柏市学校図書館紹介blog

市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています

旭小図書館にようこそ! 〜学べて楽しい図書館を目指して〜

「失礼します!」「よろしくお願いします!」
今日も元気な旭っ子が図書館にやってきます。
旭小には中・高学年向けと,低学年向けの2つの図書館があります。
図書館には,時季や学習内容に合わせた掲示物を貼っています。
今掲示しているのは,  図書委員会で実施中の「50冊達成の花!」です。
図書館での貸し出し冊数が50冊を超えた子どもに,花びらカードを渡して
名前とおすすめの本を書いてもらいます。



たくさんの花が咲いてきました。

図書委員と子ども司書による今年度2回目のビブリオバトルも開催されました。
会場準備,司会,タイマー係,投票用紙係とすべて5年生の図書委員が分担して
手際よく進めていきます。

どのバトラーも落ち着いてしっかりと自分の本をアピールすることができました。
「全部読んでみたくなった。」という感想が多かったです。


1年生は,国語の「おはなしどうぶつえん」の勉強のあと,
「ジオジオのかんむり」で読書会を行いました。
人によっていろいろな感想があるのも発見のひとつです。


3年生は調べ学習で日本の祭りについて調べています。
どの本に詳しくのっているかな?

旭小図書館は,読み聞かせボランティアの方々や,保護者の方々をはじめ,
たくさんの方々に支えられています。
これからも,学習に役立ち,通うのが楽しみとなるような図書館を
目指していきます。

楽しさいっぱい♪ みんなでつくる、あそべる図書館 柏第四小学校

柏第四小学校は、各学年4クラス、生徒数740人のにぎやかな学校です。

図書館には、いつもたくさんの子どもたちがやってきてくれます。

 

入り口の前では、マスコットキャラクター「四ノ宮本二郎」がおでむかえ。

1学期に四小のみんなが応募してくれたキャラクターの中から、投票でえらばれました。

 

 

どうですか?

「二宮金次郎」と「四小図書館」とをかけた、この抜群のネーミングセンス!

今ではすっかり、四小図書館の顔になっています。

 

図書館のいたるところに「本二郎」が。


 

右の案内板は、絵のじょうずな6年生がつくってくれた力作です。

 

四小図書館には、あそべるしかけがいっぱい。

現在は、図書委員さんお手製の「図書館クイズ」を実施中です。


 

みごと正解すると、今年度貸し出しの多かった本の中からえりすぐりの一冊を入れた「本のたまてばこ」が借りられる特典も!

たまてばこゲットめざして、みんながんばっています。

 

ほかにも、いつも読み聞かせをしてくれる読書ボランティアさんへお礼のお手紙を書くコーナーや、

 

 

 

 外国の子どもたちとの文通コーナーも。

日本について紹介したり、いろいろな文化のちがいを肌で感じたりすることができます。


 

昨年の秋には、四小のみんなが書いた手紙をびんにつめて、外国のお友だちに送りました。
外国のお友だちからは、日本とは異なる生活のようすを伝えるカードや写真がとどきました。

今度は、四小手づくりかるたやおりがみを送る予定です。

 

みんなでアイディアを出しあって、実際に形にしたり、体験したり、楽しみながら、さまざまなことを学べる場。

四小図書館がそんな場になるよう、日々試行錯誤をつづけています。

 


第10回柏市学校図書館指導員研修会

平成31年1月21日(月)に沼南庁舎において,
第10回柏市学校図書館指導員研修会が行われました。

■柏市教育研究所の北村大明先生による講演会
 テーマ 「特別支援の立場からみた子どもを支える学校図書館の在り方」
■指導課より来年度のオリエンテーションについて


■グループに分かれて選書についての学習会
 ①今年度の選書について検討(選書リストを使用して)
 ②来年度の選書について意見交換
 (各教科の単元やテーマ・学校の実情等を考えて,どのような本を選んでいくか)

2019年も子どもたちひとりひとりのために,柏市学校図書館指導員は学んでいきます。

発見があり,学べる図書館を目指す 柏第三中学校

 柏三中の図書館は,校舎3階の角にあります。
第1図書館には,主に0類から7類の本,第2図書館には8類・9類の本が置かれています。
柏三中入口

【三中図書館のゆるキャラ「かぶ太郎」】
 第2図書館では,「かぶ太郎」がみんなを待っていてくれます。
今年はリニューアルし,物語をダイジェスト版にまとめました。
この「かぶ太郎」が誕生したのは5年以上前ですが,今年も学習図書委員が作成する
「図書通信」にイラストや4コマ漫画で登場しています。
かぶ太郎

【授業でも使われています】
 今年度のビックイベントといえば,MMG(みんなでつくる魅力ある学校)です。
2年 国語では,「平家物語」の教科書以外の6つの物語をグループに分かれて,調べ,みんなに発表しました。
それ以外では,1年生は「ベンチ」「蜘蛛の糸」を学んだ後に,POPや帯を作成しました。
3年生では「奥の細道」で,自分の好きな俳句を見つけ,歌の意味を調べたり,イラストを描いたりしています。
第2図書館入口

【今年もやります 本の福袋】
学習図書委員が考えたテーマに沿った本が入っています。
たくさんの生徒が借りてくれると嬉しいです。
本の福袋

【今年 初イベント 本のおみくじ】
本のおみくじ
 本の福袋の次は「本のおみくじ」です。図書館指導員の簡単な提案に,学習図書委員が色を添えてくれました。
おみくじの内容も個性が出ています。選んだ人が幸せになるといいです。
おみくじの内容を一部ご紹介。
「この本を選んだあなたは 末吉です。この本はささいなことではありますが,自分の知らなかったことが明らかになります。
その隠されたところを上手く使い,他人に役立てるようにがんばれば,きっといいことが起こるでしょう。」
「この本を選んだあなたは 小吉です。この本は,文芸部のお話で,俳句が好きでない人でも読んでいくうちに俳句の楽しさや
面白さが伝わってくると思います。今年は俳句を作ってみるといいでしょう。」

学習図書委員の活動として「学習図書委員による給食タイムブックトーク放送」は,5年以上続いています。

目から耳から今年もいろいろな方向から,たくさんの本と触れ合える,知識が広がる学校図書館を目指します。

知識とワクワクがいっぱい! 十余二小図書館

 十余二小図書館は昨年度新しい建物に引っ越しました。
二方向に窓があり日光が入るため,とても明るく広い図書館です。
休み時間は子どもたちでいっぱい!
ノートと筆箱を持ってきて友達と相談しながら調べものをしている子,じっくり読書を
する子,友達と1冊の本を仲良く読んでいる子,思い思いに自分の時間を過ごしています。

図書委員会ではビブリオバトルを行い,自分が選んだ本のPOPを作りました。
図書館は色とりどりのPOPでいっぱい! 図書委員のおすすめ本は大人気です。

新刊展示会では先生が新刊の中からおすすめの本を選んでくださいました。
おすすめコメントを書いた小さなPOPを表紙に貼り付け,そのまま貸出しています。
先生のおすすめ本も大人気です。


6年生子ども司書が給食とのコラボ「おはなし給食」で「11ぴきのねことあほうどり」の
読み聞かせをしました。お話に出てきたコロッケがその日の給食に・・・美味しかったことでしょう。


図書の時間は床に座って小さくまとまり,図書館指導員の読み聞かせを聞きます。
挿絵が見やすいのはもちろんのことですが,肩をつき合せて座ることで友達の反応を身近に
感じることができ,お話の世界をより楽しむことができます。
1年生が動物園に校外学習に行く前に「つんつくせんせいどうぶつえんにいく」の読み聞かせを
しました。次の図書の時間,お話に出てきたバクを見たことをニコニコ話してくれました。
図書館指導員としてこの上なく嬉しい瞬間です。


これからも十余二小の子どもたちに知識とワクワクを届けるお手伝いができるよう,
心をこめて丁寧に仕事をしたいと思います。

第8回・第9回学校指導員研修会

平成30年11月19日(月)に第8回の研修会が行われました。
  
 ①「みんなでつくる魅力ある学校」の実践報告
 ・富勢東小学校 2年生道徳:おせわになっている人「じぶんがしんごうき」
    周りの方への感謝の気持ちを育てるために、読書会の支援や
    事前に行った並行読書の話を聞きました。

 ・田中北小学校 4年生国語:「物語を書こう」
    プロミングツールを使用し物語制作を行ったことを、実際の作品や
    パワーポイントなどを見ながら話を聞きました。

 ・大津ヶ丘第一小学校
    ICTと学校図書館活用を4年計画で行っているため、すべての学年で
    学校図書館の利活用が盛んな様子が伝わってきた報告でした。
 ②分類基礎講座
 私たち学校図書館指導員にとって、最も重要な分類について話を聞きました。
 知っているようで知らなかったことなども、改めて確認することができ貴重な
 時間となりました。

 ③外部研修会参加報告
 荒川区立赤土小学校で行われた「2018学校図書館研修講座」の参加報告を
 聞きました。
 テーマは「司書教諭と学校司書の連携による図書資料を活用した授業」
 柏市の研修に留まらず、外部の研修に参加し新しい風にあたることは大変
 刺激になります。
 
 ④ワークショップ
 ・授業に活用できるアニマシオンの実践と体験

・「これはのみのぴこ」谷川俊太郎/作   ・宮沢賢治のブックトークを聞き
 絵本の読み聞かせを聞いて、       クイズに答えます。       
 バラバラになったカードを
 並べ替えます。

その他にも俳句や「エルマーのぼうけん」、「わすれられないおくりもの」の
アニマシオンの実践、郷土資料の展示が行われ盛りだくさんな研修となりました。

平成30年12月10日(月)に第9回の研修が行われました。今年最後の研修になります。

 
①帝京大学教育学部教授 鎌田和宏先生講演会
  「新学習指導要領時代の教育と学校図書館」について心強いお話を
  聞くことができ、大きな力で背中を押された気持ちになりました。
  改めて身を引き締め学校で活かしていきたいです。
 

 ②「調べる学習コンクール」報告
  柏市でも昨年度から取り組み、今年度第2回となった報告がありました。
 
 ③おすすめ本の紹介
  今年度購入した本の中からおすすめの調べ学習、読み物を持ち寄り
  紹介しました。

    今年も研修で多くのことを学び吸収しました。
    来年も学校図書館に良い風が吹きますように。良い年をおむかえください。

藤心小学校図書館へようこそ!

 まわりを緑に囲まれ,自然たっぷりの藤心小学校。児童数は432名。図書館は1階,職員室の向かいの別棟(2部屋)です。

 こちらは調べ学習用,子どもたちが自分の席でゆっくり本を読める部屋です。
今は窓際に,2年生が「アンデルセン童話」を読んで作った,切り絵を飾っています。



 
 こちらは9類の本メインの部屋です。子どもたちはみんな,楽しそうに本を選んでいきます。
新着本が入った際に,何冊か表紙をガーランドにして飾ってみました。すると,「やきざかなののろい」が大人気に。
また,11月中は「4年生おすすめの新美南吉の本」を,4年生が作成したPOPとともに展示しました。
お兄さん・お姉さんのPOPにひかれて,本を手に取る低学年児童の姿が見られました。
次は,5年生のPOPがお目見えする予定です!


 「休み時間は外で元気に遊びましょう!」が合言葉の”藤っ子”ですが,毎日,遊びに行く前に本を返して借りていく子や,
移動の時間がもったいないと本棚の前に座り,時間を忘れて読み続ける子など,常連さんが沢山います。


 そんな藤心小図書館の今年度のテーマは「森の図書館」。
図書委員の5・6年生がテーマと取り組みを決めて,木や花などの図書館装飾を作りました。
取り組みとして決めたのが,読んだ本の冊数にあわせて葉が増え,紅葉していく,「読書の木」です。


 こちらは、保護者のみなさんに見てもらいやすいよう,1階廊下に掲示しています。
また,葉が紅葉した後は殿堂入り!2学期も終わりに近づき,子どもたちの写真も増えてきました。


 最後に。藤っ子の読書好きを支えてくれるのが,本を沢山読んでくれる担任の先生をはじめ,ボランティア団体の”きらきらさん”です。


きらきらさんは,毎週木曜日の朝の読み聞かせ活動をはじめ,
11月に行われた「藤っ子まつり」では,”ちか100かいだてのいえ”を公演してくださいました。


藤っ子の読書活動は,沢山の人に支えられています。ありがとうございます!
これからも,子どもたちに寄り添える図書館でありたいと思っています。

学校図書館はみんなの憩いの場~手賀中学校~

<全職員のおすすめ本>
 図書館前の廊下ではおすすめ本を手にした先生方の写真が迎えてくれます。総勢28名!おすすめ本は館内の特設コーナーで手に取ることができます。先生や友人から薦められた本は「読んでみよう!」と思うもので,貸し出し率が上がります。

<昼休みの光景>
 約7000冊を所蔵する図書館は明るくすっきりとした空間です。昼休みには本を借りる生徒のほかに,勉強したり折り紙をしたりする生徒もいて思い思いに過ごしています。
 また,新聞とタブレットPCが置かれているため(タブレットPCはICTの先生来校日のみ),新聞やネット検索で興味のある情報に触れることができ好評です。多い日には全校生徒(77名)の約半数が来館することもあります。


<新聞の活用>
 今年度から千葉日報のほかに一般紙(読売新聞の朝・夕刊)を購読しています。国語の授業では,投書欄に投稿したり,気になる記事を切り抜いて意見を書いたりして活用しています。また,Tボラ(図書ボランティア)の生徒が昼休みに新聞をチェックし,気になる記事を切り抜きます。切り抜いた記事は一言コメントをつけて廊下のパーテーションに貼っています。旬の話題やスポーツの話題,地元ネタなど目のつけどころはさまざまです。


<授業に本を取り入れる>
 1年生の国語では“動物に関する本”を読んで本の帯を作成しました。学校図書館で本を選ぶ際には,物語だけでなくペットとしての動物や福祉に携わる動物など,いろいろなジャンルの本があることに気づいたようです。心に残った一文を引用して作った帯を見せ合いながら班の中でブックトークをし,本の魅力を伝えあいました。
 そのほかの教科でも,図書館指導員が授業に入って単元に関する本を紹介すると,生徒たちは休み時間にその本を手に取って読んでいます。自分から「知りたい」と思う気持ちを引き出す力が,本にはあるのだと感じます。


<図書委員会主催のビブリオバトル>
 1クラス2名ずつ,計6名の図書委員。日々の貸し出しのほかにも「ビブリオバトルの実施」という大仕事があります。10月には校内ビブリオバトルを行い,5名の生徒が競う中,全校でチャンプ本を選びました。投票には玉入れ用の玉を使用するのが手賀中流です。
 また,11月の麗翔祭(文化祭)では,4名の生徒がさらに磨きをかけた発表を披露しました。「紹介された本を読んでみよう」,「ビブリオバトルに挑戦してみたい」という声も聞こえてきました。このイベントで心を動かされて,手賀中学校の読書活動がさらに活発になることを願っています。

第6回 学校図書館指導員研修

10月29日(月)に今年度6回目の研修が行われました。

①“みんなでつくる魅力ある学校”プロジェクトに取り組んでいる柏第三中学校の実践発表

2年生 国語:伝統を見いだす「敦盛の最期~平家物語~」
700年以上も「平家物語」が語り継がれているのはなぜか,その意味や古典の魅力と楽しさを知ってほしい!という先生の願いのもと,調べ学習が展開される授業風景を見せて頂き,図書館指導員からどのような選書や支援をしたのか具体的な説明がありました。
また,小・中の教科書を持ち寄り「平家物語」の単元やねらいを見比べながら,自校でどのような支援をしてきたか,今後どのような支援ができるかを話し合いました。
改めて,先生の授業展開や願いをしっかり受け止め支援して行ける図書館指導員でありたいと感じた実践報告となりました。



②グループワーク
いよいよ大詰め!柏市学校図書館運営マニュアル改訂版の最終チェックです。
誤字脱字はないか,内容に誤りはないか確認しました。
新しいマニュアルが学校図書館に届く日が楽しみです。



③ビブリオバトル
各グループで盛り上がりを見せた予選を勝ち抜き,チャンプ本に輝いた9冊の本が全員に紹介されました。
図書館指導員自身のビブリオバトルの体験を通じて,支援の仕方を見つめなおす良い機会ともなりました。




-本を通じて人を知る,人を通じて知る- これからもたくさんの本に触れて,子どもたちへと手渡して行けたらと思います。

読書の好きな生徒がいっぱい!  光ケ丘中学校図書館

【広くて明るい図書館】
 校庭に面した窓からは一日中,光が入りとても明るく気持ちの良い図書館です。
2クラス分のスペースをつなげてあるため中央はトンネルをくぐるように移動する,ちょっと面白いつくりです。
 蔵書数は約15.000冊。昼休みは毎日生徒でいっぱいです。

【授業での活用】
 1学期は3年生が家庭科の授業で図書を活用しました。幼児教育の単元で
絵本と手芸の本を参考にフエルトで絵本を作ります。久しぶりに絵本を手
にして「懐かしい!」という声があちこちから聞こえました。


【図書委員会の活動】
 7月に図書委員会主催,有志による第1回ビブリオバトルが行われました。
参加者4名,観覧者も50名を超える生徒が集まりました。発表者も観覧者も
スピーチに集中し,とても良いビブリオバトルになりました。
 10月に第2回ビブリオバトルを行います。



 
 書架には面出しのスペースをあちこちに用意しています。毎日の図書委
員当番はみんなに読んでほしい本を考えて展示します。昼休みが終わって
借りられていたらガッツポーズです!
 秋には図書委員会主催のしおりコンテストとスタンプラリーも行います。


 光ケ丘中学校の生徒は読書が大好きです。本を借りていく生徒は嬉しそうに,
キラキラした笑顔をしています。これからもたくさんの素敵な本と出合えるよ
うに,いろいろな分野の良い本を揃えていきたいと思います。

本に親しみ,本を楽しむ様々な取り組み~富勢西小学校

◆ようこそ!富勢西小図書館へ◆
 富勢西小学校は,柏市の北部に位置し,近くには利根川やあけぼの山公園がある
のどかで自然豊かな場所にある学校です。
 全校生徒は174名,6年生のみ2クラスで他は全て1クラスです。
小規模ですが,その分アットホームで何をやるにも全校生徒が一致団結しています。
 廊下をはさんで教室が向かい合わせになっているため,図書館の目の前に低学年の
教室があり,のぞいていく子,声をかけてくれる子,子どもたちがいつでも入りやすい
環境です。
 昨年度は一人当たり平均73冊の本の貸出がありました。高学年でも読書の時間に
しっかりと本を読み,借りる児童が多いのも富西っ子の特徴です。

◆読書だけじゃない!いろいろな試み◆
 学校では,読書だけではなくいろいろな本に
親しむ取り組みを行っています。
 以前から漢字検定の試験会場となっていましたが,
昨年度より算数・数学検定の会場にもなり,
子どもたちは自校で検定を受けることができます。
 そのため,検定の問題集も図書館に置いてあり,
試験前になると,勉強をしに来る子や借りに来る子も
多くいます。


 5月には,ポプラ社のポプラディア出張授業が行われ,4年生が図書館とPC室を
使用して,百科事典の使い方を学びました。

 大きな本を開いて言葉を探していくのは大変ですが,調べ学習でこれから使う機会も増えていくので,子どもたちは真剣に聞いていました。

 このほかにも,ベネッセの出張授業「辞書引き講座」を低学年で行っています。
辞書の学習をする3年生だけではなく,遊びを取り入れながら1,2年生でも辞書にふれることで言葉や漢字に早くから親しみ,辞書に興味を持つ児童も増えました。
 
 百科事典や辞書を「勉強で使う道具」として紹介すると身構えてしまいますが,
このように遊びの中で自然に使えるようになると,楽しく便利な道具として活用は
さらに広がりますね。

◆「読書イベント」もうすぐ始まるよ◆
 10月からは「秋の読書週間」に合わせて「読書イベント」が始まります。  
  
  昨年度はいつもと趣向を変えて,子ども
 たちから「しおり」のデザインを募集して
 「しおり総選挙」を行いました。       
  少ない児童数に対して,なんと61個の
 応募がありました。これらを全て張り出し
 てみんなに投票をしてもらい,上位12個
 の「しおり」がスタンプラリーの達成者へ
 のプレゼントになりました。

  今年も楽しいイベントを通して「読書の
 秋」を満喫してもらおうと計画中です。



 
 本を読むことが好きな子もいれば,まだまだ苦手な子もいると思います。
イベントや遊びを通して「読むことの楽しさ」を知ってもらうため,これからも
学校図書館は,子どもたちに寄り添う場所として,たくさんの本を提供していきます。

読書活動を通して「学ぶ意欲」が育っています!~中原小図書館

中原小では,授業の単元に合わせた並行読書を支援するために,学年の廊下にコーナーを設置
しています。いつでも子ども達が本を読み,調べることができる環境作りを目指しています。
中原小の図書館活用の様子を紹介します!

◆読書会◆

3年生が『あらしのよるに』(講談社)で読書会を行いました。
テーマは「ついにふたりは出会った」明るい場所で会った時,ふたりはどうなるのか考え発表
しました。また,別の時間に物語の続きの話を作りました。

◆本の読み聞かせ◆

図書の時間を利用して担任の先生が読み聞かせをしました。
「読み聞かせを始めるよ」と声をかけると,みんな目を輝かせて喜びます!
感想を尋ねると,たくさん発表をしてくれる中原小の子ども達。素敵ですね♪

◆新聞を活用した道徳+図書の時間◆

2年生が,道徳で世界の子ども達の日常について勉強をしました。
図書の時間では新聞を活用し,世界の食べものについて調べました。
食べものだけでなくスプーンを使っている,手で食べている,日本と同じように箸を使っているなど,たくさん発見できました!

◆ボランティア活動◆

読み聞かせボランティア『そらいろのたね』の皆さんが,毎年6月に「どくしょまつり」を開催
してくださいます。今年もたくさんの本に出会いました!


図書館ボランティアの皆さんは,季節の掲示物を作ったり,図書館の整備を行ったりしてくださいます。写真の活動は7月の七夕の様子です。
子ども達一人一人に短冊を作って,配ってくださいました。

みんなの願いが叶いますように…★

夢に向かって歩み続ける学校図書館~柏第二小学校

◆図書室リニューアル!
 平成29年度に創立130周年を迎えた,歴史ある柏第二小学校の新しい図書館をご紹介します。
◆新しい図書室はみんなの大好きな場所です
 こちらは平成29年2月1日に完成した第一図書室です。冷暖房完備の図書室は,学年全員が入室
することのできるとても広い図書室で,多目的室としても使うことができます。第一図書室には
ものがたりの本(9類)と伝記の本(2類)が配架され,主に読書活動に利用されています。「新
しい木の匂い,いい匂い~」と,子どもたちはうれしそうな様子で図書室へやってきます。
◆第二図書室も落ち着ける場所なのです
 旧図書室は,第二図書室として0類から8類の本が配架され,主に調べ学習に利用されています。
第二図書室はこぢんまりとした落ち着いた雰囲気があり,休み時間に読書をする子ども達の数は,
第一図書室よりもずっと多いのですよ。リラックスして読書できる空間です。
◆頼もしい図書委員
 図書室が二部屋できて,図書委員の仕事が倍増しました。そんな中,当番でない日にもすすん
で図書室へ来て「何かやることはありますか?」と聞いてくれる図書委員がたくさんいます。

◆二小っこの楽しみ♪よむよむスマイルさん
 毎週火曜日,「よむよむスマイルさん」という,保護者や地域の方々が,ボランティアで読み
聞かせ活動をしてくださる時間があります。6年生が卒業を迎える頃になると思い出を振り返り,
1年生の時に初めて読み聞かせした本を,もう一度読み聞かせしてくださいます。6年間を通して
よむよむさんが子ども達の成長を見守り,支えてくださっていることに,心から感謝しています。
 素晴らしい二小の子ども達,保護者や地域の皆さん,先生方と共に,学校図書館も夢に向かっ
て歩み続けていきます!

第5回学校指導員研修会・第2回司書教諭・学校図書館指導員合同研修会

第5回 学校図書館指導員研修会
7月20日(金)に行われた学校図書館指導員研修の内容を
紹介します。

①情報BOXの使い方・蔵書点検について
まずは学校図書館ITサポート員の本間さんに,昨年バージョンアップした
情報BOXを使って,蔵書点検のやり方を教えていただきました。
蔵書点検は私たち図書館指導員にとって大切な仕事の1つです。点検後は,
本を1冊1冊丁寧に扱うことの大切さを伝えていきたいと思います。


②選書検討会
次はそれぞれの担当校の選書リストを持ち寄り,選書検討会を行いました。
選書方針,今後の見通しなど話し合い,お互いに参考にし合うことで,
学校図書館の蔵書が更に充実していくことを目標に努力をしています。

③グループワーク(マニュアル改訂)
私たちの仕事の教科書ともいえるマニュアルを,改訂することになり,
本日,2回目の作業です。今回の改定の目標は,誰にとってもわかりやすい事。
学校図書館の内容・できることなどを学校に関係するすべての皆さんに
伝わるよう,検討を重ねていきます。


第2回 司書教諭・学校図書館指導員 合同研修会
7月27日(金)に行われた研修会は,北部・中部地区,南部・東部地区,
に分かれて午前・午後の動きが入れ替わる研修でした。


【柏の葉中学校の実践発表】
中学2年生 国語「新聞の投書記事を書く」の実践発表を聞きました。
生徒が自分の伝えたいテーマを絞り込むときにマッピングを利用したこと,
テーマに沿った資料を元に意見をまとめ,記事を投稿し,実際に採用された
記事があったことなど,子供たちが生き生きと取り組む様子が伝わりました。

写真は 図書館指導員が参考資料として用意した本
この他にも,新聞記事や生徒個々に合わせた資料も用意


この後,司書教諭は学校図書館コーディネーターの中澤先生より,
図書館指導員は学校図書館アドバイザーの中島先生より,
それぞれの実務に合わせたご講義をいただく時間となりました。

そして中学校区での実践プロジェクトの話し合いでは,司書教諭,図書館
指導員が一緒に,2学期にむけて更に各校で取り組む事,小中連携でできる
ことなどを検討しました。

続いては,指導員だけの研修に移ります―――

場所を風早北部小学校に移し,3度目のマニュアル改訂グループワークです。
この日はPC室をお借りすることができたので,それぞれのグループで実際に
文章を直したり,写真を入れ替えたりと作業を進めることができました。


7月の3回の研修を通して更にパワーアップし,2学期に備えたいと思います。

人がいっぱい!本がいっぱい!


「田中中スタンダード」2年目!3冊読んだ人がだんだん増えてきました。
この3冊は中学時代の思い出に刻まれています。


図書館のスタートは、新1年生のオリエンテーションから始まります。
「読書室」で,本の分類を復習して「図書室」の本との出会いから,自分の読みたい本を見つけて借りることができました。

2年生のオリエンテーションは「ミニミニビブリオバトル」です。
全員が自分の言葉で「話す」こと,そして他の人の発表を「聞くこと」を1時間に盛り込んだミニミニ版のビブリオバトルです。
班で選ばれた本はクラス全体で発表し,クラスのチャンプ本を投票で1冊決めました。



「本を知り,人を知る」ビブリオバトルを楽しみ,自分の本の世界も広がりました。

学習図書委員会では,7月の夏休み貸し出しに先がけて『新着本展示会』を開きました。自分の選んだ本を紹介する『POP』を作成して展示しました。
どれも個性豊かな力作です。POP作品を楽しみながら,夏休みに読む本を選ぶ表情はワクワクと輝いています。

第4回学校図書館指導員研修

 7月2日(月)第4回学校図書館指導員研修が行われました。
今月は今回を含め,3回の研修が行われます。

○授業支援研修
初の授業の映像を見ながらの研修です。
柏第八小学校,4年生短歌の授業です。


短歌のリズムや,言葉のひびきに興味を持ち,音読を楽しんでいる様子が
伝わってきました。


○おすすめの本紹介
九つのグループに分かれ,調べ学習用の本1冊と自由な選書1冊について紹介をしました。
「この本いいよね」「自校でも購入しようかな」など,活発に意見の交換が
行われました。実物の本を見られるのはとても勉強になります。






○課題図書ブックトーク
中学校担当指導員による課題図書ブックトークの様子です。



普段はブックトークをすることが多いため,楽しく新鮮な気持ちで聞くことが
できました。
「一〇五度」
「太陽と月の大地」
「千年の田んぼ(国境の島に,古代の謎を追いかけて)」
どれも読んでみたい本です。

学校図書館指導員は,研修で学んだことを活かして日々の授業支援を行って
いきます。

楽しく学べる図書館へ! 風早南部小学校

風早南部小学校の図書館は,1階のほぼ中央にあり2階まで吹抜けになっているすてきな図書館です。

昨年度よりスタートした「高津風文庫」は,
東部2地区の4つの小学校(高柳小・高柳西小・大津ヶ丘第二小・風早南部小)の
先生方が選んだ小学生に読んで欲しい本20冊です。
 
学年ごとに読んで欲しい本が決まっているので,
自分の学年の本を読み終えると「コンプリート高津風」となり,
チャレンジシートにも挑戦しています。



「図書館へいこう」の授業では,図書館で本探しです。
図書館地図を持って,みつけた場所をチェック。
たくさんの本を楽しくみつけられました。



読書感想文の書き方も図書館で練習中です。
全員で同じ本を読み,うれしかったところや悲しかったところに
付箋を貼っていきました。すてきな感想文が書けるといいですね。



ポプラ社の出張授業では,「ポプラディア」の使い方を覚えました。
百科事典の引き方のコツを学びキーワードを調べていきます。
さっそく次の授業でもポプラディアを使っていました。



図書委員会では,「ワクワク本の福袋」を始めました。
本の福袋は初めての試みですが,たくさんの人が参加してくれるように
ポスター作りをしています。頼もしい図書委員さんです。


これからも,楽しく学べる場所として成長し続ける図書館でありたいです。

全力投球!西原小学校

 慌ただしい4月も終わり,図書委員会も新メンバーで活動開始です。
今年は5年生12名,6年生9名,計21名の図書委員が誕生しました。



西原小学校の図書室は第一図書室と第二図書室の二つあり,
仕事は山盛りで毎日大忙しです。
ですがそこは西原っ子,みんな率先して委員会の仕事をしています。




忙しい中でも,図書室をきちんと使って欲しいと,注意書きやお願いポスターをたくさん作りました。

一部をご紹介します。
全部紹介できず残念ですが、力作ぞろいでした。




図書室の分類別に散らばっていた「たくさんのふしぎシリーズ」も
みんなで探して集め,コーナーに。
4年生の「分類をもとに本を見つけよう」の単元でも紹介し,ふしぎが大好きな児童たちが集まり大人気コーナーに。
運動会に向けた運動のコーナーも大人気です。
関連本を追加してもすぐに貸し出し中に。




4年生がポプラディア出張授業をしました。
図書室とパソコン室を使って,ポプラディアの使い方、ポプラディアネットの使い方などを学び,
終わるころには調べ学習のプロフェッショナルに!

本とパソコンを使って調べる学習も,さらにレベルアップするでしょう。




勉強も,運動会も,図書委員会も忙しい中で頑張る西原っ子たち。
今年も全力で頑張ります!

学び,進む,図書館から!


 5月24日に第3学校図書館指導員研修会と第1回司書教諭・学校図書館指導員合同研修会が行われました。

午前中は 指導員だけの研修会。
3つのグループに分かれて,庁舎で行われている新刊展示会を見学し,選書の情報交換を行いました。
限られた予算の中,吟味しながら本を選んでいます。



午後の司書教諭との合同研修では,TRC八千代市中央図書館 館長の八木敏仁氏の講演を拝聴しました。


八千代市で行っている,公立図書館と学校図書館協同の「調べ学習コンクール」の先進的な話をお聞きすることができました。
子供からやる気を引き出す「魔法の言葉」も教えていただき、ユーモアを交えた楽しく実践的な講演でした。

続けては、中学校区ごとに分かれ、授業実践プロジェクトの話し合いです。


柏市学校図書館指導員は、充実した図書館活動が各学校で行われるように、年間12回の研修と3回の司書教諭との合同研修を受けています。

すべては子どもたちのために。
学校図書館は今日も子供たちを待っています。

子どもたちの豊かな未来のために~田中中学校区~

     ★学びづくりフロンティアプロジェクト校★ 
      田中中学区学校図書館活用の取り組み


田中小・田中北小・花野井小・田中中の4校は,平成27年度から3年間
プロジェクト校として
,学力向上を目指してさまざまな学校活動に取り組みました。

学校図書館も,調べ学習や並行読書など授業での図書の活用を積極的に
行うとともに
,読書量の増加や質の向上に努めました。


【 読書活動 】

貸出冊数の増加      

       

各学校のさまざまな取り組み
    

                           夏休み開館(田中中)

      
                               ポスター作成(田中小)
    
                               本の福袋(田中北小)
       
                      電子黒板の活用(田中小)  

     

                                図書まつり(花野井小)


【 田中スタンダード ~市立図書館と連携して地域と繋がる~ 】
4
校の先生が選んだ子どもたちに読んでほしい良書「田中スタンダード」は,
校内だけでなく,学区内にある柏市立図書館田中分館内にもポップやポスターが
展示され,保護者の方々や地域の皆さんに4校の取り組みを知っていただくことが
できました。
  
            



【 ビブリオ交流 ~人を通して本を知る。本を通して人を知る~ 】

4校共通の目標として「ビブリオバトルを通して,自分の考えを表現し,
伝える力・他者のものの考え方や見方を学び合うことで,自分の考え方を
広げられる児童や生徒を目指す」を掲げ
,それぞれの学校の実態に合わせて
学校・司書教諭と図書館指導員が協力して校内でビブリオバトルを実施しました。

各校で取り組んできたビブリオバトルは,3年目の今年「4校合同」での
開催に向けて計画しましたが
,残念ながら降雪のため,TV会議に変更しての
実施となりました。

 

      
   
            

     

 

全員が集まってビブリオバトルを体験することは叶いませんでしたが,
児童生徒が授業の中で「伝える力・表現する力」を養い伸ばすことに取り組んだ結果,
TV
会議での積極的な質疑応答につながりました。
6年生は,中学生と本を介して交流できたことで,中学校入学前の緊張がほぐれ,
もうすぐ中学生になるという自覚がうまれたのではないでしょうか。
これまでの取り組みの成果が表れた
,有意義な時間になりました。

 

本を通して自分の考えを表現したり,他者と交流したり…。
子どもたちの豊かな感性を広げるお手伝いが少しでもできたら幸いです。

田中中学区4校の取り組みは,これからも続きます。