校長室より

令和6年度 校長室より

子どもの体力(校長室より)

スポーツ庁が13日に公表した2023年度の体力・運動能力調査。

 

過去のデータと比較した考察が話題になっています。千葉日報でも取り上げられていました。子(2023年度)、親(1993年度)、祖父母(1964年度)と大きく世代で比較すると、握力と50m走は親世代が最も良い、ボール投げは祖父母世代が最も良い、反復横とびは子世代が高い、というような傾向が出たとのこと。

自分が子どもだった50年前と今の子を比較すると、何より「暗くなるまで外で」という姿はなくなっています。それは、より子どもたちの安全について考えるようになったことが理由でしょう。

柏で言えば1981年の痛ましい事件をきっかけに始まったパンザマストにより子どもたちに帰宅をうながすようになりました。学校でもパンザマストを意識させるような安全指導をします。

 

習い事によって子どもたちの放課後の遊び方が変わったこともあるかも知れません。これに関して言えば安全面とも同様に「外で遊べる」物理的な「時間」が減っていることにつながると思います。「場所」も減っています。公園はあっても空き地は確実に減りました。

子どもが自分の気持ちで全力で取り組んだことは必ず大きな力になります。勉強でも、運動でもです。子どもにとってのやる気というのは計り知れない力を持つものです。そういう意味では、なかなか思い切り体を動かして遊ぶ機会は減りました。

 

子どもたちの体力の変化は、子どもたちだけの問題ではないと、こういう調査や比較を目にするたびに思います。世の流れもあるな、仕方ないことだなと。「体力が落ちた落ちた」と騒がないでよと。だからこそ、少しでも元気に遊べるときには体を使って遊んでほしいな、と思います。その結果が、自身の健康のための体力向上につながることを祈りつつ。

SSW(校長室より)

さわやかな青空の下。

 

朝一番で1年生が校外学習に行きました。最高のお天気でしたね。楽しい1日になったかな。

 

さて、今日は職員を一人ご紹介します。

 

SSWの岡本先生です。

 

SSWとはスクールソーシャルワーカーのことです。南部中を拠点として本校にも勤務しています。教室を回って、子どもたちの生活や学習の様子を見たり、子どもたちとお話をしたり、職員と情報共有したり、希望がある保護者の方と面談をしたり、担任と共にお家に伺って話を聞いたりというお仕事をされています。

 

6月にSSWご本人から保護者様宛に出したお手紙の内容を改めて・・・。

 

スクールソーシャルワーカー(以下SSW)ってどんな人?と思っている方は多いと思うので今回は、SSWについてご案内します。

人に話すことで気持ちが楽になることがありますし、自分自身の気持ちの整理をすることもできます。

こんなこと相談していいのかな?心配なこと・困っていることはあるけどどんなことを話したらいいのかな?とわからないときは、わからないことを一緒に整理していく、それがSSW、社会福祉の専門家です。 

①児童・生徒や保護者の心配事を聴いた上で、

②環境への働きかけをおこなったり、

③必要な福祉サービスなどを案内したりします。

福祉サービスについては、人によって、使えるサービスや必要なサービス、サービスを使うタイミングが違います。ご家族だけで、いつ、どこに相談していくのか考えるのは大変なことだと思います。だからこそ、相談できる相談先を案内したり、一緒に現状の確認や整理をさせいただきます。遠慮なく声をかけてください。

 

スクールソーシャルワーカーはもちろんですが、お子さんのことやお子さんとの関わりのことで学校の誰かに話したいというときには、担任、養護教諭、管理職、担任以外にも職員がいます。また、毎日ではありませんがスクールカウンセラーもいます。上記の手紙の本文にもあるように、話すことで気持ちが楽になるということは誰にでも経験があることではないでしょうか。ぜひ遠慮なくお問い合わせください。

6年生(校長室より)

6年生は小学校の子どもたちの中で一番のお兄さんお姉さんです。私は今の6年生が3年生になった時にこの学校に来ました。この子たちと4年目になります。
毎日教室を回って、6年生の子どもたちの様子を見ながら、時々以前のことを思い出します。 

3年生の時、4年生の時、そして昨年度5年生の時。いろいろな場面での子どもたちの姿が思い出されます。 

そして思います。「成長したなあ、人の成長はすごいものだなあ」と。 

小学生となり、それなりに感じ方もいっちょ前になって、ミニ社会である小学校で生活していく中で、たくさんの出来事が起こります。その瞬間その瞬間を切り取ったら、起こらない方が良いのかもと思うような出来事ばかりです。特に対人においてのそれは、もう日常茶飯事です。 

致命的な出来事は全く別ですが、それらは必ず成長の栄養にしていってほしいです。縁あって出会ったクラスメイト、担任との関わりの中で栄養にしてもらわなければ、です。これからの長い人生を「たくましく生き抜いていくために」です。 

子どもたちだけで解決できること、大人のサポートがあって解決できること、いろいろです。学校では教員、ご家庭ではお家の方々、その関わりが大切なのは言うまでもありません。

 

卒業式のその日まで、6年生のこの子たちの小学校生活はあと5ヶ月ちょっとあります。まだまだ成長です。目の前にあることにその子なりに一生懸命取り組みながら、一人一人が真の6年生となって胸をはって次のステップに向かえるように見守り、応援する日々です。

他の学年の子どもたちも同じで成長まっただ中です。まだまだこれから、これからです。

衛生検査(校長室より)

学校薬剤師の辻村先生に給食室等の衛生検査をしていただきました。

給食室の調理場等の環境や、洗浄後の食器類、書類あれこれを見ていただきました。

ちょうど調理場では、今日の給食の後片付けの真っ最中。明日また給食があるので、総出で今日使ったものの洗浄作業が続いていました。慣れた手つきで無駄のない動き、という感じでした。調理員のみなさん、いつもありがとうございます。

辻村先生は、点検すべき箇所を目視します。

下処理室へ移動して、お盆、お皿、お椀などの洗浄がきちんとなされているかチェックをしました。

でんぷん、脂肪が残っていないかを、薬品を使って確かめていきます。

でんぷん用、脂肪用の2種です。

 液体をまんべんなくつけて、色の変化を見ます。材質の劣化によって、ひびなどがあるとそこにもぐり込んだでんぷんや脂肪に薬品が反応することもあるので、その辺りは見極めていただきました。

最後に校長室で書類の点検をしていただきました。

安心安全な給食提供のために、このような点検も行います。

辻村先生、引き続きよろしくお願いいたします。本日もありがとうございました。

プラネタリウム(校長室より)

4年生が白井市のプラネタリウムに行きました。

 

雨でしたが、室内なので問題はありません。

今年は白井のプラネタリムは30周年、全世界においてプラネタリウムは100周年の年なのだそうです。今日は太陽の動き、月の動き、星座、星の動きなどを学びました。

 

説明がわかりやすく、子どもたちに一つ一つ確認しながら進めていただいたので、良い時間になりました。理科の学習の予習にもなりました。

プラネタリウムに行くと、夜空に本来存在する星々の数と、実際に私たちが目にしている星々の数のあまりの違いに驚きます。実際はこんなにあるんだなあ、と。天気がすっきりしない日が続いてるのでなかなか星空が見えませんが、今日学んだことを確かめられるような星空が楽しみですね。

待ち時間に郷土資料室の見学も自由に行いました。隣接する市の歴史に少し触れることができました。