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2025年4月の記事一覧
4月18日(金)探究心は学習のきっかけ&避難訓練
〇昨日くらいから外では暑さを感じますが、まだ湿度が低いので室内では快適に過ごせています。ただ週末は夏日に近くなる予報もあり、「まだ4月なのに・・。先が思いやられる・・。」などの声が聞こえてきそうです。最近の日本の四季はそのバランスを崩し始めているとも言えます。
〇「四季がどうして生まれるか」については、50年前に私が中学生の理科の授業で学んだことを今でも鮮明に覚えています。当時「なるほど何にでも根拠はあるのだな!」と強く印象に残ったのです。
〇その要点は、「地球は地軸を傾けて太陽を一年かけて回る。その傾きがあることで、一年間の間に地球が太陽に向かう部分が異なっていく。地表にあたる太陽の角度が変わり、そのため地球には日本のような美しい四季が生まれた。」ということなのです。なるほどある程度傾いているから、四季が生まれたのです。確かに地球儀も傾いて作られており、そのことにも意味があったのです。
〇更に、「しかも地球は、コマのようにきれいな軸を保ちながら回っており、もし軸が安定せずにドッタンバッタンしながら回っていたら、ある時は北極のような寒さ、またある時は赤道直下の灼熱の地になるなど、美しい四季どころか大変な気候の変化にさらされていたはず。」らしいのです。
〇実際に火星という星は、地軸が安定していないので、生物が生きていくには厳しい環境にあるということを大人になってから知りました。そして「なぜ地軸が安定しない」というと、火星を回っている衛星がとても小さくて、地軸を安定させるほどの力が無いそうです。
〇その点、地球を回っている衛星の月ですが、大きさは地球のおよそ四分の一だそうで、かなり大きいことが地球にとって良い影響があります。空に浮かぶ月を見ていると、地球の四分の一もあるとは想像できませんが、地球と月の関係が深いことは、大人になっても自分の視野を広げてくれました。
〇その他月の引力によって、海の潮の満ち引きがあることはよく知られています。月の引力で地球の海水が引っ張られ、それが人間の出生や息を引き取ることにも大きく関わってきていることは、驚きです。何はともあれともあれ、月のおかげで、地球は地軸を安定させることができ、穏やかな四季の移ろいがあります。
〇このように、中学生の学習が一つの起点となり、大人になっても物事を考えていく視点や学び続ける姿勢を身に付けていけるのではないでしょうか。来週から正式日課が始まります。いろいろな授業の中で、生徒たちが身近な問題や疑問に感じることに、興味関心をもってもらいたいものです。
〇6校時は全校生徒で避難訓練を行いました。こちらは同じく地球の内部がマントルなどの流動物で埋め尽くされており、その影響で定期的に大きな地震がくることへの対処を確認するものです。
〇全員真剣に取り組んでいました。日頃から「万が一はないだろう」ではなく、「万が一はあり得る」との危機意識をいつも持つことが大切だと思います。若い教員の話に耳を傾けていました。
〇ご家庭でも、自宅に使い避難場所の確認や災害備蓄品等について話し合ってみてください。
須藤昌英
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