校長室より

令和6年度 校長室より

1年生防犯教室と引き渡し訓練(校長室より)

柏警察署の生活安全課の方に来ていただき、1年生対象の防犯教室を実施しました。

「いかのおすし」「はちみつじまん」のような合い言葉を元に、一つずつ説明したり、実際にやらせたり、声を出させたりしながら、防犯について勉強しました。

普段は「そんなに大きな声で話さなくても良いのに」と思うぐらいの声を出せる子どもたちですが、実際に怖いことがあったとき、そして一人だった時ならなおさらなかなか声は出ないものです。

昨日のホームページの記事「身の守り方」も同じですが、怖い思いをしなくて済むように行動に気をつけることが大切です。「行動に気をつけること」は自分でできることです。

 

今日のお話を聞いていて、我々大人も「子どもに声をかけるだけで」「公園などで遊んでいる子どもたちを笑顔で見ているだけで」誤解されても仕方のない時代であることを知っておくことが大事だと思いました。

近所で顔見知りの人であれば別ですが、大人の関わり方も難しい時代です。不用意に声はかけられませんね。

柏警察署のみなさん、ありがとうございました。

 

午後は避難訓練と引き渡し訓練を行いました。

ご多用の中、参加していただきありがとうございました。

身の守り方(校長室より)

3年生の国語に「めだか」という教材があります。
小さなめだかがどのようにして身を守っているかという方法が4つ載っています。
(教科書の挿絵をまねて描いた絵もそえてみます。)
①「敵の少ないところを泳ぐ


②「すばやく泳ぐ


③「もぐって見つからないようにする


④「集まって泳ぐ

 

4つの行動パターンが載っていますが、めだかは我々人間のようにあれこれ考えながら生きてはいないはずです。この4つは、敵から命を守るための本能として組み込まれている行動なのでしょう。もちろん、ここに書かれている方法をとっていても、ざりがにやみずかまきりに捕まってしまうこともあるでしょう。どんな方法にも万能はありません。

 

できるだけ一人で歩かない、人通りの少ないところを歩かない、とぼとぼ歩かず素早く歩く、なるべく人通りのあるときに歩くなど、身の守り方の基本はめだかも人も変わらない部分が多いな、と3年生の教科書を見て思います。

 

ここ数年、学校では「下校時刻厳守」により安全面を第一に考えるよう、先生方にお願いしています。できるだけ多くの人の流れにのって帰るためです。

 

毎年、下校後まっすぐにお家に帰らず友達の家に遊びに行ってしまっていた子がいたり、パンザマストが鳴っても帰宅しなかった子がいたりして、お家の人や先生方に心配をかける事案がありました。今年度もここまででありました。

  

安全については大人が心配しているほど子どもたちは自分事としてとらえていないと思われるふしがあります。(かく言う私も小学校時代に交通事故に2回遭っています。意識が高かったとは思えません。)

 

自ら危険なことに身を置かないようにすることは「自分の命は自分で守る」ことにつながります。学校、家庭それぞれの場所で、いろいろな場面で声をかけていくことが大切ですね。

体育発表会を終えて(校長室より)

体育発表会が終わりました。

  「運動が好き、そうじゃない、運動が得意、そうじゃない、いろんな人がいて良いけど、今日は運動をがんばる日。最後まで力一杯がんばろう」と初めの会で子どもたちに伝えた通り、

限られた期間での準備でしたが、子どもたちは先生方と共に、よく頑張って本番を迎えました。今当日の様子を思い出しても、子どもたちの前向きな熱を感じられた行事となりました。

 

「好きとか得意とか関係なくがんばれる」というのは大切なことだと思っています。

 

一つの行事が終わり、子どもたちはまた次に向かって歩き始めています。

 

「まずやってみる」その姿勢で取り組める子どもたちをしっかり支えていきたいと改めて感じています。

 

雨があがった昼休み、土南タイムが実施できて、外で元気に遊ぶ子どもたちの姿がたくさん見られました。

体育発表会(校長室より)

ここ数年のような天気の心配はなく、無事に行うことができました。

朝のうちはうっすら雲に覆われていましたが、徐々に雲は晴れ、青空が広がる最高の天気でした。

「自分の力を最後まで出し切ろう」は児童会のスローガン。

子どもたちの笑顔、歯を食いしばった顔、涙、真剣な表情・・・いろいろな場面でたくさんの顔を見せてもらいました。

限られた時間で、練習を積み上げ、今日、それぞれの児童がそれを表現できたのではないかと思います。うれしい思いも、悔しい思いも、全てが栄養として成長に生きていくはずです。一つの行事が終わりましたが、学校生活は続きます。これからも最後まで自分の力でがんばることを大切にしてほしいです。

 

6年生の朝の教室の黒板です。子どもたちの思いがたくさん書かれていました。

一つのことに向かっていく子どもらしいエネルギーを感じます。高学年は、この行事でまた一つ、真の高学年に近づきました。種目だけでなく、係の仕事でも格好良い姿を見せてもらいました。

保護者のみなさん、地域のみなさん応援ありがとうございました。

先生方、今日も含めてここまで子どもたちの指導、お疲れ様でした。

 

週末です。子どもも大人も交通事故などに気をつけてお過ごしください。月曜日は学校はお休みです。 

 

高学年として(校長室より)

万国旗をつけたり、門柱を立てたりしません。

 それでも、準備はあります。高学年児童と職員で準備をしました。

 

こういう時間も、真の高学年になっていくための栄養になります。他の学年は下校していますが、自分たちの役割を自覚して仕事をする姿があちこちで見られました。

暑い中、5・6年生ありがとうございました。ご苦労様でした。先生方もお疲れ様でした。

さて、いよいよです。子どもたちの力一杯をみんなで応援する日です。どの競技でも、お子さんが力一杯競技に参加できていたら惜しみない拍手を。ともに思いは行動で伝えましょう。楽しみです。

給食(校長室より)

勉強が好きではなかった子ども時代、それでも休まずに学校に行っていた理由。

 

ゲームとかスマホとかパソコンとかがない時代ですから、家にいてもやることがない。

学校に行けば、休み時間に友達と遊べる。

あとは、給食を食べられることでしょうか。

 

食については好き嫌いは小さいときからなかったので、食べることで困ったことはありません。(逆に言うと、何でもよく食べる以外に褒め所がなかった子だったのです。)

 

今日、たまたまある教室で配膳風景や食べ始めを見る機会がありました。

よそられた分をそのまま食べ始める子もいれば、減らすために並ぶ子もいます。特に野菜を減らす子が少なくありませんでした。バランスを考えたメニューではありますが、最終的に個人個人の盛り付け量によってはちょっとばかり偏りを感じる場面でした。これが1年で185食、6年で1110食というように積み上がって体をつくっていきます。

気になるところではあります。もちろん、学校ではバランスの良い食事の大切さを伝えますが、無理矢理食べさせることはしませんし、本人の判断に任せているところです。

 

「食」「睡眠」はこれから大きく成長していく子どもたちにとってとても大切なものですので、「苦手だけど食べられるよ」となったらそれはそれで良いなあと感じます。

全体練習(校長室より)

今年度、最初の全体練習です。何度も行いません。朝の2時間を使って行いました。最初であり最後の全体練習です。

児童席に自分の椅子を並べて場所の確認をした後、全員ではじめの会の隊形に並びます。青空の下で、子どもたちはよく話を聞きながら練習に参加しました。

はじめの会では児童会の話、校長の話、歌、準備運動をします。とてもシンプルです。

紅白に分かれて戦うわけではないので、「ゴーゴーゴー」という歌は土南部小バージョンで歌います。元気な歌声が響きました。

「誰よりも速く走ろう」は全員にできることではないけれど、「自分の精一杯の力で走ろう」なら全員にできる、がんばろう、という話をしました。

 

コロナ前は運動会に向けて本当にたくさんの時間を使いました。このような全体練習も2度3度行ったものです。競技の練習、係の打合せ、係の練習・・・。授業中の時間を使うとすればそれは体育の時間に数えられます。体育の年間の授業数は決まっています。それをかなり圧迫する時間を運動会の練習で使うことになり、それはそれで悩みの種でした。始業前に時間を使って練習すればそれは完全なボランティアであり、仕事とすることはできません。

私は応援団担当を23歳から46歳までずっと続けてきました。教務主任の時も担当していました。大好きな係でした。子どもたちはあの数週間で大きく成長することを実感していましたし、だからこそやりがいを感じることの一つでした。朝、当たり前のように子どもたちを7時20分に集め、子どもたちと声がかれるまで練習、本番と力一杯行いました。私の教員としてのエネルギーのかなりの部分を使ったと言えます。

先日、当時応援団を担当したある男の子が、大学を卒業して立派な青年となり、春から弁護士として働くことになったと土南部小を訪ねてきました。私は彼の学級担任ではありませんでした。ただ、私は運動会の応援団の担当をしただけです。「応援団でお世話になった鈴木です。」そんな感じで来たのでとても驚きました。校長室で少し話をしました。

熱い思いで、そして時間をかければ、それだけ子どもたちの中に残るものがあることはわかります。しかし、コロナによって、限られた時間で何を行うべきなのか、というところに視点がいくようになりました。昔を知っているものとしては何となく物足りなさを感じる気持ちもありますが、仕方ないという気持ちでいます。

子どもたちが自分の持てる力をしっかり出し、その姿を保護者のみなさんに見ていただく、それが体育発表会の目標です。

子どもたち、がんばっています。

体調を崩す児童が微増です。しっかり寝て、よく食べて、元気に当日を迎えられますように。

自分にできる精一杯を(校長室より)

明るい日差しの下で、練習は続きます。

気温は金曜日ぐらいまでは高めのようです。

風がさわやかで、気持ちの良い空気でした。

赤白帽子をかぶっていない子が各学年に少しずついます。日差しを避けるために大切な物なので、きちんと持っているか確認してください。あごのゴムも伸びっぱなしになってはいませんか。

3、4年生の80m走の練習を見ました。男女混合、走力で分けたグループです。

 

自分が子どもだったときは、男女別、背の順で機械的に並んでいたものです。いつの頃からか、いろいろな配慮の元でグループ分けをするようになりました。

なんにしても「最後まで力一杯がんばって走る」それが大事です。一人一人が自分の力でできることだからです。

勉強でも、運動でも、自分にできることをしっかりがんばる、それがとても大切なことです。基本です。

 

さて、話は変わりますが、昨日今日で少し手を入れている場所があります。

トイレのドアです。

どうしてドアに靴裏の跡がついているんでしょうね。

これは女子の方です。写真は撮ってありませんが、男子の方はもっと真っ黒でした。4枚ともガラスの下の部分が黒くて気になっていました。以前から汚れていたので今に始まったことではありません。

メラスポでこすっていくときれいになりました。

下の写真で、空気口(ガラリ)の下と比べると、その上の部分はある程度汚れが落ちています。(ちなみに通常の掃除で、ドアをきれいにするような時間はなかなかとれません。)

学校には、本当にたくさんの「これ、誰がやる仕事?」というものが存在します。気がつく人、気が利く人がやっている、でもそうでない人は気づきもしない、そんな仕事がたくさんあります。

少し手をかけることで、改善できる場所があります。汚いより、きれいな方が気持ちが良いことは間違いありません。少しずつ、少しずつ。

週明けの雨(校長室より)

今朝のラジオで話題になっていましたが、週明けの雨は5週連続だそうです。

 

さあ、1週間の始まりだ、という日の天気が良くないと、出鼻をくじかれたような気になりそうですが、子どもたちはどんな朝を迎えたのでしょう。

校庭の木々の若葉も明るい緑で初夏を感じさせる季節になっています。

 

今週も体育発表会の練習が続きます。暑さに気をつけながら進めていきます。

 

 

昼休み、6年生の代表者は修学旅行についての集まりで先生の話を聞いていました。実行委員ですね。

外で遊べないそれ以外の児童は室内で自由に過ごしていました。

室内で駆け回ったりしてけがでもしたら悲しいので、静かに過ごす方法を考えることも大切です。

梅雨の時期に向けて、6月の生活目標は「室内での過ごし方や遊び方を考えて,落ち着いて生活しよう」となっています。

けがをしてわかることもありますが、先に少し考えて危険を回避することも大切です。明日はきっと外で遊べます。土南タイムがあります。楽しみに待ちましょう。

 

4年生さやむき(校長室より)

今日の給食で使用するグリーンピースを取り出す作業を4年生にしてもらいました。

給食室裏でえんどうまめを受け取って

各クラスでむき方を教わって

いよいよ挑戦です。朝の時間から1時間目の最初の時間で行いました。

手も洗いました。マスクもつけました。

なかなか手際よくできていますね。

今日のみんなの豆ご飯に使うので、責任重大ですね。

グループにはなっていますが、作業は一人一人でわかりやすいものなので、みんな集中して行うことができました。

この後、4年生がむいた豆は、調理員さんがよく洗って、食材として使用しました。

 

ほら、こんなにおいしそう。おいしかったです。

 4年生、お手伝いありがとうございました。

 

 

さて、週末です。昨日北海道で登校している小学生が交通事故に遭ってお亡くなりになるという痛ましい事故がありました。青信号で渡っていても、絶対に大丈夫ということではありません。今日、給食中に子どもたちには「青でも気をつける」「せめて自分たちはルールを守る」という話を放送でしました。事故のない週末になりますように。