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2026年2月の記事一覧

2月6日(金)合格祈願と梅の開花

〇イタリアで行われるミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式が、日本時間の明日の早朝に予定されています。前回の北京で日本は、過去最高の18個のメダルを獲得していますので、今回も期待が大きいようです。日本人選手の活躍が楽しみです。

〇インフルエンザ感染の第2波がきています。昨年は年末年始にかけて集中していたインフルエンザの流行ですが、今シーズンは早めに流行した分、第2の波が来ている状態だといいます。A型に加えてB型も急増中で、一般的にA型は激症型(1日、2日の間に高熱)なのに対し、B型はステルス型で、いつの間にか始まり、吐き気、嘔吐、下痢、もしくは食欲不振などの症状を伴うケースも比率としては多いようです。用心してください。

〇昨夕、千葉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校別の志願倍率が発表されました。倍率はあくまでも参考として知っておくのはかまいませんが、あまり一喜一憂しすぎない方が良いと思います。またこれにより1回に限り、志願の変更(志望校を変える、同じ高校内の志願学科を変える)の手続きをすることができます。手続き日は、2月12日、13日(ただし午後4時まで)です。

〇今日から本人と家族の意向を受け、担任と3学年職員は志願変更の手続きの準備に入ります。前にも書きましたが、私の経験からもこれは無暗に行わず、慎重に考える必要があります、理由として志願変更は「チャンスとリスクの両面」があり、場合によっては本人に心の動揺が残ることも過去にはありました。

〇手続きは本人とご家庭にしてもらいますが、少し複雑なので注意が必要です。まずすでに出願している高等学校へ行き、書類を引き取ります。次にインターネットによって新たに出願する高等学校へアクセスし手続きします。最後に中学校が作成した書類を新たに出願する高等学校へ出向き、提出して完了です。

〇正面玄関前の紅梅は、咲き始めてからしばらく経ちますが、いまだに満開を保っています。数週間前に咲き始めた時は、喜びが感じられましたし、その後も冷たい風の中でも、日差しをたっぷりと浴びてどこか誇らしく堂々と咲いています。

〇梅は桜とよく比べられますが、梅の方が開花時期がはやく、「寒さを耐え忍んで咲く」というイメージがあります。厳しい状況でも美しく咲くので、つつましくても昔から人々の思いが寄せられてきたのだと思います。事実、平安時代には梅に関する多くの和歌が詠まれました。

〇特に有名なのが、学問の神様と言われる菅原道真(845年~903年:平安時代の公卿・漢学者・文人)が詠んだ

「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)」です。この和歌は、菅原道真がいいががりともいえる罪をきせられ、九州の太宰府へ左遷される際、大事にしていた梅の木を前にして心をよせたるように詠んだ作品だと、中学校の国語の時間で習い、当時に暗唱して覚えたので、今でも強く印象に残っています。

〇おおよその意訳としては、「春風が吹いたら、お前の匂いを(京から太宰府まで)送っておくれよ、かわいい梅の花。私(主人の菅原道真)がいないからといって、春を忘れてはならないぞ」くらいでしょうか?「東風(こち)」がなぜ春風のことであるのかは、少し調べましたら中国の自然哲学「五行説」からきているそうです。春という季節は、東の方角と関係が深く、同様に「東南西北」が「春夏秋冬」にあたるそうです。

〇菅原道真は天才的な学問の大家で人柄もやさしく、多くの人々から尊敬されていましたが、当時の政権幹部からその名声を疎まれ、あらぬ罪で左遷(させん)されました。本人には政治的な意図はなかったとされますが、京の都で学問を究めるという本懐を果たせず、さぞ悔しい思いをしたことでしょう。

〇その大宰府での生活は大変きびしくみじめで、気候や風土が変わったためもあり、最後は体調をこわし、都に残した妻子にも会えず、一説によると西暦903年2月に59才で亡くなったそうです。今から1123年前の2月です。菅原道真は自らの弁明などを一切聞き入れられることのないまま、ほぼ囚人同様の扱いで左遷から2年で亡くなったので、無念だったことでしょう。

〇その後、京都では雷が落ちて火災がしきりに起こったり、伝染病がはやったりと不吉なことが続いたので、人々は菅原道真の霊がこのようなたたりをしているのではないかといっておそれたという話はとても有名です。「怨霊(おんりょう)」を鎮めるための儀式を、政権を握っていた藤原氏は何度も行ったようです。

〇昨年の修学旅行でも、何班かは、京都の北野天満宮(菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社)に受験祈願供養で参拝しています。個人の参拝ですとお守りが多いですが、団体での参拝ですと、学業成就の札をいただけます。職員室には過去に参拝した際に授けられた札が残っていたので、今は校長室に安置しています。

〇学問の神様の菅原道真公と比べることはおこがましいですが、私も校長として生徒の「学び続ける姿」をかげながら応援しています。特に再来週の公立高校受検には、3年生全員が自分の力を出し切れるようにと願っています。

〇合格することをよく「桜咲く」と言いますが、梅は可憐な花が咲いてその香りに特徴がありますので、合格を「梅香る」と表現した方がぴったりだと思っています。それでも河津桜もさらに咲き進んでおり、来週は満開でしょう。

須藤昌英

【北野天満宮の学業御守護札】

 

2月5日(木)無駄な時間はない!?「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)

〇昨日、校地東側斜面にある河津桜(濃いピンク色の早咲き桜)の数輪が、咲いているのを発見しました。先週あたりからつぼみが大きくなっていましたが、この暖かさが桜を目覚めさせたようです。調べると、河津桜は、伊豆半島・河津町で発見され、大島桜(オオシマザクラ)と寒緋桜(カンヒザクラ)の自然交雑種のようです。満開時は鮮やかですので、今からが楽しみです。
〇人は時として時間をもてあまし、何もしないで一日ボーッと過ごすということがあります。いわゆるコスパ・タイパ・スぺパなどの効率を優先する傾向の現代では、これを「時間の無駄」と切り捨てる風潮が強い気がします。
〇しかしその一方で、人が生涯にわたって学び続ける上には、この「無駄」と思われることが、脳科学の分野での研究がすすんだことにより、案外意味があるということがわかってきています。
〇それが「デフォルト・モード・ネットワーク(Default Mode Network)」(*以下DMNと示します)という脳の状態で、端的にいうと、ぼんやりした状態の脳が行なっている神経活動のことです。
〇ある一つのことに集中したり注意が払われたりするのではなく、ただぼんやりとしてあれやこれやと雑念している時や睡眠中の脳が示す神経活動のパターンのようです。
〇これは車で例えられるとわかりやすいです。DMNは、車のエンジンのスイッチはONになっていても実際には走行していない時の「アイドリング状態」です。車を運転しない方でも信号待ちの車のエンジンをイメージするとわかると思います。
〇日常生活の中で、人が何も考えずにボーッと散歩しているとき、一息つくために好きな飲み物を飲んでいるとき、身体がリラックスした状態で入浴をしているときなどに、DMNは活発化しています。
〇脳神経外科医の奥村歩氏によると、脳は以下のプロセスで情報を処理しているのだそうです。
1 入力(インプット):五感を通して情報を収集する
2 整理:(DMN)入力した情報を取捨選択する
3 出力(アウトプット):言葉や行動として表す
〇DMNが重要になるのは、2番目の「整理」段階で、この状態で自分の過去の経験や記憶を整理・統合したり、これから起きる出来事にどう対応したりするかを想定しています。逆にデフォルト・モード・ネットワークの働きが弱いと、脳内で情報が整理されず、物が散乱した机上のような「脳過労」状態になり、インプットした情報が脳に定着しづらくなったり、脳の活動自体が低下してスムーズなアウトプットにつながらなかったりするといった恐れがあるそうです。
〇散らかった部屋を掃除すると自然と気分が爽快になります。同じく脳内にやたらにたまった情報をスッキリと片づけ、脳疲労を防ぐためにも、DMNをオンにすることは重要です。
〇一番注目したいのは、DMNの働きは「創造性」と関係しているらしいことです。これが活発になるとあらかじめ蓄えられた情報がそれぞれ結びつきやすくなり、新しいアイデアや発想が生まれやすくなります。私も散歩や自転車に乗っているとリラックスして過ごす時間に、フッと「そうだ!あれをやってみよう!!」などの思い付きがあります。ただすぐにメモなどをしておかないと、後で容易に思い出せないこともあります。
〇早速このアイデアを実行に移してみるとどこか楽しく、たとえ予想通りの結果が得られなくても、「次はこうやってみようか」などのチャレンジする意欲につながっていることが多いです。
〇ただ留意点として、DMNが活発化していると、脳内では通常時よりも数倍以上のエネルギーを必要としているそうです。つまり「ボーッ」としている方が、何かを考えているときよりもエネルギーを使っていることになり、意外な感じがします。
〇この話を書きながら、漢字の「閑(かん・しずか・ひま)」を連想します。「閑」は、「ぽかんとしている」というニュアンスを含んでいますが、単に漫然とぼんやりしている状態だけでなく、「真空のようなに静かで、新しいものが生まれる」という状況や情緒を指す言葉ではないでしょうか?
〇「忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)」ということわざは、忙しい日々の中でも目を凝らせば、必ずふっと一息つける時間、空き時間がある。そんな時間こそが本当の「閑(=平穏無事、心静かに過ごす時間)」なのかもしれません。
〇今は少し時間があると、大人も子どもスマホとにらめっこして、ボーッとする時間が少ないようです。残念ながら暇をしていてもスマホを操作している時には、脳内が整理されるのではなく、逆に情報が入ってきて散らかしていることになってしまいます。
〇もしご家庭でお子様が何もせずボーッとしていても、もしかしたら脳はその子に新しいアイデアを用意してくれているかもしれません。今度はぜひ「どう何か思いついた?」のような声掛けをしてみてください。
須藤昌英

2月4日(水)千葉県公立高等学校入学者選抜にかかる出願

〇今日から金曜日まで、日中は三月並みの気温で春のような陽気になるようです。ただ空気は乾燥しきっているので、肌がガサガサになったり一足早い花粉症に悩まされたりする人も多いことでしょう。「立春」は節分の翌日ですので、暖かい日差しを楽しみながら、良い一日にしたいものです。

〇昨日から3日間(ただし5日は午前中のみ)、千葉県立及び柏市立柏高等学校の出願に係る手続き期間となります。昨年から生徒本人が事前にWEB上の出願登録サイトでの受付を完了させ、それを中学校が確認した後、志望先の高等学校へ調査書等の必要書類を郵送するかたちに変わりました。

〇基本的に公立高等学校へ出願できる条件は、「県の内外を問わず、他の公立高等学校を出願していないこと」です。以前は入学願書にそのことを校長が証明する欄がありましたが、改定後は調査書の下欄に、「本書の記載に誤りのないこと及び貴校に応募する資格のあることを証明する」とあり、それに私がすべて校長印を捺印しています。

〇出願する高等学校は、柏市、我孫子市、鎌ヶ谷市、流山市、野田市、松戸市と広域になります。以前ですと本人が朝、学校で出願書類を受け取り、志願先の高等学校へ徒歩や公共交通機関等を使って行き、直接出願していました。それは学力検査の当日の下見を兼ねていましたが、今は郵送ですので、本番までに再度経路を確認しましょう。

〇出願期間が終わる5日の夕方または6日金曜日に、ネットや新聞等で志願倍率が発表されます。その倍率を参考にし、1回に限り、志願の変更の手続きをすることができます(2月11日、12日)。ただしこれは無暗に行うとかえって本人に心の動揺(変更することにはチャンスとリスクの両面がある)が残ることも過去にはありましたので、慎重に行わなければなりません。

〇この2つの手続きが終わったら、あとは17日と18日の学力検査等の当日になります。生徒のみなさんには、「最後は自分のやってきたことを信じて」と言ってあげたい気持ちです。不安を感じない人など一人もいませんので、自分だけが不安だと思わないでほしいと昨年の校長面接でも何人かには伝えました。

〇私も昔に受検した経験から思い出すことは、他の学校から出願した人見知らぬ人は皆、「自分よりも出来そうだ」とか「自信がありそうだ」などと思えます。しかしその人たちもすべて同じような気持ちでいます。できればたまたま同じ学校を受検した人は、「ライバル」というよりは「同志」だと思って、「お互い頑張ろう」くらいの気持ちでいる方が、気が楽になると今は思います。

〇本番直前にあえてこれまでの生活スタイルを変えるのはあまり好ましいことではありません。直前まで踏ん張って準備したい気持ちはわかりますが、最後の追い込みとして深夜まで勉強をしようとするのはやめた方が無難です。これも自分の経験ですが、そのことが果たして自分にあっているのか否かと思いあぐんだり、寝不足になったりと精神的・身体的負担がかかります。新しいことをする気持ちをあえて抑え今までの生活リズムを貫いていった方が良いと思います。

〇中学校の教員には、『十五(歳)の春は泣かせない』いう言葉が先輩の先生方から伝わってきています。義務教育9年間を終え、新たな進路先を自分で選ぼうとしている3年生。合否の結果は我々にはどうすることもできませんが、本人が努力してきた力を精一杯出し切れるように祈るしかありません。学校(すべての在校生・教職員)をあげて3年生の健闘を祈っています。

須藤昌英

 

2月3日(火)節分&立春と鬼退治

〇今日は「節分」で、明日は「立春」です。北風が吹くと寒く感じますが、それでもこの冬は例年よりも少し暖かい気がします。今週も寒さは落ち着くものの週末は寒の戻りが予報されています。ただ「立春」と聞くとますます春が近づいている気がします。

〇節分の日は、全国各地の大きな神社仏閣で、著名人などが参加して盛大な豆まきを行っているところがテレビなどで映し出されます。節分はもともと、平安時代の宮中で行われた「追儺(ついな)」という厄除け儀礼が、季節の変わり目である立春の前日に行われるようになったものです。それが時代を経て民間にも広がったものです。

〇豆をまいて鬼を追うというのは、鎌倉時代以降、疫病や災厄を払うことからきているようです。それだけでなく、人の心にある穢れや乱れを祓い、新しい春を迎えようとする祈りが込められていると言えます。

〇もともと鬼には姿はありませんでした。少し調べると、古来死者の霊を一般には「鬼(き)」といい、人の認識を超えて、人に働きかけてくる超人間的作用のうちの忌避すべき観念に連なるものを「鬼(おに)」と呼ぶようになりました。それが江戸時代で、今の「赤鬼・青鬼」の姿が完成され、それぞれ角があり虎の皮の腰巻をつけて、金棒を持っている姿を、現代の我々はイメージするようになりました。

〇今日の給食メニューは、節分にちなんで、「豚丼、鰯(いわし)のつみれ汁、鬼まんじゅう、入り大豆、牛乳」です。昔は家庭でも鰯の頭を焼いて柊の枝で刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」を家の玄関などに飾る風習があった記憶があります。

〇鬼が家に入ろうとした時に、鰯を焼いた強烈な臭いで驚かせ、柊の棘で鬼を刺し追い払うための魔除けの儀式だと親から教わりました。今は恵方巻と呼ばれる巻物などがスーパーで大量に陳列され、良い方角を向いて食べることが浸透しているようです。

〇また年齢の数だけ豆を食べることも風習としてあります。大豆は良質なたんぱく質ですから身体に良いとわかっていても、さすがに私も数え歳の64個は食べられません。

〇「節分」はその名の通り季節を分ける意味で、立春の他にも立夏、立秋、立冬の前の日はすべて「節分」の日です。つまり「節分」は年4回あります。その中でも特に春は新年の始まりでもあることや希望をもつという意味合いから、特に春の節分が重視されるようになり、一般的に「節分」というと立春の前日を指すようになったそうです。

〇節分の日は太陽暦のカレンダーにおける大晦日にあたるそうです。この時期には中国などで、「春節」としてお祝いを盛大にするのをニュースでよく見かけます。私の自宅の近くにも中国の方がお住まいで、この時期は中国に帰っていることも多く、会うと楽しそうにその様子を話してくれます。

〇節分の日は新年を迎えるにあたり、鬼を退治するために豆が使用されます。昔はどの家庭でも豆まきを行っていました。一説によると、「魔(ま)を滅(めっ)する」という語呂合わせから「まめ」をまくようになったようです。

〇また日常でも「まめによく動く」などで使われるように、「まめ」という言葉には「体が丈夫で気が利く」という意味もあり、節分に使われる豆は「福豆」と呼ばれ縁起が良いものとされています。千葉県などは特産の殻付きの落花生を使うところもあると聞いたことがあります。

〇ではその鬼とは何を象徴しているのでしょうか?よく言われるのが、自分の心の汚い部分や弱い部分です。自分だけが得や楽をしようとしたり、相手を貶めたり意地悪をしたりする人は、少し反省することも必要でしょう。

〇誰しも「心の弱さ」はありますので、それから目をそらさずに、気づいたことはためらわずに、自分に取り入れていくことが「学び続ける」ことだと思います。自分の行動面で、普段からだらだら過ごしたり、なまけ心に勝てなかったりすることなども一つの鬼と捉えられるかもしれません。いずれにせよ自分を制御(コントロール)できるか否か、誰にとっても一生涯の課題とも言えます。

〇豆まきの時には一般的に「鬼は外、福は内」と言いながら豆を投げますが、これはご存じの通り、鬼(厄や邪気)は家の外へ、福(幸運や福の神)は家の中へどうぞ、という意味が込められています。鬼も「赤鬼は貪欲、欲望、渇望」の象徴で、「青鬼は瞋恚、悪意、憎しみ、怒り」を表しているそうです。自分自身の悪い心に豆をぶつけることで、福徳に恵まれることを信じて行われてきたのでしょう。

〇詩人の坂村真民(さかむら しんみん1909~2006)氏は、教員を終えた後に詩人になられた方です。多くの胸に刺さる詩を残していますが、その中に「節分」という短い詩があります。

追っ払われた  鬼の子たちが  お母ちゃんと  呼んでいる

それがつらくて  節分は  さびしい  何度も  目が覚める   

〇人間が鬼を追い払うのは、正義のつもりなのでしょうが、追い払われた鬼の子たちはかわいそうだというのです。私はこの詩から、「多様性はあらゆる方向から見ないとその感覚を保つことは難しく、決して小さな世界で語ってはいけない」と感じます。「人間も鬼も多様性の中では平等な存在」だということを納得するのは容易ではありません。

〇なおさら坂村真民氏の優しく大らかで繊細な心が伝わってきます。坂村氏の代表作「念ずれば花ひらく」は有名で、昔高校野球の名物監督がチームのスローガンとして掲げていましたので、私も知っていました。一心に願い努力を続ければ、必ず良い結果が出るという信念を詠い、多くの人の心をとらえました。

〇今日から千葉県公立高等学校入学者選抜にかかる出願が始まります。中学校では豆まきはしませんが、受検生が無事に自分の力を出し切れるように、今晩自宅で豆まきをしようと思います。

須藤昌英

2月2日(月)第56回柏っ子造形展

〇二月に入りました。今日の二月二日や二月二十二日は「にん(2)にん(2)にん(2)」などの語呂合わせから、「忍者の日」となっているそうです。中心は日本忍者協議会で、立派なホームページもあります。

〇よく勘違いされていますが、忍者の本来の主たる役割は戦うことではありませんでした。敵対する相手の情報を収集(諜報)し、その情報を主君(殿様)に速やかに届ける「情報伝達」が第一の任務であり、戦国時代において不可欠な存在でした。

〇彼ら忍者は敵地へ変装やなりすましで潜入し、地形、兵力、食料、さらには敵の動向といった戦略的価値の高い情報を収集・分析したり、味方に有利になるような噂をわざと流すように行動したりしていました。

〇今ならばスマホの代わりを生身の人間がしている「人間スマホ」とでも言えるかもしれません。時代が変わっても「情報」は重要で、その内容の正しさや伝わる速さを人間は追い求めています。また人の噂話が好きなのも、時代を超えた人間の共通点だと思います。

〇柏市教育委員会の主催で、市内の小中学校の児童生徒の作品を展示する3つの展示会があります。9月に科学展、11月に技術・家庭科作品展、そして先週末は美術科の作品(柏っ子造形展)がさわやかちば県民プラザの回廊ギャラリーでありました。

〇学年ごとに出品した作品が異なっています。今回は特に優れている作品を学校代表として出品しているので、どの作品も個性が豊かで、創作した生徒の気持ちがよく表現されています。モノづくりの楽しさを感じているようでした。

【1学年】

下村 琉伊さん つながる模様「10色のトンボ」

高橋 希菜さん つながる模様「冬の花」

成嶋 幸さん  つながる模様「紅葉」

池澤 莉央さん つながる模様「つながる色」

知念 優和さん 絵文字「自由の絵」

金定 明希さん 絵文字「カメラと撮った思い出」

原 ひなのさん 絵文字「夏の音」

【2学年】

門田 龍誠さん ゼンタングルのキーホルダー「経験」

若佐 瞬さん  ゼンタングルのキーホルダー「クラゲ」

篠崎 琉華さん ゼンタングルのキーホルダー「アウル」

関根 涼さん  ゼンタングルのキーホルダー「かめ」

藤﨑 珊瑚さん ゼンタングルのキーホルダー「ジンベイザメ」

渕上 佳栄さん ゼンタングルのキーホルダー「蝶」

丸山さくらさん ゼンタングルのキーホルダー「青りんご」

張 湘嚀さん  だるま「ラッキーだるま」

村上 葵さん  だるま「しあわせな猫」

【3学年】

今野 沙羅さん リサイクルフラワー「華」

砂川 心望さん リサイクルフラワー「丸い花」

木下香里奈さん リサイクルフラワー「Flin」

髙橋陽太郎さん リサイクルフラワー「葵」

笠原 娃花さん リサイクルフラワー「でっかい花」

森 愛英さん  リサイクルフラワー「青い花」

〇冒頭の忍者の「忍」は、訓読みは「しのぶ」です。意味は「我慢する」や「過去や遠くの人を慕う」などがありますが、まさに3年生は今、忍(しのぶ)耐える生活を余儀なくされています。生活サイクルを「朝型」に切り替え、夜は早めに就寝し、体調を整えてほしいです。

〇在校生も今月は、3年生の公立高等学校の受検日にあわせて、後期期末テストがあります。定期テストは主に授業の内容から出題されます。その日の授業で疑問があれば、積極的に先生やクラスメイトの力を借りて、明らかにしておきましょう。

須藤昌英