少し上のことに挑戦し、できないことがあっても負けずに取り組み続ける、そして少しずつわかること、できることが増えていく、そうやって成長は続きます。

学校の授業は、昨日より今日、今日より明日、1年生より2年生、5年生より6年生・・・と少しずつ難しくなっていくように並んでいます。日々、そこに向き合うことでぐんぐん成長し続けることができるようになっています。

だから、日々教室で先生の話や友達の話に耳を傾け、真面目に授業を受けることが大切なわけです。学力には個人差がありますが、まずはその場に身を置き、やってみる、そういう姿勢が大切です。

今日も真面目にがんばった子どもたちがたくさんたくさんいました。

夏のマスク着用(校長室より)

写真は今日の土南タイムの校庭の様子です。本文とは直接関係ありません。

柏市の感染症対策ガイドラインが改訂されました。
新しいVer5は本HP左上のコロナウイルス対策コーナーに貼り付けました。


「マスク着用を必要としないとき」として「
十分な身体的距離が確保できるとき」「体育の授業や部活動等で体を動かすとき」などが書かれています。
これから湿度の高い、蒸し暑い季節がやってきます。ただでさえ、息苦しさや熱中症の心配があります。
昨年度も夏の暑い季節の登下校ではマスクを外して良いという話になりました。


ただ、今まで1年以上感染対策としてマスクをつけてきた経緯を考えれば、ご家族の状況や本人の体調などから、「マスクを外すことに抵抗がある」という家庭、個人もいると思います。


ガイドライン内では、マスク着用について、「熱中症の対応を優先させる」とあります。
これからの季節、学校では、気温日差しWBGTとにらめっこしながら、体育で行う種目によって、「今日は体育ができるかできないか」「マスクをつけて行うか外して行うか」「外せない事情がある場合は参加させるかさせないか」等を十分考慮しながら、その時その時の状況に応じて判断していくことになります。

全校への話(校長室より)

放送で行った全校朝会では、まず、4月の出会いの時に2年生以上に話したことの確認をしました。

みんなで「楽しい学校」にしていくための


ルール「自分がやられたり言われたりして嫌なことは人にはやらない」

ということです。
たった2ヶ月でも
実際に本校で、他人の言動で嫌な気持ちになるという出来事はいくつか私の耳にも届いています。一人一人が心がけて努力してほしいと話しました。
さらには、学校には担任の先生の他にもたくさん先生がいるので、困ったことがあったら、相談してほしいということを伝えました。

今回の話は「勉強について」です。
子どもたちに話したことをかいつまんで書きます。

サッカー選手を夢見てる君にとって、算数が何の役に立つかはわからない。アイドルになりたいあなたが、漢字を覚えたり、書いたりすることが、将来どんな役に立つのかなんてやっぱりわからない。ただ、「勉強することは食べることと似ている」って先生は今まで出会った子どもたちにも話してきた。


私が子どもの時苦手だったピーマンやにんじんやしいたけを食べたから何だって言うのだろう。苦いし、おいしくないし、気持ち悪くなりそうだし・・・。でも、それは実は力になっていく。目に見えないところで、知らないところで、気づかないところで。嫌いなピーマンを我慢して食べたからって急に足が速くなったりはしない。しいたけを食べたからって急に背が伸びたりもしない。


でも、きらいでも苦手でも食べていれば、間違いなく君の体の一部になっていく。栄養になる。そうやって少しずつ少しずつ体がつくられていく。好きな物しか食べなければ、栄養のバランスが悪くなって、体型が変わったり、元気が出なくなったり、病気になることもある。勉強も同じだと思ってる。そのときそのときには、やる意味なんてわからないかもしれないけど、必ずやったことは君たちの身について、そして役に立つ。間違いない。何より、やっただけの結果が出たら自信になる。もちろん、やれば必ずできるってことはない。できないこともあるだろう。でも、そんなの何でも一緒。


苦手でも、だまされたと思って出された食事を食べてほしいのと同じぐらい、だまされたと思って勉強をしてほしい。どうせ学校に来れば教室に自分の席があって、授業があるんだから。やりたくないとか、わからないとか理由をつけて逃げ出したり、あきらめたりするんじゃなくて、そのときそのときの時間を大切にして勉強してほしいと一人の大人として願っている。


という話です。

話したからわかる、できるってことはありませんが、願いを伝えることは大切だと思っています。

夢を描いて生きている子どもたちが、目の前の時間を大切にして少しずつ少しずつ大きくなってほしいと願いつつ、さあ1学期も折り返し、6月のスタートです。元気にがんばっていこう。